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本編
また会えるよ・・・
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僕たちは何時間もずっとくっ付いていた
夜は星を見ながら話した
朝になったら海を見ながら話をした
夕方になり・・・別れが近づいて来た
宇佐野「でね。僕、頑張って作ったんだ!」
僕は宇佐野の過去の話をただ笑顔でうなずきながら聞いていた
宇佐野の話は止まることはなかった
ずっと・・・ずっと話続けていた
宇佐野「で、僕、失敗しちゃってねw先生に怒られたんだよねw」
「そうなんだw」
宇佐野「・・・!?伏見・・・身体が・・・」
僕は身体をみた
「あららwもう・・・時間なんだね・・・」
宇佐野「・・・うぅ・・・」
「泣かないでよw僕も・・・涙が・・・出てくる・・・よ・・・」
僕も泣いていた
宇佐野「・・・なんで・・・なんで・・・」
「これは・・・避けられないことなんだよ・・・」
宇佐野「・・・わかってる・・・わかってるけど・・・」
猫「主さま・・・」
その時猫獣人が屋上にきた
「お見送り?w」
猫「はい・・・」
「いつも・・・ありがとう・・・」
猫「これも・・・役目ですので・・・」
「守護の亀は?」
猫「あのジジィなら来てません・・・『また会える』って・・・」
「そうだね・・・またいつか会えるよねw」
宇佐野「・・・」
「宇佐野・・・」
宇佐野「・・・また会おうね!」
と笑顔で言ってきた
「!?・・・うん!」
そして足から消え始めた
「また会えるよ!」
宇佐野「わかってるよw僕、ずっと待ってるから!」
「うん!待っててよ!」
猫「俺も・・・待ってます・・・」
「うん!ありがとう!」
宇佐野「うぅ・・・」
「泣かないでw」
宇佐野「やっぱり・・・嫌だ・・・」
「宇佐野・・・」
宇佐野「離れたくない!!一緒に居たい!!」
「大丈夫!また会えるよ・・・君が望むなら・・・また・・・」
宇佐野「・・・」
「それまで・・・礎とこの土地を・・・お願いね?」
宇佐野「・・・」
「・・・」
宇佐野「・・・任せて!僕がしっかり見てるから!!心配しないで寝てなよ!」
「任せたよ!」
そう言いキスをした
宇佐野は泣きながらキスを返してきた
宇佐野「つぎ・・・会う時までに・・・強くなってみせるから・・・もう泣き虫は卒業するから・・・楽しみに待っててね!!」
「宇佐野・・・うん!楽しみにしてる!」
そして僕は宇佐野から離れた
「宇佐野・・・いや、守護の兎・・・これからもほかの守護者と一緒にこの地を頼んだよ?w」
宇佐野「・・・はい!頑張ります!」
「ありがとう・・・w」
そして僕は眠りについた・・・
・・・宇佐野視点・・・
「うぅ・・・」
猫「・・・うっ・・・」
伏見は眠りにつくため光となり消えた・・・
「伏見・・・」
猫「主さま・・・」
「僕・・・まってるから・・・ずっと・・・ずっと・・・」
僕は次会う時までに強くならないと・・・
いつまでも泣き虫で居られない
でも・・・今は・・・今だけは・・・泣きたい・・・
「うぅ・・・」
僕はその場で崩れて泣いた
いつまでも泣いた
気が付いたら朝になっていた
「・・・そろそろ・・・行かないと・・・」
僕は家に帰った
「・・・」
これからどうやって生活すればいいのかわからない・・・
学園に通う必要はあるのだろうか・・・
猫「学園に行かなくていいのか?」
「!?勝手に入ってこないでくださいよ」
猫「鍵が開いてた」
「・・・」
猫「俺もそうだったが・・・ウジウジしてても何も解決しないぞ」
「・・・わかってます・・・でも・・・」
猫「・・・俺は今まで通り好きに生きるつもりだ」
「・・・」
猫「お前も好きに生きればいい。俺たちは死なない。主以外に俺たちを殺すことはできないんだ」
そういうと猫獣人は家を出て行った
「・・・」
僕は学園に向かった
そして
「へ~・・・こんな形になるんだ・・・」
僕は礎の間に来ていた
そこには球体で大きな礎があった
???「おや?君は?」
声のする方を見た
「あなたは新しい学園長ですね?」
学園長「え、ああ・・・君は?」
「初めまして『宇佐野 吉助』って言います」
学園長「そうかwで、なんでここを知っているんだい?」
「それは・・・守護者なので」
学園長「!?それは失礼いたしました!」
「いえ、なったばかりなので・・・」
学園長「で、どうしてこちらに?」
「どうしたらいいか・・・わからなくて・・・」
学園長「???」
「・・・」
学園長「まぁ・・・守護者でしたら心配はいりませんね」
そういうと出入口向かって行く学園長
「あの・・・」
学園長「なんでしょうか」
「この学園の歴史を・・・しっかり生徒に伝えていってください」
学園長「もちろんお伝えしていきます!」
「よろしくお願いします」
そして僕は礎の間に一人になった
僕は礎にふれた
「!?」
感じる・・・
伏見を・・・
「ここに居るんだねw」
礎からは伏見の温もりを感じる
それはとても心地よく、ずっと触れていたくなるほどに・・・
「心配しないでね・・・僕、守って行くから・・・」
僕はそう言うとその場を後にした・・・
・・・・・・
僕は世界を守るため・・・いや、この地を守るため自らの命を使った
それがよかったのかは正直わからない
でも、僕は後悔してない
そして・・・宇佐野に会えた
それが偶然なのか必然だったのか・・・
それはわからない・・・
でも、この出会いに間違いはなかった
そう信じたい・・・
END
夜は星を見ながら話した
朝になったら海を見ながら話をした
夕方になり・・・別れが近づいて来た
宇佐野「でね。僕、頑張って作ったんだ!」
僕は宇佐野の過去の話をただ笑顔でうなずきながら聞いていた
宇佐野の話は止まることはなかった
ずっと・・・ずっと話続けていた
宇佐野「で、僕、失敗しちゃってねw先生に怒られたんだよねw」
「そうなんだw」
宇佐野「・・・!?伏見・・・身体が・・・」
僕は身体をみた
「あららwもう・・・時間なんだね・・・」
宇佐野「・・・うぅ・・・」
「泣かないでよw僕も・・・涙が・・・出てくる・・・よ・・・」
僕も泣いていた
宇佐野「・・・なんで・・・なんで・・・」
「これは・・・避けられないことなんだよ・・・」
宇佐野「・・・わかってる・・・わかってるけど・・・」
猫「主さま・・・」
その時猫獣人が屋上にきた
「お見送り?w」
猫「はい・・・」
「いつも・・・ありがとう・・・」
猫「これも・・・役目ですので・・・」
「守護の亀は?」
猫「あのジジィなら来てません・・・『また会える』って・・・」
「そうだね・・・またいつか会えるよねw」
宇佐野「・・・」
「宇佐野・・・」
宇佐野「・・・また会おうね!」
と笑顔で言ってきた
「!?・・・うん!」
そして足から消え始めた
「また会えるよ!」
宇佐野「わかってるよw僕、ずっと待ってるから!」
「うん!待っててよ!」
猫「俺も・・・待ってます・・・」
「うん!ありがとう!」
宇佐野「うぅ・・・」
「泣かないでw」
宇佐野「やっぱり・・・嫌だ・・・」
「宇佐野・・・」
宇佐野「離れたくない!!一緒に居たい!!」
「大丈夫!また会えるよ・・・君が望むなら・・・また・・・」
宇佐野「・・・」
「それまで・・・礎とこの土地を・・・お願いね?」
宇佐野「・・・」
「・・・」
宇佐野「・・・任せて!僕がしっかり見てるから!!心配しないで寝てなよ!」
「任せたよ!」
そう言いキスをした
宇佐野は泣きながらキスを返してきた
宇佐野「つぎ・・・会う時までに・・・強くなってみせるから・・・もう泣き虫は卒業するから・・・楽しみに待っててね!!」
「宇佐野・・・うん!楽しみにしてる!」
そして僕は宇佐野から離れた
「宇佐野・・・いや、守護の兎・・・これからもほかの守護者と一緒にこの地を頼んだよ?w」
宇佐野「・・・はい!頑張ります!」
「ありがとう・・・w」
そして僕は眠りについた・・・
・・・宇佐野視点・・・
「うぅ・・・」
猫「・・・うっ・・・」
伏見は眠りにつくため光となり消えた・・・
「伏見・・・」
猫「主さま・・・」
「僕・・・まってるから・・・ずっと・・・ずっと・・・」
僕は次会う時までに強くならないと・・・
いつまでも泣き虫で居られない
でも・・・今は・・・今だけは・・・泣きたい・・・
「うぅ・・・」
僕はその場で崩れて泣いた
いつまでも泣いた
気が付いたら朝になっていた
「・・・そろそろ・・・行かないと・・・」
僕は家に帰った
「・・・」
これからどうやって生活すればいいのかわからない・・・
学園に通う必要はあるのだろうか・・・
猫「学園に行かなくていいのか?」
「!?勝手に入ってこないでくださいよ」
猫「鍵が開いてた」
「・・・」
猫「俺もそうだったが・・・ウジウジしてても何も解決しないぞ」
「・・・わかってます・・・でも・・・」
猫「・・・俺は今まで通り好きに生きるつもりだ」
「・・・」
猫「お前も好きに生きればいい。俺たちは死なない。主以外に俺たちを殺すことはできないんだ」
そういうと猫獣人は家を出て行った
「・・・」
僕は学園に向かった
そして
「へ~・・・こんな形になるんだ・・・」
僕は礎の間に来ていた
そこには球体で大きな礎があった
???「おや?君は?」
声のする方を見た
「あなたは新しい学園長ですね?」
学園長「え、ああ・・・君は?」
「初めまして『宇佐野 吉助』って言います」
学園長「そうかwで、なんでここを知っているんだい?」
「それは・・・守護者なので」
学園長「!?それは失礼いたしました!」
「いえ、なったばかりなので・・・」
学園長「で、どうしてこちらに?」
「どうしたらいいか・・・わからなくて・・・」
学園長「???」
「・・・」
学園長「まぁ・・・守護者でしたら心配はいりませんね」
そういうと出入口向かって行く学園長
「あの・・・」
学園長「なんでしょうか」
「この学園の歴史を・・・しっかり生徒に伝えていってください」
学園長「もちろんお伝えしていきます!」
「よろしくお願いします」
そして僕は礎の間に一人になった
僕は礎にふれた
「!?」
感じる・・・
伏見を・・・
「ここに居るんだねw」
礎からは伏見の温もりを感じる
それはとても心地よく、ずっと触れていたくなるほどに・・・
「心配しないでね・・・僕、守って行くから・・・」
僕はそう言うとその場を後にした・・・
・・・・・・
僕は世界を守るため・・・いや、この地を守るため自らの命を使った
それがよかったのかは正直わからない
でも、僕は後悔してない
そして・・・宇佐野に会えた
それが偶然なのか必然だったのか・・・
それはわからない・・・
でも、この出会いに間違いはなかった
そう信じたい・・・
END
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