2 / 3
2
僕と父上が部屋に入ると、顔色が悪いリベルトは、慌てて立ち上がった。
なぜ自分が呼ばれたのかと不安でしょうがないのだろう。
「久しいな。シルビアは元気にしているか?今日は一緒に連れて来なかったのだな?」
「サルベルト公爵並びに小公爵ご息災で何よりに御座います。も、申し訳御座いません。シルビアは、コスナ伯爵夫人の招待で屋敷に遊びに行っております。次回は一緒に…」
「う~ん、次回は無いかな?ねぇリベルトは、最近社交界で噂されている話を知っている?」
「???申し訳ありません。最近は仕事が忙しくパーティーにもあまり参加しておりません。一体どの様な噂話なのでしょうか?」
「何でも、どこぞのクソ男が奥方の妹とおかしな位に仲良くしているそうだよ。周りの者達は『あれは浮気しているね』と今の社交界の噂の的だそうだ。本当に知らないのかい!?」
リベルトは、浮気と言われてビクッと肩を震わせたが、奥方の妹と聞いて自分達の事では無いと安堵した。
「そうなんですか?今、初めて聞きました。妻の妹と浮気ですか?最低な上に周りにバレるなんて間抜けな…」
「まあ、その情報がどうやら間違っていた様だがな。噂話をするなら、ちゃんと調べてから話せと言うものだ。どこぞのクソ男は侯爵、浮気相手は奥方の妹ではなく従姉妹、つまりお前とアンナの話だっ!」
リベルトは顔を青くしガタガタと震えだした。
「なぜバレたんだ?どうして…。社交界で噂?嘘だろう!?俺は…そ、そうだ。俺はアンナに誘われ…俺が悪いんじゃない…ああ、でも…」
俯きブツブツと独り言を言い出したリベルト。
何かに気が付いた様に顔を上げる。
「シ、シルビアは、この事を知っているのですか!?」
「勿論、知っている。私にルモナス卿とは離縁したいと告げた。勿論、私もガイロスもそれに賛成だ。」
「そ、そんなたった1度の誤ちで離婚などと…どうかシルビアに会わせて下さい。シルビアと話せば彼女は私を許してくれるはずです。彼女は私を愛しているのですからっ!公爵と小公爵がシルビアに離縁しろと言ったのですか?彼女に俺と離婚しろと脅したのですかっ!?」
ルモナス卿と離婚したいと言い出したのはシルビアだ。
可愛いシルビアが、ルモナス卿とやり直したいと言えば、腸煮え返りながらもルモナス卿に釘を差すだけで、アンナだけを王都から追い出し終わりにするつもりだった。
しかしシルビアは、ルモナス卿とも縁を切りたいと言った。
可愛いシルビアが、そう望むのであれば、僕も父上も手助けしよう!
「ほうっ、私を侮辱するとはなぁ。どうやらルモナス侯爵家は、サルベルト公爵家を敵に回したい様だ。ならば受けて立とうっ!!」
王弟であり、公爵家当主でもある父を怒らせたらどうなるか思い知れば良い。
慌てて土下座をし謝っているが、父上が許す事はないだろう。
そうでなくても父上は溺愛しているシルビアを裏切った事で激怒しているのだ。
自分で追い討ちを掛けるなんて本当に馬鹿な奴。
父上にルモナス卿の事は任せて、僕は茶会でシルビアを笑っていたという貴族達の方だ。
コルナ夫人とランダナ夫人に家名を教えて貰い直ぐに行動に移そう。
僕の大事なシルビアを嘲笑うなんて、到底許される事ではないからね。
きちんと思い知らせてやらないと行けないねぇ~♪
なぜ自分が呼ばれたのかと不安でしょうがないのだろう。
「久しいな。シルビアは元気にしているか?今日は一緒に連れて来なかったのだな?」
「サルベルト公爵並びに小公爵ご息災で何よりに御座います。も、申し訳御座いません。シルビアは、コスナ伯爵夫人の招待で屋敷に遊びに行っております。次回は一緒に…」
「う~ん、次回は無いかな?ねぇリベルトは、最近社交界で噂されている話を知っている?」
「???申し訳ありません。最近は仕事が忙しくパーティーにもあまり参加しておりません。一体どの様な噂話なのでしょうか?」
「何でも、どこぞのクソ男が奥方の妹とおかしな位に仲良くしているそうだよ。周りの者達は『あれは浮気しているね』と今の社交界の噂の的だそうだ。本当に知らないのかい!?」
リベルトは、浮気と言われてビクッと肩を震わせたが、奥方の妹と聞いて自分達の事では無いと安堵した。
「そうなんですか?今、初めて聞きました。妻の妹と浮気ですか?最低な上に周りにバレるなんて間抜けな…」
「まあ、その情報がどうやら間違っていた様だがな。噂話をするなら、ちゃんと調べてから話せと言うものだ。どこぞのクソ男は侯爵、浮気相手は奥方の妹ではなく従姉妹、つまりお前とアンナの話だっ!」
リベルトは顔を青くしガタガタと震えだした。
「なぜバレたんだ?どうして…。社交界で噂?嘘だろう!?俺は…そ、そうだ。俺はアンナに誘われ…俺が悪いんじゃない…ああ、でも…」
俯きブツブツと独り言を言い出したリベルト。
何かに気が付いた様に顔を上げる。
「シ、シルビアは、この事を知っているのですか!?」
「勿論、知っている。私にルモナス卿とは離縁したいと告げた。勿論、私もガイロスもそれに賛成だ。」
「そ、そんなたった1度の誤ちで離婚などと…どうかシルビアに会わせて下さい。シルビアと話せば彼女は私を許してくれるはずです。彼女は私を愛しているのですからっ!公爵と小公爵がシルビアに離縁しろと言ったのですか?彼女に俺と離婚しろと脅したのですかっ!?」
ルモナス卿と離婚したいと言い出したのはシルビアだ。
可愛いシルビアが、ルモナス卿とやり直したいと言えば、腸煮え返りながらもルモナス卿に釘を差すだけで、アンナだけを王都から追い出し終わりにするつもりだった。
しかしシルビアは、ルモナス卿とも縁を切りたいと言った。
可愛いシルビアが、そう望むのであれば、僕も父上も手助けしよう!
「ほうっ、私を侮辱するとはなぁ。どうやらルモナス侯爵家は、サルベルト公爵家を敵に回したい様だ。ならば受けて立とうっ!!」
王弟であり、公爵家当主でもある父を怒らせたらどうなるか思い知れば良い。
慌てて土下座をし謝っているが、父上が許す事はないだろう。
そうでなくても父上は溺愛しているシルビアを裏切った事で激怒しているのだ。
自分で追い討ちを掛けるなんて本当に馬鹿な奴。
父上にルモナス卿の事は任せて、僕は茶会でシルビアを笑っていたという貴族達の方だ。
コルナ夫人とランダナ夫人に家名を教えて貰い直ぐに行動に移そう。
僕の大事なシルビアを嘲笑うなんて、到底許される事ではないからね。
きちんと思い知らせてやらないと行けないねぇ~♪
あなたにおすすめの小説
断罪された公爵令嬢に手を差し伸べたのは、私の婚約者でした
カレイ
恋愛
子爵令嬢に陥れられ第二王子から婚約破棄を告げられたアンジェリカ公爵令嬢。第二王子が断罪しようとするも、証拠を突きつけて見事彼女の冤罪を晴らす男が現れた。男は公爵令嬢に跪き……
「この機会絶対に逃しません。ずっと前から貴方をお慕いしていましたんです。私と婚約して下さい!」
ええっ!あなた私の婚約者ですよね!?
元平民の義妹は私の婚約者を狙っている
カレイ
恋愛
伯爵令嬢エミーヌは父親の再婚によって義母とその娘、つまり義妹であるヴィヴィと暮らすこととなった。
最初のうちは仲良く暮らしていたはずなのに、気づけばエミーヌの居場所はなくなっていた。その理由は単純。
「エミーヌお嬢様は平民がお嫌い」だから。
そんな噂が広まったのは、おそらく義母が陰で「あの子が私を母親だと認めてくれないの!やっぱり平民の私じゃ……」とか、義妹が「時々エミーヌに睨まれてる気がするの。私は仲良くしたいのに……」とか言っているからだろう。
そして学園に入学すると義妹はエミーヌの婚約者ロバートへと近づいていくのだった……。
【完結済み】私を裏切って幼馴染と結ばれようなんて、甘いのではありませんか?
法華
恋愛
貴族令嬢のリナは、小さいころに親から言いつけられた婚約者カインから、ずっと執拗な嫌がらせを受けてきた。彼は本当は、幼馴染のナーラと結婚したかったのだ。二人の結婚が済んだ日の夜、カインはリナに失踪するよう迫り、リナも自分の人生のために了承する。しかしカインは約束を破り、姿を消したリナを嘘で徹底的に貶める。一方、リナはすべてを読んでおり......。
※完結しました!こんなに多くの方に読んでいただけるとは思っておらず、とてもうれしく思っています。また新作を準備していますので、そちらもどうぞよろしくお願いします!
【お詫び】
未完結にもかかわらず、4/23 12:10 ~ 15:40の間完結済み扱いになっていました。誠に申し訳ありません。
【完結】ハーレム構成員とその婚約者
里音
恋愛
わたくしには見目麗しい人気者の婚約者がいます。
彼は婚約者のわたくしに素っ気ない態度です。
そんな彼が途中編入の令嬢を生徒会としてお世話することになりました。
異例の事でその彼女のお世話をしている生徒会は彼女の美貌もあいまって見るからに彼女のハーレム構成員のようだと噂されています。
わたくしの婚約者様も彼女に惹かれているのかもしれません。最近お二人で行動する事も多いのですから。
婚約者が彼女のハーレム構成員だと言われたり、彼は彼女に夢中だと噂されたり、2人っきりなのを遠くから見て嫉妬はするし傷つきはします。でもわたくしは彼が大好きなのです。彼をこんな醜い感情で煩わせたくありません。
なのでわたくしはいつものように笑顔で「お会いできて嬉しいです。」と伝えています。
周りには憐れな、ハーレム構成員の婚約者だと思われていようとも。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
話の一コマを切り取るような形にしたかったのですが、終わりがモヤモヤと…力不足です。
コメントは賛否両論受け付けますがメンタル弱いのでお返事はできないかもしれません。
拗れた恋の行方
音爽(ネソウ)
恋愛
どうしてあの人はワザと絡んで意地悪をするの?
理解できない子爵令嬢のナリレットは幼少期から悩んでいた。
大切にしていた亡き祖母の髪飾りを隠され、ボロボロにされて……。
彼女は次第に恨むようになっていく。
隣に住む男爵家の次男グランはナリレットに焦がれていた。
しかし、素直になれないまま今日もナリレットに意地悪をするのだった。
身勝手な我儘を尽くす妹が、今度は辺境伯である私の夫を奪おうとした結果――。
銀灰
恋愛
誰も止められない傲慢な我儘を尽くす妹のマゼンタが次に欲したものは、姉ヘリオトの夫、辺境伯であるロイだった。
ヘリオトはロイに纏わり付くマゼンタに何も出来ぬまま、鬱々とした日々を送る。
これまでのように、心優しい夫の心さえも妹に奪われるのではないかと、ヘリオトは心を擦り減らし続けたが……騒動の結末は、予想もしていなかったハッピーエンドへと向かうことになる――!
その結末とは――?