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アルトリーネ・ブートキャンプ「珍子墓地編」・1
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な。
なななななななんですかあっ。
このひょうだいは。
おこりますよ。
あ、失礼。
おひさしぶりでございます、アルトリーゼでおます。
で。
べらこへいかがおこまりのようなのでかおを出してみたところ、陛下とクリスさまがたきつぼへの道を上がって行かれましたので、このばにはリンジーさんと…シャルロットさんですか。おふたりと、あたくし。
そして、ダリア。
あなたはなぜここに。
隣のりえさんがいやそうなかおをしていますよ。
「いえその。滝壺温泉の出来を試すから良かったら来ないかと言われたんですけど。それよりアルトさん、何をしてはるのですか」
「あたくしは陛下にたのまれてこのふたりの昇格をですね」
「またそんなことで…うーん、リンジーさんですか。あなたについては割と簡単だと思いますよ。なんでしたらうちがちゃっちゃとやってまいましょうか」
「むーん。あたくしのみせばが…と言いたいところですが、ここはダリアにおまかせしてみまひょ。あたくしはシャルロットさまですか。どれどれ」
「えー、ダリア…」
「理恵さんは上に行ってベラ子陛下に伝言をお願いしますわ。うちはちょっと遅れるって」
「むー…」不服そうなりえさんですけど、ここの空気のわるさが気になったのでしょう。ダリアのいいつけにしたがって、おはかの入った小屋のよこの道からやまのうえの方に行かれます。
で、もうひとり、なりゆきが不安な方にいいきかせておきましょう。
「アンヌマリーちゃん。ダリアならだいじょうぶですよ。ダリアはいまや、あたくしのかわりがつとまるくらいなのです」
ええ。
いまやダリアは騎士団長。それも、黒薔薇だけでなく、全ての騎士を統括するたちばです。
おかげで痴女宮のあたくしがめだたなくなったのはともかく、ゆうしゅうな人物はとりたてる。
これが聖院でも痴女宮でも、守られるべきしきたりでしょう。
(聖院のうちも騎士団長ですしねぇ)
まぁ、聖院のダリアと同じたちばになったことはよろこぶべきでしょう。
あと、あたくし同様にたまにこっそりいれかわったりして、おたがいのかわりがつとまるようにおねがいしますよ。
ともあれ、ダリアにまかせてみましょう。
まさみさんのお墓からただよう悪い空気などあたしゃ知らないといった感じで、さっと手かざししてしょうかくしてしまいます。
(最新の黒薔薇服だと、逆にこの手の瘴気を精気転換してしまうみたいですね。うちの赤薔薇服、実は黒薔薇仕様ですさかい)
なるほど、それでよめがやるように、手かざしだけでりんじーさんをさっとあげてしまったのですね。
普通なら精気をよけいに消費することになりますのまで、手かざししょうかくはあまりかんげいされないやり方ですから。
で、ダリアもりんじーさんとマリアンヌちゃん、そしてベテハリくんをつれて上のたきつぼへ。
(あ、あんな浅黒い女が騎士団長…)
(これこれシャルロットさん。あたくしもどちらかといえばくろいぶるい。それにあなたももはや痴女皇国から業務報償金をいただける立場でしょう。さらには聖母きょうかいのあまさんになったわけではないですか)
(は、はぁ)
(たしかにダリアはむかしのギリシアのおひめさまのちすじを引いています。しかし、わたくしたちははだの色だけをみて出世させているわけではありませんよ。さらにあなたはきぞくやおうさまいがいの血筋をきらうようですね)
と、ここで、やみおちマリアのこのおはなし、思い出していただきたいのです。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/122/
そう、あたくしのしゅつじ。
あたくしも父母も知らぬ話ではありましたが、あたくしは初代様からすると遠いとおい血縁者になるそうなのです。
つまり…。
(えええええええ、それはつまり、アルトリーゼ様は元々から痴女皇国の皇族の血統であったと…)
(そういうことをあまりにきになさるから、みなさまから怒られるのですよ、おくさま。せっかく、ひとのあたまのなかを見ることができるのですから、なかみをだいじにしましょう。あのダリアもなかみがともなっていなければ、今の地位をえておりませんよ)
と、おせっきょうをさせて頂きましょう。
(おくさま。たしかによのなかのひとびと、はだの色だけでなく顔のつくりやからだにもおすまいのばしょでかたよりが出るのはぞんじております。しかし、これからわたくしどもはいろいろなところからこどもたちを引き受けるたちばです。みためだけですききらいするのも困ったことでしょう)
まぁ、じーなさまもじめんをはいまわるあれがにがてなわけです。
で、じーなさまにナのじをいやがるなとかさわれといっても、それはすぐにできるおはなしではないでしょうし、もしかしなくてもいっしょう無理かもしれません。
しゃるろっと様もおなじで、むりからにきらいなものを食べろと口におしこむようなまねもよろしくありませんでしょう。
(しかし、いやなものは嫌。このおかんがえをいきなりあらためろというのも、これはこれでむりのあるお話でしょう)
(は、はぁ…)
(ですから、おくさまは直接あの子たちを相手せずに、あいてができるものを使うほうがよいのかもしれません。それに、われわれも…いきものはそのいきるばしょに応じてすがたかたちをなんびゃくねんもかけて変えていくそうです。ですから、はだの色や顔かたちがちがうひとびと、いますぐはむりでも、ゆくゆくはみためで迫害されたり、さべつされないようになっていくかもしれませんよ? )
(何かこう、将軍様というよりも人を教える方にお話を伺っているような…)
(聖院じだいから、女官は騎士をかねております。そして、ひとをおしえさとす事もならっておりますよ。おくさまも短いとはいえ、すいすでならいましたでしょう)
そうなのですよ。
シャルロットさま、痴女宮での正規けんしゅう…うけておられないのです…。
これは、きちんとおしえなかったわたくしたちにもいたらない点があったことになるでしょう。
それと、だんだんとシャルロットさまがあたくしをみるめ…かわってきました。
(アルト様。堕天使族のバエルにございます。マリアヴェッラ陛下とナンム様のご依頼にてお助けさせて頂きます。この者にはアルト様が知恵を授ける存在に見えております。そちら様の奉仕者の心得を説くならば今かと)
ああ、だ天使の方ですね。
これはありがたいおはなしです。
あたくしもちゃっちゃとすませたいのがほんね。
めんどくさいことはよめになげるのがいちばんです。
(アルトさん、あまりそれを多用すると聖院のねーさんと痴女宮のねーさんの二人に囲まれますよ…)
そ、そうですね。
ここはべらこへいかのお言いつけにしたがっておきましょう。
さて…しゃるろっとさまがあたくしをこばまなければ、昇格についてはよしとしたいと思います。
白金衣の力を引き出す為には精気を必要とするのが困りものですが、手早く済ませればそれだけ節約になるというものです。
そう、あたくしは今、自分用の白金衣…いつもの穴開きばんぴれらを着ております。
この服の力で、シャルロット様を万卒に引き上げるのがベラ子陛下のご希望。
そして、シャルロット様、今は駄洒落菌の力で肌の白くない少年とおめこしないと精気をもらえなくなっています。
反省しているならば、その制限を外して差し上げること。
これもご要望のうちです。
とりあえず、駄洒落菌の影響を取り除いてしまいましょう。
(雅美さん雅美さん、このお墓のまわりの絶林檎、どんな種類かお分かりになりますか)
(あら、アルトくんがキリキリしてるわね…確か、あたしの墓に近づけないように、強烈なやつを植えたって言ってたわね…)
(アルトさん。クリスです。雅美さんの墓地の周りの垣根役はセックスしたくなる欲求を異様に高めます。その代わりに人体内に入ってから長くて3時間程度の寿命ですよ)
なるほど。
クリス様のお話からすると、男女問わずに獲物を求めてお墓を見に行くどころではなくなるようですね。
では、シャルロット様のからだの中の駄洒落菌をそれに置き換えてしまいましょう。
(アルトリーゼ。テルナリーゼですわ。その林の絶林檎の実を食べさせて差し上げなさい。但し、必ずアルトくんが手に取って渡すこと。シャルロットが直接もいではなりませんよ)
はい。
という訳で、リトルクロウを抜いて、手近な実を枝ごとすっぱり切ってしまいます。
落ちて来た実を受け止めて、シャルロット様に。
(この絶林檎の実は、わたくしの力でシャルロット様の呪いを解く解毒剤のような働きをします。呪いを解きたければこの実をお食べになって下さい)
(は、はぁ…)
おっかなびっくり恐る恐る、実を齧られるシャルロット様ですが。
(白金衣の力でその実の駄洒落菌は強くなっております。ほれ、アルトくんを見る目がまた、変わってまいりましたわよ)
ええー。
更には初代様が、あたくしの股間を変えておしまいに。
そうです。
いわゆる、ちんぽなるものを生やされてしまいました。
とは言え、ベラ子陛下曰く、大きさはぴーたーのーすより少し小さい程度の万能ちんぽらしいです。
あまり大きいと、肌の黄色い方には大きすぎるとの話もあるのは、確かにわたくしも女官との精気授受で感じておりました。
そして…わたくしの生まれは砂漠も多い土地柄、男も女も下の毛を剃る習わしがありました。
これは連邦世界だと、イスラム教なる、あちらの神様をあがめる宗教の戒律として決まっているのだとか。
更には、少年時代から、いちもつの皮を剥いてしまう習慣も。
割礼と言うそうですが、幼い頃からこれをすることでちんぽの成長を妨げるものがなくなり、巨根の持ち主が増えるそうです。
確かに…うちの家族や用人はもとより、同じ村の連中でもご立派が多かったのですよねぇ。
あ、みなさまには誤解のなきように。
男女の仲については大人になるまでが厳しいだけで、大人になった際には、わりと開けっ広げで用を足したり着替えたりしているのを見る事も少なくはありませんでした。
ほら、わたくしの実家、漁師の元締めをしておりましたでしょう。
ですから、ずぶ濡れになる事は決して珍しくありません。
そして、夜から朝にかけての漁の後で水浴びなどしておるのを見る事も。
ですから、いちもつ自体を見たりいじるには抵抗はなかったのですよ。
(わたくしどもとは全く違う暮らしでしたのですね…)
まぁ、裸の男をあまり見なかったであろう事はわかります。
それと、貴族の方々であれば、うかつなおめこは望まぬ子作りに繋がるでしょう。
生娘かどうか気にしたあの腐れ領主同様、縁談にも影響が出るやも知れませんね。
で。
シャルロット様が白金衣の穴から出てきたあたくしのちんぽを撫で回しておられますが。
(確かにこれは逸品の予感。チェーザレの一物よりも立派では…)
旦那様を大事にしてくださいませ。
それはともかく、どうやら…わたくしとアレをすることで肌の色が違う男とまぐわれるように出来るみたいですね。
さて、ここでシャルロット様の修道服をまくって差し上げましょう。
実はこの墓地、その毒の瘴気に当てることで黒薔薇騎士資格を得る試練と同じ効果が受けられるということで、黒薔薇昇格者の試練に使えるという話が出ております。
(で、ここを使うことで瞳さんも何とかかんとか。更には、この場所の危険性はあるけど、懲罰や試練の場として有用だから、あえて絶林檎の木で囲うだけにしておこうとなったのですよ…)と、ベラ子陛下が裏話を教えて下さいます。
であれば、仕方がありません。
それに、確かに禍々しい気を放っているのは事実ですが、あの北欧いけにえ村のような狂った空気はありません。
(アルトリーゼ様、この気は復讐と懲罰を司る女神ネメシスの怨念がもたらすもの。人の歪んだ思念に遠いアルトリーゼ様が影響を受けないのもむべなるかな、でございます)
と、バエル様が入れ知恵を下さいます。
なるほど、人を恨みに思ったり、憎む心が強ければそれだけ影響を受けるという事ですね。
そして、あえてシャルロット様を墓石に抱きつかせて後ろから犯します。
期待感に満ち溢れているのは、挿入した瞬間にわかりました。
体温が高いのです。
そして濡れ具合。
わたくしは殊更に下着を刺激させた覚えはありませんよ。
「あっあっ太い硬いっ、将軍様のものでわたくし気をやりそうですっ」
そのお尻の振り具合で、奥様の興奮がよくわかります。
しかし、ここでわたくしの精を放つのもどうか。
というのも、シャルロット様は今後、これまで猿や豚呼ばわりした者を教え導く立場としたいという話をベラ子陛下から伺っております。
つまり、わたくしの汁で汚してでも、肌の色や顔立ちが違う者に慣れさせておく必要があるでしょう。
ああ、上の滝壺でも同じように、リンジー様をダリアが犯していますね。
聖院第二公用語の練習でしょうか。
ダリア様の黒ちんぽ最高とか言わせておりますね。
(うちが言わせてる訳じゃないです!)
では誰なのですか。そんな事を言わせるのはベラ子陛下か理恵さんでしょう。
(ええええええ冤罪ですっ)
(アルトさんひどすぎ! あたしもベラちゃんちんぽ最高とか言わされてんですよっ!)
はぁ。
まぁよいでしょう。
こちらはこちらで、発情した白豚もかくやの奥様を満足させる必要があります。
そして痴女皇国の掟。
部下は上長の肉便器である。
これは痴女皇国の聖院路線回帰をジーナ様から強要された際に緩和されましたが、殴る蹴るなどの暴力を伴わなくなっただけで、犯す事自体は認められています。
(さすがに売春の訓練をしないと、リンジーさんやシャルロットさんみてーなのばかりじゃ困るだろ…)
(あたしも早苗さんとか美咲さんみたいなのばかりでは暴れます…)
ええ、皇帝姉妹のお考えもわかります。
男性を選んではならない。
それに、もてない人こそ精気の宝庫です。
むしろ、わたくしどもの上得意。
シャルロット様にはそれも覚えて頂くべきでしょう。
それに、罪人はそれなりに工場や農場などの力仕事をして頂けるように、痩せ細った男性でも強い身体に変えております。
わたくしの故郷ならば、使えそうな男だと漁に連れて行かれてしごかれるでしょうが、それは体格の良さに見合った働きを期待しての話。
(正直、海賊稼業でこいつらが使えたら倍は稼いでおりましたな。クロムウェル閣下も兵士に欲しいとか羨んでおりましたがね)はっはっはっと笑っておるのは今の罪人頭補佐の元・海賊頭のロバーツですね。
ティーチの紹介で来た男ですが、英国の偉い大臣だったクロムウェル様の浮世離れしたところを補佐して「あの二人は一組で罪人頭だな」と皆に言われておるようですけど…。
一方で、政治や軍事に明るく人の配置に長けたクロムウェル様の大まかな方針をロバーツが細かくまとめて罪人を実際に動かしている連中に指示しているようです。
欧州地区初の本格的な近代化罪人工場を英国に置くという話を進められているのもクロムウェル様の功績だとか。
そんなことを言いつつも、物置から出した長椅子の上で、シャルロット様の上にのしかかって犯しております。
「ふふふふふ、いい具合に牝豚となってまいりましたね。家畜の心得を教えるのであれば、まずはご自分で家畜になることを覚えるのです」
「あっあっ焦らさないで下さいましっもっともっと奥を突いて下さいましお恵みをぉおおおおおお」
「同じように豚として扱う者に恵みを与えるとお誓いなさい。いじめるだけでは人はついてきません。喜びを与えるのは女官の努め。ましてや聖母教会の者として働くのであればなおさら、慈悲とおめこの喜びを相手に与えるべきでしょう」
ふふふふふ。
このアルトリーネの豚として生きるとお誓いなさい。
そうすれば…ベラ子陛下とのおめこ、あたくし以上ですよ? うふ。
(おおおおお皇帝陛下はこれ以上とあっあっあっ気をやりまするぅううううAchme!Achme!)
そして、あたくしも精を奥様のおくちに与えておきます。
と言いましても、昇格に必要な分だけ…あら、逆に少し、足りませんね。
で、膝で奥様の顔を挟み込んで…。
「はがぁっ!ごはぁっ!」
ええ。あたくしのちんぽの先から出る透明の液体、お口とお顔に注がせて頂きましょう。
それに、これをしておりますと、奥様の下着が蠢いて狂わせるのはご存じかと。
加えて、シャルロット様の顔を便器に使っておりますのは…白金衣を着て、百億卒のベラ子陛下同等になっておりますわたくしです。
本当であれば、奥様は快楽に狂い死んでおられるのですよ?
そうそう、上皇の皇配たるわたくしを楽しませた事がなぜ、昇格につながるのか。
わたくしども痴女種の昇格のからくり、ちょうどよろしいので、ここで改めてお教えしておきましょうか。
これは、男の方のなぐさみものになる力量がある…それだけ、男性から純度の高い精気を搾り取れるからだそうです。
ですからおめこをすればするほど、女官としてのお仕事を頑張ったことになります。
聖院の上級女官への昇格も、実は女官ごとのおめこの実態を見た上で決めておりました。
しかし、そこに機械のからくりを大きく導入して、女官一人一人の行いを数字として明らかになるようにする仕掛けを作り上げたのは上皇です。
そして、女官はそのIFFステータスという位階が上がるほどに身体の働きも強くなります…これは、かねてからこのお話で語られておりましたね。
あたくしは一般の女官たちの思いを調べたり仲良くする必要もありますし、殿方のお相手もありますから手加減できますが、普通は女官の位階が違いすぎると下級の女官は快楽のあまりに身体も頭も壊されて死ぬ、とお考え頂ければ。
この位階の違いがありすぎると危ない例では、いちばんわかりやすいのがベラ子陛下でしょう。
今や万卒は最低の性交成功基準、推奨は十万卒以上と言われるベラ子陛下との性交は、陛下が手加減しない場合…あたくしよりもっと危険でしょう。
ちなみに、ダリア。
この子も手加減はできますよ。
ダリアもお仕事の関係で百人卒未満どころか、普通の人間の女性も相手する必要がありましたから。
ただ、もともとは金衣の位を与えるまでによめが強くしてしまいました。
あたくしもそうですが、女官に力を貸し与えたり、あるいは手も触れずに昇格や降格が自在に行えるのも、金衣と呼ばれる聖院最高位相当の階級女官ならば簡単に行えます。
金衣に該当するのは今ですと…億卒以上となりますね。
そして、より完璧に確実に、女官の能力を管理できるようにするのが白金衣と言われる、今まさにあたくしが着ております服。
これは、金衣女官を強化するのではなく、その制限を外してしまうとお考え下さい。
あたくしが初代様から延々と続く血累の流れにあること、奥様には驚かれましたが。
(えっとですねぇ。あたくしがベルナルディーゼを産んだ際に、種を付けさせた男。これには実は妻がおりましたが、子宝に恵まれなかったと考えなさいな。で、あたくしが…マリアリーゼを出産した際のクレーゼと同じような事、種付け男と妻に致して差し上げたわけですわよ)
(アルトリーゼ。ベルナルディーゼです。で、不肖の母がそうした理由はお分かりかしら…聖院金衣血統を一子のみに受け継がせて万一のことがあった場合に、かわりを用意しやすくする為でしてよ…ですから、貴女には皆に慈悲を与える反面、容易に女官へ力を渡したり子作りをさせぬための制約を課されたと思いなさい)
(そしてシャルロット様。貴女にはすでに娘のルイーザ・ボルジアがおりますでしょう。実の娘のためにも、なんとかして聖隷女官修道院計画…リンジー・ギャラハン様が提案なされた話に従い、修道院の長となるべく努力を致してくださいませ。でなくばこのナンム…テルナリーゼが、あなた様を一般女官に作り替えてしまうのもやむなしとお考え頂けますと幸い)
なななななななんですかあっ。
このひょうだいは。
おこりますよ。
あ、失礼。
おひさしぶりでございます、アルトリーゼでおます。
で。
べらこへいかがおこまりのようなのでかおを出してみたところ、陛下とクリスさまがたきつぼへの道を上がって行かれましたので、このばにはリンジーさんと…シャルロットさんですか。おふたりと、あたくし。
そして、ダリア。
あなたはなぜここに。
隣のりえさんがいやそうなかおをしていますよ。
「いえその。滝壺温泉の出来を試すから良かったら来ないかと言われたんですけど。それよりアルトさん、何をしてはるのですか」
「あたくしは陛下にたのまれてこのふたりの昇格をですね」
「またそんなことで…うーん、リンジーさんですか。あなたについては割と簡単だと思いますよ。なんでしたらうちがちゃっちゃとやってまいましょうか」
「むーん。あたくしのみせばが…と言いたいところですが、ここはダリアにおまかせしてみまひょ。あたくしはシャルロットさまですか。どれどれ」
「えー、ダリア…」
「理恵さんは上に行ってベラ子陛下に伝言をお願いしますわ。うちはちょっと遅れるって」
「むー…」不服そうなりえさんですけど、ここの空気のわるさが気になったのでしょう。ダリアのいいつけにしたがって、おはかの入った小屋のよこの道からやまのうえの方に行かれます。
で、もうひとり、なりゆきが不安な方にいいきかせておきましょう。
「アンヌマリーちゃん。ダリアならだいじょうぶですよ。ダリアはいまや、あたくしのかわりがつとまるくらいなのです」
ええ。
いまやダリアは騎士団長。それも、黒薔薇だけでなく、全ての騎士を統括するたちばです。
おかげで痴女宮のあたくしがめだたなくなったのはともかく、ゆうしゅうな人物はとりたてる。
これが聖院でも痴女宮でも、守られるべきしきたりでしょう。
(聖院のうちも騎士団長ですしねぇ)
まぁ、聖院のダリアと同じたちばになったことはよろこぶべきでしょう。
あと、あたくし同様にたまにこっそりいれかわったりして、おたがいのかわりがつとまるようにおねがいしますよ。
ともあれ、ダリアにまかせてみましょう。
まさみさんのお墓からただよう悪い空気などあたしゃ知らないといった感じで、さっと手かざししてしょうかくしてしまいます。
(最新の黒薔薇服だと、逆にこの手の瘴気を精気転換してしまうみたいですね。うちの赤薔薇服、実は黒薔薇仕様ですさかい)
なるほど、それでよめがやるように、手かざしだけでりんじーさんをさっとあげてしまったのですね。
普通なら精気をよけいに消費することになりますのまで、手かざししょうかくはあまりかんげいされないやり方ですから。
で、ダリアもりんじーさんとマリアンヌちゃん、そしてベテハリくんをつれて上のたきつぼへ。
(あ、あんな浅黒い女が騎士団長…)
(これこれシャルロットさん。あたくしもどちらかといえばくろいぶるい。それにあなたももはや痴女皇国から業務報償金をいただける立場でしょう。さらには聖母きょうかいのあまさんになったわけではないですか)
(は、はぁ)
(たしかにダリアはむかしのギリシアのおひめさまのちすじを引いています。しかし、わたくしたちははだの色だけをみて出世させているわけではありませんよ。さらにあなたはきぞくやおうさまいがいの血筋をきらうようですね)
と、ここで、やみおちマリアのこのおはなし、思い出していただきたいのです。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/122/
そう、あたくしのしゅつじ。
あたくしも父母も知らぬ話ではありましたが、あたくしは初代様からすると遠いとおい血縁者になるそうなのです。
つまり…。
(えええええええ、それはつまり、アルトリーゼ様は元々から痴女皇国の皇族の血統であったと…)
(そういうことをあまりにきになさるから、みなさまから怒られるのですよ、おくさま。せっかく、ひとのあたまのなかを見ることができるのですから、なかみをだいじにしましょう。あのダリアもなかみがともなっていなければ、今の地位をえておりませんよ)
と、おせっきょうをさせて頂きましょう。
(おくさま。たしかによのなかのひとびと、はだの色だけでなく顔のつくりやからだにもおすまいのばしょでかたよりが出るのはぞんじております。しかし、これからわたくしどもはいろいろなところからこどもたちを引き受けるたちばです。みためだけですききらいするのも困ったことでしょう)
まぁ、じーなさまもじめんをはいまわるあれがにがてなわけです。
で、じーなさまにナのじをいやがるなとかさわれといっても、それはすぐにできるおはなしではないでしょうし、もしかしなくてもいっしょう無理かもしれません。
しゃるろっと様もおなじで、むりからにきらいなものを食べろと口におしこむようなまねもよろしくありませんでしょう。
(しかし、いやなものは嫌。このおかんがえをいきなりあらためろというのも、これはこれでむりのあるお話でしょう)
(は、はぁ…)
(ですから、おくさまは直接あの子たちを相手せずに、あいてができるものを使うほうがよいのかもしれません。それに、われわれも…いきものはそのいきるばしょに応じてすがたかたちをなんびゃくねんもかけて変えていくそうです。ですから、はだの色や顔かたちがちがうひとびと、いますぐはむりでも、ゆくゆくはみためで迫害されたり、さべつされないようになっていくかもしれませんよ? )
(何かこう、将軍様というよりも人を教える方にお話を伺っているような…)
(聖院じだいから、女官は騎士をかねております。そして、ひとをおしえさとす事もならっておりますよ。おくさまも短いとはいえ、すいすでならいましたでしょう)
そうなのですよ。
シャルロットさま、痴女宮での正規けんしゅう…うけておられないのです…。
これは、きちんとおしえなかったわたくしたちにもいたらない点があったことになるでしょう。
それと、だんだんとシャルロットさまがあたくしをみるめ…かわってきました。
(アルト様。堕天使族のバエルにございます。マリアヴェッラ陛下とナンム様のご依頼にてお助けさせて頂きます。この者にはアルト様が知恵を授ける存在に見えております。そちら様の奉仕者の心得を説くならば今かと)
ああ、だ天使の方ですね。
これはありがたいおはなしです。
あたくしもちゃっちゃとすませたいのがほんね。
めんどくさいことはよめになげるのがいちばんです。
(アルトさん、あまりそれを多用すると聖院のねーさんと痴女宮のねーさんの二人に囲まれますよ…)
そ、そうですね。
ここはべらこへいかのお言いつけにしたがっておきましょう。
さて…しゃるろっとさまがあたくしをこばまなければ、昇格についてはよしとしたいと思います。
白金衣の力を引き出す為には精気を必要とするのが困りものですが、手早く済ませればそれだけ節約になるというものです。
そう、あたくしは今、自分用の白金衣…いつもの穴開きばんぴれらを着ております。
この服の力で、シャルロット様を万卒に引き上げるのがベラ子陛下のご希望。
そして、シャルロット様、今は駄洒落菌の力で肌の白くない少年とおめこしないと精気をもらえなくなっています。
反省しているならば、その制限を外して差し上げること。
これもご要望のうちです。
とりあえず、駄洒落菌の影響を取り除いてしまいましょう。
(雅美さん雅美さん、このお墓のまわりの絶林檎、どんな種類かお分かりになりますか)
(あら、アルトくんがキリキリしてるわね…確か、あたしの墓に近づけないように、強烈なやつを植えたって言ってたわね…)
(アルトさん。クリスです。雅美さんの墓地の周りの垣根役はセックスしたくなる欲求を異様に高めます。その代わりに人体内に入ってから長くて3時間程度の寿命ですよ)
なるほど。
クリス様のお話からすると、男女問わずに獲物を求めてお墓を見に行くどころではなくなるようですね。
では、シャルロット様のからだの中の駄洒落菌をそれに置き換えてしまいましょう。
(アルトリーゼ。テルナリーゼですわ。その林の絶林檎の実を食べさせて差し上げなさい。但し、必ずアルトくんが手に取って渡すこと。シャルロットが直接もいではなりませんよ)
はい。
という訳で、リトルクロウを抜いて、手近な実を枝ごとすっぱり切ってしまいます。
落ちて来た実を受け止めて、シャルロット様に。
(この絶林檎の実は、わたくしの力でシャルロット様の呪いを解く解毒剤のような働きをします。呪いを解きたければこの実をお食べになって下さい)
(は、はぁ…)
おっかなびっくり恐る恐る、実を齧られるシャルロット様ですが。
(白金衣の力でその実の駄洒落菌は強くなっております。ほれ、アルトくんを見る目がまた、変わってまいりましたわよ)
ええー。
更には初代様が、あたくしの股間を変えておしまいに。
そうです。
いわゆる、ちんぽなるものを生やされてしまいました。
とは言え、ベラ子陛下曰く、大きさはぴーたーのーすより少し小さい程度の万能ちんぽらしいです。
あまり大きいと、肌の黄色い方には大きすぎるとの話もあるのは、確かにわたくしも女官との精気授受で感じておりました。
そして…わたくしの生まれは砂漠も多い土地柄、男も女も下の毛を剃る習わしがありました。
これは連邦世界だと、イスラム教なる、あちらの神様をあがめる宗教の戒律として決まっているのだとか。
更には、少年時代から、いちもつの皮を剥いてしまう習慣も。
割礼と言うそうですが、幼い頃からこれをすることでちんぽの成長を妨げるものがなくなり、巨根の持ち主が増えるそうです。
確かに…うちの家族や用人はもとより、同じ村の連中でもご立派が多かったのですよねぇ。
あ、みなさまには誤解のなきように。
男女の仲については大人になるまでが厳しいだけで、大人になった際には、わりと開けっ広げで用を足したり着替えたりしているのを見る事も少なくはありませんでした。
ほら、わたくしの実家、漁師の元締めをしておりましたでしょう。
ですから、ずぶ濡れになる事は決して珍しくありません。
そして、夜から朝にかけての漁の後で水浴びなどしておるのを見る事も。
ですから、いちもつ自体を見たりいじるには抵抗はなかったのですよ。
(わたくしどもとは全く違う暮らしでしたのですね…)
まぁ、裸の男をあまり見なかったであろう事はわかります。
それと、貴族の方々であれば、うかつなおめこは望まぬ子作りに繋がるでしょう。
生娘かどうか気にしたあの腐れ領主同様、縁談にも影響が出るやも知れませんね。
で。
シャルロット様が白金衣の穴から出てきたあたくしのちんぽを撫で回しておられますが。
(確かにこれは逸品の予感。チェーザレの一物よりも立派では…)
旦那様を大事にしてくださいませ。
それはともかく、どうやら…わたくしとアレをすることで肌の色が違う男とまぐわれるように出来るみたいですね。
さて、ここでシャルロット様の修道服をまくって差し上げましょう。
実はこの墓地、その毒の瘴気に当てることで黒薔薇騎士資格を得る試練と同じ効果が受けられるということで、黒薔薇昇格者の試練に使えるという話が出ております。
(で、ここを使うことで瞳さんも何とかかんとか。更には、この場所の危険性はあるけど、懲罰や試練の場として有用だから、あえて絶林檎の木で囲うだけにしておこうとなったのですよ…)と、ベラ子陛下が裏話を教えて下さいます。
であれば、仕方がありません。
それに、確かに禍々しい気を放っているのは事実ですが、あの北欧いけにえ村のような狂った空気はありません。
(アルトリーゼ様、この気は復讐と懲罰を司る女神ネメシスの怨念がもたらすもの。人の歪んだ思念に遠いアルトリーゼ様が影響を受けないのもむべなるかな、でございます)
と、バエル様が入れ知恵を下さいます。
なるほど、人を恨みに思ったり、憎む心が強ければそれだけ影響を受けるという事ですね。
そして、あえてシャルロット様を墓石に抱きつかせて後ろから犯します。
期待感に満ち溢れているのは、挿入した瞬間にわかりました。
体温が高いのです。
そして濡れ具合。
わたくしは殊更に下着を刺激させた覚えはありませんよ。
「あっあっ太い硬いっ、将軍様のものでわたくし気をやりそうですっ」
そのお尻の振り具合で、奥様の興奮がよくわかります。
しかし、ここでわたくしの精を放つのもどうか。
というのも、シャルロット様は今後、これまで猿や豚呼ばわりした者を教え導く立場としたいという話をベラ子陛下から伺っております。
つまり、わたくしの汁で汚してでも、肌の色や顔立ちが違う者に慣れさせておく必要があるでしょう。
ああ、上の滝壺でも同じように、リンジー様をダリアが犯していますね。
聖院第二公用語の練習でしょうか。
ダリア様の黒ちんぽ最高とか言わせておりますね。
(うちが言わせてる訳じゃないです!)
では誰なのですか。そんな事を言わせるのはベラ子陛下か理恵さんでしょう。
(ええええええ冤罪ですっ)
(アルトさんひどすぎ! あたしもベラちゃんちんぽ最高とか言わされてんですよっ!)
はぁ。
まぁよいでしょう。
こちらはこちらで、発情した白豚もかくやの奥様を満足させる必要があります。
そして痴女皇国の掟。
部下は上長の肉便器である。
これは痴女皇国の聖院路線回帰をジーナ様から強要された際に緩和されましたが、殴る蹴るなどの暴力を伴わなくなっただけで、犯す事自体は認められています。
(さすがに売春の訓練をしないと、リンジーさんやシャルロットさんみてーなのばかりじゃ困るだろ…)
(あたしも早苗さんとか美咲さんみたいなのばかりでは暴れます…)
ええ、皇帝姉妹のお考えもわかります。
男性を選んではならない。
それに、もてない人こそ精気の宝庫です。
むしろ、わたくしどもの上得意。
シャルロット様にはそれも覚えて頂くべきでしょう。
それに、罪人はそれなりに工場や農場などの力仕事をして頂けるように、痩せ細った男性でも強い身体に変えております。
わたくしの故郷ならば、使えそうな男だと漁に連れて行かれてしごかれるでしょうが、それは体格の良さに見合った働きを期待しての話。
(正直、海賊稼業でこいつらが使えたら倍は稼いでおりましたな。クロムウェル閣下も兵士に欲しいとか羨んでおりましたがね)はっはっはっと笑っておるのは今の罪人頭補佐の元・海賊頭のロバーツですね。
ティーチの紹介で来た男ですが、英国の偉い大臣だったクロムウェル様の浮世離れしたところを補佐して「あの二人は一組で罪人頭だな」と皆に言われておるようですけど…。
一方で、政治や軍事に明るく人の配置に長けたクロムウェル様の大まかな方針をロバーツが細かくまとめて罪人を実際に動かしている連中に指示しているようです。
欧州地区初の本格的な近代化罪人工場を英国に置くという話を進められているのもクロムウェル様の功績だとか。
そんなことを言いつつも、物置から出した長椅子の上で、シャルロット様の上にのしかかって犯しております。
「ふふふふふ、いい具合に牝豚となってまいりましたね。家畜の心得を教えるのであれば、まずはご自分で家畜になることを覚えるのです」
「あっあっ焦らさないで下さいましっもっともっと奥を突いて下さいましお恵みをぉおおおおおお」
「同じように豚として扱う者に恵みを与えるとお誓いなさい。いじめるだけでは人はついてきません。喜びを与えるのは女官の努め。ましてや聖母教会の者として働くのであればなおさら、慈悲とおめこの喜びを相手に与えるべきでしょう」
ふふふふふ。
このアルトリーネの豚として生きるとお誓いなさい。
そうすれば…ベラ子陛下とのおめこ、あたくし以上ですよ? うふ。
(おおおおお皇帝陛下はこれ以上とあっあっあっ気をやりまするぅううううAchme!Achme!)
そして、あたくしも精を奥様のおくちに与えておきます。
と言いましても、昇格に必要な分だけ…あら、逆に少し、足りませんね。
で、膝で奥様の顔を挟み込んで…。
「はがぁっ!ごはぁっ!」
ええ。あたくしのちんぽの先から出る透明の液体、お口とお顔に注がせて頂きましょう。
それに、これをしておりますと、奥様の下着が蠢いて狂わせるのはご存じかと。
加えて、シャルロット様の顔を便器に使っておりますのは…白金衣を着て、百億卒のベラ子陛下同等になっておりますわたくしです。
本当であれば、奥様は快楽に狂い死んでおられるのですよ?
そうそう、上皇の皇配たるわたくしを楽しませた事がなぜ、昇格につながるのか。
わたくしども痴女種の昇格のからくり、ちょうどよろしいので、ここで改めてお教えしておきましょうか。
これは、男の方のなぐさみものになる力量がある…それだけ、男性から純度の高い精気を搾り取れるからだそうです。
ですからおめこをすればするほど、女官としてのお仕事を頑張ったことになります。
聖院の上級女官への昇格も、実は女官ごとのおめこの実態を見た上で決めておりました。
しかし、そこに機械のからくりを大きく導入して、女官一人一人の行いを数字として明らかになるようにする仕掛けを作り上げたのは上皇です。
そして、女官はそのIFFステータスという位階が上がるほどに身体の働きも強くなります…これは、かねてからこのお話で語られておりましたね。
あたくしは一般の女官たちの思いを調べたり仲良くする必要もありますし、殿方のお相手もありますから手加減できますが、普通は女官の位階が違いすぎると下級の女官は快楽のあまりに身体も頭も壊されて死ぬ、とお考え頂ければ。
この位階の違いがありすぎると危ない例では、いちばんわかりやすいのがベラ子陛下でしょう。
今や万卒は最低の性交成功基準、推奨は十万卒以上と言われるベラ子陛下との性交は、陛下が手加減しない場合…あたくしよりもっと危険でしょう。
ちなみに、ダリア。
この子も手加減はできますよ。
ダリアもお仕事の関係で百人卒未満どころか、普通の人間の女性も相手する必要がありましたから。
ただ、もともとは金衣の位を与えるまでによめが強くしてしまいました。
あたくしもそうですが、女官に力を貸し与えたり、あるいは手も触れずに昇格や降格が自在に行えるのも、金衣と呼ばれる聖院最高位相当の階級女官ならば簡単に行えます。
金衣に該当するのは今ですと…億卒以上となりますね。
そして、より完璧に確実に、女官の能力を管理できるようにするのが白金衣と言われる、今まさにあたくしが着ております服。
これは、金衣女官を強化するのではなく、その制限を外してしまうとお考え下さい。
あたくしが初代様から延々と続く血累の流れにあること、奥様には驚かれましたが。
(えっとですねぇ。あたくしがベルナルディーゼを産んだ際に、種を付けさせた男。これには実は妻がおりましたが、子宝に恵まれなかったと考えなさいな。で、あたくしが…マリアリーゼを出産した際のクレーゼと同じような事、種付け男と妻に致して差し上げたわけですわよ)
(アルトリーゼ。ベルナルディーゼです。で、不肖の母がそうした理由はお分かりかしら…聖院金衣血統を一子のみに受け継がせて万一のことがあった場合に、かわりを用意しやすくする為でしてよ…ですから、貴女には皆に慈悲を与える反面、容易に女官へ力を渡したり子作りをさせぬための制約を課されたと思いなさい)
(そしてシャルロット様。貴女にはすでに娘のルイーザ・ボルジアがおりますでしょう。実の娘のためにも、なんとかして聖隷女官修道院計画…リンジー・ギャラハン様が提案なされた話に従い、修道院の長となるべく努力を致してくださいませ。でなくばこのナンム…テルナリーゼが、あなた様を一般女官に作り替えてしまうのもやむなしとお考え頂けますと幸い)
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