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第一章 アカデミー編
第一話 プロローグ 祝宴
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大陸の西に位置する歴史ある王国――ヴァルミエール王国。
王宮の大広間は光で満ちあふれていた。
天井のシャンデリアが燭火を星々のようにばらまいて、大理石の床は金と紅の絨毯で帯のように飾られていた。
今宵は、魔王軍の重要拠点を陥落させ、魔将を討ち取った勇者一行を称える戦勝記念の宴。
壁には王家の旗と紋章が掲げられ、楽団が華やかな舞曲を奏でていた。
貴族の令嬢たちが絹のドレスを揺らし、騎士たちが勲章を誇らしげに胸に飾る。
まるでここが戦場に勝るもう一つの舞台であるかのように――
無粋な剣と矢の代わりに、きらびやかな視線と言葉が飛び交っていた。
やがて楽団の旋律が切り替わり、中央に進み出たのは
――勇者エリアス・ヴァロワと、
私の姉――聖女アリシア・ルクレール。
人々の視線の中心には、常にこの二人がいた。
片や女神に選ばれし聖なる剣、片や女神の加護を受けし銀髪の乙女。
二人が並んで立つ姿は、まるで絵画のように誰もが讃えずにはいられなかった。
そして二人が手を取り、礼を交わした瞬間、ざわめきが吸い取られたように消えた。
エリアスは力強くも優雅に足を運び、アリシアはその導きに寄り添いながら、白百合のように気高く、花弁が風に舞うかのように柔らかく舞った。
彼の金の髪が、彼女の白銀の髪が光を弾き、揺れるたびに観る者の心を奪っていく。
人々の囁きが、舞う二人の背を彩る。
「見事な舞いだ……」
「さすがは王子。庶子といえど、その気品は隠せん」
「聖女様も……まるで月の光をまとったかのような清廉な美しさ。誰一人として目を離せぬ」
「ルクレール侯爵家の出だったか? いや、魔王軍に滅ぼされたと聞く。不憫なことだ」
「されど、元令嬢の矜持よ。舞も姿勢も、見事としか言いようがない」
ふと視線を滑らせると、すぐそこに壁際からその様子を眺めている二人がいた。
魔王軍との戦いの要である薔薇騎士団の団長ロベール・グランディールと話し込んでいるのは
――騎士バルド・カステルモン。
武骨な黒の礼装に身を包み、その堂々たる体躯は異様な存在感を放っている。
名門カステルモン公爵家の次男にも拘わらず、騎士道にその身を捧げた男。
今や騎士団最強の騎士、剛盾(ごうじゅん)バルドなどと二つ名で呼ばれる実直な男でもある。
二人はグラスを傾けながら、目を細めて舞を見つめている。
私と同じく勇者パーティの一員でもあるバルドの瞳には、華麗に舞う姉アリシアの姿だけが映っていた。
遠征の折と同じ、淡い熱を宿した眼差しを、私はよく知っている。
「……誘わないのか?」
ロベールが横目で問う。その声は低く落ち着いて、老練な響きを帯びていた。
「俺は次男でしたからね。物心ついてから剣ばかり振っていました。舞など、無理ですよ」
バルドは肩をすくめ、不器用に笑った。
ロベールは小さく笑みを漏らし、グラスを揺らす。
「それにしても……こんな場に立っていると、兵たちが泥に倒れているのが幻に思えるな。
国威発揚の意味はあるとは思うが――まだ緒戦。反撃は始まったばかりだというのに」
「まったくです。あの王太子の発案らしいですが――
我らの血の一滴も、ここでは葡萄酒一滴の価値にも及ばぬようで」
バルドは肩越しに豪奢な食事や酒が並んだ会場を見やり、と吐き捨てるように言った。
やがて舞が終わり、万雷の拍手が鳴り響く。
二人が手を携えて戻ると、すぐさまアリシアの周りには多くの紳士が押し寄せた。
「お見事でした、聖女様!」
「どうか次の舞を私と!」
賞賛と誘いの言葉が渦のように押し寄せ、姉は困惑して一歩退く。
一方、エリアスのもとには淑女たちが殺到していた。
「勇者様、ぜひお話を!」
「次の曲をご一緒に!」
あっという間に人垣ができ、二人は引き離されてしまう。
姉は困ったように顔を曇らせ、遠くのエリアスを探すように視線を揺らした。
人波の向こうに一瞬、エリアスが彼女を見る。
その刹那、姉の白い指先がほんのわずかに宙を彷徨い――離れてしまった彼の手を追うように震えた。
エリアスは片目を瞑り、笑みを作ると「また後で」と唇を動かす。
アリシアは頬を染め、花のような笑顔を返した。
その光景は、互いに言葉を交わさずとも想いが通じているかのようで――
会場の喧噪の中、私の胸をほんのり締めつけた。
「……彼女を救い出してはどうだ?」
ロベールがぽつりと呟くと、バルドは苦笑し、首を振った。
「いや。ゴブリンの群れに突っ込む方がまだたやすいでしょう」
ロベールは喉の奥で笑い、杯を掲げると、バルドの杯に軽く当てた。
チン、と小さく澄んだ音が響く。
そのときだった。
ざわめく人垣を悠然と割って、一人の青年が進み出る。
深紅の礼装を纏い、金の髪をたなびかせた
――王太子シャルル・ヴァロワ。
王位継承者にして、勇者エリアスの異母兄。
さきほどバルドに”あの王太子”と呼ばれた、この宴の発起人である。
彼の額に収まる金のサークレットの下、碧い瞳を弟エリアスの方へとちらりと向けると、わずかに口元を歪めた。
まるで「その手を取るのはお前ではない」と告げるかのように。
「紳士の皆々方。聖女様が困っておられる――下がりたまえ」
その声音には優雅な響きがあったが、誰も逆らえぬ圧が込められていた。
群衆は左右に割れ、王太子の歩む道が自然に開かれる。
シャルルは恭しく一礼し、アリシアへ手を差し伸べた。
「私と一曲。いかがでしょうか?」
その表情は有無を言わせぬもの。
まるで、そのためだけにこの宴を開いたかのように。
姉の笑顔は、強張ってなお、氷の彫像のように凛として美しかった。
だからこそ、その手を奪う王太子の仕草がいっそう不遜に見えた。
それでも逃げ場を失い、彼女は差し出された手を取るしかなかった。
「……ええ、喜んで」
会場がどよめきに包まれる。
その瞬間、私の胸に痛みが走った。
勇者と並んで舞ったときに花のように光っていた姉が、いまは冷たい鎖で縛られたように見えたからだ。
エリアスは複雑な表情を浮かべながら群がる淑女に押し流され、姉から遠ざかっていく。
血を分けた兄弟でさえ、こんなに冷たい視線を交わすのかと、私は胸の奥が小さく締めつけられるのを感じた。
姉の瞳が私と交わり、彼女は小さく唇を震わせた。
「待っていてね」
——その言葉に、私はそっと頷いた。
胸がじんと暖かくなった。
姉はいつだって暖かく、私を気遣ってくれる。
やがて、演奏が始まり、姉は王太子と舞い始めた。
白銀の髪は、夜明けの光を孕んだ絹糸のようにきらめいた。
名工が磨いた白磁のような肌。熟れた果実のようにやわらかな唇。
そして、私ですら吸い込まれそうな、深い夜を思わせる薄紫の瞳。
見惚れた紳士淑女からため息が漏れる。
すらりと伸びた手足に、衣の下でしなやかに流れる曲線が躍動し――
清らかさの奥に、彼女が動くたびにかすかな甘い香りを漂わせるかのよう。
……どこを見ても、完璧すぎる姉。
そして、そんな姉をただ見ているしかない私――セレナ・ルクレール。
私の見た目は……まあ、普通だと思う。
この国では珍しくもない金の髪に、碧い瞳。
鏡を見なければ自分の顔を思い出せないくらいには“ありふれている”。
けれど姉は、一目見ただけで人々の記憶に永遠に刻まれてしまう。
清らかで気高く、それでいてひと目で忘れられない存在。
その“すべて”を揃えている姉には、私は決して追い付けない。
だが、本当に決定的な違いは見た目ではない。
姉は聖女――人々の期待と憧れを一身に受ける身。
私はただの白魔導士――支援しか取り柄のない勇者パーティのお荷物。
つまり私は、舞踏会場で居眠りしても誰にも気づかれないくらいには、目立たない存在。
だからこそ、そんな姉の優しさにすがることでしか存在を確かめられない自分が、ほんの少し情けなかった。
王宮の大広間は光で満ちあふれていた。
天井のシャンデリアが燭火を星々のようにばらまいて、大理石の床は金と紅の絨毯で帯のように飾られていた。
今宵は、魔王軍の重要拠点を陥落させ、魔将を討ち取った勇者一行を称える戦勝記念の宴。
壁には王家の旗と紋章が掲げられ、楽団が華やかな舞曲を奏でていた。
貴族の令嬢たちが絹のドレスを揺らし、騎士たちが勲章を誇らしげに胸に飾る。
まるでここが戦場に勝るもう一つの舞台であるかのように――
無粋な剣と矢の代わりに、きらびやかな視線と言葉が飛び交っていた。
やがて楽団の旋律が切り替わり、中央に進み出たのは
――勇者エリアス・ヴァロワと、
私の姉――聖女アリシア・ルクレール。
人々の視線の中心には、常にこの二人がいた。
片や女神に選ばれし聖なる剣、片や女神の加護を受けし銀髪の乙女。
二人が並んで立つ姿は、まるで絵画のように誰もが讃えずにはいられなかった。
そして二人が手を取り、礼を交わした瞬間、ざわめきが吸い取られたように消えた。
エリアスは力強くも優雅に足を運び、アリシアはその導きに寄り添いながら、白百合のように気高く、花弁が風に舞うかのように柔らかく舞った。
彼の金の髪が、彼女の白銀の髪が光を弾き、揺れるたびに観る者の心を奪っていく。
人々の囁きが、舞う二人の背を彩る。
「見事な舞いだ……」
「さすがは王子。庶子といえど、その気品は隠せん」
「聖女様も……まるで月の光をまとったかのような清廉な美しさ。誰一人として目を離せぬ」
「ルクレール侯爵家の出だったか? いや、魔王軍に滅ぼされたと聞く。不憫なことだ」
「されど、元令嬢の矜持よ。舞も姿勢も、見事としか言いようがない」
ふと視線を滑らせると、すぐそこに壁際からその様子を眺めている二人がいた。
魔王軍との戦いの要である薔薇騎士団の団長ロベール・グランディールと話し込んでいるのは
――騎士バルド・カステルモン。
武骨な黒の礼装に身を包み、その堂々たる体躯は異様な存在感を放っている。
名門カステルモン公爵家の次男にも拘わらず、騎士道にその身を捧げた男。
今や騎士団最強の騎士、剛盾(ごうじゅん)バルドなどと二つ名で呼ばれる実直な男でもある。
二人はグラスを傾けながら、目を細めて舞を見つめている。
私と同じく勇者パーティの一員でもあるバルドの瞳には、華麗に舞う姉アリシアの姿だけが映っていた。
遠征の折と同じ、淡い熱を宿した眼差しを、私はよく知っている。
「……誘わないのか?」
ロベールが横目で問う。その声は低く落ち着いて、老練な響きを帯びていた。
「俺は次男でしたからね。物心ついてから剣ばかり振っていました。舞など、無理ですよ」
バルドは肩をすくめ、不器用に笑った。
ロベールは小さく笑みを漏らし、グラスを揺らす。
「それにしても……こんな場に立っていると、兵たちが泥に倒れているのが幻に思えるな。
国威発揚の意味はあるとは思うが――まだ緒戦。反撃は始まったばかりだというのに」
「まったくです。あの王太子の発案らしいですが――
我らの血の一滴も、ここでは葡萄酒一滴の価値にも及ばぬようで」
バルドは肩越しに豪奢な食事や酒が並んだ会場を見やり、と吐き捨てるように言った。
やがて舞が終わり、万雷の拍手が鳴り響く。
二人が手を携えて戻ると、すぐさまアリシアの周りには多くの紳士が押し寄せた。
「お見事でした、聖女様!」
「どうか次の舞を私と!」
賞賛と誘いの言葉が渦のように押し寄せ、姉は困惑して一歩退く。
一方、エリアスのもとには淑女たちが殺到していた。
「勇者様、ぜひお話を!」
「次の曲をご一緒に!」
あっという間に人垣ができ、二人は引き離されてしまう。
姉は困ったように顔を曇らせ、遠くのエリアスを探すように視線を揺らした。
人波の向こうに一瞬、エリアスが彼女を見る。
その刹那、姉の白い指先がほんのわずかに宙を彷徨い――離れてしまった彼の手を追うように震えた。
エリアスは片目を瞑り、笑みを作ると「また後で」と唇を動かす。
アリシアは頬を染め、花のような笑顔を返した。
その光景は、互いに言葉を交わさずとも想いが通じているかのようで――
会場の喧噪の中、私の胸をほんのり締めつけた。
「……彼女を救い出してはどうだ?」
ロベールがぽつりと呟くと、バルドは苦笑し、首を振った。
「いや。ゴブリンの群れに突っ込む方がまだたやすいでしょう」
ロベールは喉の奥で笑い、杯を掲げると、バルドの杯に軽く当てた。
チン、と小さく澄んだ音が響く。
そのときだった。
ざわめく人垣を悠然と割って、一人の青年が進み出る。
深紅の礼装を纏い、金の髪をたなびかせた
――王太子シャルル・ヴァロワ。
王位継承者にして、勇者エリアスの異母兄。
さきほどバルドに”あの王太子”と呼ばれた、この宴の発起人である。
彼の額に収まる金のサークレットの下、碧い瞳を弟エリアスの方へとちらりと向けると、わずかに口元を歪めた。
まるで「その手を取るのはお前ではない」と告げるかのように。
「紳士の皆々方。聖女様が困っておられる――下がりたまえ」
その声音には優雅な響きがあったが、誰も逆らえぬ圧が込められていた。
群衆は左右に割れ、王太子の歩む道が自然に開かれる。
シャルルは恭しく一礼し、アリシアへ手を差し伸べた。
「私と一曲。いかがでしょうか?」
その表情は有無を言わせぬもの。
まるで、そのためだけにこの宴を開いたかのように。
姉の笑顔は、強張ってなお、氷の彫像のように凛として美しかった。
だからこそ、その手を奪う王太子の仕草がいっそう不遜に見えた。
それでも逃げ場を失い、彼女は差し出された手を取るしかなかった。
「……ええ、喜んで」
会場がどよめきに包まれる。
その瞬間、私の胸に痛みが走った。
勇者と並んで舞ったときに花のように光っていた姉が、いまは冷たい鎖で縛られたように見えたからだ。
エリアスは複雑な表情を浮かべながら群がる淑女に押し流され、姉から遠ざかっていく。
血を分けた兄弟でさえ、こんなに冷たい視線を交わすのかと、私は胸の奥が小さく締めつけられるのを感じた。
姉の瞳が私と交わり、彼女は小さく唇を震わせた。
「待っていてね」
——その言葉に、私はそっと頷いた。
胸がじんと暖かくなった。
姉はいつだって暖かく、私を気遣ってくれる。
やがて、演奏が始まり、姉は王太子と舞い始めた。
白銀の髪は、夜明けの光を孕んだ絹糸のようにきらめいた。
名工が磨いた白磁のような肌。熟れた果実のようにやわらかな唇。
そして、私ですら吸い込まれそうな、深い夜を思わせる薄紫の瞳。
見惚れた紳士淑女からため息が漏れる。
すらりと伸びた手足に、衣の下でしなやかに流れる曲線が躍動し――
清らかさの奥に、彼女が動くたびにかすかな甘い香りを漂わせるかのよう。
……どこを見ても、完璧すぎる姉。
そして、そんな姉をただ見ているしかない私――セレナ・ルクレール。
私の見た目は……まあ、普通だと思う。
この国では珍しくもない金の髪に、碧い瞳。
鏡を見なければ自分の顔を思い出せないくらいには“ありふれている”。
けれど姉は、一目見ただけで人々の記憶に永遠に刻まれてしまう。
清らかで気高く、それでいてひと目で忘れられない存在。
その“すべて”を揃えている姉には、私は決して追い付けない。
だが、本当に決定的な違いは見た目ではない。
姉は聖女――人々の期待と憧れを一身に受ける身。
私はただの白魔導士――支援しか取り柄のない勇者パーティのお荷物。
つまり私は、舞踏会場で居眠りしても誰にも気づかれないくらいには、目立たない存在。
だからこそ、そんな姉の優しさにすがることでしか存在を確かめられない自分が、ほんの少し情けなかった。
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