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魔界編:第13章
梅の花
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嘔吐きながら、菖寿丸に支えられる雪景を見て、自分の無力さを痛感した。
何も知らなかった。
今目の前で起こっている状況は、僕は知ろうと思えば知れたはずだ。
なぜ傷つけられた雪景に気付けなかったのか、あの時何か出来ることはなかったのか? そんな事ばかりが頭をよぎる。
目の前で見ている事は全て過去のことで、今更どうすることもできない。
そんな事は分かっているけど、後悔せずにはいられなかった。
菖寿丸が支える雪景を抱きしめたくて、腕を伸ばしてもこの器が動くはずもない。
もどかしい気持ちで目を瞑ったら、次に開けた時にはまた情景が変わっていた。
さっきよりも多く散った花弁が、池にたくさん浮かんでいた。この景色には既視感があった。
袖を涙で濡らして、泣き腫らして憔悴した面持ちの雪景は、呆然としたまま池のほとりに立っていた。
「……菖寿か」
泣きすぎて枯れてしまったのか、掠れた声が痛々しかった。
そんな見た目に反して、雪景は驚くほど静かにたたずんでいた。
「小松は死んでしまったよ、私の目の前で首を刎ねられた」
一度もこちらを見ない雪景は、手元にボールでも抱えるようにして、何もないその空間を見つめていた。
「最後まであの女に従っていればよかったのに……もう私のために人が死ぬのはたくさんだ」
「ゆきまる……?」
「私に情を寄せれば殺されるぞ、菖寿」
「どうしたんだ、いつもなら……」
菖寿丸の感情が流れ込んでくる。
裏切られたとはいえ、慕っていた人が死んでしまったのに、あまりにも落ち着いたその様子が、菖寿丸の不安を煽っていた。
でも僕は、動揺して泣き崩れていた雪景を知っている。
こんなことは終わりにしたいと、死んでしまいたいと嘆く雪景を見たはずだ……そうだ、あれは君に最後に会った夢。
「いつもなら、もっと泣き縋ってくるはずだと……?」
やっとこちらを向いたと思ったら、自嘲するような引きつり笑いを浮かべていた。
その顔は、あまりにも今のユキとそっくりで、僕の中で雪景とユキが重なっていく。
「枯れるほど泣いたし、泣き縋った……今は自分に呆れている」
たくさん泣いたことは、その枯れた声からも容易に察することは出来た。
「真里には知られたくないのに、助けてほしくて縋ってしまった」
「それはおかしい事じゃない」
菖寿丸が雪景の近くまで歩み寄って、その気持ちを受け止めようと腕を伸ばすけれど、雪景からその手は取られなかった。
「私は小松の死を、真里の気を引くことに利用したんだ」
菖寿丸がショックを受けているのが分かる。死を利用したなんて事じゃなく、縋る相手は自分であって欲しかったという嫉妬心。
あの時僕に縋った雪景の悲しみは本物だった、決して気を引くためのものなんかじゃない。
自分だけじゃ抱えられない悲しみなら頼ってほしい……君はそれさえも罪悪感に苛まれているのか。
「真里に会いたい……でも、殺されたくない、真里も、菖寿も」
枯れる程泣いたはずの瞳から、ぽたっと雫が落ちた。
「だから、もう……いいんだ」
よくない! 菖寿丸と感情がリンクして昂った。
助けなきゃいけない、君を……この地獄みたいな世界から! 必死で手を伸ばして、すぐにでも助け出したいと思っているのに、目の前の雪景は遠ざかるようにまた景色が変わる。
「どうして……夢の中だけでよかったのに」
雪景の周囲は暗く、梅の花は一輪も咲いていなかった。
どれだけ雪景の心が暗く蝕まれているのか、口で説明されずとも一目でわかる。
「気づかれた……? まさか、あの女に殺されたのか?」
憔悴しきった様子で思い詰めている。
今まで傷つけてられてきた雪景に、今度は何が起きたっていうのか……。
その瞳からあふれ出した涙を拭おうとして、手を伸ばした時。
「真里に、会えないんだ」
心臓が、心がえぐられた。
それは分かっていた事実……でも、泣き崩れていく表情と、悲しみの深さを目の当たりにしてしまった。
謝りたい、今……目の前にいるのに! ずっと先になるけど、僕たちは再会できるってことを伝えたいのに。
そしてあの梅の花は、二度と咲かなかったんだ。
ハッと目が覚めたら、和室の天井を見上げていた。
小さく虫の声が聞こえてくる夜の演出に、全くそぐわないほどに心臓は速く鳴る。
左右を見てもユキの姿は無くて、もう二度と会えないんじゃないかって不安に駆られた。
慌てて体を起こしたら、ユキは偽物の月明かりに照らされて、あの梅の木の前に立っていた。
消えてなくなりそうな儚さに、足をもつれさせながら裸足で飛び出して、その背中を捕まえた。
「どうした、怖い夢でも見たか?」
「……ユキが、消えてしまいそうに見えたから」
こっちを向こうとユキが体を捻ったので、腕の力を緩めた。
正面から愛しそうにその腕に包まれたら、夢の中に置き去りにしてしまった雪景と重なった。
一番辛い時に側にいてあげられなかった……あの時は何も出来なかった、会いに行くことさえもう出来ない。
側にいてあげられなくて
気付いてあげられなくて
こんなにも長い間待たせてしまって……本当にごめん。
「少し感傷的になっていた、消えそうに見えるほどだったか?」
ユキは冗談めかして笑うけど、それは強がっているだ。
僕は、ユキの心を救える? 今からでも、取り戻すことができるなら……。
なかったことには出来ないけど、その心を癒すことができるなら、僕はなんだってしたい。
「……本当は、梅の花は嫌いだったんだ」
ユキがおでこを合わせて、少し気まずそうに言った。
「梅の花を見ると、どうしても真里を思い出すから……胸の中に空いた穴に気づくのが嫌だった」
「ユキ……」
思わずユキの胸に手を当てると、その手にユキの手が重なる。
「でも、真里が俺の心にも咲かせてくれたんだ」
風もないのに、梅の木がざわめいた気がした。
木が大きくなっていく……! 僕が作った時よりも沢山の花をつけて、まるで生きてるみたいに狂い咲く。
「もう……嫌いじゃない?」
「あぁ、真里が埋めてくれたから」
「二度と散らせたりしない」
ユキの心は僕が守る、どんな事があっても……必ず!
ユキの唇がいつもより近い気がして、思わず唇を合わせた。
合わせるだけじゃ足りなくて、抱き寄せて舌を絡ませて貪った。
「ンッ……ま、さと……まっ……」
ユキが動揺していて、なんだかいつもより小さく見える……そうなると、愛おしさが増してくる。
「待て……! 真里……お前……!」
ユキが顔を真っ赤にして引き剥がしてきて、どうしたんだろうと目合わせて気付いた。
目線の高さが、おかしい。
「背が……伸びてるぞ」
「えっ、なんで……!?」
自覚した途端、ストンと僕の身長は元の高さに戻ってしまって、僕の視界はいつものようにユキの鎖骨あたりになった。
「ええっ! なんで!!」
せっかく伸びたのに! 10センチは伸びたのに!
残念がる僕とは違って、ユキはホッとするようにして笑った。
「顔も少し大人びていたから、無意識に年齢操作で歳を上に引き上げたんだろうな」
もしかして、僕がユキを守りたいって思ったから……?
「まだ真里の年齢が達していないから、すぐに戻ってしまったんだろう」
「そんなぁ」
「大丈夫だ、あと何年かすれば維持できるようになるんじゃないか?」
頭をヨシヨシと撫でられて、こんな事されてるうちは、守るなんて大それたこと公言するのは恥ずかしいなって思ってしまった。
「一瞬別人みたいに見えたから、俺はこのままの方が嬉しいんだが」
「僕なのに……?」
「あぁ、別人というより……その」
ユキが言いにくそうにしどろもどろになるから、ピンときてしまった。
「菖寿丸みたいだった?」
「……まぁ、急に成長されると……な」
前にユキは似てないって言ってたけど、やっぱり僕と菖寿丸はユキから見てもそっくりなんだな。
夢の中で菖寿丸に会った直後だから、未来の自分がイメージしやすかったのかもしれない。
でも、ぼんやりと思い出した菖寿丸は霧でボヤけていた気がする。
もしかして、菖寿丸にはもう時間がないんじゃないか……?
そんな不安が脳裏をよぎったけど、口に出して言うことは出来なかった。
何も知らなかった。
今目の前で起こっている状況は、僕は知ろうと思えば知れたはずだ。
なぜ傷つけられた雪景に気付けなかったのか、あの時何か出来ることはなかったのか? そんな事ばかりが頭をよぎる。
目の前で見ている事は全て過去のことで、今更どうすることもできない。
そんな事は分かっているけど、後悔せずにはいられなかった。
菖寿丸が支える雪景を抱きしめたくて、腕を伸ばしてもこの器が動くはずもない。
もどかしい気持ちで目を瞑ったら、次に開けた時にはまた情景が変わっていた。
さっきよりも多く散った花弁が、池にたくさん浮かんでいた。この景色には既視感があった。
袖を涙で濡らして、泣き腫らして憔悴した面持ちの雪景は、呆然としたまま池のほとりに立っていた。
「……菖寿か」
泣きすぎて枯れてしまったのか、掠れた声が痛々しかった。
そんな見た目に反して、雪景は驚くほど静かにたたずんでいた。
「小松は死んでしまったよ、私の目の前で首を刎ねられた」
一度もこちらを見ない雪景は、手元にボールでも抱えるようにして、何もないその空間を見つめていた。
「最後まであの女に従っていればよかったのに……もう私のために人が死ぬのはたくさんだ」
「ゆきまる……?」
「私に情を寄せれば殺されるぞ、菖寿」
「どうしたんだ、いつもなら……」
菖寿丸の感情が流れ込んでくる。
裏切られたとはいえ、慕っていた人が死んでしまったのに、あまりにも落ち着いたその様子が、菖寿丸の不安を煽っていた。
でも僕は、動揺して泣き崩れていた雪景を知っている。
こんなことは終わりにしたいと、死んでしまいたいと嘆く雪景を見たはずだ……そうだ、あれは君に最後に会った夢。
「いつもなら、もっと泣き縋ってくるはずだと……?」
やっとこちらを向いたと思ったら、自嘲するような引きつり笑いを浮かべていた。
その顔は、あまりにも今のユキとそっくりで、僕の中で雪景とユキが重なっていく。
「枯れるほど泣いたし、泣き縋った……今は自分に呆れている」
たくさん泣いたことは、その枯れた声からも容易に察することは出来た。
「真里には知られたくないのに、助けてほしくて縋ってしまった」
「それはおかしい事じゃない」
菖寿丸が雪景の近くまで歩み寄って、その気持ちを受け止めようと腕を伸ばすけれど、雪景からその手は取られなかった。
「私は小松の死を、真里の気を引くことに利用したんだ」
菖寿丸がショックを受けているのが分かる。死を利用したなんて事じゃなく、縋る相手は自分であって欲しかったという嫉妬心。
あの時僕に縋った雪景の悲しみは本物だった、決して気を引くためのものなんかじゃない。
自分だけじゃ抱えられない悲しみなら頼ってほしい……君はそれさえも罪悪感に苛まれているのか。
「真里に会いたい……でも、殺されたくない、真里も、菖寿も」
枯れる程泣いたはずの瞳から、ぽたっと雫が落ちた。
「だから、もう……いいんだ」
よくない! 菖寿丸と感情がリンクして昂った。
助けなきゃいけない、君を……この地獄みたいな世界から! 必死で手を伸ばして、すぐにでも助け出したいと思っているのに、目の前の雪景は遠ざかるようにまた景色が変わる。
「どうして……夢の中だけでよかったのに」
雪景の周囲は暗く、梅の花は一輪も咲いていなかった。
どれだけ雪景の心が暗く蝕まれているのか、口で説明されずとも一目でわかる。
「気づかれた……? まさか、あの女に殺されたのか?」
憔悴しきった様子で思い詰めている。
今まで傷つけてられてきた雪景に、今度は何が起きたっていうのか……。
その瞳からあふれ出した涙を拭おうとして、手を伸ばした時。
「真里に、会えないんだ」
心臓が、心がえぐられた。
それは分かっていた事実……でも、泣き崩れていく表情と、悲しみの深さを目の当たりにしてしまった。
謝りたい、今……目の前にいるのに! ずっと先になるけど、僕たちは再会できるってことを伝えたいのに。
そしてあの梅の花は、二度と咲かなかったんだ。
ハッと目が覚めたら、和室の天井を見上げていた。
小さく虫の声が聞こえてくる夜の演出に、全くそぐわないほどに心臓は速く鳴る。
左右を見てもユキの姿は無くて、もう二度と会えないんじゃないかって不安に駆られた。
慌てて体を起こしたら、ユキは偽物の月明かりに照らされて、あの梅の木の前に立っていた。
消えてなくなりそうな儚さに、足をもつれさせながら裸足で飛び出して、その背中を捕まえた。
「どうした、怖い夢でも見たか?」
「……ユキが、消えてしまいそうに見えたから」
こっちを向こうとユキが体を捻ったので、腕の力を緩めた。
正面から愛しそうにその腕に包まれたら、夢の中に置き去りにしてしまった雪景と重なった。
一番辛い時に側にいてあげられなかった……あの時は何も出来なかった、会いに行くことさえもう出来ない。
側にいてあげられなくて
気付いてあげられなくて
こんなにも長い間待たせてしまって……本当にごめん。
「少し感傷的になっていた、消えそうに見えるほどだったか?」
ユキは冗談めかして笑うけど、それは強がっているだ。
僕は、ユキの心を救える? 今からでも、取り戻すことができるなら……。
なかったことには出来ないけど、その心を癒すことができるなら、僕はなんだってしたい。
「……本当は、梅の花は嫌いだったんだ」
ユキがおでこを合わせて、少し気まずそうに言った。
「梅の花を見ると、どうしても真里を思い出すから……胸の中に空いた穴に気づくのが嫌だった」
「ユキ……」
思わずユキの胸に手を当てると、その手にユキの手が重なる。
「でも、真里が俺の心にも咲かせてくれたんだ」
風もないのに、梅の木がざわめいた気がした。
木が大きくなっていく……! 僕が作った時よりも沢山の花をつけて、まるで生きてるみたいに狂い咲く。
「もう……嫌いじゃない?」
「あぁ、真里が埋めてくれたから」
「二度と散らせたりしない」
ユキの心は僕が守る、どんな事があっても……必ず!
ユキの唇がいつもより近い気がして、思わず唇を合わせた。
合わせるだけじゃ足りなくて、抱き寄せて舌を絡ませて貪った。
「ンッ……ま、さと……まっ……」
ユキが動揺していて、なんだかいつもより小さく見える……そうなると、愛おしさが増してくる。
「待て……! 真里……お前……!」
ユキが顔を真っ赤にして引き剥がしてきて、どうしたんだろうと目合わせて気付いた。
目線の高さが、おかしい。
「背が……伸びてるぞ」
「えっ、なんで……!?」
自覚した途端、ストンと僕の身長は元の高さに戻ってしまって、僕の視界はいつものようにユキの鎖骨あたりになった。
「ええっ! なんで!!」
せっかく伸びたのに! 10センチは伸びたのに!
残念がる僕とは違って、ユキはホッとするようにして笑った。
「顔も少し大人びていたから、無意識に年齢操作で歳を上に引き上げたんだろうな」
もしかして、僕がユキを守りたいって思ったから……?
「まだ真里の年齢が達していないから、すぐに戻ってしまったんだろう」
「そんなぁ」
「大丈夫だ、あと何年かすれば維持できるようになるんじゃないか?」
頭をヨシヨシと撫でられて、こんな事されてるうちは、守るなんて大それたこと公言するのは恥ずかしいなって思ってしまった。
「一瞬別人みたいに見えたから、俺はこのままの方が嬉しいんだが」
「僕なのに……?」
「あぁ、別人というより……その」
ユキが言いにくそうにしどろもどろになるから、ピンときてしまった。
「菖寿丸みたいだった?」
「……まぁ、急に成長されると……な」
前にユキは似てないって言ってたけど、やっぱり僕と菖寿丸はユキから見てもそっくりなんだな。
夢の中で菖寿丸に会った直後だから、未来の自分がイメージしやすかったのかもしれない。
でも、ぼんやりと思い出した菖寿丸は霧でボヤけていた気がする。
もしかして、菖寿丸にはもう時間がないんじゃないか……?
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