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ダンジョン攻略 第一領
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前回のダンジョン攻略から一週間が過ぎた。そろそろ次のダンジョンに向かって出発だ。タワー型になっていてこの街からでも見えている。
50階建ての割には小さく見えるが中には空間魔法が施されているとかで結構広いらしい。アイザックが昔20階までは攻略しているとの事だ。
街を出て第一領域に入るとすぐにダンジョンの入口が見えた。
「ククル、くれぐれも勝手には行動しないようにな」
アイザックに釘をさされ中にはいる。
思ったより広くそして綺麗だ。
塔の中なのに森がある。
「ここは自然を再現しているから森→岩場→砂漠→街→水場の順になっている。恐らく最上階まで続いてるだろう。」
「そうなんだ。楽しそうだね」
とりあえず森を進む事にした。
基本は1日5階まで。先が長いから急いでも疲れてしまうだけだといわれた。
街の階層は本当に人でも住んでいそうなくらいリアルでびっくりしたが初日は順調に終了した。
「明日は朝からボス戦だね。ここのダンジョンは薬草や調合素材がドロップするから楽しいよ」
どうやら薬師に人気のダンジョンらしく上の方まで行けば珍しい物も手に入りそうだ。
「そうだな。昔きた時はマーサスとマリアント様が一緒でアレコレ欲しいと大変だったんだ。ああ見えてマリアント様も調合の事になると周りなんてお構い無しだからな」
どこか遠い目をしながらアイザックが教えてくれる。
「成る程、だから珍しい素材とか言ってたんだね。」
ようは私がダンジョンに入るのを見越してのお願いだったのかと納得する。
早々と就寝し、明日に備える事にした。
ダンジョンに入って4日目、無事に20階のボス戦を終える。
明日以降はアイザックも初めての階層になる為改めて作戦を練る。正直レベル的には問題無いので大丈夫だけどフロア毎になんらしかの罠がある。
先頭をクロイスに行かせて罠を避けつつ後はガルに任す事にした。
素材が沢山集まってほくほくだが見たことない物にはまだ出逢ってない。
明日からに期待を膨らませた。
翌日はクロイスを先頭にし先に進む事にした。
アイザックも初めての場所なこともありしっかり警戒している。
魔物を倒し順調に素材を集めながら次の階を目指す。
23階にたどり着いたので休憩する事にした。
「ククル、お疲れ様。大丈夫かい」
「大丈夫だよ。下の階に比べたら魔物が強くなってるけど苦戦するほどでも無いから。アイザックは大丈夫?」
「俺は大丈夫だ。後2階層だし順調に行けば夕方までには終わるだろう」
予定通り夕方には25階の攻略が終了した。安全地帯でテントを張り夕食を食べる。今日でダンジョンに入って5日だったがとても順調だ。
ここでは恐らく妖精に出会えると考えている。いつ、どこでなのか予想もつかない。
翌日も順調に階を進めていく。
集めた素材も大分数が増えた。28階で休憩していると珍しくモコが影から出てきた。
#ねぇ、あっちから珍しい匂いがするの#
何か気になる物があるらしくアイザックに声を掛けてモコの示す方にみんなで行ってみた。
「あっ、雫草だ。」
滅多に見つけることができないと本にも書いていた。これでポーションを作ると内臓系の疾患の薬になるはずだ。
「ククル、警戒はしておくから採取したら良いぞ」
「わかった」
結構な数が生えている。
モコにお礼を伝えて早速採取する。
鑑定してみるとランクも優で申し分ない。マリアント様のお土産にしようと沢山取った。
「アイザック、終わったよ。ありがとう」
大方取り終わったので声を掛けた。
「じゃあ、次に進むか」
そのまま、先に進む事にした。
30階まで攻略し、いつも通りテントを張る。
昼間に取った雫草が気になるので早速調合してみる。
材料は雫草と魔力水だ。
鉢に材料を入れて魔力を注ぐ。結構な量の魔力を使った。
「出来たぁ」
淡いグリーンの液体が出来上がった。
1瓶鑑定してみるとランクSの治療薬が出来上がった。
「成功したみたい」
アイザックに見せると物珍しいそうに見ている。
「俺も実物は初めて見たかな。マリアント様が大騒ぎしそうだな」
「マリアント様へのお土産分も採取しといたよ。楽しみだね」
漸く新しい素材に出会えてご機嫌に話しているとふと空間に違和感を感じる。
「アイザック、多分妖精が呼んでるかな」
「な、どこだ」
「あそこ、岩のとこ。ちょっと行ってくるね」
「気をつけて」
私は岩の近くに行ってそっと手を伸ばしてみる。空間にスッと入っていくのがわかる。
「ここ、入口だと思うの。中に入るね」
そのまま前に進むと一瞬視界が白くなり次に泉が見えたのだ。
「正解だったみたいね」
どの子がいるのだろう。
周りを確認しながら泉に向いて歩き出した。
50階建ての割には小さく見えるが中には空間魔法が施されているとかで結構広いらしい。アイザックが昔20階までは攻略しているとの事だ。
街を出て第一領域に入るとすぐにダンジョンの入口が見えた。
「ククル、くれぐれも勝手には行動しないようにな」
アイザックに釘をさされ中にはいる。
思ったより広くそして綺麗だ。
塔の中なのに森がある。
「ここは自然を再現しているから森→岩場→砂漠→街→水場の順になっている。恐らく最上階まで続いてるだろう。」
「そうなんだ。楽しそうだね」
とりあえず森を進む事にした。
基本は1日5階まで。先が長いから急いでも疲れてしまうだけだといわれた。
街の階層は本当に人でも住んでいそうなくらいリアルでびっくりしたが初日は順調に終了した。
「明日は朝からボス戦だね。ここのダンジョンは薬草や調合素材がドロップするから楽しいよ」
どうやら薬師に人気のダンジョンらしく上の方まで行けば珍しい物も手に入りそうだ。
「そうだな。昔きた時はマーサスとマリアント様が一緒でアレコレ欲しいと大変だったんだ。ああ見えてマリアント様も調合の事になると周りなんてお構い無しだからな」
どこか遠い目をしながらアイザックが教えてくれる。
「成る程、だから珍しい素材とか言ってたんだね。」
ようは私がダンジョンに入るのを見越してのお願いだったのかと納得する。
早々と就寝し、明日に備える事にした。
ダンジョンに入って4日目、無事に20階のボス戦を終える。
明日以降はアイザックも初めての階層になる為改めて作戦を練る。正直レベル的には問題無いので大丈夫だけどフロア毎になんらしかの罠がある。
先頭をクロイスに行かせて罠を避けつつ後はガルに任す事にした。
素材が沢山集まってほくほくだが見たことない物にはまだ出逢ってない。
明日からに期待を膨らませた。
翌日はクロイスを先頭にし先に進む事にした。
アイザックも初めての場所なこともありしっかり警戒している。
魔物を倒し順調に素材を集めながら次の階を目指す。
23階にたどり着いたので休憩する事にした。
「ククル、お疲れ様。大丈夫かい」
「大丈夫だよ。下の階に比べたら魔物が強くなってるけど苦戦するほどでも無いから。アイザックは大丈夫?」
「俺は大丈夫だ。後2階層だし順調に行けば夕方までには終わるだろう」
予定通り夕方には25階の攻略が終了した。安全地帯でテントを張り夕食を食べる。今日でダンジョンに入って5日だったがとても順調だ。
ここでは恐らく妖精に出会えると考えている。いつ、どこでなのか予想もつかない。
翌日も順調に階を進めていく。
集めた素材も大分数が増えた。28階で休憩していると珍しくモコが影から出てきた。
#ねぇ、あっちから珍しい匂いがするの#
何か気になる物があるらしくアイザックに声を掛けてモコの示す方にみんなで行ってみた。
「あっ、雫草だ。」
滅多に見つけることができないと本にも書いていた。これでポーションを作ると内臓系の疾患の薬になるはずだ。
「ククル、警戒はしておくから採取したら良いぞ」
「わかった」
結構な数が生えている。
モコにお礼を伝えて早速採取する。
鑑定してみるとランクも優で申し分ない。マリアント様のお土産にしようと沢山取った。
「アイザック、終わったよ。ありがとう」
大方取り終わったので声を掛けた。
「じゃあ、次に進むか」
そのまま、先に進む事にした。
30階まで攻略し、いつも通りテントを張る。
昼間に取った雫草が気になるので早速調合してみる。
材料は雫草と魔力水だ。
鉢に材料を入れて魔力を注ぐ。結構な量の魔力を使った。
「出来たぁ」
淡いグリーンの液体が出来上がった。
1瓶鑑定してみるとランクSの治療薬が出来上がった。
「成功したみたい」
アイザックに見せると物珍しいそうに見ている。
「俺も実物は初めて見たかな。マリアント様が大騒ぎしそうだな」
「マリアント様へのお土産分も採取しといたよ。楽しみだね」
漸く新しい素材に出会えてご機嫌に話しているとふと空間に違和感を感じる。
「アイザック、多分妖精が呼んでるかな」
「な、どこだ」
「あそこ、岩のとこ。ちょっと行ってくるね」
「気をつけて」
私は岩の近くに行ってそっと手を伸ばしてみる。空間にスッと入っていくのがわかる。
「ここ、入口だと思うの。中に入るね」
そのまま前に進むと一瞬視界が白くなり次に泉が見えたのだ。
「正解だったみたいね」
どの子がいるのだろう。
周りを確認しながら泉に向いて歩き出した。
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