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13亜熱帯の夜
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一生誰にも言えない秘密。
誰にだってひとつやふたつあってもいいじゃない?
私だって必死で生きて来た。
毒親に育てられた。
それでもバレエがあった。
バレエが総てだった。
そのためになんて大きな間違いを沢山してしまったことか。
笑っちゃう。
とうとう行き着くところまで行ってしまったわ。
陸の孤島の中務家で私はあの夜。軟禁された。
未華子の痴態動画を拡散されたのは私だって疑われた。
あと売春組織に加わってた。
豪華なホテルのスイートルームと変わらない部屋でぐっすり眠っていた。
でもスマホが鳴って飛び起きんだわ。
樹里から「話したい事がある。今刑事二人はアイリがひきつけてる。あなたの部屋の鍵は未華子のママがあけてくれてあるから出て。
未華子の部屋に来て。
すぐよ!」
お酒のせい?足がもつれて何度も倒れかけたわ。
びっくりして心臓止まりそうになった。
だって未華子の部屋にみんながいるんだもの。
灯りは小さな電池式のキャンドルが1つテーブルにあった。
翔も式部様も偕子と水辺も。アイリはいなかったけど。校長に葛西。勿論、樹里も。なんかすねた顔でそっぽむいてたけど鞠もいた。
「みんなね。賛成してくれたのよ」樹里が音頭取りだった。
「何に?」
「決まってるでしょ。未華子の仇をとるのよ」
「はあ?」
「ねぼけてないで聞いて頂戴な。計画があるのーーーーー今頃、早乙女は未華子のママが出したケーキを食べて寝ている。毒入りなの」
「なんですって」
「未華子の部屋のコンソールに入ってた」
カノンが「そうよ。バレンタインのザッハ・トルテに仕込む予定だったのよ。日記に書いてあったのよ。ネットで買ったヒ素だった」
「じゃあ。やっぱり。未華子は早乙女を憎んでいたのね!」
「当たり前だわ」カノンが低い魔女めいた顔つきで吐き出す「当たり前よ。女しか愛せない。いいえ。未華子は確かに私を愛してくれていたわ」
「わかった。どうすればいいの?校長先生まで一緒にみんなで?」
「ええ。みんなで殺します。あの男をね。わたしは団の中で売春組織など運営してませんでした。
信じてくれなくてもいいわ。あの男のせいで沢山の団員を苦しめてしまった。
絶対に赦しません」校長は杖を床に一突きした。
翔が飛んできて「しっ。静かに。ダメだよ。叔母様。刑事たちに気づかれる」
玲於奈には何故ここに葛西もいるのかが分からなかった「葛西先生は何故ですか?なんで殺人に加わるの?」
「納得しないか?だろうな。未華子とカノンが恋人同士なのは知ってたさ。横恋慕ってやつだ。
オレなりに優秀なバレリーナを愛してたーーーこれこそ信じてもらえないだろうな」
いらいらした口調で「ねえ。急ぎましょうよ。アイリがどれだけ時間を稼げるかわかんないわ」鞠が急かす「あら?玲於奈さん。今、わたしの存在に気づいたの?私だってあの男に強姦されてたし。他の客もとらされてた。最悪の悪の根源だったわ。今思うとね。あいつと出会わなければもっとましなバレリーナになれたかもね。遅まきだけど今更」
早乙女が監禁されている部屋の鍵は中務氏が合鍵であけてくれた。
中のベッドで早乙女が青い顔をして苦し気だ。
わらわらと部屋に入って来た私たちに目で助けてくれと合図していた。
「ケーキに入れた毒が効いてるみたい。でも少量だからーーー」
雲の上を踏んで歩いてるみたいだった。
あの夜は長かった様であっという間だった。
全員が中務夫人の用意した白いガウンに着替えていた。長いゴム手袋も嵌めた。
紫雨カノンが「未華子の仇!」よく研いだ肉切り包丁で早乙女の眼を
ぐさりぐさり刺した。両目から血が噴出した。
「う。うう。や。や、やめて、くれ。わる、かった。おどしたんだ、けっこんしないと、動画、か、かくさんするって。だから、さ、さいご、に」
「お前!よくも!!どこまで未華子が苦しんだか!思い知れ!!」
いカノンは心臓や腹のあたりを目クラめっぽうに刺した。
男達全員で取り押さえていたから獲物はどうにも逃げられなかった。
翔が暖炉の火かき棒で早乙女の額を割った。
偕子たち二人は早乙女の鞄にあった塩素系の液体を顔に体に零した。火傷のような跡が醜く点々と残った。
樹里が果物ナイフで早乙女の急所を切り取ってやろうと股をハサミで切ったパジャマの両脚を足で蹴って広げ、いざというとき
鞠が「待って。それは私にやらせてよ」
暫く言い合いになった。
カノンは「二人同時にやりなさいよ。コイツ何だかまだ微かに息してる。間際まで苦しめ」
樹里と鞠はそれぞれのナイフで切り刻んだ。
哀れな血まみれスノーマンを寝ているシーツごと掴み、風呂場に運んだ。
重いのなんのって男達だけでも持ち上がらないものだから女達も加勢した。
みんなの白いローブにはしたたか血飛沫を浴びていた。
葛西が早乙女の首をカーテンのタッセル三枚で作った縄で括り、その先を浴室のドアに巻き付けた。
「自殺?ありえん!」樹里と鞠が手を取り合って笑った。
校長は、カノンに支えられてやってきてバスケットから大量の白い百合を早乙女の躰の周りに巻いた。
「なんか勿体ない」私がそう云うと、
「いいんです。最期の手向けです。さようなら。早乙女校医」
私は走った。確かこの早乙女の部屋のテーブルに銀の盆があった果物が乗っていた。リンゴやバナナとかオレンジーーーーー
その皿を抱えて持ってきて、
「あんたは変態だったからこれがお似合いよ」口にオレンジを押し込んで消滅した男根の代わりにバナナを置いてやった。
あの夜。
みんなの躰にはまだシャンパンが残っていたの?ずっと心の奥底に熾火がチロチロ燃えていた。それにしたたかアルコールをかけてしまったからあんな事ができたのかもしれない。
熱に浮かされて死体をみてもなんの違和感も感慨もなく罪悪感など微塵も感じなかった。
不思議。
女中が大きなランドリーバスケットを二つ持って入って来てみんな驚いた。
「大丈夫です!わたしは未華子様がまだ幼稚園の頃からお仕えしておりました。皆様ありがとうございます。
この中に着替えのローブがあります。こっちには今着ているものと手袋を入れてください。直ぐに始末できます」
皺の寄る目元に泪が光っていた「皆様。それぞれのお部屋に戻って!早く!早く!大丈夫でございます。ここの護衛は皆その道の者ばかり。何も御心配なくお休み下さい」
部屋に帰ると、どっと疲労感が襲ってきた。
ふんわり身を包んでくれる布団に倒れて眠った。
部屋の鍵がまた外から閉まる音がした。
女中やプロ集団10人が今夜の殺人パーティーを抜かりなく終えられるよう闇の中で動いていたとは。
未華子あなた本当に愛されてる。
マジで。
額が熱い。
ーーーーーー熱がーーあるよ。
朝、日が高くなって起きてみると早乙女校医は殺されていた。それも残虐極まりないやり口だった。
私達は形だけひとりづつ刑事と話をした。
「いやぁ。映画やテレビの探偵でも雇いたいよ。完全な密室状態だったんだよなぁ。
ずっと珈琲を飲み続けている。銀のポットが空になると呼び鈴を鳴らした。
今。本署から応援を呼んでる。犯人はこの島のどこかに潜んでいるかもしれない。君たちに危害が及ぶかもしれない。即刻フェリーで本島に帰るんだ。晴れて良かった」
「え?犯人はこの島の人なんですか!?」
「猟奇殺人。物盗り。怨恨。さっぱりだ。あの男の医師免許は偽物だった。
余罪が出るわ出るわ。部屋には大勢幼児の写真が貼ってあるしーーーああーーすまん」
「ーーーー何か盗まれていたんですか?」
「ああ。早乙女は現金を持ち歩く習慣があるらしい。早乙女の実家の医院をやってる兄貴が今こっちに向かっている。『現金100万円必ず財布に入れておかないと落ち着かない男だった。いつかこんな事になると思ってた』とさ」
「だって部屋の鍵は警察の方が管理してたでしょう?」
「そうなんだ。でも合鍵を持っていた中務氏の鍵束が盗まれている」
「は、犯人は私たちの中にいるかも?」
「うん。勿論。それもあり得るーーーだがね。凶悪犯の手口だ。とても尋常じゃない。あの巨漢がーーーーーあ。いや。なんでもない。そんな顔しないでくれよ。
君たちのうちの誰かーーーと推理しても一人も当てはまらないな。実はね昨晩、綾部さんが男たちの陰がいっぱい見えたって半狂で証言してね。ええ。私も谷垣巡査も追いかけたんだが途中三又の獣道で見失ったーーーニホンカモシカの密猟騒ぎがあったとか。
しかし、金持ちっていうのは凄まじいね。こんな島にこんな家建てるのも相当だろうに。
なんとか殺人事件ていうのにうってつけな舞台だ。
あ。ごめん。あなたも金持ちのお嬢さんだろうね。
ひとしきりまくし立てた刑事は
眼の前の玲於奈に断りもせず内ポケットから取り出した煙草を吸い出した。
誰にだってひとつやふたつあってもいいじゃない?
私だって必死で生きて来た。
毒親に育てられた。
それでもバレエがあった。
バレエが総てだった。
そのためになんて大きな間違いを沢山してしまったことか。
笑っちゃう。
とうとう行き着くところまで行ってしまったわ。
陸の孤島の中務家で私はあの夜。軟禁された。
未華子の痴態動画を拡散されたのは私だって疑われた。
あと売春組織に加わってた。
豪華なホテルのスイートルームと変わらない部屋でぐっすり眠っていた。
でもスマホが鳴って飛び起きんだわ。
樹里から「話したい事がある。今刑事二人はアイリがひきつけてる。あなたの部屋の鍵は未華子のママがあけてくれてあるから出て。
未華子の部屋に来て。
すぐよ!」
お酒のせい?足がもつれて何度も倒れかけたわ。
びっくりして心臓止まりそうになった。
だって未華子の部屋にみんながいるんだもの。
灯りは小さな電池式のキャンドルが1つテーブルにあった。
翔も式部様も偕子と水辺も。アイリはいなかったけど。校長に葛西。勿論、樹里も。なんかすねた顔でそっぽむいてたけど鞠もいた。
「みんなね。賛成してくれたのよ」樹里が音頭取りだった。
「何に?」
「決まってるでしょ。未華子の仇をとるのよ」
「はあ?」
「ねぼけてないで聞いて頂戴な。計画があるのーーーーー今頃、早乙女は未華子のママが出したケーキを食べて寝ている。毒入りなの」
「なんですって」
「未華子の部屋のコンソールに入ってた」
カノンが「そうよ。バレンタインのザッハ・トルテに仕込む予定だったのよ。日記に書いてあったのよ。ネットで買ったヒ素だった」
「じゃあ。やっぱり。未華子は早乙女を憎んでいたのね!」
「当たり前だわ」カノンが低い魔女めいた顔つきで吐き出す「当たり前よ。女しか愛せない。いいえ。未華子は確かに私を愛してくれていたわ」
「わかった。どうすればいいの?校長先生まで一緒にみんなで?」
「ええ。みんなで殺します。あの男をね。わたしは団の中で売春組織など運営してませんでした。
信じてくれなくてもいいわ。あの男のせいで沢山の団員を苦しめてしまった。
絶対に赦しません」校長は杖を床に一突きした。
翔が飛んできて「しっ。静かに。ダメだよ。叔母様。刑事たちに気づかれる」
玲於奈には何故ここに葛西もいるのかが分からなかった「葛西先生は何故ですか?なんで殺人に加わるの?」
「納得しないか?だろうな。未華子とカノンが恋人同士なのは知ってたさ。横恋慕ってやつだ。
オレなりに優秀なバレリーナを愛してたーーーこれこそ信じてもらえないだろうな」
いらいらした口調で「ねえ。急ぎましょうよ。アイリがどれだけ時間を稼げるかわかんないわ」鞠が急かす「あら?玲於奈さん。今、わたしの存在に気づいたの?私だってあの男に強姦されてたし。他の客もとらされてた。最悪の悪の根源だったわ。今思うとね。あいつと出会わなければもっとましなバレリーナになれたかもね。遅まきだけど今更」
早乙女が監禁されている部屋の鍵は中務氏が合鍵であけてくれた。
中のベッドで早乙女が青い顔をして苦し気だ。
わらわらと部屋に入って来た私たちに目で助けてくれと合図していた。
「ケーキに入れた毒が効いてるみたい。でも少量だからーーー」
雲の上を踏んで歩いてるみたいだった。
あの夜は長かった様であっという間だった。
全員が中務夫人の用意した白いガウンに着替えていた。長いゴム手袋も嵌めた。
紫雨カノンが「未華子の仇!」よく研いだ肉切り包丁で早乙女の眼を
ぐさりぐさり刺した。両目から血が噴出した。
「う。うう。や。や、やめて、くれ。わる、かった。おどしたんだ、けっこんしないと、動画、か、かくさんするって。だから、さ、さいご、に」
「お前!よくも!!どこまで未華子が苦しんだか!思い知れ!!」
いカノンは心臓や腹のあたりを目クラめっぽうに刺した。
男達全員で取り押さえていたから獲物はどうにも逃げられなかった。
翔が暖炉の火かき棒で早乙女の額を割った。
偕子たち二人は早乙女の鞄にあった塩素系の液体を顔に体に零した。火傷のような跡が醜く点々と残った。
樹里が果物ナイフで早乙女の急所を切り取ってやろうと股をハサミで切ったパジャマの両脚を足で蹴って広げ、いざというとき
鞠が「待って。それは私にやらせてよ」
暫く言い合いになった。
カノンは「二人同時にやりなさいよ。コイツ何だかまだ微かに息してる。間際まで苦しめ」
樹里と鞠はそれぞれのナイフで切り刻んだ。
哀れな血まみれスノーマンを寝ているシーツごと掴み、風呂場に運んだ。
重いのなんのって男達だけでも持ち上がらないものだから女達も加勢した。
みんなの白いローブにはしたたか血飛沫を浴びていた。
葛西が早乙女の首をカーテンのタッセル三枚で作った縄で括り、その先を浴室のドアに巻き付けた。
「自殺?ありえん!」樹里と鞠が手を取り合って笑った。
校長は、カノンに支えられてやってきてバスケットから大量の白い百合を早乙女の躰の周りに巻いた。
「なんか勿体ない」私がそう云うと、
「いいんです。最期の手向けです。さようなら。早乙女校医」
私は走った。確かこの早乙女の部屋のテーブルに銀の盆があった果物が乗っていた。リンゴやバナナとかオレンジーーーーー
その皿を抱えて持ってきて、
「あんたは変態だったからこれがお似合いよ」口にオレンジを押し込んで消滅した男根の代わりにバナナを置いてやった。
あの夜。
みんなの躰にはまだシャンパンが残っていたの?ずっと心の奥底に熾火がチロチロ燃えていた。それにしたたかアルコールをかけてしまったからあんな事ができたのかもしれない。
熱に浮かされて死体をみてもなんの違和感も感慨もなく罪悪感など微塵も感じなかった。
不思議。
女中が大きなランドリーバスケットを二つ持って入って来てみんな驚いた。
「大丈夫です!わたしは未華子様がまだ幼稚園の頃からお仕えしておりました。皆様ありがとうございます。
この中に着替えのローブがあります。こっちには今着ているものと手袋を入れてください。直ぐに始末できます」
皺の寄る目元に泪が光っていた「皆様。それぞれのお部屋に戻って!早く!早く!大丈夫でございます。ここの護衛は皆その道の者ばかり。何も御心配なくお休み下さい」
部屋に帰ると、どっと疲労感が襲ってきた。
ふんわり身を包んでくれる布団に倒れて眠った。
部屋の鍵がまた外から閉まる音がした。
女中やプロ集団10人が今夜の殺人パーティーを抜かりなく終えられるよう闇の中で動いていたとは。
未華子あなた本当に愛されてる。
マジで。
額が熱い。
ーーーーーー熱がーーあるよ。
朝、日が高くなって起きてみると早乙女校医は殺されていた。それも残虐極まりないやり口だった。
私達は形だけひとりづつ刑事と話をした。
「いやぁ。映画やテレビの探偵でも雇いたいよ。完全な密室状態だったんだよなぁ。
ずっと珈琲を飲み続けている。銀のポットが空になると呼び鈴を鳴らした。
今。本署から応援を呼んでる。犯人はこの島のどこかに潜んでいるかもしれない。君たちに危害が及ぶかもしれない。即刻フェリーで本島に帰るんだ。晴れて良かった」
「え?犯人はこの島の人なんですか!?」
「猟奇殺人。物盗り。怨恨。さっぱりだ。あの男の医師免許は偽物だった。
余罪が出るわ出るわ。部屋には大勢幼児の写真が貼ってあるしーーーああーーすまん」
「ーーーー何か盗まれていたんですか?」
「ああ。早乙女は現金を持ち歩く習慣があるらしい。早乙女の実家の医院をやってる兄貴が今こっちに向かっている。『現金100万円必ず財布に入れておかないと落ち着かない男だった。いつかこんな事になると思ってた』とさ」
「だって部屋の鍵は警察の方が管理してたでしょう?」
「そうなんだ。でも合鍵を持っていた中務氏の鍵束が盗まれている」
「は、犯人は私たちの中にいるかも?」
「うん。勿論。それもあり得るーーーだがね。凶悪犯の手口だ。とても尋常じゃない。あの巨漢がーーーーーあ。いや。なんでもない。そんな顔しないでくれよ。
君たちのうちの誰かーーーと推理しても一人も当てはまらないな。実はね昨晩、綾部さんが男たちの陰がいっぱい見えたって半狂で証言してね。ええ。私も谷垣巡査も追いかけたんだが途中三又の獣道で見失ったーーーニホンカモシカの密猟騒ぎがあったとか。
しかし、金持ちっていうのは凄まじいね。こんな島にこんな家建てるのも相当だろうに。
なんとか殺人事件ていうのにうってつけな舞台だ。
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