空から来た少年

ジャム

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本編

友達と遊園地

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三日後
白夜の腹痛も治って今日は・・・

白夜「青い空!」

狼井「白い雲!」

牛飼「澄んだ空気!」

「大きな観覧車!」

みんな「遊園地に到着だ!!」

僕たちはハイテンションになっていた
それはそのはずだ
今日は友達と遊園地に来たのだから

狼井「いや~萩野のこんなテンション初めてみたw」

牛飼「な!」

「フフフwそう?w」

白夜「さぁ行こう!」

僕たちは遊園地に入場した
中は人が多く、簡単に乗り物へはたどり着けなそうだ

白夜「まずはなにに乗る?」

狼井「そうだな・・・」

牛飼「まずはこの遊園地名物のジェットコースターだろう!」

「えっと・・・この遊園地の名物はなんていう名前なの?」

白夜「えっと・・・『ドッカ~ンなコースター』だってさ!」

狼井「変な名前だな・・・」

「いいじゃん!怖くなさそう!」

白夜「それはどうかなw」

「???」

牛飼「まぁ乗ってみてからのお楽しみってことで!」

僕たちはそのジェットコースターに乗ることになった
約一時間並びようやく乗ることができた
でも・・・すぐに乗ったことを後悔した

「うぅ・・・」

白夜「泣くなよ・・・」

狼井「そういう・・・豹谷だって泣いてるじゃないか・・・」

牛飼「お前もな・・・」

もれなくみんなが涙を流していた
このジェットコースターは大人でも涙を流すことで有名らしい・・・
それを知ってたら乗らなかったよ・・・

牛飼「少し休憩しよう・・・」

白夜・僕・狼井「うん・・・」

そして近くのお店に入った
そこはカップル限定のメニューがあるとか・・・
そのメニューを食べたカップルは幸せになり永遠に寄り添い続けるらしい

白夜「これ食べよう!」

「・・・バラに彩られた幸せスウィーツパラダイス?変な名前」

狼井「お!いいな~カップルでしか注文できないとかずるいよ・・・」

牛飼「じゃあ、俺とカップルの設定にするか?w」

狼井「なにが悲しくてそこまでするんだよ!お断りだ!」

そして僕と白夜は『バラに彩られた幸せスウィーツパラダイス』なるものを・・・
狼井はステーキ、牛飼はパフェを頼んだ

店員「あの~・・・カップルのお客様は・・・」

白夜「俺とこいつです!」

そういい肩に腕を回してきた

店員「一応決まりなので・・・」

白夜「決まり?」

「・・・これの事じゃない?」

白夜「ん?」

メニューの下の方に「カップルと証明できる物あるいはその場でできる証明をお願いすることがあります」と書かれていた

「だってよ?」

白夜「な~んだwそんなの簡単だろう?w」

そういいキスをしてきた
舌が口の中を動き回る

店員「あ、ありがとうございました!!」

店員さんは慌てて行ってしまった

白夜「ん・・・」

「ん・・・もう・・・終わり・・・」

店員さんが居なくなったのにキスをし続ける白夜

狼井・牛飼「ゴホン!!」

白夜「なんだよ~」

狼井「お前たちが心の底から愛し合ってるのはわかった。でも、ここは一応公共の場だ」

牛飼「そうだぞwそんなにがっつくなよw」

白夜「いいじゃんかw減るもんじゃないしw」

牛飼「見せられてるこっちの身にもなってくれよ・・・」

そしてしばらく料理が運ばれてきた

店員「お待たせしました!!当店名物!『バラに彩られた幸せスウィーツパラダイス』です!!」

目の前にはバラの大きな器に綺麗に盛り付けられたたくさんのフルーツがあり、その上にはたくさんのアイスが乗っていた

狼井「すごいな・・・」

牛飼「ああ・・・」

白夜「思ってたのよりすごいのが来たw」

「う、うん・・・」

想像を遥かに超えた大きさのものが来た
これはパフェ・・・なのか?
フルーツの盛り合わせ・・・なのか?
よくわからない・・・

白夜「食べよう!」

「う、うん!」

食べきれるか・・・わからない
けど、白夜ならこのぐらい簡単に食べきれるよね?

白夜「ふぅ・・・食った食ったw」

「もう・・・無理・・・」

狼井「見た目からしてきつそうだったしなw」

牛飼「フルーツって案外腹に溜まるしなw」

白夜「さて!時間もないし!行くか!」

僕たちは会計に向かった

店員「では、撮りますね!」

「え?」

白夜「何を・・・ですか?」

店員「え?記念撮影です!こちらがそうです!」

店員さんの案内で写真がたくさんある場所に来た

狼井「お~こんなにカップルが写真撮ってたのか!」

店員「はい!『バラに彩られた幸せスウィーツパラダイス』をご注文のカップル様には写真撮影がサービスでありますので!」

「・・・ねぇ?この一番上の写真の人達・・・どこかで見たことあるんだけど・・・」

白夜「ん?」

牛飼「どれどれ・・・」

写真には人間をお姫様抱っこして眩しい笑顔のカップルが写っていた

店員「あ!そのお客様は知ってます!」

狼井「そうなんですか?」

店員「はい!当店では有名なお客様ですよ!私はお会いしたことありませんが、昔、来た時にいきなりお姫様抱っこして人間のお客様を驚かせたのだとか!」

牛飼「へ~。相当変わった人達だったんだな」

白夜「・・・そうだな!父さんと母さんは昔から変だったんだな!」

狼井「へ~。この二人豹谷の両親なんだ・・・え?」

「え?」

牛飼「え?」

白夜「ん?w」

僕・狼井・牛飼「え~~~~~~!?!?」

白夜「なんだよw」

「え!?これ豹谷さんと遥人さん!?」

白夜「ああw若いな~w」

狼井「マジかよ・・・」

牛飼「親子代々・・・」

店員「すごい・・・こんな偶然があるんですね!!」

確かに言われてみれば二人で間違いない
毛の色は違うけど顔はそっくりだ
それに遥人さんも若いしかわいい・・・
今もかわいいけどねw

白夜「さて!父さんたちに負けないような写真を撮ろう!」

そういい僕を抱きかかえた
そして・・・

「んっ!?」

僕はお姫様抱っこのままキスされた

カシャッ!

そのタイミングでシャッターの音が聞こえた

店員「は、はい!お疲れさまでした!いい写真ができましたよ!では、少々お待ちください!」

しばらくして僕たちはある物を受け取りお店を出た

白夜「いや~いいな!これ!」

「そ、そうだねw」

白夜と僕の手にはさっき撮ってもらった写真が貼られたキーホルダーがあった

狼井「いいな・・・」

牛飼「羨む前に恋人を見つけろ」

狼井「だよな・・・」

白夜「フフン♪これは俺の一番の宝物だ!」

「・・・そうだね!」

僕はキーホルダーを握りしめた
僕にとっても大切な宝物だ
白夜との・・・大切な・・・ね!

狼井「くそ~~~!!行くぞ!お前たちだけ満喫してるのは気に入らん!」

そういい狼井は走った

牛飼「あ!待てよ!」

白夜「置いて行くなよw」

そういい白夜は僕の手を握り一緒に走った
狼井はお化け屋敷の前で待っていてくれた
いかにも出そうなお化け屋敷の前で・・・
そして遊園地を満喫して僕たちは家路についた・・・
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