幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第9章 外伝2 〜英雄〜

第三百四話 温もり

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奴隷商人が去った後、青年は自分達の頭を優しく撫でる。

「ちょっとジッとしててね?」

そう言って彼は自分達の首輪を触り、何かを確認する。

「どう?」

「ん?…ああ、この程度の代物なら俺の"引き継ぎ"でなんとか出来るよ。」

貴族の服を着た女性が、彼に話しかけて、彼はそれに答える、なんとか出来るとはどう言う事だろうか?

「いくよ…"引き継ぎ"解除アンロック

彼が何かを言うと、自分達の首輪は「ピー」と音が鳴ったと同時に「カシュ」と外れる。

「…え?」

思わず自分は声を出す、当然だろう、これは主従関係をはっきりとさせる物で、「逆らえば殺す」と言うを分らせるために、首輪をつけられるのだ。

それがこうも簡単に外れたら、誰だって驚く。

「うん、これでもうこのスイッチもいらないな。」

そう言う彼はスイッチを地面に落として踏み潰す、これで2度と首輪が作動する事はなくなった。

「全く、公爵家の財産を一気に使うなんて…」

「別に良いではないですか?無駄遣いではないのですから。」

貴族の服を着た女性はこの短時間で一気にお金が減った事を嘆き、メイド服の女性がそれを諭す。

「そりゃあね?こんな可愛い子達を見捨てるなんて出来ないわよ。」

「ワシ達が…可愛い?」

彼女はその言葉で尻尾がぶんぶん揺れる、とても嬉しいのだろう。

「ああ、それに俺達は奴隷なんていらないんだ、。」

「…仲間?」

自分はその言葉に狼狽える、仲間なんて自分の様な化け物が仲間になるなんて、そんなのはおかしいからだ。

「そう、これから君達を保護して安全な所へ行く事も出来るけど、どう?俺達と一緒に旅に出ない?」

「え?…ですが、彼女達には危険すぎませんか?」

彼の誘いにメイド服の女性が反論する、それもそのはず、彼らは戦闘経験もあり、それなりに強いだろうが、普通の人達、ましてや性処理奴隷なんて、ただの足手まといだ。

「ううん、彼女達の魔力は相当なものよ、魔王である私でさえ驚愕する程に…ね?」

「ああ、英雄である、俺も何となくだが感じる、彼女達の潜在能力はきっと俺達の力になる筈だ。」

貴族の服を着た女性と青年の彼の言葉に自分達は驚く、自分達の力が彼らよりも上だと言う事に気づいていた様だ。

「だからこそ、俺達の我儘に付き合ってしまう事になるけど、力を貸して欲しい…仲間になって欲しいんだ、もちろんお礼はする。コイツが」

「みゅぐっ!?私!?」

「それ以外に誰がいるんだよ?公爵家の金でこう…ぽんっと!」

「無理だからね!?」

そしてそんな恐ろしい力に気付きながら、恐れず、あくまでも対等に1人の人間にとして扱ってくれる事に、自分達は喜んでしまう。

「あの!」

「ん?」

自分は勇気を出して彼に声をかける
胸のドキドキが止まらない、これが緊張と言うものだろう、心臓の音がとても響く。

「あ…あたし…ば…化け物って言われてて、…み…皆様に…め…迷惑をか…けてしまうと思うので…」

「化け物?そんなの後ろにいる2人はよっぽど化け物だよw」

と彼は自分達を和ませようと言うが、2人の「ゴゴゴゴゴ」と言う怒りのオーラが見えて、逆に心配になる。

「ふーん…私達が…化け物…ねぇ?」

「へぇ、そんな事言うんですねぇ?」

案の定彼の仲間の2人は、彼の頭を鷲掴みにして「後で覚えてろよ?」と伝えると彼は「…ああ」と何かを諦めていた。

「まぁ…んん!兎に角、俺達は君達の事を何とも思ってない、そこにいるケモ耳の彼女も同じさ」

「…え?ワシも…か?」

彼女は驚いて、彼は笑いながら頭を撫でる
そして耳、尻尾を触る

「ひゃん!」

「こんな可愛い子を俺達は化け物なんて呼ばないよ?だから、そんな悲しい顔はもうしなくていい。」

——————————————————————
続く

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