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プロローグ
突然、異世界へ連行されました。-2
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「うおおおおおおお!!!!」
俺は今、一刻も早くみみたんを拝むべく全速力で自宅へと向かっている。
もうとっくの昔に体は鑑賞モードになっている。
早くしないと禁断症状が出てしまいそうである。
「はぁ…はぁ…っあっ!!」
角を曲がったところで人とぶつかってしまった。
「す、すいません!
あ、あの急いでるので失礼しま」
そう言って立ち去ろうとしたのだが、
何故か体が動かなくなってしまった。
「…え、ちょっ…」
「…貴方、田富舞杜さんで間違いないですね?」
突然の事態に困惑していると、突然その人が話しかけてきた。
「え?
そ、そうですけど…、あのこれどうなってるんですか?!」
「体が動かないのは私が行動停止魔法をかけているからです。
突然ですが、女神から貴方を連れてこいと命じられましたので拒否権なしで連行します。」
…え?
何言ってんだよこの人。
行動停止魔法?女神?連行?
全く状況が理解できないんだが。
「あのちょっと何をおっしゃっているのか分からないし、俺急いでr」
「すいませんが拒否権はありません。
今から世界移動を行うので魔法が解けますが、絶対に暴れないでください。
…暴れたら時空の狭間に落ちて二度と帰って来れませんよ、…ムーヴィメント モンディアーレ!!」
その呪文のような言葉が発されたと同時に周りの景色が消え、体を覆い尽くす程の大きさの発光体に包まれた。
その瞬間、体が動くようになった。
しかし、思うように動くことが出来ない。
下には真っ暗闇の世界が見える。
「私にしっかり掴まって下さい!」
「はいぃ!」
さっきの恐怖の発言を一瞬で理解した俺は、秒でその人にしがみついた。
「少なくとも5秒間は絶対に離さないで下さい。」
その瞬間、ものすごいスピードで動き始めた。
気づくと、地面に足が着いていた。
驚きの連鎖に体の震えが止まらない。
「着きました。
もう離しても大丈夫ですよ。」
「あぁ、は、はい…。」
すぐに離れ、周りを見渡した。
分かってはいたけど、やはりさっきまでいた道ではなかった。
100メートルは超えているであろう針葉樹が立ち並び、その周辺には妖精のようなものが飛び回り、低いところにはエルフ的な生き物もいる。
木々の隙間から見える空には、ドラゴン的なやつまで飛んでいる。
俺は今、この状況に陥った人が絶対に感じない感情に浸っている。
きっと普通の人ならこの状況を理解出来ずに苦しんだりどうにかなったりしてしまうだろう。
しかし、俺は普通ではなくオタクなのである。
このような世界を作り出された画面から何度も見てきたのだ。
そんな俺であるからこそ、こんな感情が生まれてしまったのかもしれない。
…もしくは頭がおかしくなったからかもしれないが。
……やばい、やばすぎる!
「なんかよくわかんないけど、テンション上がってきたぁぁ!!!」
絶対叶わないと思っていた、思いもしなかった理想が今、目の前に広がっている。
「この人を選んだ理由がわかっただろ?
ラト!!」
突然、女の人の声が聞こえた。
「ようこそ、君にとっての異世界へ!
私が、ここの女神、アレシア・ミルスフィアだ!」
俺は今、一刻も早くみみたんを拝むべく全速力で自宅へと向かっている。
もうとっくの昔に体は鑑賞モードになっている。
早くしないと禁断症状が出てしまいそうである。
「はぁ…はぁ…っあっ!!」
角を曲がったところで人とぶつかってしまった。
「す、すいません!
あ、あの急いでるので失礼しま」
そう言って立ち去ろうとしたのだが、
何故か体が動かなくなってしまった。
「…え、ちょっ…」
「…貴方、田富舞杜さんで間違いないですね?」
突然の事態に困惑していると、突然その人が話しかけてきた。
「え?
そ、そうですけど…、あのこれどうなってるんですか?!」
「体が動かないのは私が行動停止魔法をかけているからです。
突然ですが、女神から貴方を連れてこいと命じられましたので拒否権なしで連行します。」
…え?
何言ってんだよこの人。
行動停止魔法?女神?連行?
全く状況が理解できないんだが。
「あのちょっと何をおっしゃっているのか分からないし、俺急いでr」
「すいませんが拒否権はありません。
今から世界移動を行うので魔法が解けますが、絶対に暴れないでください。
…暴れたら時空の狭間に落ちて二度と帰って来れませんよ、…ムーヴィメント モンディアーレ!!」
その呪文のような言葉が発されたと同時に周りの景色が消え、体を覆い尽くす程の大きさの発光体に包まれた。
その瞬間、体が動くようになった。
しかし、思うように動くことが出来ない。
下には真っ暗闇の世界が見える。
「私にしっかり掴まって下さい!」
「はいぃ!」
さっきの恐怖の発言を一瞬で理解した俺は、秒でその人にしがみついた。
「少なくとも5秒間は絶対に離さないで下さい。」
その瞬間、ものすごいスピードで動き始めた。
気づくと、地面に足が着いていた。
驚きの連鎖に体の震えが止まらない。
「着きました。
もう離しても大丈夫ですよ。」
「あぁ、は、はい…。」
すぐに離れ、周りを見渡した。
分かってはいたけど、やはりさっきまでいた道ではなかった。
100メートルは超えているであろう針葉樹が立ち並び、その周辺には妖精のようなものが飛び回り、低いところにはエルフ的な生き物もいる。
木々の隙間から見える空には、ドラゴン的なやつまで飛んでいる。
俺は今、この状況に陥った人が絶対に感じない感情に浸っている。
きっと普通の人ならこの状況を理解出来ずに苦しんだりどうにかなったりしてしまうだろう。
しかし、俺は普通ではなくオタクなのである。
このような世界を作り出された画面から何度も見てきたのだ。
そんな俺であるからこそ、こんな感情が生まれてしまったのかもしれない。
…もしくは頭がおかしくなったからかもしれないが。
……やばい、やばすぎる!
「なんかよくわかんないけど、テンション上がってきたぁぁ!!!」
絶対叶わないと思っていた、思いもしなかった理想が今、目の前に広がっている。
「この人を選んだ理由がわかっただろ?
ラト!!」
突然、女の人の声が聞こえた。
「ようこそ、君にとっての異世界へ!
私が、ここの女神、アレシア・ミルスフィアだ!」
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