幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第9章 外伝2 〜英雄〜

第三百八十七話 無駄、無意味、無価値(女神アマス戦12)

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「そんな!?」

『ワシ達の魔術が消えたじゃと!?』

アリエルアリアとエルは約300人いたエイト、ミュウ、シルフィの分身体が一瞬のうちに消えたことに驚く。

「…消去Delete

「まさか、そんな恐ろしい力を持っていたなんて…」

「女神と言うより悪魔ですね。」

女神アマスを前に対峙しているエイト達3人は冷や汗をかきながら、後退りする。

「へぇ…さっきまでは威勢が良かったのに…逃げるんですか?」

「「「!?」」」

女神アマスの言葉に3人は反応する、無意識のうちにやってしまったことなのだ、「相手がヤバい」と今更ながら確証したのだ。

「まぁ逃げた所で、私の"プログラム"の前からは逃げられませんよ?」

「元々逃げるつもりはないさ」

だが、とエイトは思う

(レベルが違い過ぎる、アリエルのお陰でほんの少しだけ回復したけど、もう頼ることは出来ない)

頼った所でDeleteされてしまえば無意味だ、しかしそれでも

「やるしかねぇよな」

「ええ」

「はい」

とあるバスケ漫画でこんな事を言っていた
「諦めたらそこで試合終了」
と、

つまり「闘い続けている限りはまだ負けていない」のだ。

「アリエル!!!!!」

「はい!!!兄様!!!」

エイトは後ろにいるアリエルに声をかける、後ろを振り返らず、前を向いたまま叫ぶ。

「一緒に死んでくれるか!!!!」

「勿論です!!!兄様!!!」

アリエルは間をおかずに即答する、それを聞いて、前にいる3人は笑ってしまう。

「即答かよ」

「いいんじゃない?」

「そのくらいの覚悟は必要ですよ!」

魔力も体力も全ての面で圧倒的に劣っているエイト達、勝つ為には神殺しの矢エル•キールを女神アマスに打つけるしかない。

「お話は終わりましたか?」

「ああ、待たせて悪かったな。」

死神の鎌がミュウ達の首元にあるが、気にしない、負けたら一緒に死ぬだけだ。

「ミュウ!」

「ええ!」

「シルフィ!」

「はい!」

「アリエル!」

「はい!兄様主様!」

エイトは一人一人に声をかけて、気持ちを一つにする、想いを込めて、勝つ事を信じて。

「まだ勝つ気でいましたか、勝ち目なんて0に等しいのに」

「だけど0ではない。」

剣を横に振り、周りにあった澱んだ空気を吹き飛ばす。

「女神アマス、貴女には分からないでしょうね?」

「互いに想い、互いを信じる、"洗脳"でも"好感度アップ"でもない、正真正銘の絆」

「貴女にはない、あたし達にしかないものを!!!」

ミュウ、シルフィ、アリエルはエイトを見て頷く

決意を抱く

地面を蹴り、大地を抉る
この動作も何十回やったのだろうか?
しかし今までの中で1番踏み込みが良く、1番力の入る蹴り方だった。

「"引き継ぎ"月華乱舞」

「"ダウンロード"月華乱舞」

「"剣技"月華乱舞」

「引き継ぎ」「ダウンロード」「剣技」
本来であれば剣姫クラスの者しか使えない奥義の一つ

夜桜の如く儚く、月のように美しい剣技、
縦横無尽に咲き乱れ、それが斬撃となって襲いかかる。

「Deleteは魔法や魔術などと言った遠距離攻撃にしか効果がないと思っているんですか?」

女神アマスは「クヒッ」とまるで魔女の様に不敵に笑う

「無駄、無意味、無価値、貴方達がやっている事はまさしくそれ!」

右手で人差し指だけを伸ばして頭上に上げる

「絆?想い?愛?貴方達のそんな想いも全てDeleteしてあげますよ!!!!!」

そう言って女神アマスは3人の「月華乱舞」を消去Deleteする。

しかし彼らの想い、絆、愛、それを司る消去Delete出来なかった。

「俺達の想いを」

「「「「舐めるな!!!!!」」」」

——————————————————————
多分次回で女神アマス戦は終わりです。
長かったですが、私は満足しています。



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