23 / 100
第一章 アカデミー編
第二十三話 覚醒
しおりを挟む
やがて――空からの攻撃が凪いだとき。
風の音が消え、戦場が一瞬だけ、異様な静寂に包まれる。
胸の奥が、ぞくりと震え――ひときわ巨大な影が、空を覆った。
あまりの大きさに、息を吸うことさえ忘れていた。
翼を広げれば楼門すら隠すほどの巨竜――
その眼光は血の色に濁り、見上げた瞬間、肺の奥の空気が凍りついた。
地鳴りのような咆哮とともに紅蓮の炎を吐き散らす。
灼熱の奔流が焼け残っていた天幕を一瞬にして押し潰し、人影がぼうと燃え上がった。
――この竜は、他の竜とは違う。
理屈ではなく、本能が告げる。“死”が目の前にいる、と。
勝利の希望から一転。騎士たちの絶望が地平を曇らせていく。
その絶望の縁で、ロベールが動いた。
地に転がった薔薇騎士団の軍旗を片手で掴み上げ、地面へ深々と突き立てる。
紅の薔薇が、炎と煙の中に鮮やかに咲いた。
「退かぬ! ここを基点とせよ! 輪盾――組め!」
叩きつけるような号令が、鐘の音みたいに戦場へ渡る。
「盾列、外輪! 槍、間隙から喉元! 弓兵は目を狙え! 魔導は翼根を貫け!」
「中央に聖女、支援職。全力で守れ!」
「バルド、壁を開くな! 殿下、私の合図で右へ斬り上がれ!」
(今、姉を”聖女”と……!)
荒れていた足並みが、命令のたびに噛み合っていく。
散り散りだった騎士たちが旗の下へ吸い寄せられ、姉と私の周りに幾重もの円陣が結ばれた。
震えていた槍先が、狙いを持った獣の牙に変わる。
まるで夢の中にいるようで――
自分も英雄譚の主人公になったように錯覚してしまいそうになる。
ロベールは剣を高く掲げ、短く吼える。
「背に王都あり! 膝をつくな、胸を張れ――まだ終わってはおらん!」
張り詰めた空気に、熱が戻る。
崩れかけていた陣の継ぎ目に、戦意が噛み込んだ。
その一瞬――彼の作った“拠り所”が、次に来る光を受け止める器になった。
視界が赤黒い光に染まった。
「ぐっ……!」
バルドが大盾を突き立て、業火に包まれながら耐える。
吹き飛びそうになる騎士たち。
『火耐性上昇』『疲労回復』小さく呟きながら、次々と魔法陣を付与する。
「輪盾に穴を開けてはならぬ! 耐えろ!」
ロベールの叫びが耳を裂く。
バルドの盾は赤熱し、髪が熱波にちりちりと焦げ、熱風に晒された皮膚が裂けそうだった。
私は喉を焼かれながらも悲鳴をこらえる。
『――聖なる結界よ!』
姉は中央で両手を十字に掲げ、光のヴェールで円陣を組んだ騎士団を包む。
竜炎に砕かれても、何度も、何度でも。
私は震える指を無理やり動かし、バルドと重騎士たちの足元に魔法陣を五つ重ねる。
石畳に魔法陣が次々と花のように咲く。
『火耐性上昇』×3
『疲労回復』×2
「ぐぅ!」騎士たちの盾が立ち上がる。
そして姉には――
『魔力上昇』×3
『魔力消費低減』
『疲労回復』
姉の足元にも光の紋が連なり、結界の輝きが一段と増した。
私に出来ることはこのぐらいだ。
「お願い! 耐えて!」
祈るように叫んだ。
(きっと、私の支援も役に立ってるはず!)
炎と光と衝撃がぶつかり合い、世界が白く塗り潰される――。
「遅れて済まない!」
次の瞬間、澄んだ声が戦場を貫いた。
城壁から駆け下りる長耳の影――冒険者らしきエルフの女性。
彼女の弓から放たれた矢が閃光となり、巨竜の片目を正確に穿つ。
狂乱の咆哮に翼が乱れた刹那、ロベールの合図で右手から宙を舞ったエリアスの剣が羽を裂いた。
だが、それでもまだ墜ちない。
地を砕く巨体は、なお空を支配していた。
竜は遥か上空まで羽ばたき、炎と共にまき散らされた怒りの咆哮が身体の芯まで震えさせた。
「来るぞ!!」
騎士たちが低く身構えると、竜は巨大な質量による衝撃波と共に急降下を開始した。
空が、落ちた。
そのとき。
『――聖なる大弓よ!』
姉の静謐な詠唱に、私はぴくりと震えながら姉を見上げた。
私でさえも見たことのない魔法。
そのときの姉は、いつもの優しい姉の姿とは違った。
まるで……本当に、光の女神さまみたいで――。
姉の両手が静かに光を掬い、胸の前で――
弦もない空を、ゆっくりと、力強く引き絞る。
眩いばかりの光が震えながら形を取り、
やがて身の丈を超える輝ける大弓となった。
弦が鳴り、光の矢が放たれた。
矢は空を裂き、曇天を貫いて一直線に巨竜の胸元へ――
轟く閃光が爆ぜ、巨体が仰け反る。
次の瞬間、“死”は炎とともに墜ちた。
地鳴りと爆風が戦場を震わせ、巻き上がる土煙の中で、虚空を裂くただ一筋の光だけが残った。
大地が震え、背後に炎と土煙が渦を巻く中――
姉はただ静かに立っていた。
聖なる残光が衣の裾を照らし、銀の髪を後光のように揺らす。
揺らぐことなく前を見据えるその姿は、まるで戦場に降りた女神の化身――。
誰もが確信した。
――彼女こそが“聖女”だと。
エリアスは剣先をわずかに下げ、喉の奥で言葉を失う。
燃えさしの風に銀のサークレットがかすかに鳴り、その瞳に戦意とは別の光がふっと灯った。
「彼女が……」
大地を打つ衝撃の余韻の中、ただ沈黙が支配した。
バルドは焦げて煙を上げる大盾を立て直し、巨躯をわずかに傾けて刮目する。
長く無言を貫いた男の口から、低く短い息だけが漏れた。
――「……見事だ」と。
***
「報告します! 敵の地上軍、来ました!」
瓦礫と土煙の向こう――地平が黒々と蠢いていた。
翻る黒旗が空を覆い、幾千もの槍が森のようにそびえ立つ。
太鼓の轟音が連打され、大地の鼓動を飲み込むように響き渡った。
甲殻めいた鎧を軋ませ牙を剥く亜人兵、鎖を引きずる獣の咆哮、人の背丈の数倍の巨躯の影――
砂塵の海を押し流すような黒の奔流が、地平の果てまで埋め尽くし、尽きる気配がない。
数ではなく「塊」。意思を持つ闇そのものが押し寄せてくるようだった。
再び絶望が、私の心を真っ黒に塗りつぶそうとしていた。
しかし――
崩れた城門跡から鬨の声が湧き上がった。
雑然――だが、頼もしい姿。
ギルド旗を掲げる者、粗削りの大剣を担ぐ者、杖を掲げ魔法陣を組む者。
革鎧、鎖帷子、黒と白のローブ、寄せ集めの装備が光を散らし――
冒険者たちも――来てくれた!
「勝てる……! この戦、勝てるぞ!」
誰かが叫ぶ。
焦げた風の中で、エリアス王子は聖なる残光に包まれた姉アリシアを顧みる。
燐光の粒がふわりと舞い、微笑む姉の横顔を縁取った。
一瞬、時が澄む。
ロベールが軍旗の下で頷き、バルドが大盾を鳴らして応える。
三者の視線が交わる。合図は、それだけで十分だった。
次の瞬間――
風に翻る青の外套。黄金の光を浴びて輝く銀のサークレット。
その剣を天へ突き上げ、第二王子エリアスは凛然と声を張り上げた。
「皆の者、行くぞ!」
燃え残る炎と聖なる光が交錯し、
掲げられた剣先が朝星のように瞬く。
その横顔は、まるで天命を負う者の光を帯び――
私の目には、物語に描かれる“勇者”そのものに映った。
「おおおおお――ッ!」
エリアスの声は雷鳴のように胸を打ち、
盾を鳴らす音、剣を掲げる煌めき、槍の穂先が一斉に前を向く。
冒険者の雄叫びが重なり、詠唱の調べが追い風となって――
北門から怒涛の突撃が始まる。
旗が一斉に風を掴んだ。
私の胸は熱く震えた。
――姉が、”聖女”が皆を導いた。
「セレナ、私の後ろに!」
振り向いた姉は、頬は煤で汚れていても、いつもと変わらぬ優しい微笑みを湛えていた。
あの二人だけの冒険の時と同じように。
懐かしさと安堵に、目尻から熱いものが頬を伝う。
姉は変わってなどいない。
(――大丈夫! 姉さんはやっぱり、私の姉さんだ!)
私は強く頷き、涙を振り払って石畳を蹴った。
風の音が消え、戦場が一瞬だけ、異様な静寂に包まれる。
胸の奥が、ぞくりと震え――ひときわ巨大な影が、空を覆った。
あまりの大きさに、息を吸うことさえ忘れていた。
翼を広げれば楼門すら隠すほどの巨竜――
その眼光は血の色に濁り、見上げた瞬間、肺の奥の空気が凍りついた。
地鳴りのような咆哮とともに紅蓮の炎を吐き散らす。
灼熱の奔流が焼け残っていた天幕を一瞬にして押し潰し、人影がぼうと燃え上がった。
――この竜は、他の竜とは違う。
理屈ではなく、本能が告げる。“死”が目の前にいる、と。
勝利の希望から一転。騎士たちの絶望が地平を曇らせていく。
その絶望の縁で、ロベールが動いた。
地に転がった薔薇騎士団の軍旗を片手で掴み上げ、地面へ深々と突き立てる。
紅の薔薇が、炎と煙の中に鮮やかに咲いた。
「退かぬ! ここを基点とせよ! 輪盾――組め!」
叩きつけるような号令が、鐘の音みたいに戦場へ渡る。
「盾列、外輪! 槍、間隙から喉元! 弓兵は目を狙え! 魔導は翼根を貫け!」
「中央に聖女、支援職。全力で守れ!」
「バルド、壁を開くな! 殿下、私の合図で右へ斬り上がれ!」
(今、姉を”聖女”と……!)
荒れていた足並みが、命令のたびに噛み合っていく。
散り散りだった騎士たちが旗の下へ吸い寄せられ、姉と私の周りに幾重もの円陣が結ばれた。
震えていた槍先が、狙いを持った獣の牙に変わる。
まるで夢の中にいるようで――
自分も英雄譚の主人公になったように錯覚してしまいそうになる。
ロベールは剣を高く掲げ、短く吼える。
「背に王都あり! 膝をつくな、胸を張れ――まだ終わってはおらん!」
張り詰めた空気に、熱が戻る。
崩れかけていた陣の継ぎ目に、戦意が噛み込んだ。
その一瞬――彼の作った“拠り所”が、次に来る光を受け止める器になった。
視界が赤黒い光に染まった。
「ぐっ……!」
バルドが大盾を突き立て、業火に包まれながら耐える。
吹き飛びそうになる騎士たち。
『火耐性上昇』『疲労回復』小さく呟きながら、次々と魔法陣を付与する。
「輪盾に穴を開けてはならぬ! 耐えろ!」
ロベールの叫びが耳を裂く。
バルドの盾は赤熱し、髪が熱波にちりちりと焦げ、熱風に晒された皮膚が裂けそうだった。
私は喉を焼かれながらも悲鳴をこらえる。
『――聖なる結界よ!』
姉は中央で両手を十字に掲げ、光のヴェールで円陣を組んだ騎士団を包む。
竜炎に砕かれても、何度も、何度でも。
私は震える指を無理やり動かし、バルドと重騎士たちの足元に魔法陣を五つ重ねる。
石畳に魔法陣が次々と花のように咲く。
『火耐性上昇』×3
『疲労回復』×2
「ぐぅ!」騎士たちの盾が立ち上がる。
そして姉には――
『魔力上昇』×3
『魔力消費低減』
『疲労回復』
姉の足元にも光の紋が連なり、結界の輝きが一段と増した。
私に出来ることはこのぐらいだ。
「お願い! 耐えて!」
祈るように叫んだ。
(きっと、私の支援も役に立ってるはず!)
炎と光と衝撃がぶつかり合い、世界が白く塗り潰される――。
「遅れて済まない!」
次の瞬間、澄んだ声が戦場を貫いた。
城壁から駆け下りる長耳の影――冒険者らしきエルフの女性。
彼女の弓から放たれた矢が閃光となり、巨竜の片目を正確に穿つ。
狂乱の咆哮に翼が乱れた刹那、ロベールの合図で右手から宙を舞ったエリアスの剣が羽を裂いた。
だが、それでもまだ墜ちない。
地を砕く巨体は、なお空を支配していた。
竜は遥か上空まで羽ばたき、炎と共にまき散らされた怒りの咆哮が身体の芯まで震えさせた。
「来るぞ!!」
騎士たちが低く身構えると、竜は巨大な質量による衝撃波と共に急降下を開始した。
空が、落ちた。
そのとき。
『――聖なる大弓よ!』
姉の静謐な詠唱に、私はぴくりと震えながら姉を見上げた。
私でさえも見たことのない魔法。
そのときの姉は、いつもの優しい姉の姿とは違った。
まるで……本当に、光の女神さまみたいで――。
姉の両手が静かに光を掬い、胸の前で――
弦もない空を、ゆっくりと、力強く引き絞る。
眩いばかりの光が震えながら形を取り、
やがて身の丈を超える輝ける大弓となった。
弦が鳴り、光の矢が放たれた。
矢は空を裂き、曇天を貫いて一直線に巨竜の胸元へ――
轟く閃光が爆ぜ、巨体が仰け反る。
次の瞬間、“死”は炎とともに墜ちた。
地鳴りと爆風が戦場を震わせ、巻き上がる土煙の中で、虚空を裂くただ一筋の光だけが残った。
大地が震え、背後に炎と土煙が渦を巻く中――
姉はただ静かに立っていた。
聖なる残光が衣の裾を照らし、銀の髪を後光のように揺らす。
揺らぐことなく前を見据えるその姿は、まるで戦場に降りた女神の化身――。
誰もが確信した。
――彼女こそが“聖女”だと。
エリアスは剣先をわずかに下げ、喉の奥で言葉を失う。
燃えさしの風に銀のサークレットがかすかに鳴り、その瞳に戦意とは別の光がふっと灯った。
「彼女が……」
大地を打つ衝撃の余韻の中、ただ沈黙が支配した。
バルドは焦げて煙を上げる大盾を立て直し、巨躯をわずかに傾けて刮目する。
長く無言を貫いた男の口から、低く短い息だけが漏れた。
――「……見事だ」と。
***
「報告します! 敵の地上軍、来ました!」
瓦礫と土煙の向こう――地平が黒々と蠢いていた。
翻る黒旗が空を覆い、幾千もの槍が森のようにそびえ立つ。
太鼓の轟音が連打され、大地の鼓動を飲み込むように響き渡った。
甲殻めいた鎧を軋ませ牙を剥く亜人兵、鎖を引きずる獣の咆哮、人の背丈の数倍の巨躯の影――
砂塵の海を押し流すような黒の奔流が、地平の果てまで埋め尽くし、尽きる気配がない。
数ではなく「塊」。意思を持つ闇そのものが押し寄せてくるようだった。
再び絶望が、私の心を真っ黒に塗りつぶそうとしていた。
しかし――
崩れた城門跡から鬨の声が湧き上がった。
雑然――だが、頼もしい姿。
ギルド旗を掲げる者、粗削りの大剣を担ぐ者、杖を掲げ魔法陣を組む者。
革鎧、鎖帷子、黒と白のローブ、寄せ集めの装備が光を散らし――
冒険者たちも――来てくれた!
「勝てる……! この戦、勝てるぞ!」
誰かが叫ぶ。
焦げた風の中で、エリアス王子は聖なる残光に包まれた姉アリシアを顧みる。
燐光の粒がふわりと舞い、微笑む姉の横顔を縁取った。
一瞬、時が澄む。
ロベールが軍旗の下で頷き、バルドが大盾を鳴らして応える。
三者の視線が交わる。合図は、それだけで十分だった。
次の瞬間――
風に翻る青の外套。黄金の光を浴びて輝く銀のサークレット。
その剣を天へ突き上げ、第二王子エリアスは凛然と声を張り上げた。
「皆の者、行くぞ!」
燃え残る炎と聖なる光が交錯し、
掲げられた剣先が朝星のように瞬く。
その横顔は、まるで天命を負う者の光を帯び――
私の目には、物語に描かれる“勇者”そのものに映った。
「おおおおお――ッ!」
エリアスの声は雷鳴のように胸を打ち、
盾を鳴らす音、剣を掲げる煌めき、槍の穂先が一斉に前を向く。
冒険者の雄叫びが重なり、詠唱の調べが追い風となって――
北門から怒涛の突撃が始まる。
旗が一斉に風を掴んだ。
私の胸は熱く震えた。
――姉が、”聖女”が皆を導いた。
「セレナ、私の後ろに!」
振り向いた姉は、頬は煤で汚れていても、いつもと変わらぬ優しい微笑みを湛えていた。
あの二人だけの冒険の時と同じように。
懐かしさと安堵に、目尻から熱いものが頬を伝う。
姉は変わってなどいない。
(――大丈夫! 姉さんはやっぱり、私の姉さんだ!)
私は強く頷き、涙を振り払って石畳を蹴った。
9
あなたにおすすめの小説
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
追放即死と思ったら転生して最強薬師、元家族に天罰を
タマ マコト
ファンタジー
名門薬師一族に生まれたエリシアは、才能なしと蔑まれ、家名を守るために追放される。
だがそれは建前で、彼女の異質な才能を恐れた家族による処刑だった。
雨の夜、毒を盛られ十七歳で命を落とした彼女は、同じ世界の片隅で赤子として転生する。
血の繋がらない治療師たちに拾われ、前世の記憶と復讐心を胸に抱いたまま、
“最強薬師”としての二度目の人生が静かに始まる。
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】侍女が王女に転生?!英雄と結婚して破滅の国を救います!
カナタカエデ
ファンタジー
八十歳で生涯を終えた、元王宮侍女カリナ。
その最期の瞬間――枕元に、かつて仕えた王女アメリアが現れた。
「お願い…私の人生をやり直して。国を、私を、救って――」
次に目を開くと、カリナは十八歳の“王女アメリア”として転生していた。
彼女は知っている。
このままでは王国は滅び、愛する主君が破滅する未来を。
未来を変えるため、アメリアは
冷徹と噂される英雄ヴァルクとの政略結婚を選ぶ。
これは、かつて守れなかった主人のための転生。
そのはずなのに――彼への想いは、気づけば変わり始めていた。
王女と英雄が紡ぐ、破滅回避ラブファンタジー開幕。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
挿絵はA I画像を使用
10/20 第一章完結
12/20 第二章完結
2/16 第三章完結
他サイト掲載
(小説家になろう、Caita)
婚約破棄され森に捨てられました。探さないで下さい。
拓海のり
ファンタジー
属性魔法が使えず、役に立たない『自然魔法』だとバカにされていたステラは、婚約者の王太子から婚約破棄された。そして身に覚えのない罪で断罪され、修道院に行く途中で襲われる。他サイトにも投稿しています。
白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます
時岡継美
ファンタジー
初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。
侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。
しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?
他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。
誤字脱字報告ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる