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第二章 悪魔と妖精
悪魔との契約
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「ほら出来た。簡単だろ?」
あれから私はこの悪魔のもとかれこれ数時間…という訳ではなく数分教えをもらっただけで、あんなに悩んだ魔力の吸収がすんなりと出来てしまった。
「…教え方が大変上手ですね」
「お前なんで怒ってるんだ?」
私はムッスーと膨れた。出来ることはいいことだ…でも、自分の力ですんなりと行けなかったことが悔しい…。
「ありがとう悪魔…」
悪魔って、総称だからなんか親しくなったためか変な感じがする…。友達に人間って言っているようなもんだ。
「ねぇ、あなたの名前はなんていうの?」
「契約を望むのか?」
契約…?
「知らないのか?さっきは魔力をもらったから一時的な繋がりとして見なされたが…一般的な魔術師の悪魔の使用方法が今言った通りだとすると、契約は妖精のように悪魔が主として受け入れ、契約が破綻されるまでずっと従うものなんだ。その契約方法がお互いの真名を預け合うということなんだ」
…ということは、名前をお互い教えあっちゃうと悪魔の契約が成り立っちゃうってこと?
「俺は別にかまわない。悪魔の生は長い。暇つぶしにもってこいだ」
「え?じゃあ、私と契約しても構わないってこと?」
うん、と悪魔は頷いた。悪魔に手伝って貰うだけが…まさかこんな展開になるとは…。でも、悪魔は利用してなんぼだと魔力の吸収を教えて貰っている時に言われた。この悪魔は私に利用されていることを望んでいるのか?
「契約…お願いします」
「あぁ、わかった」
悪魔は一言そう言うと、指をパチンと鳴らした。ポンと目の前にプカプカと浮かぶ薄黄色い紙と羽のペンが現れた。
「双子の子羊の先に産まれた方の皮を月明かりで40年乾かした羊皮紙。そして、魔界の三ツ目大鷲の羽根ペン。これを使って真名を書き、お互いの名を読み合う。これで契約完了とみなされ、この契約書は悪魔城へ送られ保管される」
そう言うと悪魔は小さな小刀を懐から取り出し、スパーンと手のひらを薄く切った。
「ちょ!?何してるの!?」
悪魔の手のひらからはツーと血が溢れ、床にぽたぽたと落ちた。悪魔はどこからともなく小さなからのインク瓶を取り出し、自分の血をそこへ流し込んだ。
半分くらい入れると、小刀をヒョイと私の方へ投げた。
「うわ!危ないって!!」
私はそれを全力で避けた。それを見て悪魔は呆れた顔をした。
「馬鹿か、ちゃんと受け取れよ」
「いやいや、受け取れよじゃないよ!危ないって!」
悪魔はため息をついて、顎で拾えと指示した。子憎たらしい態度だ事!!
私はプンプンと怒りをあらわにして、雑に小刀を拾った。
「それを使ってお前もどこでもいいから血を出せ」
「え?これで?痛いのやだよ…」
はぁ!?と悪魔は呆れと怒りの混じった声を上げた。
「お前、魔力の吸収教えてる時…来てからのことを教えてくれたよな!?そん時足貫かれたりしてたよな!?そんなのに比べたら屁でもないだろ!!」
…ごもっとも。でも、痛いのは好きじゃないんです。
「呆れた。なんで俺だけ痛い思いしなきゃなんないんだよ」
ふぐぅ…
私は目をつぶってふるふると小刀を手のひらに当てた。こんなリアルな自傷行為なんて初めてだから手の震えが止まらない。
「お、おい目つぶるな…あ、危ないだろ!?力入れすぎだよ!!っておい!人の話を聞け!おい!?」
悪魔が何やら訴えかけてきたが耳に入らない。私は涙を流しながらギュッと小刀に力を入れた。
「っ馬鹿!!やめ…」
ブッツリと嫌な響きが小刀から伝わった。
「いったぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
私は手から広がる激痛に悶え、泣き叫んだ。
あれから私はこの悪魔のもとかれこれ数時間…という訳ではなく数分教えをもらっただけで、あんなに悩んだ魔力の吸収がすんなりと出来てしまった。
「…教え方が大変上手ですね」
「お前なんで怒ってるんだ?」
私はムッスーと膨れた。出来ることはいいことだ…でも、自分の力ですんなりと行けなかったことが悔しい…。
「ありがとう悪魔…」
悪魔って、総称だからなんか親しくなったためか変な感じがする…。友達に人間って言っているようなもんだ。
「ねぇ、あなたの名前はなんていうの?」
「契約を望むのか?」
契約…?
「知らないのか?さっきは魔力をもらったから一時的な繋がりとして見なされたが…一般的な魔術師の悪魔の使用方法が今言った通りだとすると、契約は妖精のように悪魔が主として受け入れ、契約が破綻されるまでずっと従うものなんだ。その契約方法がお互いの真名を預け合うということなんだ」
…ということは、名前をお互い教えあっちゃうと悪魔の契約が成り立っちゃうってこと?
「俺は別にかまわない。悪魔の生は長い。暇つぶしにもってこいだ」
「え?じゃあ、私と契約しても構わないってこと?」
うん、と悪魔は頷いた。悪魔に手伝って貰うだけが…まさかこんな展開になるとは…。でも、悪魔は利用してなんぼだと魔力の吸収を教えて貰っている時に言われた。この悪魔は私に利用されていることを望んでいるのか?
「契約…お願いします」
「あぁ、わかった」
悪魔は一言そう言うと、指をパチンと鳴らした。ポンと目の前にプカプカと浮かぶ薄黄色い紙と羽のペンが現れた。
「双子の子羊の先に産まれた方の皮を月明かりで40年乾かした羊皮紙。そして、魔界の三ツ目大鷲の羽根ペン。これを使って真名を書き、お互いの名を読み合う。これで契約完了とみなされ、この契約書は悪魔城へ送られ保管される」
そう言うと悪魔は小さな小刀を懐から取り出し、スパーンと手のひらを薄く切った。
「ちょ!?何してるの!?」
悪魔の手のひらからはツーと血が溢れ、床にぽたぽたと落ちた。悪魔はどこからともなく小さなからのインク瓶を取り出し、自分の血をそこへ流し込んだ。
半分くらい入れると、小刀をヒョイと私の方へ投げた。
「うわ!危ないって!!」
私はそれを全力で避けた。それを見て悪魔は呆れた顔をした。
「馬鹿か、ちゃんと受け取れよ」
「いやいや、受け取れよじゃないよ!危ないって!」
悪魔はため息をついて、顎で拾えと指示した。子憎たらしい態度だ事!!
私はプンプンと怒りをあらわにして、雑に小刀を拾った。
「それを使ってお前もどこでもいいから血を出せ」
「え?これで?痛いのやだよ…」
はぁ!?と悪魔は呆れと怒りの混じった声を上げた。
「お前、魔力の吸収教えてる時…来てからのことを教えてくれたよな!?そん時足貫かれたりしてたよな!?そんなのに比べたら屁でもないだろ!!」
…ごもっとも。でも、痛いのは好きじゃないんです。
「呆れた。なんで俺だけ痛い思いしなきゃなんないんだよ」
ふぐぅ…
私は目をつぶってふるふると小刀を手のひらに当てた。こんなリアルな自傷行為なんて初めてだから手の震えが止まらない。
「お、おい目つぶるな…あ、危ないだろ!?力入れすぎだよ!!っておい!人の話を聞け!おい!?」
悪魔が何やら訴えかけてきたが耳に入らない。私は涙を流しながらギュッと小刀に力を入れた。
「っ馬鹿!!やめ…」
ブッツリと嫌な響きが小刀から伝わった。
「いったぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
私は手から広がる激痛に悶え、泣き叫んだ。
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