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夢の世界で…
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ジルは、ベットに入って数秒で、夢の世界に足を踏み入れた。
(…………ここは、どこだろう。)
ふと気付くとジルは、真っ白い空間にいる。ジルはこれが夢であると自覚しているが、妙な感覚に陥った。
「ようやくきおったか。待ちくたびれたぞ、ジル…いや樹 聖也」
「!!だれっ!?」
この空間にはさっきまで僕しかいなかったのにおっさんの声がした。しかも、僕のことを呼んでい
る……うわキモ……
「はぁ、相変わらず生意気なやつよの。記憶が無くてもやっぱり魂が同じだとそうなるのか1つの勉強になったのう。まぁ、それは置いといて。ジルよワシのことは分かるか?」
「いや、分かりません。あのどなたですか?あとここって僕の夢の中ですよね?」
「そうじゃここはジルの夢の中じゃ。それにの、お主がようやくワシとのアクセスを許可したのじゃよ、じゃからワシはお主の夢の中におる」
へー僕がこのおっさんのとのアクセス?を許可したから今こんな状況になってるんだおもしろいな僕にだけなのかな?こうしておっさんとアクセス?してるの。
「そうじゃ、お主だけじゃ。それでのアクセスというのはこうして相手の夢に自分の夢を重ねてお話しするという意味じゃ、まぁこのアクセスはこの世界にしかないものじゃから知らんでもいいがな。」
おっさん…いや神との会話がある程度進んだ時ジルは自分が夢から覚めそうなのを感じ取り、おっさんもジルが夢から覚めそうなのを感じ取った。
「話が長くなってしまったの。これでとりあえずお別れかの。ジルよ、目覚めたときに全てを思い出せるように魔法をかけた。じゃから戸惑うかもしれんがしっかりと自分の意思・気持ちをもっていておくれ。では、またいつかアクセスするからそのときは許可しておくれな。」
「うん!おっさんも元気でね。」
ジルとおっさんの夢の中での会話が終わり、ジルは目を覚ました。
「んっ…ふぁ~あ………本当に転生したんだな僕は。はぁ…思い出したくなかったなずっとジルとして生きていきたかった。聖也としての僕とジルとしての僕どっちもあるのは、ツライな。」
ジルは今までで一番たのしみにしていた日におっさんのせいで樹 聖也としての感情・考え方も思い出した。それは、『辛くて悲しくて自分は生きてちゃいけないんだ。』だった。
突然ドアが勢いよく開け放たれた。
「おっはよう!!我が愛しのジル!!今日は人生を左右するかもしれない大事な祝福の日だぞ!!!」
「あ、うんそうだね。お父様…おはょぅ」
この前世を思い出す前の僕は、今日の祝福が楽しみで仕方なかったが、思い出してからは祝福なんてどうでもよくなっていた。
「なんだなんだ~?ジルどうした今日はお前が楽しみにしていた祝福の日だぞ。はっ!まさか怖くなったのか!大丈夫だ!何があっても父さんと母さんがジルを守るから安心しろよ!なっ」
僕はお父様のその言葉に何故か安心した。多分この気持ちは、ジルのものだ。樹 聖也としての僕の心は………!!
「お父様!やっぱり怖い。祝福は楽しみなのになんでかわかんないけど怖いって思っちゃう。どうしたらいいの?お父様」
なんで!なんで樹 聖也としての心も安心しているの!もう分からないジルは僕で樹 聖也も僕で、でも僕っていったい誰なの?もう分かんないよ。
樹 聖也いやジルは自分がいったい誰なのかが分からなくなっていた。それは同時にジルとしての感情と樹 聖也としての感情があるからだ。
「ジル、母さんの所に行こうか。母さんがお前のために美味いメシを作って待っているから」
「うん」
(…………ここは、どこだろう。)
ふと気付くとジルは、真っ白い空間にいる。ジルはこれが夢であると自覚しているが、妙な感覚に陥った。
「ようやくきおったか。待ちくたびれたぞ、ジル…いや樹 聖也」
「!!だれっ!?」
この空間にはさっきまで僕しかいなかったのにおっさんの声がした。しかも、僕のことを呼んでい
る……うわキモ……
「はぁ、相変わらず生意気なやつよの。記憶が無くてもやっぱり魂が同じだとそうなるのか1つの勉強になったのう。まぁ、それは置いといて。ジルよワシのことは分かるか?」
「いや、分かりません。あのどなたですか?あとここって僕の夢の中ですよね?」
「そうじゃここはジルの夢の中じゃ。それにの、お主がようやくワシとのアクセスを許可したのじゃよ、じゃからワシはお主の夢の中におる」
へー僕がこのおっさんのとのアクセス?を許可したから今こんな状況になってるんだおもしろいな僕にだけなのかな?こうしておっさんとアクセス?してるの。
「そうじゃ、お主だけじゃ。それでのアクセスというのはこうして相手の夢に自分の夢を重ねてお話しするという意味じゃ、まぁこのアクセスはこの世界にしかないものじゃから知らんでもいいがな。」
おっさん…いや神との会話がある程度進んだ時ジルは自分が夢から覚めそうなのを感じ取り、おっさんもジルが夢から覚めそうなのを感じ取った。
「話が長くなってしまったの。これでとりあえずお別れかの。ジルよ、目覚めたときに全てを思い出せるように魔法をかけた。じゃから戸惑うかもしれんがしっかりと自分の意思・気持ちをもっていておくれ。では、またいつかアクセスするからそのときは許可しておくれな。」
「うん!おっさんも元気でね。」
ジルとおっさんの夢の中での会話が終わり、ジルは目を覚ました。
「んっ…ふぁ~あ………本当に転生したんだな僕は。はぁ…思い出したくなかったなずっとジルとして生きていきたかった。聖也としての僕とジルとしての僕どっちもあるのは、ツライな。」
ジルは今までで一番たのしみにしていた日におっさんのせいで樹 聖也としての感情・考え方も思い出した。それは、『辛くて悲しくて自分は生きてちゃいけないんだ。』だった。
突然ドアが勢いよく開け放たれた。
「おっはよう!!我が愛しのジル!!今日は人生を左右するかもしれない大事な祝福の日だぞ!!!」
「あ、うんそうだね。お父様…おはょぅ」
この前世を思い出す前の僕は、今日の祝福が楽しみで仕方なかったが、思い出してからは祝福なんてどうでもよくなっていた。
「なんだなんだ~?ジルどうした今日はお前が楽しみにしていた祝福の日だぞ。はっ!まさか怖くなったのか!大丈夫だ!何があっても父さんと母さんがジルを守るから安心しろよ!なっ」
僕はお父様のその言葉に何故か安心した。多分この気持ちは、ジルのものだ。樹 聖也としての僕の心は………!!
「お父様!やっぱり怖い。祝福は楽しみなのになんでかわかんないけど怖いって思っちゃう。どうしたらいいの?お父様」
なんで!なんで樹 聖也としての心も安心しているの!もう分からないジルは僕で樹 聖也も僕で、でも僕っていったい誰なの?もう分かんないよ。
樹 聖也いやジルは自分がいったい誰なのかが分からなくなっていた。それは同時にジルとしての感情と樹 聖也としての感情があるからだ。
「ジル、母さんの所に行こうか。母さんがお前のために美味いメシを作って待っているから」
「うん」
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