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28. 皐月さんと二人きり
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「これで自分でしてみて」
そう言われた僕の目の前には先ほどまで僕の中に埋まっていたバイブがあった。ローションでぬめって妖しい光を放っている。
これを……自分で……
皐月さんの引力に逆らえない。時々見せる皐月さんの赤黒い熱、溶かされてしまいそうなほどの熱にどうしようもなく惹かれている自分がいる。恥ずかしい、でも、皐月さんが望むのなら……。
バイブにゆっくりと手を伸ばすと皐月さんが口元を歪めてほほ笑んだ。
「俺を見たまま入れて」
向き合う体勢で体を曲げる。
「そんな体勢じゃ入らないよ。ほら、ベッドの壁に寄り掛かって片足は自分で抱えて。あぁ、いいね、楓君の恥ずかしいところが良く見える」
言葉に反応して内部が締まる。
「くすっ、ヒクつかせて。そんなに楽しみなの?」
「そ、そういうんじゃない、です」
「じゃあ、これは何?」
先端から零れる透明な液体をすくわれて、血が顔に上った。
「顔を真っ赤にしちゃって、こんなにうぶそうなのにね。ほら、入れて?」
バイブをゆっくりと差し込む。皐月さんの目が気になって、言葉もなく見つめられているだけなのに感じてしまう。予期せずに内部が収縮するからバイブが上手く入らない。
「ちょっとだけ手伝ってあげる」
皐月さんが微笑んでバイブを持つ僕の手を掴んだ。そして僕のアナルにあてがう。
「ほら、ここで押さえていてあげるから自分で入れて」
「あっ、んんっ」
「そう、上手。息を吐いて」
「んっ……はぁ、はぁ」
皐月さんに見られてる。自分でアナルにおもちゃを挿入するところを全部……。
「さつき、さんっ、さつき、さ」
こんなに淫らで嫌われたりしないか不安になる。目に涙が滲むと皐月さんが僕の眼もとに口づけた。
「可愛い。楓君は本当に可愛い。ほら、動かして」
言葉がまるで催眠術か何かの様に体に浸透する。おぼつかない手で抜き差しをしたのは最初の方だけで耳元で皐月さんに囁かれるたびに僕は快楽に貪欲になった。
「あっ、あんっ、きもち、いいっ、きもちいいっ」
「くすっ、一生懸命に動かして可愛い」
皐月さんが僕の元を離れるのを感じながらも、僕はもっと快楽を得ようとしていた。
「いいね、ほら、中を掻き混ぜる音が聞こえる」
じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ
「きもちいい?」
「きもち、いい、です、ああっ、さつきさんっ」
「そんなに気持ちいいなら、それだけでいいんじゃない? 俺は要らないでしょ」
「やだっ」
僕は驚いてバイブから手を離した。
「さつきさんがいいっ、さつきさんのがいいっ」
バイブよりももっと熱いもの。皐月さんのペニスで奥まで突いて欲しい。
「どこに入れる? 口?」
「やぁだっ」
イキタイ、皐月さんのペニスを埋めて、奥まで掻きまわして欲しい。
「ココ、ココに入れて」
僕があられもなく自分のアナルを広げると皐月さんがくすっと笑った。
「俺が欲しいんだ?」
「うん、さつきさんが、ほしい」
「入れるよ」
「あ゛ああああああああっ」
ゆっくり入って来るのに、それだけで快楽が脳天を突き抜けた。
「くすっ、イッちゃったね」
「あ、ああ……」
体を引きつかせながら焦点の合わない目で天井を見ていると、容赦なく皐月さんが動き始めた。
「うっ、あっ、やっ、まだだめ、だめえっ」
ヒクついた体が立て続けにヒクつく。
「ずっとイッてるみたいだね。中が凄くうねっているし熱い」
きゅっきゅうっと内部が締まっている自覚はある。
「さつきさ、ん、ああっ、さつきさ」
うわ言の様に何度も何度も皐月さんの名前を呼ぶとその度にキスが降りてくるのが嬉しい。
「一回イっていい?」
「ん……きて」
ぱちゅん、ぱちゅんと高い音を鳴らして皐月さんが奥を突き上げるといくつもの花火が上がる様に刺激が走った。
「はっ、あっ、んんっ」
「もっと欲しがってよ」
返事も出来ないほどの強烈な輸送に皐月さんにしがみ付いた。
「あぁっ、くるっ、あんっ、あああんっ」
僕が体を硬直させた瞬間、皐月さんがクっと苦しそうな息を吐いた。中で皐月さんのペニスが脈打つとそのままきつく抱きしめ合った。
「……君、楓君、大丈夫?」
「え、あ、大丈夫です」
裸の皐月さんが至近距離にいる。顔も近いこの状態に慣れなくて皐月さんの下から逃れようとするとぎゅっと抱きしめられた。
「このまま動くと俺のが抜けて精液が出ちゃうよ」
「あ……あ、そ、そうですよね」
「どうしたの? 冷静になっちゃった? 顔、また赤いけど」
密着している下半身が生々しい。何度も体を合わせたはずなのに、最後にはいつも意識を手放してしまうから熱がちょっと冷めた状態でこうしていることにテンパってしまう。
「あの、あ、なんかものすごく恥ずかしくて。僕、あんな……」
目の前には刺激的な皐月さんが居て、視線をさ迷わせているとクスクスと笑っている皐月さんの声がだんだんと大きくなった。どうやらツボったらしい。そして困ったことに皐月さんが笑うと体が揺れ、僕に突き刺さっているアレも震えて微かな刺激が内部を撫でる。
「俺は色々な楓君が見られてうれしかったけどね」
「皐月さん、なんか、意地悪だった……」
アキも一緒にしている時とは少し違って、S度が増すというかなんというか……。
「楓君が上になって貰っていい?」
はい、と頷いて繋がりが解けないようにゆっくりと上下を入れ替えると、騎乗位の体勢になった。
皐月さんの……まだ起ってる……。内部で猛々しく主張するそれが皐月さんがまだ僕に欲情している証拠のようで嬉しくて恥ずかしい。
「意地悪な俺は嫌?」
「……嫌じゃないですけど、僕ばっかり恥ずかしい」
むうっと口を尖らせると、皐月さんがふっと笑った。情事の後でちょっと気だるそうな目元が色っぽい。皐月さんは体を起こすと僕の頭を撫でた。
色っぽい目がぎゅっと大きくなってまるで少年のような目になる。こんなに素敵な人がなんで僕を選んでくれたんだろう。
「どうして僕なんですか? 皐月さん、こんなに魅力的なのに、それこそ、男も女も選び放題じゃないですか」
「ん~、楓君が楓君だからかな」
僕が僕だから?
「ぷぷっ、理由なんて楓君が知らなくてもいいよ」
皐月さんの顔が迫って自然と唇が重なった。ピチャピチャと音を立ててお互いを味わいながら皐月さんがゆっくりと腰を動かす。
「んっ……んん……あ」
お腹の下の方がジンジンする。柔らかな熱が放出されていくみたいだ。
ぬちゅう、ぬちゅう、ぬちゅう
「どうして笑ってるの?」
「なんだか、繋がっているのが嬉しくて」
温かさが広がる。
「皐月さん、好きです」
皐月さんは優しく微笑むと「俺も好きだよ」と言った。
皐月さんの言いつけをちゃんと守った泉が帰ってきたのは13時を少し回ったところだった。僕の名前を呼びながら皐月さんの部屋のドアを開けた時、すっかり空が明るくなるまでシテいた僕たちはぐっすりと寝入っていた。
「あぁっ、やっぱり」
そんな声が聞こえて薄く目を開ける。
「泉?」
泉は僕を見るなり「こんなところにまで」と呟いて首筋に吸い付いてきた。
「ちょ、ちょっと泉っ、くすぐったいってば、もうっ」
皐月さんを起こさない様にそっと抵抗してみせるも泉は僕から離れずに首元をちゅうううっと吸った。
「あっ……バカ」
このままでは何されるかわかったもんじゃない。
僕はベッドから出ると泉の手を掴んで皐月さんの部屋から出た。
「おかえり、泉」
「ただいま」
「外寒かったでしょ。コーヒーでも淹れるからちょっと待ってて。着替えてくる」
部屋に戻った僕が姿見に自分を映すと、首元にくっきりと二つのキスマークがついていた。
「マジか……」
きっとひとつが皐月さんでもう一つはさっき泉が付けたものだ。泉はともかく皐月さんがこんなことをするなんて意外だ。恐る恐る服をめくってお腹を出すと、お腹のあちこちにも同じようなキスマークがあった。
「ヤバイ……かな。こんなに嬉しいなんて」
体に残る印も、足首に巻かれた鎖も僕が二人のものだと言われているみたいだ。何の変哲もない自分の体をこんなに愛おしいと思うのは初めてだった。
そう言われた僕の目の前には先ほどまで僕の中に埋まっていたバイブがあった。ローションでぬめって妖しい光を放っている。
これを……自分で……
皐月さんの引力に逆らえない。時々見せる皐月さんの赤黒い熱、溶かされてしまいそうなほどの熱にどうしようもなく惹かれている自分がいる。恥ずかしい、でも、皐月さんが望むのなら……。
バイブにゆっくりと手を伸ばすと皐月さんが口元を歪めてほほ笑んだ。
「俺を見たまま入れて」
向き合う体勢で体を曲げる。
「そんな体勢じゃ入らないよ。ほら、ベッドの壁に寄り掛かって片足は自分で抱えて。あぁ、いいね、楓君の恥ずかしいところが良く見える」
言葉に反応して内部が締まる。
「くすっ、ヒクつかせて。そんなに楽しみなの?」
「そ、そういうんじゃない、です」
「じゃあ、これは何?」
先端から零れる透明な液体をすくわれて、血が顔に上った。
「顔を真っ赤にしちゃって、こんなにうぶそうなのにね。ほら、入れて?」
バイブをゆっくりと差し込む。皐月さんの目が気になって、言葉もなく見つめられているだけなのに感じてしまう。予期せずに内部が収縮するからバイブが上手く入らない。
「ちょっとだけ手伝ってあげる」
皐月さんが微笑んでバイブを持つ僕の手を掴んだ。そして僕のアナルにあてがう。
「ほら、ここで押さえていてあげるから自分で入れて」
「あっ、んんっ」
「そう、上手。息を吐いて」
「んっ……はぁ、はぁ」
皐月さんに見られてる。自分でアナルにおもちゃを挿入するところを全部……。
「さつき、さんっ、さつき、さ」
こんなに淫らで嫌われたりしないか不安になる。目に涙が滲むと皐月さんが僕の眼もとに口づけた。
「可愛い。楓君は本当に可愛い。ほら、動かして」
言葉がまるで催眠術か何かの様に体に浸透する。おぼつかない手で抜き差しをしたのは最初の方だけで耳元で皐月さんに囁かれるたびに僕は快楽に貪欲になった。
「あっ、あんっ、きもち、いいっ、きもちいいっ」
「くすっ、一生懸命に動かして可愛い」
皐月さんが僕の元を離れるのを感じながらも、僕はもっと快楽を得ようとしていた。
「いいね、ほら、中を掻き混ぜる音が聞こえる」
じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ
「きもちいい?」
「きもち、いい、です、ああっ、さつきさんっ」
「そんなに気持ちいいなら、それだけでいいんじゃない? 俺は要らないでしょ」
「やだっ」
僕は驚いてバイブから手を離した。
「さつきさんがいいっ、さつきさんのがいいっ」
バイブよりももっと熱いもの。皐月さんのペニスで奥まで突いて欲しい。
「どこに入れる? 口?」
「やぁだっ」
イキタイ、皐月さんのペニスを埋めて、奥まで掻きまわして欲しい。
「ココ、ココに入れて」
僕があられもなく自分のアナルを広げると皐月さんがくすっと笑った。
「俺が欲しいんだ?」
「うん、さつきさんが、ほしい」
「入れるよ」
「あ゛ああああああああっ」
ゆっくり入って来るのに、それだけで快楽が脳天を突き抜けた。
「くすっ、イッちゃったね」
「あ、ああ……」
体を引きつかせながら焦点の合わない目で天井を見ていると、容赦なく皐月さんが動き始めた。
「うっ、あっ、やっ、まだだめ、だめえっ」
ヒクついた体が立て続けにヒクつく。
「ずっとイッてるみたいだね。中が凄くうねっているし熱い」
きゅっきゅうっと内部が締まっている自覚はある。
「さつきさ、ん、ああっ、さつきさ」
うわ言の様に何度も何度も皐月さんの名前を呼ぶとその度にキスが降りてくるのが嬉しい。
「一回イっていい?」
「ん……きて」
ぱちゅん、ぱちゅんと高い音を鳴らして皐月さんが奥を突き上げるといくつもの花火が上がる様に刺激が走った。
「はっ、あっ、んんっ」
「もっと欲しがってよ」
返事も出来ないほどの強烈な輸送に皐月さんにしがみ付いた。
「あぁっ、くるっ、あんっ、あああんっ」
僕が体を硬直させた瞬間、皐月さんがクっと苦しそうな息を吐いた。中で皐月さんのペニスが脈打つとそのままきつく抱きしめ合った。
「……君、楓君、大丈夫?」
「え、あ、大丈夫です」
裸の皐月さんが至近距離にいる。顔も近いこの状態に慣れなくて皐月さんの下から逃れようとするとぎゅっと抱きしめられた。
「このまま動くと俺のが抜けて精液が出ちゃうよ」
「あ……あ、そ、そうですよね」
「どうしたの? 冷静になっちゃった? 顔、また赤いけど」
密着している下半身が生々しい。何度も体を合わせたはずなのに、最後にはいつも意識を手放してしまうから熱がちょっと冷めた状態でこうしていることにテンパってしまう。
「あの、あ、なんかものすごく恥ずかしくて。僕、あんな……」
目の前には刺激的な皐月さんが居て、視線をさ迷わせているとクスクスと笑っている皐月さんの声がだんだんと大きくなった。どうやらツボったらしい。そして困ったことに皐月さんが笑うと体が揺れ、僕に突き刺さっているアレも震えて微かな刺激が内部を撫でる。
「俺は色々な楓君が見られてうれしかったけどね」
「皐月さん、なんか、意地悪だった……」
アキも一緒にしている時とは少し違って、S度が増すというかなんというか……。
「楓君が上になって貰っていい?」
はい、と頷いて繋がりが解けないようにゆっくりと上下を入れ替えると、騎乗位の体勢になった。
皐月さんの……まだ起ってる……。内部で猛々しく主張するそれが皐月さんがまだ僕に欲情している証拠のようで嬉しくて恥ずかしい。
「意地悪な俺は嫌?」
「……嫌じゃないですけど、僕ばっかり恥ずかしい」
むうっと口を尖らせると、皐月さんがふっと笑った。情事の後でちょっと気だるそうな目元が色っぽい。皐月さんは体を起こすと僕の頭を撫でた。
色っぽい目がぎゅっと大きくなってまるで少年のような目になる。こんなに素敵な人がなんで僕を選んでくれたんだろう。
「どうして僕なんですか? 皐月さん、こんなに魅力的なのに、それこそ、男も女も選び放題じゃないですか」
「ん~、楓君が楓君だからかな」
僕が僕だから?
「ぷぷっ、理由なんて楓君が知らなくてもいいよ」
皐月さんの顔が迫って自然と唇が重なった。ピチャピチャと音を立ててお互いを味わいながら皐月さんがゆっくりと腰を動かす。
「んっ……んん……あ」
お腹の下の方がジンジンする。柔らかな熱が放出されていくみたいだ。
ぬちゅう、ぬちゅう、ぬちゅう
「どうして笑ってるの?」
「なんだか、繋がっているのが嬉しくて」
温かさが広がる。
「皐月さん、好きです」
皐月さんは優しく微笑むと「俺も好きだよ」と言った。
皐月さんの言いつけをちゃんと守った泉が帰ってきたのは13時を少し回ったところだった。僕の名前を呼びながら皐月さんの部屋のドアを開けた時、すっかり空が明るくなるまでシテいた僕たちはぐっすりと寝入っていた。
「あぁっ、やっぱり」
そんな声が聞こえて薄く目を開ける。
「泉?」
泉は僕を見るなり「こんなところにまで」と呟いて首筋に吸い付いてきた。
「ちょ、ちょっと泉っ、くすぐったいってば、もうっ」
皐月さんを起こさない様にそっと抵抗してみせるも泉は僕から離れずに首元をちゅうううっと吸った。
「あっ……バカ」
このままでは何されるかわかったもんじゃない。
僕はベッドから出ると泉の手を掴んで皐月さんの部屋から出た。
「おかえり、泉」
「ただいま」
「外寒かったでしょ。コーヒーでも淹れるからちょっと待ってて。着替えてくる」
部屋に戻った僕が姿見に自分を映すと、首元にくっきりと二つのキスマークがついていた。
「マジか……」
きっとひとつが皐月さんでもう一つはさっき泉が付けたものだ。泉はともかく皐月さんがこんなことをするなんて意外だ。恐る恐る服をめくってお腹を出すと、お腹のあちこちにも同じようなキスマークがあった。
「ヤバイ……かな。こんなに嬉しいなんて」
体に残る印も、足首に巻かれた鎖も僕が二人のものだと言われているみたいだ。何の変哲もない自分の体をこんなに愛おしいと思うのは初めてだった。
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