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私達は、婚約解消の書類にサインをし、最後にレイライン様が書いたら終了!と言う所で、急にレイライン様がごね始めた。
「な、なぁミモルザ…君は俺の事が好きなんだろう?ならば、俺も態度を改めるから…」
「いえ…好きでは御座いません!」
「えっ!?嘘だろう?俺が冷たくしていたから仕返しか?」
「婚約して貴方に好意を抱こうと努めました。ですが…貴方のお遊びの多さに…好意を抱く方が難しいのでは?…もしも…もしもですが…次に婚約される時には、婚約者の方を大事にして下さいませね!」
「嘘…い、嫌だぁー!俺を棄てないでくれー!!」
何を今更!?と呆れている私に、リブルート侯爵様は、謝り、無理矢理レイライン様にサインをさせた。
はぁーこれで全て終わったわ。
傷者になってしまったけれど、後悔はしていない。
私は、晴れ晴れとした気持ちでリブルート侯爵家を後にした。
週明けに学園に行くと、噂は早いもので殆どの生徒が私とレイライン様の婚約解消を知っていた。
私は、令嬢達に陰口を言われたが、当のレイライン様は、学園を休んでいる様だ。
昼休み、1人中庭で休んでいると
「ミモルザ嬢、君とうとう婚約解消したんだって?」
「ギブソン様、ご機嫌麗しゅう…「堅苦しい挨拶は良い!それで本当なのか?」
「はい。無事に婚約解消しました」
「ふぅ~ん、やっと決心したんだ」
「前々から、考えてはいたんです。ですが、リブルート侯爵様や、夫人は、とても良い方達で。父や母の事も考えたのですが…やはり自分の気持ちに正直でありたいと…まぁそのお陰で傷者になりましたが…」
「後1年か…」
「?」
後1年?卒業するまでですかね?
なんだろう?と考えている私を気にすること無くギブソン様は、校舎へと戻って行った。
それからもレイライン様は、学園に来る事は無く修了式を迎えてしまった。
3年になり、始業式の日にギブソン様からレイライン様が学園を辞め、リブルート侯爵領地に行ったと聞かされた。
「えっ!?レイライン様が?」
「やはり知らなかったのか?君との婚約解消から、廃嫡も考えられたそうだが、侯爵も愚息でも自分の子だからね…。侯爵家は、ロベルトが継ぐそうだ。まぁそれも一悶着あった様だが…」
確かロベルト様は、騎士になりたかったはず…それでも侯爵家を絶やす訳にはいかないものね。
「それで…今週末、君の家に伺おうと思うのだが何か予定は有るか?」
「今週末ですか?特には…」
そう言ったギブソン様の顔が赤くなっている様な気がするのは気のせい?
あれ?なぜ家に?お父様に用事かしら?
「あっ、父に用事が?予定を聞いて置きましょうか?」
「あぁ先触れは出して置くから大丈夫だ。君の予定が聞きたかっただけだ」
「わたくしの?」
これは分かってないなっ…という顔をされて「じゃあね」と去って行ってしまった。
お父様と私に用事とは何でしょう!?
まぁ考えても分からないし、週末まで待ちましょう!
「な、なぁミモルザ…君は俺の事が好きなんだろう?ならば、俺も態度を改めるから…」
「いえ…好きでは御座いません!」
「えっ!?嘘だろう?俺が冷たくしていたから仕返しか?」
「婚約して貴方に好意を抱こうと努めました。ですが…貴方のお遊びの多さに…好意を抱く方が難しいのでは?…もしも…もしもですが…次に婚約される時には、婚約者の方を大事にして下さいませね!」
「嘘…い、嫌だぁー!俺を棄てないでくれー!!」
何を今更!?と呆れている私に、リブルート侯爵様は、謝り、無理矢理レイライン様にサインをさせた。
はぁーこれで全て終わったわ。
傷者になってしまったけれど、後悔はしていない。
私は、晴れ晴れとした気持ちでリブルート侯爵家を後にした。
週明けに学園に行くと、噂は早いもので殆どの生徒が私とレイライン様の婚約解消を知っていた。
私は、令嬢達に陰口を言われたが、当のレイライン様は、学園を休んでいる様だ。
昼休み、1人中庭で休んでいると
「ミモルザ嬢、君とうとう婚約解消したんだって?」
「ギブソン様、ご機嫌麗しゅう…「堅苦しい挨拶は良い!それで本当なのか?」
「はい。無事に婚約解消しました」
「ふぅ~ん、やっと決心したんだ」
「前々から、考えてはいたんです。ですが、リブルート侯爵様や、夫人は、とても良い方達で。父や母の事も考えたのですが…やはり自分の気持ちに正直でありたいと…まぁそのお陰で傷者になりましたが…」
「後1年か…」
「?」
後1年?卒業するまでですかね?
なんだろう?と考えている私を気にすること無くギブソン様は、校舎へと戻って行った。
それからもレイライン様は、学園に来る事は無く修了式を迎えてしまった。
3年になり、始業式の日にギブソン様からレイライン様が学園を辞め、リブルート侯爵領地に行ったと聞かされた。
「えっ!?レイライン様が?」
「やはり知らなかったのか?君との婚約解消から、廃嫡も考えられたそうだが、侯爵も愚息でも自分の子だからね…。侯爵家は、ロベルトが継ぐそうだ。まぁそれも一悶着あった様だが…」
確かロベルト様は、騎士になりたかったはず…それでも侯爵家を絶やす訳にはいかないものね。
「それで…今週末、君の家に伺おうと思うのだが何か予定は有るか?」
「今週末ですか?特には…」
そう言ったギブソン様の顔が赤くなっている様な気がするのは気のせい?
あれ?なぜ家に?お父様に用事かしら?
「あっ、父に用事が?予定を聞いて置きましょうか?」
「あぁ先触れは出して置くから大丈夫だ。君の予定が聞きたかっただけだ」
「わたくしの?」
これは分かってないなっ…という顔をされて「じゃあね」と去って行ってしまった。
お父様と私に用事とは何でしょう!?
まぁ考えても分からないし、週末まで待ちましょう!
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