8 / 18
4-1
しおりを挟む「こっちは、みうちゃんが初めてだろうからってゆっくり進めてやろうと思ってたのにさー。みうちゃんが悪いんだからね?もう彼女やめたいなんて言うから。別れねーからな」
――別れないって……、私のことなんてただの遊びのくせに。
しかも告白も何もないままにある日突然俺の女認定されても納得がいかない。
本当だったら言い返しているのに、恐怖に身を包まれた今は何も言えず、振り解けない手に連れて行かれたのは先輩の部屋。きっと一人暮らしなのだろう、手狭な空間にシングルベッドとソファが置かれていて、ちょっと散らかった男くさい部屋だった。
一番近いソファに投げるように座らされ無理矢理脚を大きく開かれた。脚を閉じられないようにその間に大きな体が入ってくる。流れるように唇を奪われて、熱い舌先でぎゅっと閉じていた唇をこじ開けられて深くキスをされた。そのまま食べられてしまうんじゃないかって思うくらいに深いキス。翻弄された私は、体を弄る先輩の手にされるがままだった。
「みうちゃんの可愛い声もっと聞かせてよ」
「う、…んぅ……ふぁ、……っぁ」
我慢しきれない声が口から漏れ出る。息をしようと空気を求めて口を開くだけで喘ぎ声となって吐き出されてしまう。そうして息を求めて開けた口を執拗に追いかけられてまた塞がれる。
自分でも信じられないくらいの声が漏れ出てしまう。恥ずかしくてそんな声を出したくないのに、それは叶わない。口を開かないように、キスされないように、手で閉ざして必死にふるふると首だけを横に振る。
スカートをめくられて下着の上から、蜜口を男の太い指でくにくにと触られた。
すでに下着は蜜口から溢れ出る蜜によりぐっしょりと濡れて色を変えている。
服の上も捲り上げられて胸を先輩の目の前に曝け出している。
空いた手でぴんとたった乳首を乳輪ごとふにふにと弄られて時折先をくりくり、こりこりと摘まれる。反対は先輩の口の中でレロレロと舌で好き勝手遊ばれている。
「みうちゃんは俺の彼女で俺たち付き合ってんだよ、これからもずっと。分かるだろ?付き合ってたらこういうことすんのは当然なの」
耳たぶを甘噛みされながら、ねっとりと耳元を舐めつけられる。抵抗でさえ許さないとでもいうように、耳から脳に直接吹き込まれる声に意識を揺さぶられていた。
「うぁ、…っちが、うぅ……んぁ…っ」
「まだ否定すんの?もっとわからせてやらないとだめか。みうちゃん実家暮らしだもんね?今日は家に帰さないとだし、あんま時間ないから最後まではしないけど、気持ちよくなろ」
「んんッ………ぁ、やだぁ、かえるっ……ああっ」
「帰らせるわけないっしょ?気持ちいいことだけだから大丈夫。淫乱なみうちゃん見せてよ」
あられもない声を出しながら羞恥に唇を噛み、涙目になりながら快感に耐える。
「せんぱい、やめてぇ……あ!く、……んんッ……ふ……ぅ…ッ」
「あ~、かわいー。そんな甘い声で鳴くの?マジで誘ってくるじゃん」
「ちが、……ひぃ、ぁ、……あぁっ……!」
首元に顔が埋められてすぅ~はぁ~と匂いを嗅がれながら、下着の上から主張してきているクリトリスをいじられる。
「めっちゃいい匂いする。みうちゃんの香り……。あぁ~興奮するな~。みうちゃんも嫌じゃないでしょ?初めてのくせして俺に脚擦り寄せてきてさぁ。もっとしてっておねだりしてんじゃん。おまんこ、こうやってこすこすされるの大好きだよね」
「ふぁ…、ぁっ、あっ、…んッ!」
「腰だってこんなくねらせて誘ってさー。びくびくって小動物みたいに震え上がっちゃって可愛いなぁ。俺の彼女可愛すぎ。俺みうちゃんとえっちなことしたくて堪らなくて、ずっと我慢してたんだよ」
118
あなたにおすすめの小説
【完結】大学で人気の爽やかイケメンはヤンデレ気味のストーカーでした
あさリ23
恋愛
大学で人気の爽やかイケメンはなぜか私によく話しかけてくる。
しまいにはバイト先の常連になってるし、専属になって欲しいとお金をチラつかせて誘ってきた。
お金が欲しくて考えなしに了承したのが、最後。
私は用意されていた蜘蛛の糸にまんまと引っかかった。
【この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません】
ーーーーー
小説家になろうで投稿している短編です。あちらでブックマークが多かった作品をこちらで投稿しました。
内容は題名通りなのですが、作者的にもヒーローがやっちゃいけない一線を超えてんなぁと思っています。
ヤンデレ?サイコ?イケメンでも怖いよ。が
作者の感想です|ω・`)
また場面で名前が変わるので気を付けてください
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる