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1章 呪いの女
231話 強くなった氣の力
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激しく揺れ動く感情をなんとかなんとか抑え込む。
魂に意識を混ぜると心の機微にすごく敏感になってしまっている。
こんな状況で女王に挑まなくてよかった。
気持ちを揺さぶるのがうまいあの女なら即落ちしてただろうな。
聖女の魅了にも不安を感じるが、今のうちになんとか慣れていこう。
しかし今は特に荒れている。
エドガーに威圧されたのが応えてしまった。
そしてエドガーの想いを受けて嬉しくてめちゃくちゃだ。
心が痛いのと嬉しいのが混在して、女王で培った感情の制御でも難しく感じる。
「鍛錬やらないのか?」
「やるぞ」
エドガーが再び俺の隣に来たのでそのまま向かい合わせで抱きつくとエドガーも俺の背に手を回す。
お互いがピッタリとくっつく。
大怪獣がもう鎮まってしまっているのが残念だ。脱線しなきゃ良かった。
鍛錬のために意識を集中させる。
いつも行う意識の切り替えが今は少し難しいが、エドガーと抱き合うとしぜんと心が落ち着いてきて集中できる。
そしていつも通りの鍛錬を始めるのだが、やはり勝手が違う。
氣の量も質もこれまでより桁違い過ぎる。
いつもは意識をして氣に意志を込めていくのだが、既に意志の籠った氣が湧いてくる。
それを操り体に染み込ませたり纏わせたりするのだが量が多いので自然と密度が高くなる。
当然効果も桁違いなのだろうが動いてみないと実感が出来ない。
この辺の感覚調整も必要そうだ。
魔力流れを整える作業はいつもと変わらない。
氣の力は上がったが魔力が増える事はなかった。
ただ魂を覆った氣の中に溜まり続けていた魔力が外から運ばれてきたマナと混じり魔法に変わっている様子が感じられる。
この感じはよく知っている。
浄化の魔法だ。
おそらく俺の水属性の魔力の特性にある浄化の力が勝手に発動している。
魂が浄化されるとどういう効果があるのかわからないが、魂に氣を纏うと浄化の効果もおまけでついてくるらしい。
ずっと魂に氣を纏っていると体に流れる魔力が補充されないようなので、魂に氣を纏うのはここぞという時になるな。
最後にやる周辺探知はまた感度が凄まじく頭がこんがらがる。
だけど情報量に惑わされずに落ち着ついて、頭を使わず感覚で捉えていくと人や物の姿形まではっきりと印象が捉えられてくる。
そして限界まで広げてみるとこれまでよりもずっと遠くまで意識が広がる。
流石に遠くは曖昧になるのだが探知力も抜群に強化されたようだ。
これでうっかり聖女の気配を見ないようにしなくては。
そして本当の最後はエドガーを撫で回すのだが、その前にしっかりと抱きしめておく。
エドガーをしっかりと堪能しておく。
ひとしきり満足したら撫で回すが今日は背中だ。
胸や腹を撫で回した方が面白いが俺にピッタリとくっついているので背中をゆっくりと撫でてやった。
「エドガーとこうやって鍛錬するの気に入ってたんだけどな。しばらくお預けか」
「俺も好きだった氣すげえってなるし落ち着くし、体の調子もよくなるし。今日は一段と凄かったな」
「ちょっと出力バカになってるから制御に慣れなきゃいかんな」
「タイガがいない間は俺も1人でできないか頑張ってみるぜ」
「そうだな、お互いにできるようになればいいな」
俺がエドガーにしてやっている氣の鍛錬をエドガーにしてもらえれば俺が色々と助言もできてエドガーの成長の手助けできる。
「なあタイガ、もう少しだけ」
エドガーがまた俺にひっついてくる。
「なんだ、寂しいのか?」
「そうだな、そうみたいだ」
「ははは、そうだなー俺も離れたくはなかったな。せっかく楽しいのにな」
俺からもエドガーを抱き返す。
エドガーがまた俺の魂を感じている感覚がする。
俺もエドガーの魂をしっかりと感じ取る。
俺の魂でエドガーの魂をしっかりと感じる。
するとエドガーの魂に覚えのある感覚が生まれた。
エドガーとの眷属の繋がりだ。
魂まで眷属になっちゃったってことか?!
「エドガー、俺の魂とエドガーの魂に眷属のの繋がりができちまったぞ」
「ああ、俺もわかる!」
「すまん、こんなつもりじゃなかったんだがいきなり」
「多分俺のせいかもしれない。タイガが俺の魂見てくれてたのが分かったから俺もタイガの魂に離れたくないって思った途端に繋がった感じがした」
またバカになった俺の心から氣が爆発的に溢れてしまう。
眷属になってしまったとは言え俺はエドガーと繋がりを持てていることがとても嬉しいから魂でも繋がれたのは本当に幸福だ。
「これまで通りエドガーを眷属として使役したいとか思わないから大丈夫だろう」
「俺もタイガとは対等になりたいからそれがいい」
エドガーの言葉がいちいち嬉しすぎてやばい。
もっかいきつく抱きしめとく。
「あー名残惜しいが本当にそろそろ出ないとまずいな」
「だなー、寝坊すんじゃなかった」
全くだが、俺も完全に気を失っていたし。エドガーに呼ばれるまで意識が戻らない可能性あったので、エドガーが寝坊するのが悪い。
魂に意識を混ぜると心の機微にすごく敏感になってしまっている。
こんな状況で女王に挑まなくてよかった。
気持ちを揺さぶるのがうまいあの女なら即落ちしてただろうな。
聖女の魅了にも不安を感じるが、今のうちになんとか慣れていこう。
しかし今は特に荒れている。
エドガーに威圧されたのが応えてしまった。
そしてエドガーの想いを受けて嬉しくてめちゃくちゃだ。
心が痛いのと嬉しいのが混在して、女王で培った感情の制御でも難しく感じる。
「鍛錬やらないのか?」
「やるぞ」
エドガーが再び俺の隣に来たのでそのまま向かい合わせで抱きつくとエドガーも俺の背に手を回す。
お互いがピッタリとくっつく。
大怪獣がもう鎮まってしまっているのが残念だ。脱線しなきゃ良かった。
鍛錬のために意識を集中させる。
いつも行う意識の切り替えが今は少し難しいが、エドガーと抱き合うとしぜんと心が落ち着いてきて集中できる。
そしていつも通りの鍛錬を始めるのだが、やはり勝手が違う。
氣の量も質もこれまでより桁違い過ぎる。
いつもは意識をして氣に意志を込めていくのだが、既に意志の籠った氣が湧いてくる。
それを操り体に染み込ませたり纏わせたりするのだが量が多いので自然と密度が高くなる。
当然効果も桁違いなのだろうが動いてみないと実感が出来ない。
この辺の感覚調整も必要そうだ。
魔力流れを整える作業はいつもと変わらない。
氣の力は上がったが魔力が増える事はなかった。
ただ魂を覆った氣の中に溜まり続けていた魔力が外から運ばれてきたマナと混じり魔法に変わっている様子が感じられる。
この感じはよく知っている。
浄化の魔法だ。
おそらく俺の水属性の魔力の特性にある浄化の力が勝手に発動している。
魂が浄化されるとどういう効果があるのかわからないが、魂に氣を纏うと浄化の効果もおまけでついてくるらしい。
ずっと魂に氣を纏っていると体に流れる魔力が補充されないようなので、魂に氣を纏うのはここぞという時になるな。
最後にやる周辺探知はまた感度が凄まじく頭がこんがらがる。
だけど情報量に惑わされずに落ち着ついて、頭を使わず感覚で捉えていくと人や物の姿形まではっきりと印象が捉えられてくる。
そして限界まで広げてみるとこれまでよりもずっと遠くまで意識が広がる。
流石に遠くは曖昧になるのだが探知力も抜群に強化されたようだ。
これでうっかり聖女の気配を見ないようにしなくては。
そして本当の最後はエドガーを撫で回すのだが、その前にしっかりと抱きしめておく。
エドガーをしっかりと堪能しておく。
ひとしきり満足したら撫で回すが今日は背中だ。
胸や腹を撫で回した方が面白いが俺にピッタリとくっついているので背中をゆっくりと撫でてやった。
「エドガーとこうやって鍛錬するの気に入ってたんだけどな。しばらくお預けか」
「俺も好きだった氣すげえってなるし落ち着くし、体の調子もよくなるし。今日は一段と凄かったな」
「ちょっと出力バカになってるから制御に慣れなきゃいかんな」
「タイガがいない間は俺も1人でできないか頑張ってみるぜ」
「そうだな、お互いにできるようになればいいな」
俺がエドガーにしてやっている氣の鍛錬をエドガーにしてもらえれば俺が色々と助言もできてエドガーの成長の手助けできる。
「なあタイガ、もう少しだけ」
エドガーがまた俺にひっついてくる。
「なんだ、寂しいのか?」
「そうだな、そうみたいだ」
「ははは、そうだなー俺も離れたくはなかったな。せっかく楽しいのにな」
俺からもエドガーを抱き返す。
エドガーがまた俺の魂を感じている感覚がする。
俺もエドガーの魂をしっかりと感じ取る。
俺の魂でエドガーの魂をしっかりと感じる。
するとエドガーの魂に覚えのある感覚が生まれた。
エドガーとの眷属の繋がりだ。
魂まで眷属になっちゃったってことか?!
「エドガー、俺の魂とエドガーの魂に眷属のの繋がりができちまったぞ」
「ああ、俺もわかる!」
「すまん、こんなつもりじゃなかったんだがいきなり」
「多分俺のせいかもしれない。タイガが俺の魂見てくれてたのが分かったから俺もタイガの魂に離れたくないって思った途端に繋がった感じがした」
またバカになった俺の心から氣が爆発的に溢れてしまう。
眷属になってしまったとは言え俺はエドガーと繋がりを持てていることがとても嬉しいから魂でも繋がれたのは本当に幸福だ。
「これまで通りエドガーを眷属として使役したいとか思わないから大丈夫だろう」
「俺もタイガとは対等になりたいからそれがいい」
エドガーの言葉がいちいち嬉しすぎてやばい。
もっかいきつく抱きしめとく。
「あー名残惜しいが本当にそろそろ出ないとまずいな」
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