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ネクネクへ
31.
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この街のギルドに初めてやってきた。とりあえず受付でアイザックがポーションの買取に詳しい人が居ないか聞いてくれてる。
「お待たせ致しました。ポーションの買取をご希望とか。私はこのギルドの鑑定士でユグナと言います」
「此方を確認していただけますか」
冒険者ギルドの調合師のカードをみせる。
「では彼方でお伺いしましょう」
個室の買取部屋に案内された。
「鑑定いたしますので商品をお出し頂けますか」
「分かりました。数が多いのですが良いですか」
「何本位ありますか」
「ザッとですが100本位です」
ユグナさんは一瞬顔を顰めるともう1人呼びますと一度部屋から出て行った。
暫くすると中年位のガタイの良い男性を連れてきた。
「待たせたな。ここのギルドマスターでサルトだ。」
「パーティ黒銀のアイザックだ」
「ククルです」
「で、どっちがポーションを作っているのだ」
「あ、僕が作ってます」
「ほぉ、ついてきてるだけの子供かと思ったが、君が製作者かい」
「そうです。後、従魔もポーション作れる様になったのでそちらもお願いできますか」
「品質によるが一度鑑定してみるからそっちも出してくれ」
私が作った100本程とパヨが作った60本をテーブルに並べる。
私のポーションをユグナさんがパヨのポーションをギルマスが鑑定している。
「確かにククルさんパヨさんの製作で間違いないですね」
「ポーションの調合が出来るスライムは珍しいな。どちらも正規の価格で買い取ろう。ポーションなんていくら在庫があっても困らんからな」
がははと笑い出しそうな声でギルマスが話してくれた。
「ありがとうございます」
収入になったがこれで買い物をしようと私の分は現物で受け取りパヨの分はパーティカードに入れて貰った。
ギルドを後にして買い物に向かう。今日は西側の服飾関係と雑貨屋さんめぐりだ。
何件か覗いて見たり中に入って見たりと買い物をして行く。
服を買う時は女の子仕様と男の子仕様の両方になる。
アイザックもとりあえずは買い物に付き合ってくれているがちょっと呆れた様にも見える。
「そろそろ一度休憩しないか」
「そうだね。お腹も空いてきたしご飯にしよう」
今日はパスタの店に連れてきてくれた。相変わらず量が多いのでアイザックのを分けてもらう。
「これが食べたい」
メニューを見てたらフィットチーネのグリーンパスタがあったので早速注文してもらう。
運ばれてきた料理にウキウキしながら食事を始めた。
「美味しい」
元々平麺が大好きだ。少しもちもちしていて食べ応えがあるがいつもより沢山食べた。
「今日は食べっぷりが良いな」
「そお、これ好きなの」
ちょっと食べ過ぎてお腹が一杯になったのでアイザックの食べ終わるのを静かに待った。
「後は何処に行きたい?」
「もう、お買い物は充分だよ。明日でも良いから調合用の採取にいきたいかな。そろそろ材料が、無くなりそうなの」
結局、この後そのまま森に向かい薬草を採取してきた。
夕飯は宿で頂き部屋に戻る。
「明後日出発するか」
「そだね。王都はゆっくり観光したいな」
「構わないぞ。王都では実家の屋敷があるからそこを使おう。父さんに許可はもらってるから」
「わかったよ。王都に着いたら一度教会に行きたいな」
その言葉にアイザックの目が一瞬鋭くなりドキッとする。
そろそろ本当の事を話した方が良いだろうか。
「あのね、アイザック聞いて欲しい事があるんだ」
そこから私が異世界からの転生者である事や魂の事などこないだネル様に聞いた事を説明した。
ついでにネル様ことネルコフリスタル様に時々教会に寄る様言われてるとつけたす。
ネルコフリスタル様はこの世界の神話に出てくるので大抵の人は聞き知っている。無言で聞いていたアイザックはふんわり抱き上げてくれた。
「話にくい事をよく教えてくれたね。ありがとう。内容的に他人に聞かせられない事が多いが俺はちゃんとククルを信用してるから。困った事があったらいつでも言うんだぞ。とりあえずは王都を目指そうか」
優しく笑って降ろしてくれた。
漸く肩の荷が降りた様に思う。
「うん、聞いてくれてありがとね」
恥ずかしいがしっかりお礼を伝えた。
明日からまた、馬での旅だ。
楽しみにしながら就寝した。
「お待たせ致しました。ポーションの買取をご希望とか。私はこのギルドの鑑定士でユグナと言います」
「此方を確認していただけますか」
冒険者ギルドの調合師のカードをみせる。
「では彼方でお伺いしましょう」
個室の買取部屋に案内された。
「鑑定いたしますので商品をお出し頂けますか」
「分かりました。数が多いのですが良いですか」
「何本位ありますか」
「ザッとですが100本位です」
ユグナさんは一瞬顔を顰めるともう1人呼びますと一度部屋から出て行った。
暫くすると中年位のガタイの良い男性を連れてきた。
「待たせたな。ここのギルドマスターでサルトだ。」
「パーティ黒銀のアイザックだ」
「ククルです」
「で、どっちがポーションを作っているのだ」
「あ、僕が作ってます」
「ほぉ、ついてきてるだけの子供かと思ったが、君が製作者かい」
「そうです。後、従魔もポーション作れる様になったのでそちらもお願いできますか」
「品質によるが一度鑑定してみるからそっちも出してくれ」
私が作った100本程とパヨが作った60本をテーブルに並べる。
私のポーションをユグナさんがパヨのポーションをギルマスが鑑定している。
「確かにククルさんパヨさんの製作で間違いないですね」
「ポーションの調合が出来るスライムは珍しいな。どちらも正規の価格で買い取ろう。ポーションなんていくら在庫があっても困らんからな」
がははと笑い出しそうな声でギルマスが話してくれた。
「ありがとうございます」
収入になったがこれで買い物をしようと私の分は現物で受け取りパヨの分はパーティカードに入れて貰った。
ギルドを後にして買い物に向かう。今日は西側の服飾関係と雑貨屋さんめぐりだ。
何件か覗いて見たり中に入って見たりと買い物をして行く。
服を買う時は女の子仕様と男の子仕様の両方になる。
アイザックもとりあえずは買い物に付き合ってくれているがちょっと呆れた様にも見える。
「そろそろ一度休憩しないか」
「そうだね。お腹も空いてきたしご飯にしよう」
今日はパスタの店に連れてきてくれた。相変わらず量が多いのでアイザックのを分けてもらう。
「これが食べたい」
メニューを見てたらフィットチーネのグリーンパスタがあったので早速注文してもらう。
運ばれてきた料理にウキウキしながら食事を始めた。
「美味しい」
元々平麺が大好きだ。少しもちもちしていて食べ応えがあるがいつもより沢山食べた。
「今日は食べっぷりが良いな」
「そお、これ好きなの」
ちょっと食べ過ぎてお腹が一杯になったのでアイザックの食べ終わるのを静かに待った。
「後は何処に行きたい?」
「もう、お買い物は充分だよ。明日でも良いから調合用の採取にいきたいかな。そろそろ材料が、無くなりそうなの」
結局、この後そのまま森に向かい薬草を採取してきた。
夕飯は宿で頂き部屋に戻る。
「明後日出発するか」
「そだね。王都はゆっくり観光したいな」
「構わないぞ。王都では実家の屋敷があるからそこを使おう。父さんに許可はもらってるから」
「わかったよ。王都に着いたら一度教会に行きたいな」
その言葉にアイザックの目が一瞬鋭くなりドキッとする。
そろそろ本当の事を話した方が良いだろうか。
「あのね、アイザック聞いて欲しい事があるんだ」
そこから私が異世界からの転生者である事や魂の事などこないだネル様に聞いた事を説明した。
ついでにネル様ことネルコフリスタル様に時々教会に寄る様言われてるとつけたす。
ネルコフリスタル様はこの世界の神話に出てくるので大抵の人は聞き知っている。無言で聞いていたアイザックはふんわり抱き上げてくれた。
「話にくい事をよく教えてくれたね。ありがとう。内容的に他人に聞かせられない事が多いが俺はちゃんとククルを信用してるから。困った事があったらいつでも言うんだぞ。とりあえずは王都を目指そうか」
優しく笑って降ろしてくれた。
漸く肩の荷が降りた様に思う。
「うん、聞いてくれてありがとね」
恥ずかしいがしっかりお礼を伝えた。
明日からまた、馬での旅だ。
楽しみにしながら就寝した。
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