113 / 226
第2.5章 崩壊するゲーム
第108話 リュークの正体
しおりを挟む
~放課後~
今日1日は惚れ薬の影響によって変わってしまった彼女達のせいでクロウはとても疲れてしまった。
座学の授業ではフィオナ、ミオ、シャル達が毎回隣の席を巡って争っていたし、
昼食の時は一緒に学食に行って隣の席を巡ってまた争い、
剣術の授業では
フィオナは「再戦を申し込むわ!」
ミオは「剣術をラピナス先生の代わりに教えて?」
シャルは「もう一回戦おう!」
と、パートナー選びの為に争ったりと、
終始目立っていた。
肝心の主人公であるリュークがモブの様な感じになってしまい、なんでこんな事になってしまったのか悩んでしまった。
放課後はリュークと2人きりで会う約束をしていた為、自分のメイドのメイディとフィオナ達の専属メイド達に頼んで足止めをしてもらい、なんとかリュークと落ち合う事が出来た。
「早かったですね、もう少し遅くなるかと思いましたよ」
「メイディと他のメイド達が協力してくれたんだ」
ちなみにここは男子トイレの中だ、他の男子生徒が入って来る可能性もある為、早くここから移動したい。
「ここだと他の人に話を聞かれる可能性がある、場所を変えさせてもらうぞ?」
「僕は構いませんよ」
「それは賛成してくれているんだよな?」
「はい」
言葉と言うのは難しい、特に日本語は1つの言葉で賛成と反対の両方の意味がある言葉があるからだ。
「そうか、なら行くぞ」
「はい」
今回はクロウの言う事を聞く、と言う事だろう、トイレから出るとリュークは後ろについて来る。
「それで、どこに行くんですか?」
「俺の部屋」
「襲う気ですか?」
「俺はノンケだ」
そんな腐女子達が喜ぶ様なシチュエーションは絶対に起きないし、起こさせない、俺は女の子同士の絡み合いである、百合は好きだけど男の子同士の絡み合いである薔薇は嫌いだ。
男同士の熱い友情とか、なら心が踊る為好きだがそれが恋愛に繋がったら嫌いになる。
「そうなんですね、男子トイレに連れ込んだのでヤらないか♂やるのかと思いましたよ」
「俺はノンケだと言っただろ、普通に女の子が好きだ、あと歳上のお姉さん」
「分かります」
そう言って熱い握手を交わす、こう言うくだらない所で意気投合するのも悪くない。
「あと僕は歳下もいけます」
「純粋さを求めたか」
「あの無知な子を僕の色に染めるのが好きなんです」
「ガチのロリコンやん」
そして嫌な情報も聞いてしまった、確かに小さい子を可愛いと思うのは良いと思う、赤ちゃんとか自分に懐いてくれている小さな子供なら保護欲が出て来るし納得は出来る。
だけど、リュークの言い方はガチでヤバい方の言い方だ、この世界なら合法かもしれないが、色々とヤバい匂いがする。
「ロリコンじゃないですよ、ただ恋愛対象の幅が広いだけですよ?」
「…何歳から何歳?」
「6歳から50歳」
「………………」
ヤバい、本当にヤバい、6歳って日本で例えると小学一年生だ、そして今の歳は高校1年生だ。
高校1年生が小学1年生を恋愛対象として見るなんてエ○漫画の世界だ。
「…惚れ薬の件と言い恋愛対象の年齢層の件と言い、お前って一体何者なんだ?ただの平民なのか?」
「そうですよ?僕はただの平民です、惚れ薬は元々知っていましたし、恋愛対象は人それぞれですよね?」
「惚れ薬を元々知っていた?」
「はい、売られている場所は元々知っていましたので」
どう言う事だ?そのルートを知っているのはクロウだけのはずだ、リュークが知っているはずがない。
「なんで知っているんだ?」
「調べたんですよ、今後の為にも邪魔な人達はとっとと渡したかったんで」
「邪魔って…お前…貴族に対してなんて事を」
こんな事を密告すれば死刑は間違いなしだ、免れる事は絶対に出来ない、それを分かった上で話しているのか?
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
今日1日は惚れ薬の影響によって変わってしまった彼女達のせいでクロウはとても疲れてしまった。
座学の授業ではフィオナ、ミオ、シャル達が毎回隣の席を巡って争っていたし、
昼食の時は一緒に学食に行って隣の席を巡ってまた争い、
剣術の授業では
フィオナは「再戦を申し込むわ!」
ミオは「剣術をラピナス先生の代わりに教えて?」
シャルは「もう一回戦おう!」
と、パートナー選びの為に争ったりと、
終始目立っていた。
肝心の主人公であるリュークがモブの様な感じになってしまい、なんでこんな事になってしまったのか悩んでしまった。
放課後はリュークと2人きりで会う約束をしていた為、自分のメイドのメイディとフィオナ達の専属メイド達に頼んで足止めをしてもらい、なんとかリュークと落ち合う事が出来た。
「早かったですね、もう少し遅くなるかと思いましたよ」
「メイディと他のメイド達が協力してくれたんだ」
ちなみにここは男子トイレの中だ、他の男子生徒が入って来る可能性もある為、早くここから移動したい。
「ここだと他の人に話を聞かれる可能性がある、場所を変えさせてもらうぞ?」
「僕は構いませんよ」
「それは賛成してくれているんだよな?」
「はい」
言葉と言うのは難しい、特に日本語は1つの言葉で賛成と反対の両方の意味がある言葉があるからだ。
「そうか、なら行くぞ」
「はい」
今回はクロウの言う事を聞く、と言う事だろう、トイレから出るとリュークは後ろについて来る。
「それで、どこに行くんですか?」
「俺の部屋」
「襲う気ですか?」
「俺はノンケだ」
そんな腐女子達が喜ぶ様なシチュエーションは絶対に起きないし、起こさせない、俺は女の子同士の絡み合いである、百合は好きだけど男の子同士の絡み合いである薔薇は嫌いだ。
男同士の熱い友情とか、なら心が踊る為好きだがそれが恋愛に繋がったら嫌いになる。
「そうなんですね、男子トイレに連れ込んだのでヤらないか♂やるのかと思いましたよ」
「俺はノンケだと言っただろ、普通に女の子が好きだ、あと歳上のお姉さん」
「分かります」
そう言って熱い握手を交わす、こう言うくだらない所で意気投合するのも悪くない。
「あと僕は歳下もいけます」
「純粋さを求めたか」
「あの無知な子を僕の色に染めるのが好きなんです」
「ガチのロリコンやん」
そして嫌な情報も聞いてしまった、確かに小さい子を可愛いと思うのは良いと思う、赤ちゃんとか自分に懐いてくれている小さな子供なら保護欲が出て来るし納得は出来る。
だけど、リュークの言い方はガチでヤバい方の言い方だ、この世界なら合法かもしれないが、色々とヤバい匂いがする。
「ロリコンじゃないですよ、ただ恋愛対象の幅が広いだけですよ?」
「…何歳から何歳?」
「6歳から50歳」
「………………」
ヤバい、本当にヤバい、6歳って日本で例えると小学一年生だ、そして今の歳は高校1年生だ。
高校1年生が小学1年生を恋愛対象として見るなんてエ○漫画の世界だ。
「…惚れ薬の件と言い恋愛対象の年齢層の件と言い、お前って一体何者なんだ?ただの平民なのか?」
「そうですよ?僕はただの平民です、惚れ薬は元々知っていましたし、恋愛対象は人それぞれですよね?」
「惚れ薬を元々知っていた?」
「はい、売られている場所は元々知っていましたので」
どう言う事だ?そのルートを知っているのはクロウだけのはずだ、リュークが知っているはずがない。
「なんで知っているんだ?」
「調べたんですよ、今後の為にも邪魔な人達はとっとと渡したかったんで」
「邪魔って…お前…貴族に対してなんて事を」
こんな事を密告すれば死刑は間違いなしだ、免れる事は絶対に出来ない、それを分かった上で話しているのか?
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
22
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる