サバイバルの恋

ジャム

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本編

ゲームオーバー

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ピッピッピッピッ

「う~~~ん・・・」

端末がなる音で目を覚ました
久しぶりによく寝た気がした

「・・・」

端末を見ると赤く点滅している

「・・・そろそろかもね・・・」

僕はお墓に向かった

「おはようございます。今日もいい天気ですねw」

と、お墓に手を合わせる

「そろそろ僕もそっちに行きますから・・・そしたらまた会えますか?」

その問いかけに誰も答える者はいない
当たり前だけどね

「・・・さて・・・思い残しがないようにしようかなw」

僕は飼育小屋に向かった

「うわっ!」

中にはドードーがたくさんいた

「よく繁殖してたな・・・」

なんで生きているのかわからないけど・・・よかった・・・

僕は小屋の入り口を壊した

「ずっとここにいるのもつらいでしょう?もう自由に生きてね」

ドードーたちは拠点の出入口に向かって行った

「さよなら・・・」

そう囁いた

「っ!」

眩暈がした・・・

「もう・・・そろそろかな・・・」

端末の点滅が早い

「・・・ヴァン」

ヴァン『・・・』

「最後の頼み・・・」

ヴァン『・・・』

「頼んだよ」

ヴァン『嫌だ・・・』

「え・・・」

ヴァン『主を失いたくない!!』

「でも、これだけは避けられないよ」

ヴァン『まだ時間はある!!僕がいい方法を探す!!』

「いいんだよ・・・もう・・・」

ヴァン『・・・』

「すごいお願いしてるのはわかってる・・・でも・・・いつまでも僕に縛られていたくはないでしょう?」

ヴァン『・・・』

「僕が死んだらもう自由だ。好きなように生きるといいよw」

ヴァン『・・・』

ピッピッピッピッ

「・・・よく鳴るね・・・わかってるって・・・」

僕はお墓に向かった
そしてお墓の前に座った

「あとどのくらいだろう・・・」

あとどのくらい時間があるんだろうか・・・
その時ヴァンが僕に寄り添ってきた

「ヴァン?」

ヴァン『僕は主を助けるために存在している』

「ん?」

ヴァン『僕は主のためにいる』

「うん・・・そうだね」

ヴァン『だから、主がいなくなったらどう生きて行けばいいかわからない』

「・・・」

ヴァン『ねぇ・・・僕はどう生きればいいの?教えてよ・・・』

「・・・南の火山に君の親がいるはず。そこに行ってみるといいかもよ?」

ヴァン『親・・・』

「・・・うっ!」

胸が苦しい・・・

ヴァン『・・・』

「君と過ごせたの・・・凄く楽しかったよwありがとうw」

そして・・・

ピッピッピッピッピーーーー

端末にヒビが入った

「もう終わりか・・・」

端末『ゲームオーバー、お疲れさまでした』

と書かれていた

「お、疲れ様・・・?」

そして僕は意識を失った

(みんな・・・)


・・・ヴァン視点・・・
「僕の役目もあと少しで終わる」

生存者はゼロ・・・
もう続ける意味はない
僕は主・・・一ノ瀬 遥斗を地面に埋めた

「やっぱり食べれないよw」

そして翼を広げた

「観測者、ワイバーンオブサーバー・・・プログラム終了を宣言」

そういうと周りがデータ化し少しづつ消えていく
僕は空に飛びそれを眺める

人は時に助け合い、時に殺し合う・・・
それはこの『サバイバル』と言う環境ではよくわかる
一ノ瀬たちは協力する道を選んだ・・・
それってすごいことだと思う。

「さすがは『プレイヤー』・・・ここまで生き残ったのは君が初めてだったよw」

そして周りは真っ暗な世界になった
これで自分の役割は完全に終わった

「はぁ・・・もっと一緒に居たかったな・・・」

僕にとっては楽しい時間だった
それが『限定的』だったとしても・・・

「また・・・会いたいな・・・」

そして僕の身体もデータ化し始めた
役割・・・辛いと初めて感じた・・・でも、これからもこれは繰り返す・・・

「『ゲーム』が続く限り・・・」

そして僕は消えた・・・

(また・・・繰り返すのか・・・)
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