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第9章 外伝2 〜英雄〜
第三百十一話 嫉妬
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「そしてもう1つ…嫉妬だ」
「嫉妬…?」
Sランク冒険者であり、英雄である彼が嫉妬するなんて…一体誰なんだろう?
そうアリアは思うが、その答えは自身にとって意外な答えとなる。
「君達さ」
「…え?」
一体どう言う事だ?何故自分達が嫉妬されなければならないんだ?
そう思っているとエイトは苦笑いしながら言う。
「アリア、君達を助けた理由は話しただろ?」
「はい、私達には秘めたる力があるから…と」
「そう、それは魔王であるミュウと、英雄である俺を超える力を持つ程にあるんだ。」
言い方がおかしいが兎に角、エイト本人が言った「自分達を超える存在」に少なからず嫉妬していた、と言う事だ。
エイトは皮肉めいた笑い方をする
「可笑しいだろ?助けたいと思ったのに、今度は助けたお前達に嫉妬してるんだぜ?…子供じゃないんだから…なぁ」
エイトは木に背中を預けて空を見上げる、
少しずつ日が昇り、空が徐々に明るくなる。
「自分のわがままの為にお前達を利用するのに、その相手に嫉妬…どんだけクズなんだよ…俺は」
「ご主人様…」
「本当に自分が嫌になるよ、英雄になりたくて、でも、「ヒーロー」にはなれなくて、アリア達を救いたくて救ったのに、己の欲望の為に利用しようとしている…」
右手で顔を覆い、乾いた笑い声を上げる
アリアはその姿を見て、守りたいと思った。
「情けないだろ?俺は中途半端なせいで、こんなくだらない事で悩むんだ、ハハ…情けないなぁ」
「そんな事ありませんよ…ご主人様…いいえお兄様」
「え?」
アリアがいきなり「お兄様」と呼ぶのでエイトは驚く。
「私達はお兄様がいなければ今頃死んでいたかもしれません、それに初めて貰った温もりは、貴方の想いは本物でした、だから私達はついて行く道を選んだんです。」
そう言ってアリアはエイトの胸元に入る
エイトは慌てて引き剥がそうとするが、アリアは思いっきり抱きつく。
「ちょ!汗かいてたから臭いって!」
「いいえ、お兄様は臭くありません、暖かくくて、優しい匂いがします。」
アリアは顔を見上げてエイトを見る、酷く動揺していて、少し可愛いと思った。
「お兄様は私達の分も背負って歩こうとしています、だから悩んでしまうんです。」
一緒に行こう、その言葉だけで自分達は救われたから
「私達を利用している、構いません。」
だってそれを望んでいるから
隣で歩きたいから
「厄災を、女神を、勇者を全てを解決しようと、愛する人達の為に行動出来る人間は多くいません。」
己の命を犠牲にする覚悟がないから
それをエイトは持っているから
「私達を救ってくれた「ヒーロー」に恩返しが出来るのでなら、これからも利用して下さい。」
そのかわり…
「お兄様の側を離れませんから♪」
アリアはそう言うと「ニコッ」と笑う、その姿を見てエイトも笑う
「ふ…はははw!そうかw!」
「ええwそうですよw?」
クスクスと笑い合いながら、エイトはふぅと一呼吸おいてお礼を言う。
「ありがとう、アリア、お陰で吹っ切れたよ、アリアのお陰で鬱にならなくてすんだ、これからもよろしく頼むよ?」
「はい、お兄様…ですが。」
と、一言おいて「グイッ」と顔を近づける
エイトは「うぉ!?」と驚くがアリアは気にしない。
「今後はこんな事で悩まないで下さいね?」
「い…いや…流石にそれは…」
「い.い.で.す.ね?」
ニコッととても威圧的な態度を取られてエイトは「はい」と素直な頷く。
「お兄様、約束ですからね?」
「…わかった」
アリアはそう言うと小指を出す、エイトはそれを見て同じ様に小指を出す。
ゆびきりげんまん と言うものだ
「全く、アリアには敵わないよ。」
「お兄様が弱気になってるからですよ!」
——————————————————————
「ところで、なんでお兄様?」
「なんかだらしなさがそんな感じに思えたので…」
「だらしないって…否定出来ないけど…」
「嫉妬…?」
Sランク冒険者であり、英雄である彼が嫉妬するなんて…一体誰なんだろう?
そうアリアは思うが、その答えは自身にとって意外な答えとなる。
「君達さ」
「…え?」
一体どう言う事だ?何故自分達が嫉妬されなければならないんだ?
そう思っているとエイトは苦笑いしながら言う。
「アリア、君達を助けた理由は話しただろ?」
「はい、私達には秘めたる力があるから…と」
「そう、それは魔王であるミュウと、英雄である俺を超える力を持つ程にあるんだ。」
言い方がおかしいが兎に角、エイト本人が言った「自分達を超える存在」に少なからず嫉妬していた、と言う事だ。
エイトは皮肉めいた笑い方をする
「可笑しいだろ?助けたいと思ったのに、今度は助けたお前達に嫉妬してるんだぜ?…子供じゃないんだから…なぁ」
エイトは木に背中を預けて空を見上げる、
少しずつ日が昇り、空が徐々に明るくなる。
「自分のわがままの為にお前達を利用するのに、その相手に嫉妬…どんだけクズなんだよ…俺は」
「ご主人様…」
「本当に自分が嫌になるよ、英雄になりたくて、でも、「ヒーロー」にはなれなくて、アリア達を救いたくて救ったのに、己の欲望の為に利用しようとしている…」
右手で顔を覆い、乾いた笑い声を上げる
アリアはその姿を見て、守りたいと思った。
「情けないだろ?俺は中途半端なせいで、こんなくだらない事で悩むんだ、ハハ…情けないなぁ」
「そんな事ありませんよ…ご主人様…いいえお兄様」
「え?」
アリアがいきなり「お兄様」と呼ぶのでエイトは驚く。
「私達はお兄様がいなければ今頃死んでいたかもしれません、それに初めて貰った温もりは、貴方の想いは本物でした、だから私達はついて行く道を選んだんです。」
そう言ってアリアはエイトの胸元に入る
エイトは慌てて引き剥がそうとするが、アリアは思いっきり抱きつく。
「ちょ!汗かいてたから臭いって!」
「いいえ、お兄様は臭くありません、暖かくくて、優しい匂いがします。」
アリアは顔を見上げてエイトを見る、酷く動揺していて、少し可愛いと思った。
「お兄様は私達の分も背負って歩こうとしています、だから悩んでしまうんです。」
一緒に行こう、その言葉だけで自分達は救われたから
「私達を利用している、構いません。」
だってそれを望んでいるから
隣で歩きたいから
「厄災を、女神を、勇者を全てを解決しようと、愛する人達の為に行動出来る人間は多くいません。」
己の命を犠牲にする覚悟がないから
それをエイトは持っているから
「私達を救ってくれた「ヒーロー」に恩返しが出来るのでなら、これからも利用して下さい。」
そのかわり…
「お兄様の側を離れませんから♪」
アリアはそう言うと「ニコッ」と笑う、その姿を見てエイトも笑う
「ふ…はははw!そうかw!」
「ええwそうですよw?」
クスクスと笑い合いながら、エイトはふぅと一呼吸おいてお礼を言う。
「ありがとう、アリア、お陰で吹っ切れたよ、アリアのお陰で鬱にならなくてすんだ、これからもよろしく頼むよ?」
「はい、お兄様…ですが。」
と、一言おいて「グイッ」と顔を近づける
エイトは「うぉ!?」と驚くがアリアは気にしない。
「今後はこんな事で悩まないで下さいね?」
「い…いや…流石にそれは…」
「い.い.で.す.ね?」
ニコッととても威圧的な態度を取られてエイトは「はい」と素直な頷く。
「お兄様、約束ですからね?」
「…わかった」
アリアはそう言うと小指を出す、エイトはそれを見て同じ様に小指を出す。
ゆびきりげんまん と言うものだ
「全く、アリアには敵わないよ。」
「お兄様が弱気になってるからですよ!」
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「ところで、なんでお兄様?」
「なんかだらしなさがそんな感じに思えたので…」
「だらしないって…否定出来ないけど…」
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