幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第二章 職業の力

第二十六話 ご都合主義のハーレム勇者

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アリアン「…は?」

自分の1番向いた職業になれて上機嫌になっていたのにも関わらず、カイトの言葉で全てが壊れた

カイト「君は今日僕の為に来てくれたけど、ミュウと同じ様に身体が弱いんだ、無理しちゃいけないよ?」

アリアン「それとこれと、何か関係があるのか?」

本当は話したくもないが、こんなことを言われたら、誰だって聞きたくなるものだ

カイト「だってそんな君が魔術の勉強なんてするわけないじゃないか」

成る程、つまるところ彼女は体が弱いから勉強する程の力もないと彼は思っているのだろう

そんな人間が学園に行けるはずがないのは誰だってわかるものだと思っていたが、カイトにとっては自分の考えが全てらしい

カイト「なのに君は魔術使いと言う使えない職業になってしまった、魔法使いならまだしも魔術使いとか…ありえない」

心配しているのだろうが、どんどん彼女の怒りを上げているだけな事に気づかない

カイト「でも、安心して、君は…いや、君達は僕が守ってあげるから、だって僕勇者だもん、安心して一緒にいられるよ、ね?」

そう言って頭を撫でようとこちらに近づき手を出そうとした瞬間

アリアン「術式展開、グラビティ重力

カイト「おわ!?」グン!

メグミ「きゃ!?」ドカッ

サユリ「大丈夫!?カイト君!?」

アイ「お姉ちゃんも平気!?」

アリアンがボソッ言って展開した術式でカイトをサユリ達の方へと突き飛ばす

カイト「大丈夫、ちょっとよろけちゃっただけだから」あははは

「なーんだ、そうなんだ」

「でも、あんなよろけ方する?」

「きっと疲れてたんだよ」

彼女達は勝手に解釈してすぐ様カイトに詰め寄る、その隙にアリアンはエイト達の元へ行く

アリアン「2人ともどうだ?」

エイト「もう大丈夫…とは言い切れないかな」

ミュウ「でも、動く分には申し分ないよ」

そう言って2人は立ち上がる、一瞬ふらっとするが、それだけで、後はいつも通りだった

シルフィ「それでは行きましょう」

そう言って立ち去ろうとすると後ろから声をかけられる

神父「お待ちください」

アリアン「?」

エイト「なんですか?神父様?」

声をかけられるなんて何かしたのか?と疑問に思うが、取り敢えず話を聞く

神父「そこにいる勇者様もそうですが、英雄と魔王の職業を持つお2人も、気をつけて欲しい事があるのです。」

カイト「気をつけて欲しいこと?」

神父「はい」

ミュウ「それってどんなことなんですか?」

神父「貴女達の今後の事です」

今後?もしかして、もう旅に出ないといけないとか、そんな事だろうか?

神父「今はまだ世界に厄災は来ていません…しかし」

神父はとても深刻そうな顔つきで彼らを見る
それはこれからのことを案じているかの様に

神父「勇者が現れた…それはつまり近い将来、世界を脅かす厄災が必ず来ると言う事、幾千数多の命を背負い戦わなければならないという事」

シルフィ「………」

神父「ないがあればカルデア王国軍が全勢力を上げて共に戦うでしょう、しかし最後に元凶と対峙するのは貴方達の誰か…それを知っておいてください。」

それを言い残し、神父は去った
先程国王にも報告をしなければと言っていたので、それだろう

アリアン「エイト…ミュウ…」

エイト「採れたての野菜の様に新鮮で腐った野菜の様に不快だな」

英雄と言う前世の頃に憧れていたものになれて嬉しい気持ちと
英雄と言う呪いによって、戦場にいかなければないと言う嫌な気持ち

ミュウ「まさにその通りね」

圧倒的な力はいずれ、人々から畏怖される
その未来が2人には見えてしまう

4人はいたってまともな考えをしていたが
それ以外の所為でその考えすら馬鹿らしく思えてきた

カイト「僕がいるからには、もう安心だ!厄災がなんだ!何千何万来ようが、勇者である僕が負けるはずがない!」

アイ「そうよ!カイトお兄ちゃんがいれば絶対に負けない!」

メグミ「私達はいつも側にいます、安心して背中を任せて!」

サユリ「よーし、みんなで頑張ろう!」

「「「「「おーーーーー!!!!」」」」」

エイト「…アホらし、帰ろう」

ミュウ「そうね」

そう言って今度こそ4人は帰路へと着いた

——————————————————————
続く
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