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いよいよ祝福の時がやってきた。~1~
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「おはよう。お母様」
「おはよう。ジル昨日は良く眠れたかしら?」
「リラそれが、今日になって祝福が怖くなったらしいんだ。だから、リラからも安心させてやってくれ。」
本当は、祝福が怖いんじゃない。自分が誰なのか分かんないから怖い。確かに、ジルとしてこれからを生きるのが一番いいと思うけど、そしたら樹 聖也はどうなるの?僕は、どっちの気持ちを優先したらいいの?それがずっと頭にある。
「うふふ、ジル大丈夫よ。こっちにいらっしゃい」
僕は無言でお母様の所に行った。
「……お母様…」
「お母様は、ずっとジルを守ってあげるから安心していなさい。…どちらのあなたもね…」
えっ!お母様が今どちらのあなたもねって言った!なんで?僕の中に別の気持ちがあるって気づいたの?
ジルの母親であるリラは、ジルを見た瞬間にジルの中にあるジルとはまた違うものを感じ取っていました。ジルは、自分が悩んでいたことが本当は小さなことだったと気がついき、リラの話を聞き心から幸せでいっぱいになった。
「………お母様………。僕は、お母様の言葉でしっかりと目を覚ませました!!ありがとうございます!!いただきまーす!」
「よかったわ。はい、召し上がれ」
「お、おう。気持ちの整理がついたんならいいか、いただきます」
~~~~~~
「では、お父様お母様行ってきます!立派な僕になって帰ってきます。」
「ああ!たのしみにしてまっているからな!気張ってこいよジル!!」
「ええ、あなたは私達の自慢の息子です何の心配もいらないわ、どんな形になっても笑顔であなたを迎えます。」
「はい!」
ジルは元気に返事をして、バーレス第3王都に向かって歩き出した。初めの目標は、バーレス第3王都行きの馬車があるユーロンに日が沈む前までに到着すること。これは、一番重要だなにせ、宿屋を探さないと行けないし、馬車の出発時間もしらべないといけないからな。
「よし!!まずはユーロンに着く!」
ジルはユーロンに向けて歩き出した。歩くこと30分ジルは森に入った。
「あー、やっと森についた。これで半分かさすがに遠いな。しかも子供だから余計遠く感じる。」
この森には、モンスターはがいるが、そこまで強くなく、温情なので危険がないだから、ジルは1人でユーロンに行かせることが出来る。
「さすがに森は暗いよね。まぁ、本当の5歳児ではないからこのくらい大丈夫なんだけど昨日のままだったら、絶対泣いてたな俺。」
『カサカサ……ガサガサガサ…』
森の奥の方から何かが移動する音が聞こえてきた。その音は、段々と大きくなってくる。
「っ!何かがくる」
俺は音に意識を向けて何がきても良いように身構えた。
『ガサッ!!キューン…キュキューン』
飛び出してきたのは、子猫サイズのユニコーンだった。
……はい?ユニコーン!!すげ~この世界にユニコーンなんているんだ流石異世界だわ。あれ?でも今の俺の状況やばくない?モンスターと目が合ってんだけど!
「………」
『キューン』
俺はユニコーンと目が合ったまま固まってしまった。ユニコーンは、そんな俺が面白かったのか俺にすり寄ってきた。しかも、甘えた雰囲気を醸し出している!
「もしかしてお前俺と一緒にいたいのか?」
俺はユニコーンに伝わるか分からなかったが、話しかけてみた。
『キューン!!』
俺の言葉が伝わったらしく、返事をして俺の顔を舐めた。
これが、森の中で起こったことだった。
無事森を出てこれた。少しさきには、ユーロンの外壁が見えている。
「おー!やっと見えてきた。長かったな、しだけど友達もできたし結構よかったのかもな。」
俺はのんきにそんなことを考えていた。だが問題がすぐに起こった。なんと従魔でしか町に入ることが許されなかったのである。
「何でですか!!なんでユニコーンは一緒に入っちゃダメなんですか!!」
「だからねきみ、従魔ではないモンスターが町に入るのは禁止なんだ。なにをするかわからないからね。」
「でも!このユニコーンは俺に懐いているんですよ!!だったら大丈夫なんじゃ」
俺は、必死に頼み込んだ。だが答えは変わらずダメだの一択だった。すると、ユニコーンが俺のズボンの裾を噛んで軽く引っ張った。
「どうしたの?ユニコーン」
『キュ、キューンキュ』
「…もしかしたら従魔契約をさせてくれるのかもしれないな!」
『キューン』
門監の考えが合っていると教えているような鳴き方をした。
「おっ合ってるっぽいな。良かったな、これでそいつとユーロンに入れるぞ。ま、その前に契約してな。契約はそれぞれのモンスターでやり方が違うからユニコーンに従えば大丈夫だよ。」
「はい!分かりました。じゃあユニコーンよろしくお願いします。」
「おはよう。ジル昨日は良く眠れたかしら?」
「リラそれが、今日になって祝福が怖くなったらしいんだ。だから、リラからも安心させてやってくれ。」
本当は、祝福が怖いんじゃない。自分が誰なのか分かんないから怖い。確かに、ジルとしてこれからを生きるのが一番いいと思うけど、そしたら樹 聖也はどうなるの?僕は、どっちの気持ちを優先したらいいの?それがずっと頭にある。
「うふふ、ジル大丈夫よ。こっちにいらっしゃい」
僕は無言でお母様の所に行った。
「……お母様…」
「お母様は、ずっとジルを守ってあげるから安心していなさい。…どちらのあなたもね…」
えっ!お母様が今どちらのあなたもねって言った!なんで?僕の中に別の気持ちがあるって気づいたの?
ジルの母親であるリラは、ジルを見た瞬間にジルの中にあるジルとはまた違うものを感じ取っていました。ジルは、自分が悩んでいたことが本当は小さなことだったと気がついき、リラの話を聞き心から幸せでいっぱいになった。
「………お母様………。僕は、お母様の言葉でしっかりと目を覚ませました!!ありがとうございます!!いただきまーす!」
「よかったわ。はい、召し上がれ」
「お、おう。気持ちの整理がついたんならいいか、いただきます」
~~~~~~
「では、お父様お母様行ってきます!立派な僕になって帰ってきます。」
「ああ!たのしみにしてまっているからな!気張ってこいよジル!!」
「ええ、あなたは私達の自慢の息子です何の心配もいらないわ、どんな形になっても笑顔であなたを迎えます。」
「はい!」
ジルは元気に返事をして、バーレス第3王都に向かって歩き出した。初めの目標は、バーレス第3王都行きの馬車があるユーロンに日が沈む前までに到着すること。これは、一番重要だなにせ、宿屋を探さないと行けないし、馬車の出発時間もしらべないといけないからな。
「よし!!まずはユーロンに着く!」
ジルはユーロンに向けて歩き出した。歩くこと30分ジルは森に入った。
「あー、やっと森についた。これで半分かさすがに遠いな。しかも子供だから余計遠く感じる。」
この森には、モンスターはがいるが、そこまで強くなく、温情なので危険がないだから、ジルは1人でユーロンに行かせることが出来る。
「さすがに森は暗いよね。まぁ、本当の5歳児ではないからこのくらい大丈夫なんだけど昨日のままだったら、絶対泣いてたな俺。」
『カサカサ……ガサガサガサ…』
森の奥の方から何かが移動する音が聞こえてきた。その音は、段々と大きくなってくる。
「っ!何かがくる」
俺は音に意識を向けて何がきても良いように身構えた。
『ガサッ!!キューン…キュキューン』
飛び出してきたのは、子猫サイズのユニコーンだった。
……はい?ユニコーン!!すげ~この世界にユニコーンなんているんだ流石異世界だわ。あれ?でも今の俺の状況やばくない?モンスターと目が合ってんだけど!
「………」
『キューン』
俺はユニコーンと目が合ったまま固まってしまった。ユニコーンは、そんな俺が面白かったのか俺にすり寄ってきた。しかも、甘えた雰囲気を醸し出している!
「もしかしてお前俺と一緒にいたいのか?」
俺はユニコーンに伝わるか分からなかったが、話しかけてみた。
『キューン!!』
俺の言葉が伝わったらしく、返事をして俺の顔を舐めた。
これが、森の中で起こったことだった。
無事森を出てこれた。少しさきには、ユーロンの外壁が見えている。
「おー!やっと見えてきた。長かったな、しだけど友達もできたし結構よかったのかもな。」
俺はのんきにそんなことを考えていた。だが問題がすぐに起こった。なんと従魔でしか町に入ることが許されなかったのである。
「何でですか!!なんでユニコーンは一緒に入っちゃダメなんですか!!」
「だからねきみ、従魔ではないモンスターが町に入るのは禁止なんだ。なにをするかわからないからね。」
「でも!このユニコーンは俺に懐いているんですよ!!だったら大丈夫なんじゃ」
俺は、必死に頼み込んだ。だが答えは変わらずダメだの一択だった。すると、ユニコーンが俺のズボンの裾を噛んで軽く引っ張った。
「どうしたの?ユニコーン」
『キュ、キューンキュ』
「…もしかしたら従魔契約をさせてくれるのかもしれないな!」
『キューン』
門監の考えが合っていると教えているような鳴き方をした。
「おっ合ってるっぽいな。良かったな、これでそいつとユーロンに入れるぞ。ま、その前に契約してな。契約はそれぞれのモンスターでやり方が違うからユニコーンに従えば大丈夫だよ。」
「はい!分かりました。じゃあユニコーンよろしくお願いします。」
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