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第4章
感謝祭を楽しめない。
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「じゃあそろそろ行くよ」
「今日もお祭りに行かれるのですね」
フィオは羨ましそうにそう言った。
今年も感謝祭には行けそうもないからだ。
「“報告・連絡・相談”といつも注意するのですが...」
自分で勝手に安請け合いした雑誌の連載を
彼女に伝えないまま自分も忘れてしまい
今週末までに提出しなければならないらしい。
他にも色々と仕事を抱えているのに...
「まぁ、よくあるミスってやつだよねぇ...」
「それが命取りになる事だってあるのですよっ!」
本気で怒られてる。大人なのに。
責任感の強い彼女は他人に迷惑をかける事が大嫌いだ。
親父の家系はこれだから...フィオが可哀想。
「ちゃっちゃと片付けて今年は連れてくからさぁ...」
「............(フィオ、疑いの目)」
「............(ウィンディ、真似して疑いの目)」
「なっ、なんだよぉ~!そんな目するなって二人とも」
せっかくなので感謝祭最後の日曜日に
みんなで一緒に行こうと誘った。
「それまでには絶対に終わらせてよ」
「ハハッ。レオナルドも言うようになったなぁ~」
俺は半分、今年も一緒には行けないだろうなと思った。
ガチャの召喚者から離れられる範囲はおよそ2km。
魔力の大きさや特殊なアイテム使用などで違いはあるが
基本的にはそんな感じ。
カレン曰く
大きな声で「コラッ!」って怒られた時みたいに
身体がビィーンと萎縮してしまうそうで
それ以上遠くへは行きたくなくなるのだという。
だから遠い所へ出かけるには必ず保護者同伴。
フィオだけを感謝祭に連れ出す事は出来ないのだ...残念。
「大丈夫です。必ず間に合わせますので!」
フィオが早速プラン立てて伯父に指示を出す。
(これじゃどっちがマスターかわからないよな...)
まるで夏休みの宿題が終わらない子供のように
ヒィヒィ泣き事を言いながら仕事を進めるのであった。
彼らを残して俺達は今日もお祭り会場へ。
今回は遊びに来たわけじゃなくて
頼まれ物とプレゼントを買いに来たのだ。
「えぇっと...ウミブドウのパウンドケーキと...」
「ホッキョクモグラの缶詰...(美味いのか?コレは)」
母さんから手紙が来ていた。
少し離れた村に住んでいる母さんは
毎年欲しい物を買ってきてと俺にお願いする。
この街の感謝祭は規模が大きくて大人気。
各地から珍しい食べ物や飲み物、雑貨などが多く集まる。
ケニーの店から送れば簡単だけれど
顔を出しついでにいつも直接実家まで届けに行く。
......お小遣いもくれるし。
「ウミブドウのケーキ、売り切れてる...」
悲しい。
毎年買っていたのにタルトしか残っていなかった。
「今年のブドウは特別甘くて美味しいよ~!」
「ただ海水温が高いから収穫量が少なくてねぇ...」
そういえば難しいニュースで“ヒドラ”の大量発生による
温暖化が問題になってるとか言ってた。
竜というより蛇の見た目をした炎タイプの厄介な奴で
上級だから討伐は中々難しいのだ。
「じゃあ、タルトを貰うよ」
「はい、毎度ありぃ~」
仕方がないので1ホール購入する。
日持ちするから初日に買えばよかったな...
家に戻って明日の準備。
カレンは“ボンゴリジャーキー”を急いで作成中。
初めて会う母さんに贈り物をしたいのだという。
「喜んでくれるかなぁー?」
「きっと喜ぶと思うよ」
彼女によると明日の天気は晴れ。
午後から風が強く吹くというので早めに出かける予定。
ひさしぶりに会う母さんの喜ぶ顔を
ボンヤリと思い浮かべながら眠りについた。
「今日もお祭りに行かれるのですね」
フィオは羨ましそうにそう言った。
今年も感謝祭には行けそうもないからだ。
「“報告・連絡・相談”といつも注意するのですが...」
自分で勝手に安請け合いした雑誌の連載を
彼女に伝えないまま自分も忘れてしまい
今週末までに提出しなければならないらしい。
他にも色々と仕事を抱えているのに...
「まぁ、よくあるミスってやつだよねぇ...」
「それが命取りになる事だってあるのですよっ!」
本気で怒られてる。大人なのに。
責任感の強い彼女は他人に迷惑をかける事が大嫌いだ。
親父の家系はこれだから...フィオが可哀想。
「ちゃっちゃと片付けて今年は連れてくからさぁ...」
「............(フィオ、疑いの目)」
「............(ウィンディ、真似して疑いの目)」
「なっ、なんだよぉ~!そんな目するなって二人とも」
せっかくなので感謝祭最後の日曜日に
みんなで一緒に行こうと誘った。
「それまでには絶対に終わらせてよ」
「ハハッ。レオナルドも言うようになったなぁ~」
俺は半分、今年も一緒には行けないだろうなと思った。
ガチャの召喚者から離れられる範囲はおよそ2km。
魔力の大きさや特殊なアイテム使用などで違いはあるが
基本的にはそんな感じ。
カレン曰く
大きな声で「コラッ!」って怒られた時みたいに
身体がビィーンと萎縮してしまうそうで
それ以上遠くへは行きたくなくなるのだという。
だから遠い所へ出かけるには必ず保護者同伴。
フィオだけを感謝祭に連れ出す事は出来ないのだ...残念。
「大丈夫です。必ず間に合わせますので!」
フィオが早速プラン立てて伯父に指示を出す。
(これじゃどっちがマスターかわからないよな...)
まるで夏休みの宿題が終わらない子供のように
ヒィヒィ泣き事を言いながら仕事を進めるのであった。
彼らを残して俺達は今日もお祭り会場へ。
今回は遊びに来たわけじゃなくて
頼まれ物とプレゼントを買いに来たのだ。
「えぇっと...ウミブドウのパウンドケーキと...」
「ホッキョクモグラの缶詰...(美味いのか?コレは)」
母さんから手紙が来ていた。
少し離れた村に住んでいる母さんは
毎年欲しい物を買ってきてと俺にお願いする。
この街の感謝祭は規模が大きくて大人気。
各地から珍しい食べ物や飲み物、雑貨などが多く集まる。
ケニーの店から送れば簡単だけれど
顔を出しついでにいつも直接実家まで届けに行く。
......お小遣いもくれるし。
「ウミブドウのケーキ、売り切れてる...」
悲しい。
毎年買っていたのにタルトしか残っていなかった。
「今年のブドウは特別甘くて美味しいよ~!」
「ただ海水温が高いから収穫量が少なくてねぇ...」
そういえば難しいニュースで“ヒドラ”の大量発生による
温暖化が問題になってるとか言ってた。
竜というより蛇の見た目をした炎タイプの厄介な奴で
上級だから討伐は中々難しいのだ。
「じゃあ、タルトを貰うよ」
「はい、毎度ありぃ~」
仕方がないので1ホール購入する。
日持ちするから初日に買えばよかったな...
家に戻って明日の準備。
カレンは“ボンゴリジャーキー”を急いで作成中。
初めて会う母さんに贈り物をしたいのだという。
「喜んでくれるかなぁー?」
「きっと喜ぶと思うよ」
彼女によると明日の天気は晴れ。
午後から風が強く吹くというので早めに出かける予定。
ひさしぶりに会う母さんの喜ぶ顔を
ボンヤリと思い浮かべながら眠りについた。
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