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第15話、ドワーフ族が街作りに参加する。
堤防が完成し、農地作りも農民の皆さんも協力してくれたので思ったより早く、1年で出来上がりました。
今は冬なので雪が積もり、作物作りは雪が溶けてから作物作りをするので冬の間は暇なのです。
街作りも雪が溶けてからなので私はエレンに刺繍を習ってハンカチに刺繍をする毎日です。
作った刺繡をしたハンカチは小遣い稼ぎに街の洋服屋が買い取り売っています。
でも不思議な事に何故か私の刺繍したハンカチは使うと肌が綺麗になり傷が無くなると評判になり、洋服屋から沢山の注文が来て忙しい毎日なのです。
アルバートは兵士と騎士たちと室内のトレーニングの部屋で体力作りと言うか筋肉作りに励んでいますが、私はアルバートが筋肉だるまにならないか心配しているのです。
そんな日を送っているとアルバートが。
「そろそろ春が近づいて来たな。今なら雪でサブリ帝国が攻めて来ないので今の間にドワーフ族の集落に行って来る」
「え? ドワーフ族がいるのですか? 」
「知らなかったのか。この世界には人間族以外にドワーフ族、エルフ族、獣人族の他にも少数の民族がいるぞ」
「私は人間族以外は見た事がありませんが」
「昔から人間族の数が多くエルフ族は綺麗で魔法を使えるので女性は性奴隷に男性は奴隷兵にされて、獣人族は腕力が強いので奴隷兵にされていたので現在は数が少なくなり、人間族の行けない森の奥で暮らしていると聞いている。ドワーフ族も少数だが物作りが上手なのでこの領地から1週間で行ける川の上流の山の麓の集落で暮らしている」
「でも、どうしてドワーフ族の集落に行くのですか? 」
「成功するか分からないので今は言えないが、成功したなら街作りが楽になり早く出来るだろう」
「私も付いて行っても良いですか」
「道は雪道で悪路で馬車は使えなく馬で行くので危険なので駄目だ。大人しく待っていなさい」
「そんなに危険ならアルバートもやめてください」
「私は慣れているので大丈夫だ」
結局、私は言い合いに負けて待っている事になったのです。
予定では20日間なので外は雪が積もっているので子供は雪遊びをしているのですが、外に出ようとすると危険だからとセバスや使用人が外に出してくれないのです。
全く私に優しくするのは良いのですが過保護過ぎるので、仕方ないのでハンカチ作りとリオンをモフモフする毎日です。
予定の20日間が過ぎて雪が溶け始めたのにアルバートが帰って来ないので何かあったのかと心配して窓から毎日外を見ていると、其の1週間後、河の船着場から遠くて顔は見えませんが背が高いのでアルバートを先頭に護衛の騎士団に続いてドワーフ族が現れたのです。
アルバートが無事に帰って来たので嬉しさの余り船着場まで迎えに行こうとして玄関に行くとセバスがいて。
「何処に行くのですか? 」
「アルバート様が帰って来たので船着場まで迎えに行くわ」
「え? 船着場ですか? おかしいですね。普通なら陸路なのに。今日は道が凍っているので外に出るのは危険なので迎えに行くのは駄目です」
全く、過保護過ぎなのよ。
仕方ないのでリビングの窓から外を見ていると、この世界で初めて見るドワーフ族は身長が150cmくらいで全員が小太りで髭を生やしていました。
ドワーフ族が館に来たのは1人で騎士と他のドワーフ族は隣の騎士の宿舎に行ったみたいです。
玄関で待っているとアルバートが帰って来たので。
「お帰りなさい。予定より遅れていたから心配したわ。でも、無事で良かったわ」
「只今、心配をかけたな」
応接間に行くとドワーフ族が。
「初めてお目にかかるがわしはドワーフ族の棟梁のロジンです。それにしても奥様は綺麗ですな」
「始めまして、私はオリビアと申します。よろしくお願いします」
私が何故、船着場から来たのか不審に思い。
「アルバート様、どうして船着場から来たのですか? もしかして堤防の上を歩いて来たのですか」
「ドワーフ族の集落は河の上流にあるので船で来た。実はドワーフ族は物つくりが得意なので街作りを手伝ってもらおうと思って連れて来た」
「そうだったのですか」
ドワーフ族の棟梁のロジンが。
「誰が考えたのか知らんが、この街を移すなど大それたことをするもんじゃ。
それに街を作る為に作った堤防を見て驚いたぜ。わしらでも何年もかかるのに1年もかからず作ったと聞いで2度ビックリしたぜ」
「私が考えて図面を書いて土魔法で作りました」
「何だとー! オリビア様は神か」
そこにリオンが来たのでロジンが。
「これは聖獣フェンリルの子供ではないか。どうしてここにいるのじゃ」
「私が召喚魔法で召喚しました」
「滅多な事では驚かんがオリビア様には驚いたわい。まさかフェンリルまで召喚出来るとは、やっぱり神なのか」
「私は普通の人間ですけれど」
「ワッハッハッハー! 面白い。オリビア様 が作る街はどんな街を作るのか楽しみじゃわい」
その日は夕食の時間なので次の日に私の描いた街の想像絵と図面を見せると、ロジンが。
「わしは初めて聞くが水道や下水はどうして作るのじゃ。わしらは何を手伝えば良いのじゃ」
「家作りを手伝って頂けますか」
「家作りなら得意なので任せてくれ」
ドワーフ族の人数は50人で予想通り酒飲みで、夕食の後には必ず酒を飲んでいるのを見て米があったら日本酒を作り飲ませて上げたいと思いました。
まだお米を見た事はありませんが私もお米も食べたいので出来たらお米を探して栽培してみたいのです。
ドワーフ族は船で来たのでどんな船なのか興味を持ち見に行くと、船は大きな100人は乗れる木造船で両側に櫓がついている。
ドワーフ族は物つくりが得意と聞いていましたが、こんな大きな船まで作るのには驚きました。
私は蒸気機関の知識はあるので街作りが終わったなら、ドワーフ族に協力してもらって蒸気船作りに挑戦しようと思いました。
いよいよ、農作地が完成したので農作地を移転させて街作りを始めました。
街作りを始めるとドワーフ族は驚きの連続で可笑しくなりました。
でもこの世界にない上下水道と一番ビックリしたのは簡易水洗トイレです。
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