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◆◇第一幕◇◆ 時空の監視者の愛情は伝わらない
♪あなたへの贈り物①
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「アカリさま、お着替えの時間です」
「はいっ」
テーブルで折り鶴を作成していた私は、カイナの声に弾かれたように席を立った。
今日は待ちに待った10日目だ。といっても、バルドゥールに抱かれることを心待ちにしていたわけではない。多忙を極めているバルドゥールに会えるのをずっと待っていたのだ。リンさんとルークのその後を聞く為に。
ルークに追い返されたその日に、バルドゥールにクズ野郎のことと、リンさん達が無事なのか聞きたかった。けれど、その申し出は、カイナから却下されてしまったのだ。
それは私には教えることができない機密情報だとか、私が知ったら面倒臭いことになるという懸念からというものではなく、ただ単にバルドゥールが激務過ぎて、カイナでもいつ帰ってくるのか把握できていなかったから。
ちなみに、あれからもう数日経つけれど、ルークからの連絡は一向に来ない。
でも私は自分の足で、ルークの屋敷に行くことはできない。唯一連絡を取る方法は、今、手元にある折り紙を全部折り鶴にすることだけ。
けれど、予想以上に膨大な紙の量だし、やきもきする気持ちを抱えているせいか集中できず、なかなか進まなかった。
だから、ずっとバルドゥールと会えるのを首を長くして待っていたのだ。
その気持ちはカイナを始めリリーとフィーネも察してくれているようで、いつもより早く身支度を整えてくれた。そして侍女たちと入れ替わりに入室したバルドゥールを視界に収めると私は、蝋燭を吹き消そうとする彼の元へと駆け寄った。
「バルドゥールさん、リンさんとルークは無事ですか!?」
勢い余って、つんのめった私を難無く受け止めたバルドゥールは、少し驚いたように眉を上げて口を開いた。
「あ………ああ。大丈夫だ。心配いらない」
「本当ですか?怪我もしていないですか?お屋敷の方々も?」
矢継ぎ早に問いかける私に、バルドゥールはひょいと私を片腕で抱き上げると、蝋燭を吹き消しながら一つ一つ大丈夫だと頷いてくれる。でも、最後は苦笑に変わっていた。
「部屋に入った途端、まさか質問攻めにあうとは思わなかったな」
間近で見下ろされるバルドゥールの金色の瞳が柔らかく揺らいでいて、なんだか無性に気恥ずかしい。それはきっとこれから触れ合うことを意識してしまっているからなのだろう。知らず知らずのうちに頬が熱くなってしまう。
いや、そちらに意識を向けてはいけない。まだ私はバルドゥールに聞きたいことが残っている。
「あの、ルークさんの屋敷に来た人は、どんな人なんですか?」
「…………アカリ、まさかアイツに会ったのか?」
私をベッドに降ろした途端、急に低い声で問われ、弾かれたように首を横に振った。
「会っていません。リンさんのお部屋の窓から遠目に見ただけです。多分、向こうは気付いていないと思います」
「そうか」
バルドゥールは、ほっとしたように安堵の息を吐いた。さっきの緊迫した声音といい、あからさまに胸を撫でおろす仕草といい、いつも冷静沈着なバルドゥールにしては、いささか大げさすぎる。
いや、それほど彼の感情を動かす程にルークの言っていたクソ野郎とは、やっかいな存在なのだろうか。
そんなことを考える私は、いつの間にか眉間に皺を刻んでしまっていたのだろう。バルドゥールは太い指を私の眉間に軽く当ててこう言った。
「安心しろ。お前には指一本触れさせない。それに、あんな奴のことは、アカリに語る程の価値もない。お前の耳が汚れるだけだ」
「……………………」
ひどい言い草だ。でも、そのクソ野郎を庇う義理は私にはないので、バルドゥールを窘めるつもりはない。そんな思いを込めて小さく頷けば、バルドゥールは視線を横にずらして、こう言った。まるで、無理矢理話題を変えるかのように。
「これは何だ?」
バルドゥールの視線を追えば、テーブルに散乱した折り紙に行き着いた。
「あっ、折り紙です」
「折り紙?」
テーブルには鶴や百合。それから船に風船と折り紙の初級編と呼ばれる作品が並べられたままだった。さすがに自分の部屋とはいえ、これは行儀が悪いこと。
「散らかしたままで、ごめんなさい。すぐ片付けます」
慌てて、テーブルに近寄った私に、バルドゥールは、そのままでいいと制す。そして折り紙の一つを手に取った。
「…………器用なものだな」
「ありがとうございます。あの…………良かったら、どうぞ」
バルドゥールが手にしているのは、百合の花の折り紙。折り鶴の応用なので、見た目より難易度は低い。ついでに言うと花びらを指先で丸めたのもあって、我ながら綺麗にできた作品だ。
「俺にか?」
百合の折り紙を持ったまま、バルドゥールは信じられないと言わんばかりに目を瞠った。つられるように私も同じ表情をしてしまう。だって、たかだか折り紙だ。そんなに驚かなくても良いはずなのに。
「気に入って貰えたなら、これ、バルドゥールさんにもらって欲しいです」
当たり前のことだけれど、今着ている服も、毎日出される食事も、ルークの屋敷に通うための馬車も、全てバルドゥールから与えられているものなの。それを当然のように受け取っていることに、ずっと後ろめたさを感じていた。
でも、私は働くことはできないし、手ぶらでこの世界に来てしまったので、換金できるものは何もない。だから、こんなものでもバルドゥールが受け取ってもらえたらとても嬉しい。そしてその気持ちはバルドゥールに伝わったようだった。
「アカリ、ありがとう。一生、大切にする」
そんな大げさなと言いかけてやめた。バルドゥールの笑みがあまりに柔らかかったから、それを壊したくなかったのだ。
ルークは職場でバルドゥールはとても幸せそうな表情をするようになったと言っていた。それはこんな表情なのだろうかと、ふとそんな考えがよぎる。
私はバルドゥールが普段どんな生活を送っているのか知らない。職場の彼がどんな表情をして仕事をしているのかも知らない。でも、どんな場所でも、どんな時でも、この人が柔らかい表情を浮かべる時があることに、嬉しく思う自分がいる。
ということを考えているうちに、バルドゥールが私の頬に手を添えた。百合の折り紙はいつの間にかテーブルに置かれている。
「今回は、お前を抱けるまで異常に長く感じた」
吐息のような掠れた声でそんなことを口にする。相も変わらず、抱くという言葉だけで、体が熱くなる私にバルドゥールは深い口付けをする。そしてそのまま唇を離さずに私の夜着を脱がした。
「バルドゥールさん、ベッドに………………」
「嫌だ」
音もなく足元に夜着が落ちれば、私は下着だけの姿になってしまう。恥ずかしさのあまり、身を捩って彼の腕から逃れようとすれば、バルドゥールはきつく私を抱きしめた。
「もう、待てない」
「え?ちょ─────……………んんっ」
耳元で焦燥さを露わにした声音で囁かれ、耳たぶを優しく噛まれれば、途端に力が抜け甘い声を出してしまう。
「…………もう一秒だって待てない」
ベッドまではたった数歩。時間にして数秒。それすらバルドゥールは待てないということなのだろうか。でも、こんな体勢で触れ合うなんてできない。もう既に、膝ががくがくして立っているのだってやっとだというのに。
「……嫌です。立ったままだなんて……………恥ずかし過ぎます。それに私だけこんな格好はズルいです」
素肌を見られたくなくて、バルドゥールの身体に自分の身体を押し付ける。そうすれば、彼は仕方がないと言った感じで、小さく息を吐いて私を横抱きにしてベッドへと向かう。でも、いつもと違った。
てっきり私をベッドの中央に横たえると思いきや、再び私を端に座らせただけだった。こういう行為に手順などあってないようなものだというのはわかるけれど、どうしても戸惑いを覚えてしまう。そしてその疑問を口にしようとしたけれど、その前に背中に手を回され、そのまま押し倒されてしまった。
くるりと回る視界。ベッドのスプリングすら揺れないぐらいそっと押し倒されたから、痛いことも怖いこともなかった。でも、この状況はもの凄く恥ずかしい。だって私は座ったまま倒れたので、ベッドから足がはみ出している状態なのだ。
しかもバルドゥールは私の足の間に膝を付いている。それ即ち、彼の眼前に私の秘部がさらされている状態なのだ。
恥ずかしさのあまり、足を閉じようとしたけれど、その前にバルドゥールに膝裏に手を入れられ、大きく足を開かされてしまう。そして、あっという間に彼は、普段は閉じている私の箇所を指で左右に広げたのだ。
「バルドゥールさん、こんなの嫌です……………手を離して……………」
「嫌だ」
きっぱりと言い切った彼の口調は決して厳しいものではない。でも抗うことができないもの。そして、その声音は熱を孕んでいる。
「アカリ、恥ずかしがらずに見せてくれ」
「………嫌です…………ああっ、んっ」
切ない声音で懇願されても、はいどうぞなんて頷ける訳がない。だって、私のそこはもう既に潤いが生じていて、そこを至近距離で見つめられていると意識すれば、更にじくじくと熱を持ってしまう。
それに何より、自分ですらそんなところを間近で見たことなどないのに、彼の前で晒すなんてできやしない。なのに────。
「…………アカリが感じているのを、どうしても近くで見たいんだ」
そう言ってバルドゥールは私の花芯をゆっくりと舐め上げた。甘い、そう呟きながら。
「はいっ」
テーブルで折り鶴を作成していた私は、カイナの声に弾かれたように席を立った。
今日は待ちに待った10日目だ。といっても、バルドゥールに抱かれることを心待ちにしていたわけではない。多忙を極めているバルドゥールに会えるのをずっと待っていたのだ。リンさんとルークのその後を聞く為に。
ルークに追い返されたその日に、バルドゥールにクズ野郎のことと、リンさん達が無事なのか聞きたかった。けれど、その申し出は、カイナから却下されてしまったのだ。
それは私には教えることができない機密情報だとか、私が知ったら面倒臭いことになるという懸念からというものではなく、ただ単にバルドゥールが激務過ぎて、カイナでもいつ帰ってくるのか把握できていなかったから。
ちなみに、あれからもう数日経つけれど、ルークからの連絡は一向に来ない。
でも私は自分の足で、ルークの屋敷に行くことはできない。唯一連絡を取る方法は、今、手元にある折り紙を全部折り鶴にすることだけ。
けれど、予想以上に膨大な紙の量だし、やきもきする気持ちを抱えているせいか集中できず、なかなか進まなかった。
だから、ずっとバルドゥールと会えるのを首を長くして待っていたのだ。
その気持ちはカイナを始めリリーとフィーネも察してくれているようで、いつもより早く身支度を整えてくれた。そして侍女たちと入れ替わりに入室したバルドゥールを視界に収めると私は、蝋燭を吹き消そうとする彼の元へと駆け寄った。
「バルドゥールさん、リンさんとルークは無事ですか!?」
勢い余って、つんのめった私を難無く受け止めたバルドゥールは、少し驚いたように眉を上げて口を開いた。
「あ………ああ。大丈夫だ。心配いらない」
「本当ですか?怪我もしていないですか?お屋敷の方々も?」
矢継ぎ早に問いかける私に、バルドゥールはひょいと私を片腕で抱き上げると、蝋燭を吹き消しながら一つ一つ大丈夫だと頷いてくれる。でも、最後は苦笑に変わっていた。
「部屋に入った途端、まさか質問攻めにあうとは思わなかったな」
間近で見下ろされるバルドゥールの金色の瞳が柔らかく揺らいでいて、なんだか無性に気恥ずかしい。それはきっとこれから触れ合うことを意識してしまっているからなのだろう。知らず知らずのうちに頬が熱くなってしまう。
いや、そちらに意識を向けてはいけない。まだ私はバルドゥールに聞きたいことが残っている。
「あの、ルークさんの屋敷に来た人は、どんな人なんですか?」
「…………アカリ、まさかアイツに会ったのか?」
私をベッドに降ろした途端、急に低い声で問われ、弾かれたように首を横に振った。
「会っていません。リンさんのお部屋の窓から遠目に見ただけです。多分、向こうは気付いていないと思います」
「そうか」
バルドゥールは、ほっとしたように安堵の息を吐いた。さっきの緊迫した声音といい、あからさまに胸を撫でおろす仕草といい、いつも冷静沈着なバルドゥールにしては、いささか大げさすぎる。
いや、それほど彼の感情を動かす程にルークの言っていたクソ野郎とは、やっかいな存在なのだろうか。
そんなことを考える私は、いつの間にか眉間に皺を刻んでしまっていたのだろう。バルドゥールは太い指を私の眉間に軽く当ててこう言った。
「安心しろ。お前には指一本触れさせない。それに、あんな奴のことは、アカリに語る程の価値もない。お前の耳が汚れるだけだ」
「……………………」
ひどい言い草だ。でも、そのクソ野郎を庇う義理は私にはないので、バルドゥールを窘めるつもりはない。そんな思いを込めて小さく頷けば、バルドゥールは視線を横にずらして、こう言った。まるで、無理矢理話題を変えるかのように。
「これは何だ?」
バルドゥールの視線を追えば、テーブルに散乱した折り紙に行き着いた。
「あっ、折り紙です」
「折り紙?」
テーブルには鶴や百合。それから船に風船と折り紙の初級編と呼ばれる作品が並べられたままだった。さすがに自分の部屋とはいえ、これは行儀が悪いこと。
「散らかしたままで、ごめんなさい。すぐ片付けます」
慌てて、テーブルに近寄った私に、バルドゥールは、そのままでいいと制す。そして折り紙の一つを手に取った。
「…………器用なものだな」
「ありがとうございます。あの…………良かったら、どうぞ」
バルドゥールが手にしているのは、百合の花の折り紙。折り鶴の応用なので、見た目より難易度は低い。ついでに言うと花びらを指先で丸めたのもあって、我ながら綺麗にできた作品だ。
「俺にか?」
百合の折り紙を持ったまま、バルドゥールは信じられないと言わんばかりに目を瞠った。つられるように私も同じ表情をしてしまう。だって、たかだか折り紙だ。そんなに驚かなくても良いはずなのに。
「気に入って貰えたなら、これ、バルドゥールさんにもらって欲しいです」
当たり前のことだけれど、今着ている服も、毎日出される食事も、ルークの屋敷に通うための馬車も、全てバルドゥールから与えられているものなの。それを当然のように受け取っていることに、ずっと後ろめたさを感じていた。
でも、私は働くことはできないし、手ぶらでこの世界に来てしまったので、換金できるものは何もない。だから、こんなものでもバルドゥールが受け取ってもらえたらとても嬉しい。そしてその気持ちはバルドゥールに伝わったようだった。
「アカリ、ありがとう。一生、大切にする」
そんな大げさなと言いかけてやめた。バルドゥールの笑みがあまりに柔らかかったから、それを壊したくなかったのだ。
ルークは職場でバルドゥールはとても幸せそうな表情をするようになったと言っていた。それはこんな表情なのだろうかと、ふとそんな考えがよぎる。
私はバルドゥールが普段どんな生活を送っているのか知らない。職場の彼がどんな表情をして仕事をしているのかも知らない。でも、どんな場所でも、どんな時でも、この人が柔らかい表情を浮かべる時があることに、嬉しく思う自分がいる。
ということを考えているうちに、バルドゥールが私の頬に手を添えた。百合の折り紙はいつの間にかテーブルに置かれている。
「今回は、お前を抱けるまで異常に長く感じた」
吐息のような掠れた声でそんなことを口にする。相も変わらず、抱くという言葉だけで、体が熱くなる私にバルドゥールは深い口付けをする。そしてそのまま唇を離さずに私の夜着を脱がした。
「バルドゥールさん、ベッドに………………」
「嫌だ」
音もなく足元に夜着が落ちれば、私は下着だけの姿になってしまう。恥ずかしさのあまり、身を捩って彼の腕から逃れようとすれば、バルドゥールはきつく私を抱きしめた。
「もう、待てない」
「え?ちょ─────……………んんっ」
耳元で焦燥さを露わにした声音で囁かれ、耳たぶを優しく噛まれれば、途端に力が抜け甘い声を出してしまう。
「…………もう一秒だって待てない」
ベッドまではたった数歩。時間にして数秒。それすらバルドゥールは待てないということなのだろうか。でも、こんな体勢で触れ合うなんてできない。もう既に、膝ががくがくして立っているのだってやっとだというのに。
「……嫌です。立ったままだなんて……………恥ずかし過ぎます。それに私だけこんな格好はズルいです」
素肌を見られたくなくて、バルドゥールの身体に自分の身体を押し付ける。そうすれば、彼は仕方がないと言った感じで、小さく息を吐いて私を横抱きにしてベッドへと向かう。でも、いつもと違った。
てっきり私をベッドの中央に横たえると思いきや、再び私を端に座らせただけだった。こういう行為に手順などあってないようなものだというのはわかるけれど、どうしても戸惑いを覚えてしまう。そしてその疑問を口にしようとしたけれど、その前に背中に手を回され、そのまま押し倒されてしまった。
くるりと回る視界。ベッドのスプリングすら揺れないぐらいそっと押し倒されたから、痛いことも怖いこともなかった。でも、この状況はもの凄く恥ずかしい。だって私は座ったまま倒れたので、ベッドから足がはみ出している状態なのだ。
しかもバルドゥールは私の足の間に膝を付いている。それ即ち、彼の眼前に私の秘部がさらされている状態なのだ。
恥ずかしさのあまり、足を閉じようとしたけれど、その前にバルドゥールに膝裏に手を入れられ、大きく足を開かされてしまう。そして、あっという間に彼は、普段は閉じている私の箇所を指で左右に広げたのだ。
「バルドゥールさん、こんなの嫌です……………手を離して……………」
「嫌だ」
きっぱりと言い切った彼の口調は決して厳しいものではない。でも抗うことができないもの。そして、その声音は熱を孕んでいる。
「アカリ、恥ずかしがらずに見せてくれ」
「………嫌です…………ああっ、んっ」
切ない声音で懇願されても、はいどうぞなんて頷ける訳がない。だって、私のそこはもう既に潤いが生じていて、そこを至近距離で見つめられていると意識すれば、更にじくじくと熱を持ってしまう。
それに何より、自分ですらそんなところを間近で見たことなどないのに、彼の前で晒すなんてできやしない。なのに────。
「…………アカリが感じているのを、どうしても近くで見たいんだ」
そう言ってバルドゥールは私の花芯をゆっくりと舐め上げた。甘い、そう呟きながら。
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