剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん

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第2.5章 崩壊するゲーム

第125話 転校生が来るらしい

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~食堂~

「ここは涼しいんだなぁ」

「従業員の人達もいるからその分魔石が多いのではないのでしょうか?」

廊下が暑かった為、食堂も同じ様に暑いのではないか?と思っていたが、どうやらそうではないらしい。

「成る程ねぇ…クスッ!」

「大丈夫ですか?」

「ああ、汗が少し冷えただけだ」

暑い所にいたせいで汗をかいてしまい、その状態のまま涼しい所に来てしまった為、汗が冷えて寒いのだ。

「本当に"夏"って感じだなぁ」

「そうですねぇ、席に座って待っててください、メニューは日替わり定食でよろしいですよね?」

「ああ、水は俺が用意するよ、喉乾いて飲みたいし」

「かしこまりました」

メイディに食事は任せてクロウは水を用意する、氷魔法で氷を入れるのではなく、水の容器の周りを冷やす。

「ここで2杯くらい飲もう」

喉の潤いが実感できる、暑い時期や乾燥した時期は飲み物がとても美味しい。

「あ、クロウ、おはよう」

「ん?…なんだフィオナか」

「なんだとはなんだ、私に対して失礼じゃないの?」

「むしろ俺はお前の口調の変化に驚いてるよ」

リュークが惚れ薬を盛る前は人を見下す様な言葉遣いでムカつく女だったが、今では普通に話しかけてくる。

「確かにそうですねぇ」

「ボクも不思議に思うよ」

そしてフィオナの背後から案の定ミオとシャルがやってくる。

「わたしも驚いてますよ、ミオ様がここまで乙女になるなんて…」

「そう?あたくしは別に変わってないと思うんだけど?」

ミオの専属メイドクレイがミオにそう話す、いや、今まで無口キャラの人がいきなり話し出す方が変わってる気がするんだけど…

「フィオナ様は今も昔も変わらず可愛いです、それを無碍に扱うクロウ様がおかしいんです」

「そうよね?ソフィもそう思うよね?」

フィオナの専属メイドのソフィがそう言うとフィオナも賛同する、いやだからね?今まで喋ってない人が喋る方がおかしいんだって。

ぼくもそう思います」

「ハァッ☆」

無視

「それで、貴方はここにいるの?」

「…失礼すぎるんじゃあないか?普通に朝食を食べる為だよ」

「分かってるわよ、相席いいでしょ?」

「ダメって言ってもいつも隣で食べるじゃあないか…もう好きにしてくれ」

正直に言って彼女達と敵対する理由がもうない、しかしいきなり性格が変わるとフィオナ達みたいに気味が悪い為、あくまでも『あれ?なんか仲良くね?』程度で抑えておきたい。

「そう言えば今日転校生が来る事はご存知でした?」

「転校生?この時期に?」

こんな暑い中わざわざ転校しに来るなんて、ご苦労な事だ、リュークの推しもこの時期に転校してこないから、おそらくゲームでは描かれていないモブキャラか、俺やエムル、リュークの様な不確定要素のせいで起きてしまったバグの何かだろう。

「ええ、あたくしそのことを聞いてとてもワクワクしてますのよ?」

「転校生ねぇ…あんまし興味ないなぁ」

コチラとしてはわざと嫌われて追放されたいけど、リュークがいる以上下手に動けないもどかしさをなんとかしたいし、そっちの方に興味がいく。

「そうなんですの?」

「ミオは興味あるのかもしれないけど、俺としては貴族としての礼儀で話すくらいの相手としか思ってないよ」

むしろそれ以上の関係にはなりたくない、ただでさえ今話しているミオに加えて

「ボクも気にならないかなぁ、クロウがボクと決闘してくれるならどうでもいい」

ぼくもそう思います」

ずっと戦う事しか頭にないシャルに

「全く、貴方は公爵家の人間なのですよ?もっと自覚を持ちなさいよ」

「なんでそこで自覚の話なんだよ、一応礼儀はやるよ、礼儀は」

完全に乙女と化したフィオナ

それによってなのかはわからないけど急にクロウの前で話し出す
王族、貴族の専属メイド達クレイ、ソフィ、ハクア、ミサ、ゲームが壊れ始めているのか?

「ハァ考えても仕方ない取り敢えず、飯食おう」

ちょうどよく来たメイディから食事を受け取り、フィオナ達も入れて一緒に食べる(エムルは生徒会の仕事がある為先に行っている)。

——————————————————————
明日から仕事が始まるのでガチ不定期になります。
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