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第7章 リアリスティック・ドリームワールド
133 受け入れられない想い
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ドルミーレは眉一つ動かさず、静かに座っているだけ。
しかしその冷え切った瞳には明確な敵意の色が写っていた。
「私を害する者は誰であろうと許さない。私は、何者にも囚われない」
頬杖をついたまま、ドルミーレは淡々と口にする。
そして大きな溜息をついてから、尊大な態度で脚を組んだ。
それによって白い太腿がよく露わになり、暗い空間の中で冷たく光った。
「ドルミーレ! 僕は君の復権を願っていたんだ! 君に仇をなすなんてもっての他。僕は、君を虐げてきた連中にその報いを受けさせ、世界あるべき姿にしようとしているだけなんだ!」
「私の復権ねぇ……」
六つの鋒を喉元に突きつけられたまま、レイくんは声を張り上げた。
ピクリとでも動いたらそのまま串刺しにされそうな状況で、しかし動じることなく真っ直ぐドルミーレを見つめる。
レイくんには普段の飄々とした様子は全くなく、ドルミーレに対する親愛の色が窺えた。
しかし、ドルミーレは冷えた表情を全く崩さない。
その底が見えない瞳でレイくんのことを舐め回すように眺めてから、再び溜息をこぼした。
「レイ。自然の奴隷たる妖精の子。あなたは昔から、私の周りをよく飛び回っていたわね。でもね、私はあなたの献身を一度たりともありがたいと思ったことなどないのよ」
「ッ…………」
ドルミーレの言葉は氷のように冷たい。
相手を慮る気など一切ない、無情の言葉だった。
しかしそれでも、レイくんは動じなかった。
「何故だ、ドルミーレ。君は確かに、この国を憎んでいた。彼らを憎んでいた。だからこそ、その死の間際に呪いを残したんだろう? だからこそ、この世界に多くの魔女を生んだんだろう? 僕は君の意思を汲んで、ずっと……」
「私の意思なんて、何一つ知りもしないくせに」
ピシャリと吐き捨てるドルミーレ。
さすがに言葉をつまらせたレイくんに、彼女は冷め切った笑みを浮かべた。
「あなたがしてきたことを、私は何一つとして望んでなどいないのよ。あなたが、あなたたちがしてきたことは、私の愚弄以外の何物でもないわ」
「じゃ、じゃあ……! じゃあどうして『魔女ウィルス』を残したんだ! あれは君の怒りと憎しみの現れ。そして、復活の意思だろう!? だから僕は、君が再びこの世に現れる環境を整えようとしているんだ……!」
「『魔女ウィルス』…………」
レイくんの焦りを無視して、ドルミーレは憎々しげに独言た。
「なんとも悪意に満ちた呼び方……けれどまぁ、言い得て妙なのかもしれないわね。この世界の人々にとって、私は癌のようなものなんだから。世界を汚染する悪しき病巣なんだから」
クツクツと静かな自嘲。その言葉に恨み言はなく、ただ事実を述べる淡々としたものだった。
そこに彼女の感情はなく、しかし受け入れているわけでもなく。
私にはその言葉がとても寂しく聞こえた。
「────まぁいいわ。あなたたちがそう呼ぶそれは、別に私がこの世界に復活する為のものじゃないわ。確かにそれを果たせるだけの力を持つものではあるけれど」
「じゃあ、どうして……!」
「そうねぇ……ただ、あらゆるものが憎かった。世界の全てが憎かった。だって、みんなが私を憎むんだもの。そんな世界を憎まないなんて無理な話でしょう? だから、そんなに私が憎いのなら、みんなが私になったらどんなに悲劇的かしらって、そう思っただけよ。それを逆手にとって踏ん反り返られるとは、流石に思っていなかったけれど」
フフッと軽く笑い飛ばして、ドルミーレはこともなげに言ってのけた。
『魔女ウィルス』は人の肉体を書き換え、ドルミーレと同列のものにしてしまうもの。
それはドルミーレの新たな器にしようとするのではなく、ただ違うものに作り替えてしまえ、というものなんだ。
彼女を魔女と蔑み、化物のように扱ってきたこの国の人たちにへの、どうしようもない憎しみの呪い。
そんなに忌み嫌うのなら、自分たちもその化物になってしまえという、悍ましい怨み。
自分の糧にしたいとか、仲間を作りたいとかだったらまだ可愛らしい。
ドルミーレのそれは、自分を貶めた人たちを苦痛のドン底に叩き落とそうというただの怨嗟だ。
一体何が、彼女をそこまで駆り立てたんだろう。
「じゃ、あ…………」
ドルミーレの思考があまりにも恐ろしく悲しくて、私は縮み上がりそうになりながらも声を上げた。
彼女の冷たい瞳だけが、すーっとこちらに向けられる。
「あなたの、目的は……? 復活するつもりがなかったのなら、あなたはどうして今も眠り続けているの?」
「………………」
私の問いに、ドルミーレは目を細めた。
苛立ちを増したように見えて、しかしその表情から見受けられる感情の変動はない。
僅かな空白ののち、ドルミーレはゆっくりと唇を動かした。
「……それを、ここで話す気にはなれないわ。そもそも口にするつもりもないし」
「な、なにそれ……! あなたのせいで沢山の人が苦しんでる! 私の友達だって、沢山! どうしようもなく傷付いて、悲しい思いを沢山にして、命を失った人だっているのに! みんながあなたに振り回されてる。あなたには、全てを説明する責任がある!」
「勝手な主張ね」
思わず声を荒げてしまった私を、ドルミーレは鼻で笑った。
その態度に怯んでいると、今度はレイくんが言葉を続けた。
「確かに、君からしてみれば勝手かもしれない。でも僕は君の声が聞きたいんだ。僕は『魔女ウィルス』を受けた魔女として、君の役に立ちたいし、同胞を守りたい。僕の行いが君を愚弄していたというのなら、意思を聞かせてくれないかい?」
「いやよ、そんなの。私の心は私のだけのもの。他人に明かすなんて真っ平ごめんだわ」
ドルミーレは眉間にシワを寄せ、あからさまな嫌悪感を示した。
心を閉ざし、誰のことも信じず必要とせず、寂しい孤独に浸るドルミーレ。
そんな彼女にとって、その目的を示すことすらも抵抗があるようだった。
怒りや憎しみ、敵意は決して隠しはしないのに。
自分の希望や目的は明かさないなんて。
どれだけ彼女は他人に絶望しているんだろう。
「ドルミーレ……やっぱり君は、僕を受け入れてはくれないんだね」
レイくんは歯を食いしばって項垂れた。
雪のように白い髪がその表情を覆い隠し、兎の長耳は力なく垂れ下がる。
その姿を見ても、ドルミーレは微動だにしない。
「わかってた……わかってたさ。君は昔から、僕のことなんて気にも留めていなかった。それでも僕は、君の隣に立ちたかったんだ……」
「それで私の真似事を? 思い違いも甚だしいわね。私に友も仲間も必要ない。まして、こんな悍ましい世界に二度目の生なんて論外。何もかも、私には不要なのよ」
そう言って、ドルミーレは椅子に深く座り直した。
まるで自分の殻に閉じ籠るように。
「そんな私に、あなたは勝手に踏み込んできた。不躾にも土足でね。それは万死に値すると、そう思わない?」
「あぁ、そうだね。君ならそう思うと思ったよ。わかってたんだ……君がホワイトを拒んだ時から……いや、最初から。君が決して、僕の求めに応じないってね。それでも僕は、君の尊厳を守りたかった……!」
見向きもされないとわかっていても、いやだからこそ、レイくんは直向きに走ってきたんだ。
手の届かないものだからこそ、必死で手を伸ばしてきた。
その想いが届かないからこそ、できる限り求め続けたんだ。
決して辿りつかないゴールへ、自分なりの標を立てて。
「僕は、君の血肉を受け継いだ魔女たちを見捨てることなんてできない。君がなんと言おうと、僕にとって彼女たちは大事な君の一部だ。無残に散るところなんて見たくない。魔法使いの連中に、虐げられる様なんて見たくないんだ……!」
「…………」
ドルミーレはくだらないというように、レイくんから視線を外す。
言葉を返す価値すらないと、ただ溜息をこぼすだけ。
二人の心の隔たりはあまりにも大きい。
それでもレイくんは、俯いたままその心の内を言葉にする。
「だからね、ドルミーレ。もういいんだ。もう、やめる。僕は、君を追い求めるのをやめる。いくら君を追いかけても、それじゃあ僕の愛おしいものは守れない。だから────」
刹那、赤が煌めいた。
「僕は、君を手に入れる……!!!」
白い前髪の隙間から血のように赤い眼光が輝いて、強烈な力が周囲を飲み込んだ。
しかしその冷え切った瞳には明確な敵意の色が写っていた。
「私を害する者は誰であろうと許さない。私は、何者にも囚われない」
頬杖をついたまま、ドルミーレは淡々と口にする。
そして大きな溜息をついてから、尊大な態度で脚を組んだ。
それによって白い太腿がよく露わになり、暗い空間の中で冷たく光った。
「ドルミーレ! 僕は君の復権を願っていたんだ! 君に仇をなすなんてもっての他。僕は、君を虐げてきた連中にその報いを受けさせ、世界あるべき姿にしようとしているだけなんだ!」
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六つの鋒を喉元に突きつけられたまま、レイくんは声を張り上げた。
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レイくんには普段の飄々とした様子は全くなく、ドルミーレに対する親愛の色が窺えた。
しかし、ドルミーレは冷えた表情を全く崩さない。
その底が見えない瞳でレイくんのことを舐め回すように眺めてから、再び溜息をこぼした。
「レイ。自然の奴隷たる妖精の子。あなたは昔から、私の周りをよく飛び回っていたわね。でもね、私はあなたの献身を一度たりともありがたいと思ったことなどないのよ」
「ッ…………」
ドルミーレの言葉は氷のように冷たい。
相手を慮る気など一切ない、無情の言葉だった。
しかしそれでも、レイくんは動じなかった。
「何故だ、ドルミーレ。君は確かに、この国を憎んでいた。彼らを憎んでいた。だからこそ、その死の間際に呪いを残したんだろう? だからこそ、この世界に多くの魔女を生んだんだろう? 僕は君の意思を汲んで、ずっと……」
「私の意思なんて、何一つ知りもしないくせに」
ピシャリと吐き捨てるドルミーレ。
さすがに言葉をつまらせたレイくんに、彼女は冷め切った笑みを浮かべた。
「あなたがしてきたことを、私は何一つとして望んでなどいないのよ。あなたが、あなたたちがしてきたことは、私の愚弄以外の何物でもないわ」
「じゃ、じゃあ……! じゃあどうして『魔女ウィルス』を残したんだ! あれは君の怒りと憎しみの現れ。そして、復活の意思だろう!? だから僕は、君が再びこの世に現れる環境を整えようとしているんだ……!」
「『魔女ウィルス』…………」
レイくんの焦りを無視して、ドルミーレは憎々しげに独言た。
「なんとも悪意に満ちた呼び方……けれどまぁ、言い得て妙なのかもしれないわね。この世界の人々にとって、私は癌のようなものなんだから。世界を汚染する悪しき病巣なんだから」
クツクツと静かな自嘲。その言葉に恨み言はなく、ただ事実を述べる淡々としたものだった。
そこに彼女の感情はなく、しかし受け入れているわけでもなく。
私にはその言葉がとても寂しく聞こえた。
「────まぁいいわ。あなたたちがそう呼ぶそれは、別に私がこの世界に復活する為のものじゃないわ。確かにそれを果たせるだけの力を持つものではあるけれど」
「じゃあ、どうして……!」
「そうねぇ……ただ、あらゆるものが憎かった。世界の全てが憎かった。だって、みんなが私を憎むんだもの。そんな世界を憎まないなんて無理な話でしょう? だから、そんなに私が憎いのなら、みんなが私になったらどんなに悲劇的かしらって、そう思っただけよ。それを逆手にとって踏ん反り返られるとは、流石に思っていなかったけれど」
フフッと軽く笑い飛ばして、ドルミーレはこともなげに言ってのけた。
『魔女ウィルス』は人の肉体を書き換え、ドルミーレと同列のものにしてしまうもの。
それはドルミーレの新たな器にしようとするのではなく、ただ違うものに作り替えてしまえ、というものなんだ。
彼女を魔女と蔑み、化物のように扱ってきたこの国の人たちにへの、どうしようもない憎しみの呪い。
そんなに忌み嫌うのなら、自分たちもその化物になってしまえという、悍ましい怨み。
自分の糧にしたいとか、仲間を作りたいとかだったらまだ可愛らしい。
ドルミーレのそれは、自分を貶めた人たちを苦痛のドン底に叩き落とそうというただの怨嗟だ。
一体何が、彼女をそこまで駆り立てたんだろう。
「じゃ、あ…………」
ドルミーレの思考があまりにも恐ろしく悲しくて、私は縮み上がりそうになりながらも声を上げた。
彼女の冷たい瞳だけが、すーっとこちらに向けられる。
「あなたの、目的は……? 復活するつもりがなかったのなら、あなたはどうして今も眠り続けているの?」
「………………」
私の問いに、ドルミーレは目を細めた。
苛立ちを増したように見えて、しかしその表情から見受けられる感情の変動はない。
僅かな空白ののち、ドルミーレはゆっくりと唇を動かした。
「……それを、ここで話す気にはなれないわ。そもそも口にするつもりもないし」
「な、なにそれ……! あなたのせいで沢山の人が苦しんでる! 私の友達だって、沢山! どうしようもなく傷付いて、悲しい思いを沢山にして、命を失った人だっているのに! みんながあなたに振り回されてる。あなたには、全てを説明する責任がある!」
「勝手な主張ね」
思わず声を荒げてしまった私を、ドルミーレは鼻で笑った。
その態度に怯んでいると、今度はレイくんが言葉を続けた。
「確かに、君からしてみれば勝手かもしれない。でも僕は君の声が聞きたいんだ。僕は『魔女ウィルス』を受けた魔女として、君の役に立ちたいし、同胞を守りたい。僕の行いが君を愚弄していたというのなら、意思を聞かせてくれないかい?」
「いやよ、そんなの。私の心は私のだけのもの。他人に明かすなんて真っ平ごめんだわ」
ドルミーレは眉間にシワを寄せ、あからさまな嫌悪感を示した。
心を閉ざし、誰のことも信じず必要とせず、寂しい孤独に浸るドルミーレ。
そんな彼女にとって、その目的を示すことすらも抵抗があるようだった。
怒りや憎しみ、敵意は決して隠しはしないのに。
自分の希望や目的は明かさないなんて。
どれだけ彼女は他人に絶望しているんだろう。
「ドルミーレ……やっぱり君は、僕を受け入れてはくれないんだね」
レイくんは歯を食いしばって項垂れた。
雪のように白い髪がその表情を覆い隠し、兎の長耳は力なく垂れ下がる。
その姿を見ても、ドルミーレは微動だにしない。
「わかってた……わかってたさ。君は昔から、僕のことなんて気にも留めていなかった。それでも僕は、君の隣に立ちたかったんだ……」
「それで私の真似事を? 思い違いも甚だしいわね。私に友も仲間も必要ない。まして、こんな悍ましい世界に二度目の生なんて論外。何もかも、私には不要なのよ」
そう言って、ドルミーレは椅子に深く座り直した。
まるで自分の殻に閉じ籠るように。
「そんな私に、あなたは勝手に踏み込んできた。不躾にも土足でね。それは万死に値すると、そう思わない?」
「あぁ、そうだね。君ならそう思うと思ったよ。わかってたんだ……君がホワイトを拒んだ時から……いや、最初から。君が決して、僕の求めに応じないってね。それでも僕は、君の尊厳を守りたかった……!」
見向きもされないとわかっていても、いやだからこそ、レイくんは直向きに走ってきたんだ。
手の届かないものだからこそ、必死で手を伸ばしてきた。
その想いが届かないからこそ、できる限り求め続けたんだ。
決して辿りつかないゴールへ、自分なりの標を立てて。
「僕は、君の血肉を受け継いだ魔女たちを見捨てることなんてできない。君がなんと言おうと、僕にとって彼女たちは大事な君の一部だ。無残に散るところなんて見たくない。魔法使いの連中に、虐げられる様なんて見たくないんだ……!」
「…………」
ドルミーレはくだらないというように、レイくんから視線を外す。
言葉を返す価値すらないと、ただ溜息をこぼすだけ。
二人の心の隔たりはあまりにも大きい。
それでもレイくんは、俯いたままその心の内を言葉にする。
「だからね、ドルミーレ。もういいんだ。もう、やめる。僕は、君を追い求めるのをやめる。いくら君を追いかけても、それじゃあ僕の愛おしいものは守れない。だから────」
刹那、赤が煌めいた。
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