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◆◇第一幕◇◆ 時空の監視者の愛情は伝わらない
ルークからの無茶ぶり
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ルークの晴れやかな笑顔と、伺うような瞳のアンバランスさに、絶対にロクなお願いじゃないことは容易に想像がつく。
けれど、間違いなくリンさん絡みのお願い事なのだろう。そうなると無下に断るのは、ちょっと気が引ける。………首を縦に振るか、横に振るかは、まずは内容を確認してからだのほうが良さそうだ。
「そ、それで………も、もう一つのお願い事って………な、な、何でしょうか?」
自分でも情けないほど、どもりながらルークに問えば、彼は消え入りそうな声でこう言った。
「悪いんだけど、僕の屋敷に通うことを君からバルドゥールに説得して欲しいんだ」
「ええええええっ、私がですか!?」
私の大絶叫と共に、椅子が派手に倒れる音が背後からした。その音で、自分が勢いに任せて思わず立ち上がってしまったことを知る。でも、ルークは驚くどころか、そんな私を見て………。
「あー君、そんな大声出せるんだ。本当に元気になって良かったねー」
と、ぴゅぅと口笛を吹いたあと、そんな呑気な感想をのたまってくれた。もちろんそんなことを言われた私は、一瞬でかっと頭に血が上るのは必然のこと。
「今はそんなことどうでも良いですっ」
バンッとテーブルを叩きつけて再び感情のまま叫べば、今度はルークからは、お約束通り【だよねー】っと、心底腹が立つのんびりしとた口調が返ってきた。けれどすぐに───。
「失礼しますっ」
「どうされました!?」
「何かありましたか!?」
という切羽詰まった声とともに、カイナを始めとした侍女と、厳ついお兄さんまで部屋に飛び込んできてしまった。
ちなみに厳ついお兄さんは、手に剣を持っている。推測するに、このお兄さんは屋敷の警護をしている人のようだ。
侍女以外に屋敷の人間を目にしたのは新鮮だけれど、手にしているものは物騒この上ない。ついでに言えばリリーとフィーネは、刃物は手にしていないけれど眼光は凶器のような鋭さだった。
この様子は、部屋で大声を出した私を無作法ものだと非難するものではなく、何か事件でもあったのかという緊迫したものだ。………ということは、これら全てはルークに向けられているもの。
ナメた態度を取るルークには雷を落として欲しいけど、この部屋で流血事件を起こされるのは、勘弁願いたい。そんな私は、慌てて乱入者達に向かって頭を下げた。
「あのっ、ちょっとびっくりして大声を出しただけです。本当にお騒がせしてごめんなさい。大丈夫です。何でもありません」
騒音で近隣の皆様に頭を下げるバカ息子を持つ親のような気持ちで、ぺこぺこと何度も頭を下げれば、乱入者達の【ああ………ご心労お察しします】という憐憫の眼差しを受けてしまい、いたたまれなさで消えてしまいたくなる。
そんな中、豪快に噴き出すルークを背後に感じて、心の中で何度も『このバカ!!』と悪態を付いたのは、言うまでもない。
それからしばらくして、私の部屋には鮮血の匂いではなく、ほんのりと甘いハッカの香りが立ち込めている。
花柄の上品なカップに注ぎ入れられたのは、この部屋に充満する香りの元になっているお茶。それはルークの目の前に置かれ、私の前には銅製の大ぶりなコップが置かれた。
どうでもいいけれど、私のコップの中身はお茶ではなく果実を絞ったジュースだ。相変わらず食の細い私は、飲み物でも栄養を摂取しなければならない身で、これも否と拒むことはできないもの。でも、意外に美味しいので、これは面倒くさいことには当てはまらない。
「アカリ様、本日はモルトの実を絞りました。どうぞお飲みください」
そう言って、にこりと私に笑みを向けたのはフィーネだった。でも、私がお礼の言葉を言う前にくるりとルークに向きを変える。次の瞬間、ルークがびくりと身体を強張らせたのを見て、フィーネが浮かべたのは笑顔ではないことを知る。………でも、どんな表情なのかは聞かないことにする。
さて今、私の部屋には、ルーク以外にお茶を出してくれたフィーネと、リリーとカイナが壁際に控えている。
あの大騒ぎの後、すぐに厳ついお兄さんは部屋を出てくれたけれど、カイナは口元にうっすら笑みを浮かべてこう言った。【見張らせていただきます】と。侍女らしく丁寧な口調ではあったけれど、有無を言わせない鋭さもあった。
そんなカイナに異議申し立てをできる者は、誰一人いるわけがなく、私とルークは即座に頷いた。もっと言うなら、ルークのほうが私よりも早く頷いていた。
………とまぁ、そんなこんな、私の部屋の収容人数の記録が更新された一件があったけれど、ルークは本題を忘れることなく、こほんと小さな咳ばらいをして、再び切り出した。
「で、話を元に戻すけど、お願いっバルドゥールを説得して」
ひゅんと風を切るような音と共に、ルークは私に向かって頭を下げた。できれば、私に頭を下げる前に、ここに居る侍女とさっきの厳ついお兄さんにも頭を下げて欲しいものだ。
という苦々しい思いは一旦押し込めて、とりあえず、ルークのお願いについて返事をする。
「えー………無理ですよ。っていうか、そもそも、どうやってバルドゥールさんに、許可を貰うんですか?ルークさん、あの人に私がリンさんと会ったこと話してあるんですか?」
矢継ぎ早に質問をすれば、ルークは綺麗な微笑をたたえたまま、首を横に振った。今はそんな顔をしないで欲しい。
それに、嫌かどうかの問題ではない。ルークは忘れているのかもしれないけれど、私がリンさんと会ったあの日は、バルドゥールには内緒で外出をしているのだ。
もちろん、バルドゥールとやり直しをしたあの日、さらりとルークから話を聞いたとは口にしたけれど、屋敷に行ったことは伏せてある。
「………その辺も上手いことごまかして、なんとか説得してもらえないかな?」
「………………」
これはもうお願いの枠を超えて、無茶ぶりだということに、ルークは気付いているのだろうか。
無断外出に一役買ったカイナをちらりと見れば、彼女はニコッと笑顔を見せたが、口を開くことはしない。これは自分で考えろ、ということなのだろう。侍女との距離感をつかめない私でも、これぐらいはわかる。
そして、私自身といえば、リンさんの元に通いたい。これは揺るぎないもの。ただ、私がお願いするより、同じ時空の監視者であるルークからお願いしたほうが通りやすいのではないか、という気持ちはある。
「あの……私がお願いするより、お仕事の一環として私を借りるっていう名目のほうが、バルドゥールさんは納得すると思うんですが……」
「うん、それ試してみたけど、秒で却下されたよ。ははっ。マジ怖かった」
「………そうですか」
バルドゥールに却下された時のことを思い出したのだろう。ルークの表情は心なしか青ざめている。………そんな怖いお願いごとを私に託すなんて、本当にルークは極悪非道な人間だ。
でもやっぱり、これもまた断固拒絶することはできなかった。仕方がないと腹をくくった私には、こう言う他なかった。
「やるだけはやりますが、あまり期待をしないでください」
これは元の世界で、あり得ない納期の仕事を振られた時に良く口にしていた言葉だったことを思い出す。
そんな保身の為に言い逃れできる台詞を吐く自分は、まごうことなきズルい人間だ。けれど、今回に限り自己嫌悪は一切ないと断言できる。
けれど、間違いなくリンさん絡みのお願い事なのだろう。そうなると無下に断るのは、ちょっと気が引ける。………首を縦に振るか、横に振るかは、まずは内容を確認してからだのほうが良さそうだ。
「そ、それで………も、もう一つのお願い事って………な、な、何でしょうか?」
自分でも情けないほど、どもりながらルークに問えば、彼は消え入りそうな声でこう言った。
「悪いんだけど、僕の屋敷に通うことを君からバルドゥールに説得して欲しいんだ」
「ええええええっ、私がですか!?」
私の大絶叫と共に、椅子が派手に倒れる音が背後からした。その音で、自分が勢いに任せて思わず立ち上がってしまったことを知る。でも、ルークは驚くどころか、そんな私を見て………。
「あー君、そんな大声出せるんだ。本当に元気になって良かったねー」
と、ぴゅぅと口笛を吹いたあと、そんな呑気な感想をのたまってくれた。もちろんそんなことを言われた私は、一瞬でかっと頭に血が上るのは必然のこと。
「今はそんなことどうでも良いですっ」
バンッとテーブルを叩きつけて再び感情のまま叫べば、今度はルークからは、お約束通り【だよねー】っと、心底腹が立つのんびりしとた口調が返ってきた。けれどすぐに───。
「失礼しますっ」
「どうされました!?」
「何かありましたか!?」
という切羽詰まった声とともに、カイナを始めとした侍女と、厳ついお兄さんまで部屋に飛び込んできてしまった。
ちなみに厳ついお兄さんは、手に剣を持っている。推測するに、このお兄さんは屋敷の警護をしている人のようだ。
侍女以外に屋敷の人間を目にしたのは新鮮だけれど、手にしているものは物騒この上ない。ついでに言えばリリーとフィーネは、刃物は手にしていないけれど眼光は凶器のような鋭さだった。
この様子は、部屋で大声を出した私を無作法ものだと非難するものではなく、何か事件でもあったのかという緊迫したものだ。………ということは、これら全てはルークに向けられているもの。
ナメた態度を取るルークには雷を落として欲しいけど、この部屋で流血事件を起こされるのは、勘弁願いたい。そんな私は、慌てて乱入者達に向かって頭を下げた。
「あのっ、ちょっとびっくりして大声を出しただけです。本当にお騒がせしてごめんなさい。大丈夫です。何でもありません」
騒音で近隣の皆様に頭を下げるバカ息子を持つ親のような気持ちで、ぺこぺこと何度も頭を下げれば、乱入者達の【ああ………ご心労お察しします】という憐憫の眼差しを受けてしまい、いたたまれなさで消えてしまいたくなる。
そんな中、豪快に噴き出すルークを背後に感じて、心の中で何度も『このバカ!!』と悪態を付いたのは、言うまでもない。
それからしばらくして、私の部屋には鮮血の匂いではなく、ほんのりと甘いハッカの香りが立ち込めている。
花柄の上品なカップに注ぎ入れられたのは、この部屋に充満する香りの元になっているお茶。それはルークの目の前に置かれ、私の前には銅製の大ぶりなコップが置かれた。
どうでもいいけれど、私のコップの中身はお茶ではなく果実を絞ったジュースだ。相変わらず食の細い私は、飲み物でも栄養を摂取しなければならない身で、これも否と拒むことはできないもの。でも、意外に美味しいので、これは面倒くさいことには当てはまらない。
「アカリ様、本日はモルトの実を絞りました。どうぞお飲みください」
そう言って、にこりと私に笑みを向けたのはフィーネだった。でも、私がお礼の言葉を言う前にくるりとルークに向きを変える。次の瞬間、ルークがびくりと身体を強張らせたのを見て、フィーネが浮かべたのは笑顔ではないことを知る。………でも、どんな表情なのかは聞かないことにする。
さて今、私の部屋には、ルーク以外にお茶を出してくれたフィーネと、リリーとカイナが壁際に控えている。
あの大騒ぎの後、すぐに厳ついお兄さんは部屋を出てくれたけれど、カイナは口元にうっすら笑みを浮かべてこう言った。【見張らせていただきます】と。侍女らしく丁寧な口調ではあったけれど、有無を言わせない鋭さもあった。
そんなカイナに異議申し立てをできる者は、誰一人いるわけがなく、私とルークは即座に頷いた。もっと言うなら、ルークのほうが私よりも早く頷いていた。
………とまぁ、そんなこんな、私の部屋の収容人数の記録が更新された一件があったけれど、ルークは本題を忘れることなく、こほんと小さな咳ばらいをして、再び切り出した。
「で、話を元に戻すけど、お願いっバルドゥールを説得して」
ひゅんと風を切るような音と共に、ルークは私に向かって頭を下げた。できれば、私に頭を下げる前に、ここに居る侍女とさっきの厳ついお兄さんにも頭を下げて欲しいものだ。
という苦々しい思いは一旦押し込めて、とりあえず、ルークのお願いについて返事をする。
「えー………無理ですよ。っていうか、そもそも、どうやってバルドゥールさんに、許可を貰うんですか?ルークさん、あの人に私がリンさんと会ったこと話してあるんですか?」
矢継ぎ早に質問をすれば、ルークは綺麗な微笑をたたえたまま、首を横に振った。今はそんな顔をしないで欲しい。
それに、嫌かどうかの問題ではない。ルークは忘れているのかもしれないけれど、私がリンさんと会ったあの日は、バルドゥールには内緒で外出をしているのだ。
もちろん、バルドゥールとやり直しをしたあの日、さらりとルークから話を聞いたとは口にしたけれど、屋敷に行ったことは伏せてある。
「………その辺も上手いことごまかして、なんとか説得してもらえないかな?」
「………………」
これはもうお願いの枠を超えて、無茶ぶりだということに、ルークは気付いているのだろうか。
無断外出に一役買ったカイナをちらりと見れば、彼女はニコッと笑顔を見せたが、口を開くことはしない。これは自分で考えろ、ということなのだろう。侍女との距離感をつかめない私でも、これぐらいはわかる。
そして、私自身といえば、リンさんの元に通いたい。これは揺るぎないもの。ただ、私がお願いするより、同じ時空の監視者であるルークからお願いしたほうが通りやすいのではないか、という気持ちはある。
「あの……私がお願いするより、お仕事の一環として私を借りるっていう名目のほうが、バルドゥールさんは納得すると思うんですが……」
「うん、それ試してみたけど、秒で却下されたよ。ははっ。マジ怖かった」
「………そうですか」
バルドゥールに却下された時のことを思い出したのだろう。ルークの表情は心なしか青ざめている。………そんな怖いお願いごとを私に託すなんて、本当にルークは極悪非道な人間だ。
でもやっぱり、これもまた断固拒絶することはできなかった。仕方がないと腹をくくった私には、こう言う他なかった。
「やるだけはやりますが、あまり期待をしないでください」
これは元の世界で、あり得ない納期の仕事を振られた時に良く口にしていた言葉だったことを思い出す。
そんな保身の為に言い逃れできる台詞を吐く自分は、まごうことなきズルい人間だ。けれど、今回に限り自己嫌悪は一切ないと断言できる。
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