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疾走する紅蓮の導き
炎と風の反逆者 30
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「でも、そんなことしたら、戦争にだってなり得るんじゃないのか?」
「可能性的にはかなり大きいだろう。でも、兵器としての価値が上がれば奴らの思う壺だろう」
そうなのか。だから、この人たちは戦っているのか。
「でも、そんなの、ただの妄想に過ぎないんじゃないのか?」
「妄想とは言ってくれるな」
つい言いすぎた。さっきまでとは違い顔が怖いです。
「私も、何も知らなかった頃は奴らのところに居たんだ。そして、奴らが選抜した72人の将官に私は選出され、中将の地位を与えられた。しかし、奴らがしようとしていることを将官たちは知ってしまった。6人だけは向こうに残ったが、あとの66人は反旗を翻した。それが私たちなんだよ。それでも、私の言っていることが妄想だと思うか?」
「そんなこと、一言も報道されてなかったぞ」
「当たり前だ。報道なんてしてみろ。君のように疑惑を抱く人物が何人出ると思っているんだ」
それもそうか。紀彦なんかは確実に此方側に付くだろう。
「だったら公表すればいいじゃないか」
「敵の話なんて信じる人はいないだろう」
信じない、よな……普通、信じないだろ。
「信じないとして、それじゃあどうするんだよ?」
「それは簡単だ。あの建物を壊せばいいんだよ」
「そんなことで?」
クレイドルを壊しただけで、アストラルソロモン社を潰せるというのか?
「壊せば、再建なんてできないはずだ。奴らは、あの牢獄を作るのに、ほとんどの金を使ったらしいからな。施設維持や食事なんかも、奴らが持っているサクセサーを持つ者の軍隊を国に貸し出すことで、辛うじて繋ぎ止めている状態だそうだ。確実に崩壊する」
内部情報は行方先生のようなスパイによって集められているのだろう。そう考えると信憑性は高い。
「それって、俺、必要だったか? あんたなら一人で消し炭にできるんじゃないのか?」
「それは簡単だ。だけどな、そうすれば何人の犠牲が、死者が出ると思っている」
「それは……」
数千人規模の被害だろう。
あそこには昼夜問わずに人はいる。避難をさせなければならないが、敵の言うことを素直に聞いてくれる人なんていないだろう。
「私たちは戦争を起こさないために戦っているんだぞ? その私たちが人を殺してどうする」
正論だ。
しかし、そんなこと、可能なのか。殺さないと相手は止まらないのではないのか。
「どうやって戦う気だよ」
「もちろん、正々堂々とだ」
「無理だろ」
「無理じゃないさ。現に戦意のある君たちから、それを奪ったんだからな」
俺と紀彦は、彼女の圧倒的な力の差により、降伏を余儀なくされた。
「可能性的にはかなり大きいだろう。でも、兵器としての価値が上がれば奴らの思う壺だろう」
そうなのか。だから、この人たちは戦っているのか。
「でも、そんなの、ただの妄想に過ぎないんじゃないのか?」
「妄想とは言ってくれるな」
つい言いすぎた。さっきまでとは違い顔が怖いです。
「私も、何も知らなかった頃は奴らのところに居たんだ。そして、奴らが選抜した72人の将官に私は選出され、中将の地位を与えられた。しかし、奴らがしようとしていることを将官たちは知ってしまった。6人だけは向こうに残ったが、あとの66人は反旗を翻した。それが私たちなんだよ。それでも、私の言っていることが妄想だと思うか?」
「そんなこと、一言も報道されてなかったぞ」
「当たり前だ。報道なんてしてみろ。君のように疑惑を抱く人物が何人出ると思っているんだ」
それもそうか。紀彦なんかは確実に此方側に付くだろう。
「だったら公表すればいいじゃないか」
「敵の話なんて信じる人はいないだろう」
信じない、よな……普通、信じないだろ。
「信じないとして、それじゃあどうするんだよ?」
「それは簡単だ。あの建物を壊せばいいんだよ」
「そんなことで?」
クレイドルを壊しただけで、アストラルソロモン社を潰せるというのか?
「壊せば、再建なんてできないはずだ。奴らは、あの牢獄を作るのに、ほとんどの金を使ったらしいからな。施設維持や食事なんかも、奴らが持っているサクセサーを持つ者の軍隊を国に貸し出すことで、辛うじて繋ぎ止めている状態だそうだ。確実に崩壊する」
内部情報は行方先生のようなスパイによって集められているのだろう。そう考えると信憑性は高い。
「それって、俺、必要だったか? あんたなら一人で消し炭にできるんじゃないのか?」
「それは簡単だ。だけどな、そうすれば何人の犠牲が、死者が出ると思っている」
「それは……」
数千人規模の被害だろう。
あそこには昼夜問わずに人はいる。避難をさせなければならないが、敵の言うことを素直に聞いてくれる人なんていないだろう。
「私たちは戦争を起こさないために戦っているんだぞ? その私たちが人を殺してどうする」
正論だ。
しかし、そんなこと、可能なのか。殺さないと相手は止まらないのではないのか。
「どうやって戦う気だよ」
「もちろん、正々堂々とだ」
「無理だろ」
「無理じゃないさ。現に戦意のある君たちから、それを奪ったんだからな」
俺と紀彦は、彼女の圧倒的な力の差により、降伏を余儀なくされた。
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