サバイバルの恋

ジャム

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本編

救うため・・・

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俺は遥斗を抱えて泣いていた

「遥斗・・・」

豹方「晴香!これぐらいあればいい!?」

猫里「足りないかも・・・もっとお願い!」

豹方「わかった!」

犬井「テントできましたよ!」

猫里「じゃあ、熊井さん、一ノ瀬君をテントに」

「・・・」

猫里「熊井さん!!」

「!?」

猫里「早くしないと一ノ瀬君が死んじゃう!!」

「!?わかった!」

俺は足が痛いがそれを気にせず遥斗をテントに運んだ

猫里「じゃあ、犬井さん、手伝って!」

犬井「あ、はい!」

「俺も・・・」

猫里「熊井さんは外にいてください!」

「でも・・・」

猫里「いいから!・・・ね?」

「・・・ああ」

俺はテントの前で立っていた
獅子丸が何かをもってテントに入った
そして出てきた

獅子丸「怪我に薬を付けよう。薬はもらった」

「ああ」

獅子丸「・・・」

「・・・」

獅子丸「傷口は思ったより浅くてよかった・・・」

「・・・」

獅子丸「・・・雨降りそうだな・・・」

「・・・」

獅子丸「・・・俺は作業場に戻る。お前は邪魔しないようにしてろよ?」

「・・・」

獅子丸は作業場に行ってしまった

「・・・遥斗・・・」

その時雨が降ってきた
結構な大雨だった
俺は雨に打たれていた

「・・・うぅ・・・」

俺は泣いた
遥斗が死んでしまうかもしれない・・・
そう思うと涙が出てきた

「うぅ・・・遥斗・・・」

その時、犬井が出てきた

「犬井!遥斗は!?」

犬井「え!?熊井さん!?風邪ひきますよ!?」

「それより遥斗は!?」

犬井「今、止血をしています!」

「止まらないのか?」

犬井「はい・・・」

その時、豹方が走ってきた

豹方「晴香!!持ってきたよ!」

猫里「犬井さん!繊維を持ってきてください!」

犬井が繊維をもってテントに入って行った

豹方「どう!?足りるの!?」

猫里「わからない・・・一応できるだけ集めておいてくれる?」

豹方「わかった!」

「俺も行く!」

豹方「でも・・・」

「頼む・・・」

猫里「・・・じゃあ、たくさんお願いしますね?」

「ああ!」

そして俺と豹方は繊維を集めるために出かけた
何度目だろうか・・・
繊維を運んでは取りに行くことを繰り返していた
余計なことを考えると遥斗のことを考えてしまうから俺は繊維集めに集中した

猫里「・・・ふぅ・・・」

「猫里・・・?」

テントの外に猫里がいた
俺は駆け寄った

「遥斗は!?」

猫里「大丈夫!止血はできましたよ!ただ・・・目を覚まさないの・・・」

「え・・・それって・・・」

猫里「昏睡状態・・・ってことです・・・」

「・・・遥斗に会えるか?」

猫里「今はダメ・・・もう少ししたらいいですよ」

「そうか・・・繊維は足りてるか?ほかに必要な物は?」

猫里「今からある薬草を取りに行こうと思ってるんですが・・・護衛をお願いできますか?」

「ああ!」

そして雨の中俺は猫里と薬草探しに向かった
少し森に入って行ったところにそれは生えていた

猫里「これよ!これがあれば・・・」

「これは?」

猫里「これは血を増やす薬草なの。これを飲ませれば身体で血ができるのを助けてくれる」

「そうか!」

猫里「・・・これだけあればいいでしょう。帰りましょう!」

そして俺たちは拠点に帰ってきた

犬井「猫里さん。ありましたか?」

猫里「ええ!あとはこれを練って・・・」

しばらくして薬ができたみたいだが

猫里「う~ん・・・」

「どうしたんだ?」

猫里「飲ませられなくて・・・」

「え?どうしてだ?」

猫里「寝ている人に飲ませるのは難しいのよ・・・」

「・・・俺に貸してくれ」

そういい俺はテントに入った

猫里「ちょっと・・・」

そこには真っ白な肌の遥斗が横たわっていた
かろうじて息をしているみたいだ

「・・・」

猫里「・・・飲ませ方あるの?」

「ああ。一つだけ・・・な」

そういい薬を受け取った
俺は遥斗の上体を起こしてかかえた
そして薬を口に含みキスをした
口移しで遥斗の口に流し込む
そしてそのまま少し息を入れる

遥斗「ゴクッ」

遥斗は薬を飲み込んだ

猫里「ふぅ・・・飲ませるのは熊井さんに任せた方がよさそうですね」

そういうと猫里と犬井はテントを出て行った
俺は少しずつ薬を飲ませて行った

(遥斗・・・死ぬな・・・頼む・・・)

そう想いながら薬を飲ませて行く・・・

・・・獅子丸視点・・・
「・・・くそ!」

俺はテーブルを思いっきり叩いた
テーブルにあるナイフやピストルなどの道具が全部床に落ちた

「・・・」

俺は我に返り道具をテーブルに置きなおした

「・・・くそ・・・俺のミスだな・・・」

俺は作った武器を隠すのを忘れてそのままにしていた
そのせいでピストルとナイフを奪われる事態になってしまった・・・
そもそもピストルやナイフはまだ試作品だった
それを使いこなせるとは思いもしなかった・・・

「・・・はぁ・・・まだ作るべきじゃなかったな・・・」

盗まれることまで想定していたにもかかわらず・・・俺は・・・

「・・・雨・・・降ってきたか」

俺は小窓から外を見たテントの前では熊井が立ってたい

「・・・すまない」

俺はこの失敗をもう二度と繰り返さない
もう・・・仲間を・・・傷つけたくない・・・
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