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5 聖地、独立国家
アルスター 49
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「国家の難しい話はよく分からないが、とりあえず、会社の前で立ち話されても邪魔だから、中で話してもらっても構わないかな?」
別にお客さんが並んでいると言うわけではないのだが、確かに、このドワーフ王の友人の方が言うとおりだ。
「それじゃあ、中に入らせて貰うか。いやぁ、ここに入るのも何年ぶりだろうか」
ドワーフ王はここに何度か来たことがあるようだ。あの張りぼての巨大ロボットを誇らしげに話していたし、ドワーフ王もあれの作成に協力していたのだろう。
そんなことを思いながら、ガラスで丸見えの室内へと入った。
中は地下で室内だと言うのに、とても明るかったので、思わず足を止めてしまった。
渓谷の中に日の光が入ってきていて、この建物の壁がガラスで出来ていて光が入りやすいからという理由だけではない。清潔感のある白い天井には至る所に光源がある。それもランプや蝋燭の様な炎の明かりではない。日の光のような強い光だ。
「すごいな……」
地下に入るときにも見たが、これがあれば、夜も怖くない。
「そうか……」
そもそも、地下で生活するドワーフには明かりが必要不可欠だった。この明かりはドワーフにとっては当たり前なのだろう。
「そんな手前で止まらないで奥まで行ってくれ。大丈夫だとは思うが、一応、外から誰が見ているか分からないからな」
室内に入ったからと安心してはいけない。なんたって、ここは外から丸見えなのだから。
案内されるまま奥へと進み、再びガラスで覆われた部屋へと入った。
ガラスで覆われているので声は聞こえないだろうが姿は外にまで丸見えだ。
ここで本当によかったのだろうかと思っていると、ドワーフ王の友人が壁にある何かを使うと、一斉に周りのガラスを黒い布が覆った。
一瞬、室内が暗くなったが、それも天井にある明かりが光を増して部屋全体が明るくなった。
「ここなら、周りの目も気にしなくていいだろ」
「親切にしてもらってかたじけない。それで、お名前を教えてもらってもよろしいかのう」
流石は人類王。こう言うときでも礼節は忘れない賢王だ。
「あぁ、ドルミロに聞いてなかったのか。俺はダイダル・ドワイラル。そこのドワーフ王とは腐れ縁で、この会社の社長だ」
「社長……?」
「そうか。社長ってのは、この建物で一番偉い人間だ。まあ、地主とか貴族みたいなものだな」
その説明で、このドワーフがこの三王と張り合っても遜色のない人物だと言うことが分かった。
別にお客さんが並んでいると言うわけではないのだが、確かに、このドワーフ王の友人の方が言うとおりだ。
「それじゃあ、中に入らせて貰うか。いやぁ、ここに入るのも何年ぶりだろうか」
ドワーフ王はここに何度か来たことがあるようだ。あの張りぼての巨大ロボットを誇らしげに話していたし、ドワーフ王もあれの作成に協力していたのだろう。
そんなことを思いながら、ガラスで丸見えの室内へと入った。
中は地下で室内だと言うのに、とても明るかったので、思わず足を止めてしまった。
渓谷の中に日の光が入ってきていて、この建物の壁がガラスで出来ていて光が入りやすいからという理由だけではない。清潔感のある白い天井には至る所に光源がある。それもランプや蝋燭の様な炎の明かりではない。日の光のような強い光だ。
「すごいな……」
地下に入るときにも見たが、これがあれば、夜も怖くない。
「そうか……」
そもそも、地下で生活するドワーフには明かりが必要不可欠だった。この明かりはドワーフにとっては当たり前なのだろう。
「そんな手前で止まらないで奥まで行ってくれ。大丈夫だとは思うが、一応、外から誰が見ているか分からないからな」
室内に入ったからと安心してはいけない。なんたって、ここは外から丸見えなのだから。
案内されるまま奥へと進み、再びガラスで覆われた部屋へと入った。
ガラスで覆われているので声は聞こえないだろうが姿は外にまで丸見えだ。
ここで本当によかったのだろうかと思っていると、ドワーフ王の友人が壁にある何かを使うと、一斉に周りのガラスを黒い布が覆った。
一瞬、室内が暗くなったが、それも天井にある明かりが光を増して部屋全体が明るくなった。
「ここなら、周りの目も気にしなくていいだろ」
「親切にしてもらってかたじけない。それで、お名前を教えてもらってもよろしいかのう」
流石は人類王。こう言うときでも礼節は忘れない賢王だ。
「あぁ、ドルミロに聞いてなかったのか。俺はダイダル・ドワイラル。そこのドワーフ王とは腐れ縁で、この会社の社長だ」
「社長……?」
「そうか。社長ってのは、この建物で一番偉い人間だ。まあ、地主とか貴族みたいなものだな」
その説明で、このドワーフがこの三王と張り合っても遜色のない人物だと言うことが分かった。
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