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「うぉ!いきなり植物が動きましたよ!食人植物ですか!?私は食べても美味しくないよ!」
いきなり防衛モードになった迷宮に驚きを隠せないおっさん。
ギシャァァァァ!
「ぬぉーーー!」
植物が纏まり、一つの巨大な植物系守護者が侵入者に咆哮で警告する。
「ギシャ、ギギギ、グシャ!」
「こんにちは」
なんかの挨拶だと勘違いして、返事を返すおっさん。
「ギア?ギググ」
それにつられて挨拶をするガーディアン。間抜け面をさらしている。
「ちょっとそこを通りたいのですか………」
「ギギガジャ」
混乱したガーディアンは素直に道を譲り、通してしまった。
「ありがとうございます」
「シャー。ギギシ」
「ギニャー!フルシュー」
その後、通してしまったガーディアンを見た者はいない。
「新鮮なサラダですね。ゴマが効いてます」
いや居た。おっさんである。ガーディアンはおっさんが美味しく食べたとさ。
(余った分はスタッフが美味しくいただきました)
「中ボス部屋 こんなことを看板に書いていいのでしょうか?罠ですよね?」
なんとかギリギリ、ドラ〇エや、ポケ〇ンをやった事のあるおっさんは、この部屋の異常性を感知した。
《スキル『罠看破』を獲得しました!》
「ん?なんですかね?これ」
(定番No.1542ヾ(。・∀・)oダナ!!)
いつの間にか神様掲示板に侵入している雪哉であった。
「てい、ばん?あぁ!定番か!」
雪哉って念話みたいなことが出来るようになったのか。
「で、なにが定番なんだろう?」
(そこからかい!俺には無理な人材だよ。ハハハ)
ラノベを知らなすぎるおっさんに、雪哉もこの乾いた笑いである。
「では、お邪魔します」
ペカァァァァァ!
「ふわぁぁぁぁぁぁ!」
神の部屋に転移されたような強烈ぅぅぅぅな光とともに、激しい浮遊感を感じたおっさん。
「おrrrrrr、おrrrrrrr」
大量の吐瀉物と一緒にワープするおっさん。絵柄的には最悪なレベルである。
「うー。いた………くない」
─── おぉおぉぉおぉお!
鼓膜に響き渡る大音量の叫び声。
「我は!翡翠深緑大王国!黒薔薇騎士団団長ミズタマ・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!白薔薇騎士団団長タテジマ・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!黄薔薇騎士団団長シマシマ・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!赤薔薇騎士団団長チャック・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!青薔薇騎士団団長ハンテン・モヨウ」
「我ら!翡翠深緑大王国!薔薇騎士団!我らに打ち勝たない限り、大王国に負けは無い!いざ!参る!」
戦隊風の自己紹介を終え、突撃してくる騎士団団長達。
「自己紹介長いですね」
この一言が………………
「グハァ!な、なかなかやりおるの!」
クリティカルヒットである。
(ステータス見ようぜ!『鑑定』)
─────
薔薇騎士団団長(植物状態) Lv.100
体力53/10000
魔力0/0
その他のステータスの平均値5555→53
─────
53レベルまで下がってしまった。
「せ、正当防衛!」
ペチ、ペチ、ペチ、ペチ、ペチ
「グ、グワァァァァ!王様!不甲斐なく先に旅立ちます!」
「あー!すみません!ごめんなさい!殺す気はなかったんです!」
しかし、時すでにお寿司!←打ち間違えじゃないよ!
《レベルアップ!》
《レベルアップ!》
《レベルアップ!》
︙
《レベルアップ!》
《隠し中ボス 薔薇騎士団団長達 を討伐しました。成功報酬として、
宝箱『騎士団団長の骸』
を獲得しました》
「うわー。レベルアップのアナウンス?がまだ耳元でゔおんゔおん言ってる……………」
おっさんの目の前には立派な一つの宝箱があった。
「『騎士団団長の骸』は流石に精神的にやばい。でも、開けてみるか!」
《山田次郎は『翡翠緑輝魔剣』を手に入れた!》
「うわ!何だこの剣!美しいけど、禍々しいな」
(『鑑定』)
──────
翡翠緑輝魔剣
ランク:遺物級
攻撃力+999
俊敏性+9999
スキル『絶対破壊不可』『斬れ味抜群』
固有スキル『翡翠纏う不可視の魔風』
─────
(チートだな。このおっさん、運よすぎない?)
「軽いな。魚を捌くのにはちょうどいいな」
このおっさん。魔剣を出刃包丁と思っているのか?
(うーん?確かになー)
雪哉が感染されつつある。
─────────
りんご定明
隠し中ボスなるものありけり。
騎士団が戦隊モノなのは、りんごが案外好きだからかな?(*´ 艸`)(・∀・)ニヤニヤ
ここまでお読みいただきありがとうございます!よかったらお気に入りポチッとよろしくお願いします!
感想気軽にどうぞ!よろしくお願いします!(´°v°)/んぴッ
(・ω・)ノシ
いきなり防衛モードになった迷宮に驚きを隠せないおっさん。
ギシャァァァァ!
「ぬぉーーー!」
植物が纏まり、一つの巨大な植物系守護者が侵入者に咆哮で警告する。
「ギシャ、ギギギ、グシャ!」
「こんにちは」
なんかの挨拶だと勘違いして、返事を返すおっさん。
「ギア?ギググ」
それにつられて挨拶をするガーディアン。間抜け面をさらしている。
「ちょっとそこを通りたいのですか………」
「ギギガジャ」
混乱したガーディアンは素直に道を譲り、通してしまった。
「ありがとうございます」
「シャー。ギギシ」
「ギニャー!フルシュー」
その後、通してしまったガーディアンを見た者はいない。
「新鮮なサラダですね。ゴマが効いてます」
いや居た。おっさんである。ガーディアンはおっさんが美味しく食べたとさ。
(余った分はスタッフが美味しくいただきました)
「中ボス部屋 こんなことを看板に書いていいのでしょうか?罠ですよね?」
なんとかギリギリ、ドラ〇エや、ポケ〇ンをやった事のあるおっさんは、この部屋の異常性を感知した。
《スキル『罠看破』を獲得しました!》
「ん?なんですかね?これ」
(定番No.1542ヾ(。・∀・)oダナ!!)
いつの間にか神様掲示板に侵入している雪哉であった。
「てい、ばん?あぁ!定番か!」
雪哉って念話みたいなことが出来るようになったのか。
「で、なにが定番なんだろう?」
(そこからかい!俺には無理な人材だよ。ハハハ)
ラノベを知らなすぎるおっさんに、雪哉もこの乾いた笑いである。
「では、お邪魔します」
ペカァァァァァ!
「ふわぁぁぁぁぁぁ!」
神の部屋に転移されたような強烈ぅぅぅぅな光とともに、激しい浮遊感を感じたおっさん。
「おrrrrrr、おrrrrrrr」
大量の吐瀉物と一緒にワープするおっさん。絵柄的には最悪なレベルである。
「うー。いた………くない」
─── おぉおぉぉおぉお!
鼓膜に響き渡る大音量の叫び声。
「我は!翡翠深緑大王国!黒薔薇騎士団団長ミズタマ・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!白薔薇騎士団団長タテジマ・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!黄薔薇騎士団団長シマシマ・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!赤薔薇騎士団団長チャック・モヨウ」
「我は!翡翠深緑大王国!青薔薇騎士団団長ハンテン・モヨウ」
「我ら!翡翠深緑大王国!薔薇騎士団!我らに打ち勝たない限り、大王国に負けは無い!いざ!参る!」
戦隊風の自己紹介を終え、突撃してくる騎士団団長達。
「自己紹介長いですね」
この一言が………………
「グハァ!な、なかなかやりおるの!」
クリティカルヒットである。
(ステータス見ようぜ!『鑑定』)
─────
薔薇騎士団団長(植物状態) Lv.100
体力53/10000
魔力0/0
その他のステータスの平均値5555→53
─────
53レベルまで下がってしまった。
「せ、正当防衛!」
ペチ、ペチ、ペチ、ペチ、ペチ
「グ、グワァァァァ!王様!不甲斐なく先に旅立ちます!」
「あー!すみません!ごめんなさい!殺す気はなかったんです!」
しかし、時すでにお寿司!←打ち間違えじゃないよ!
《レベルアップ!》
《レベルアップ!》
《レベルアップ!》
︙
《レベルアップ!》
《隠し中ボス 薔薇騎士団団長達 を討伐しました。成功報酬として、
宝箱『騎士団団長の骸』
を獲得しました》
「うわー。レベルアップのアナウンス?がまだ耳元でゔおんゔおん言ってる……………」
おっさんの目の前には立派な一つの宝箱があった。
「『騎士団団長の骸』は流石に精神的にやばい。でも、開けてみるか!」
《山田次郎は『翡翠緑輝魔剣』を手に入れた!》
「うわ!何だこの剣!美しいけど、禍々しいな」
(『鑑定』)
──────
翡翠緑輝魔剣
ランク:遺物級
攻撃力+999
俊敏性+9999
スキル『絶対破壊不可』『斬れ味抜群』
固有スキル『翡翠纏う不可視の魔風』
─────
(チートだな。このおっさん、運よすぎない?)
「軽いな。魚を捌くのにはちょうどいいな」
このおっさん。魔剣を出刃包丁と思っているのか?
(うーん?確かになー)
雪哉が感染されつつある。
─────────
りんご定明
隠し中ボスなるものありけり。
騎士団が戦隊モノなのは、りんごが案外好きだからかな?(*´ 艸`)(・∀・)ニヤニヤ
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