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30. 終わり
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「……酷い顔」
姿見に移した自分の顔は自分でもどうしたのかと思うくらい目がパンパンに腫れて見事は一重になっていた。
「あんなに泣いて、泣きながら寝ればこうなるよな」
力なく笑ってみたけれど、泣きはらした自分の顔が昨日の現実を思い出させてまた涙が出てくる。
泣き止め、泣き止め、僕。こんな顔で皐月さんに会ったら心配させてしまう。
「大丈夫、大丈夫」
何が大丈夫なのかも分からず、呪文のように唱えていると部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「楓君、起きてる?」
やばい、どうしよう。こんな顔見せられない。起きているとも言えず息を潜めていると「開けるよ」と声がした。
「だっ、だめっ」
「楓君、その顔……そんなに泣いて」
皐月さんの手が僕の頬に伸びで涙を拭った。
「何があったの? アキのこと?」
皐月さんが優しい声で、だけど強い眼差しで聞く。何か言おうとして口を開いて、言葉にしてしまうことの怖さに口を噤むと皐月さんが僕の頬を両手で包んだ。
「そんな顔してたら心配になる。楓君の近くにいると思っているのは俺だけ?」
皐月さんの手が温かい。
「そ、そんなに、優しくしちゃだめです。そんなことされたら僕、余計に……うぅ……あ……」
「楓君に冷たくなんかできないよ。ほら、ゆっくりでいいから話して」
僕は皐月さんに聞かれるまま、昨日の出来事を話した。
「泉は佐久田さんと付き合ってて、一緒に暮らしてるとも言ってました。エインの返信をしないのも僕のことがどうでもよくなったからって。僕、泉に嫌われちゃったみたいです」
心配かけさせまいと笑おうとしても上手くいかなくて、口元が歪む。皐月さん一人に絞れと言われたことと淫乱と言われたことは皐月さんには知られたくなくて言わなかった。皐月さんは僕の頭を撫でたり涙を拭ったりしながら話を聞いてくれ、話し終わると少し黙った。そして首を捻ってから口を開いた。
「それって全部本当かな……。楓君が知ってるアキって大事なことを自分の口では言わないの? アキから最後に来たエインが必ず戻るから待っててで、人づてに別れたいって。おかしくない?」
そう言えばそうだ。泉はちょっと強引なくらいに自分の気持ちをストレートに伝えてくる。そんな泉の性格なら大事なことはちゃんと自分の口で言うはずだ。
「それとこれは僕の経験なんだけど、大事なことは本人に直接聞くべきだよ。本人以外の言葉は信用しない方が良い。同じ言葉でもニュアンスや言い方、前後の会話でも意味はまるで違ってくる」
皐月さんの言葉に僕は顔を上げた。
「泉から話を聞いて、それでもし佐久田さんの言っていることが本当だったら?」
「それはその時に考えればいいよ。楓君には俺がいるから、ひとりで泣いたりしないで」
「皐月さん、カッコ良すぎです」
「そんなこと、とっくに知っているでしょ?」
僕はようやく少しだけ笑えた。
その日から僕は毎日のように泉にエインを送った。
【泉が別れたいって思っていても僕はまだ泉が好きだ】
【会って話したい】
【泉の口からちゃんと言って貰えないと終わりになんかできないよ】
言葉を変えても言いたいことは一つ、泉に会って泉の口から聞きたいという事だった。
エインを送り続けて5日、まだ泉からの返事はない。泣きたくなったり心が折れそうになったり、皐月さんの言葉を思い出して前を向いたり、僕の感情は起伏の激しいジェットコースターのようだ。
「もうすぐホワイトデーか」
僕は自分の足に巻かれたアンクレットを見つめた。僕だけが繋がれるのではなく、僕も繋いでしまいたい。だから僕も二人にアンクレットをプレゼントしようと思っていた。
プラチナのアンクレット、中央には5ミリ幅の小さなプレートが付いていてその裏には泉が僕にくれたのと同じ言葉を刻んだ。表面にはひとつだけ石が埋め込まれていて、予算の関係で今はイミテーションだけど、いずれ本物の宝石にカスタマイズ出来るようになっている。
6月誕生日の泉にはアレキサンドライトを、11月誕生日の皐月さんにはトパーズを模した石を入れてある。
泉の分も買うのは迷惑だろうか。そんな考えも勿論あったが、買わないという選択肢は無かった。買わないと泉との繋がりが本当に切れてしまったと認めることになるような気がしてそれだけはしたくなかった。
僕の作戦が功を奏したのは泉にエインを送り続けて8日が経った頃で、ホワイトデーの3日前だった。相変わらず泉からの返信はなくて、その代わりに佐久田さんからいい加減にして欲しいという内容のメールが来たのだ。
【そんなに信じられないのなら会わせてあげる】
怒りのメールは僕にそう告げ、日時と場所が示されていた。
俺もついて行こうか? という皐月さんの言葉にやんわりと首を振り指定された公園へ行くと遠く離れたところに泉が立っているのが見えた。
「泉っ!!」
ずっと会いたかったその姿に向かって駆けだす。
いずみっ、いずみっ。
距離が近づくたびに泉の表情がはっきりしてくる。ニコリともせず初めて見るような温度の無い表情。その表情を見て思わず足が止まった。
「この通り、泉さんを連れてきましたよ。泉さんは今、僕と暮らしていて僕と付き合っているんです。泉さんからもはっきり言ってくださいよ」
泉の視線は逸らされたままで僕を見ようともしない。もう僕の顔も見たくないほど嫌になったのだろうか。それでも、僕は目を逸らさずに泉を見ていた。もしかしたら泉を見るのはこれが最後になるかもしれない。
こんなに好きな人だ。ちゃんと覚えていたい。
僕を見ない泉は一度だけ唇を噛んで口を開いた。
「佐久田の言うとおりだ」
あぁ、もう、本当に終わりなんだ。ちゃんと理解して僕は笑った。泉が僕を見てくれなくても泉には笑っている僕を覚えていて欲しい。ここで泣きじゃくったら泉はきっと辛くなるから。
「もう満足したでしょ」
佐久田さんの言葉に頷いて泉に近づいた。
「最後に会ってくれてありがとう」
泉に向かって手を差し出す。握手をしたかったんじゃない。悪あがきだとしても少しでも泉に触れたかった。
「楓」
僕の指先が視界に入ったことで泉が初めて僕を見た。泉の視界に入ったそれだけなのに、嬉しくて視界が滲む。やっと僕を見てくれた。名前を呼んでくれた。
泉の手がゆっくりと僕の手に伸びる。触れ合うのもこれが最後。そっと泉の顔を見ると泉は視線を揺らさず僕の手を見ていた。
泉の指先が僕の指先に触れる。そして僕の手に重なると、泉の中指が微かに僕の手の甲を撫でた。嫌いな相手にこんな触れ方をするだろうか。
どうしても希望を見つけ出したい僕の心は急速に脳を回転させた。
「さぁ、泉さんもう、帰りましょ」
「待って、もう少しだけ。泉に貰ったアンクレットを返したいんだ。僕が持つべきものじゃないから」
佐久田さんは軽くため息をつくと「いいですよ」と言った。僕は鞄の中を漁ると泉に買ったアンクレットの包をこっそりと破り中身を取り出した。
「これ、僕が持っていても仕方ないから」
要らないと突き返されたらどうしようと手が震える。泉は一瞬、ほんの少しだけ目を大きく開くと手のひらを差し出した。泉が僕に買ってくれたのとは明らかに違うプラチナのアンクレット。それを丁寧に泉の手の中に置くと、アンクレットを泉がギュッと握った。
「じゃあ、行こう泉さん。もう会うことはないだろうけどお元気で」
佐久田さんが泉の腕を引っ張って歩いていく。振り返りもしない泉の後姿を僕はじっと見つめていた。
姿見に移した自分の顔は自分でもどうしたのかと思うくらい目がパンパンに腫れて見事は一重になっていた。
「あんなに泣いて、泣きながら寝ればこうなるよな」
力なく笑ってみたけれど、泣きはらした自分の顔が昨日の現実を思い出させてまた涙が出てくる。
泣き止め、泣き止め、僕。こんな顔で皐月さんに会ったら心配させてしまう。
「大丈夫、大丈夫」
何が大丈夫なのかも分からず、呪文のように唱えていると部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「楓君、起きてる?」
やばい、どうしよう。こんな顔見せられない。起きているとも言えず息を潜めていると「開けるよ」と声がした。
「だっ、だめっ」
「楓君、その顔……そんなに泣いて」
皐月さんの手が僕の頬に伸びで涙を拭った。
「何があったの? アキのこと?」
皐月さんが優しい声で、だけど強い眼差しで聞く。何か言おうとして口を開いて、言葉にしてしまうことの怖さに口を噤むと皐月さんが僕の頬を両手で包んだ。
「そんな顔してたら心配になる。楓君の近くにいると思っているのは俺だけ?」
皐月さんの手が温かい。
「そ、そんなに、優しくしちゃだめです。そんなことされたら僕、余計に……うぅ……あ……」
「楓君に冷たくなんかできないよ。ほら、ゆっくりでいいから話して」
僕は皐月さんに聞かれるまま、昨日の出来事を話した。
「泉は佐久田さんと付き合ってて、一緒に暮らしてるとも言ってました。エインの返信をしないのも僕のことがどうでもよくなったからって。僕、泉に嫌われちゃったみたいです」
心配かけさせまいと笑おうとしても上手くいかなくて、口元が歪む。皐月さん一人に絞れと言われたことと淫乱と言われたことは皐月さんには知られたくなくて言わなかった。皐月さんは僕の頭を撫でたり涙を拭ったりしながら話を聞いてくれ、話し終わると少し黙った。そして首を捻ってから口を開いた。
「それって全部本当かな……。楓君が知ってるアキって大事なことを自分の口では言わないの? アキから最後に来たエインが必ず戻るから待っててで、人づてに別れたいって。おかしくない?」
そう言えばそうだ。泉はちょっと強引なくらいに自分の気持ちをストレートに伝えてくる。そんな泉の性格なら大事なことはちゃんと自分の口で言うはずだ。
「それとこれは僕の経験なんだけど、大事なことは本人に直接聞くべきだよ。本人以外の言葉は信用しない方が良い。同じ言葉でもニュアンスや言い方、前後の会話でも意味はまるで違ってくる」
皐月さんの言葉に僕は顔を上げた。
「泉から話を聞いて、それでもし佐久田さんの言っていることが本当だったら?」
「それはその時に考えればいいよ。楓君には俺がいるから、ひとりで泣いたりしないで」
「皐月さん、カッコ良すぎです」
「そんなこと、とっくに知っているでしょ?」
僕はようやく少しだけ笑えた。
その日から僕は毎日のように泉にエインを送った。
【泉が別れたいって思っていても僕はまだ泉が好きだ】
【会って話したい】
【泉の口からちゃんと言って貰えないと終わりになんかできないよ】
言葉を変えても言いたいことは一つ、泉に会って泉の口から聞きたいという事だった。
エインを送り続けて5日、まだ泉からの返事はない。泣きたくなったり心が折れそうになったり、皐月さんの言葉を思い出して前を向いたり、僕の感情は起伏の激しいジェットコースターのようだ。
「もうすぐホワイトデーか」
僕は自分の足に巻かれたアンクレットを見つめた。僕だけが繋がれるのではなく、僕も繋いでしまいたい。だから僕も二人にアンクレットをプレゼントしようと思っていた。
プラチナのアンクレット、中央には5ミリ幅の小さなプレートが付いていてその裏には泉が僕にくれたのと同じ言葉を刻んだ。表面にはひとつだけ石が埋め込まれていて、予算の関係で今はイミテーションだけど、いずれ本物の宝石にカスタマイズ出来るようになっている。
6月誕生日の泉にはアレキサンドライトを、11月誕生日の皐月さんにはトパーズを模した石を入れてある。
泉の分も買うのは迷惑だろうか。そんな考えも勿論あったが、買わないという選択肢は無かった。買わないと泉との繋がりが本当に切れてしまったと認めることになるような気がしてそれだけはしたくなかった。
僕の作戦が功を奏したのは泉にエインを送り続けて8日が経った頃で、ホワイトデーの3日前だった。相変わらず泉からの返信はなくて、その代わりに佐久田さんからいい加減にして欲しいという内容のメールが来たのだ。
【そんなに信じられないのなら会わせてあげる】
怒りのメールは僕にそう告げ、日時と場所が示されていた。
俺もついて行こうか? という皐月さんの言葉にやんわりと首を振り指定された公園へ行くと遠く離れたところに泉が立っているのが見えた。
「泉っ!!」
ずっと会いたかったその姿に向かって駆けだす。
いずみっ、いずみっ。
距離が近づくたびに泉の表情がはっきりしてくる。ニコリともせず初めて見るような温度の無い表情。その表情を見て思わず足が止まった。
「この通り、泉さんを連れてきましたよ。泉さんは今、僕と暮らしていて僕と付き合っているんです。泉さんからもはっきり言ってくださいよ」
泉の視線は逸らされたままで僕を見ようともしない。もう僕の顔も見たくないほど嫌になったのだろうか。それでも、僕は目を逸らさずに泉を見ていた。もしかしたら泉を見るのはこれが最後になるかもしれない。
こんなに好きな人だ。ちゃんと覚えていたい。
僕を見ない泉は一度だけ唇を噛んで口を開いた。
「佐久田の言うとおりだ」
あぁ、もう、本当に終わりなんだ。ちゃんと理解して僕は笑った。泉が僕を見てくれなくても泉には笑っている僕を覚えていて欲しい。ここで泣きじゃくったら泉はきっと辛くなるから。
「もう満足したでしょ」
佐久田さんの言葉に頷いて泉に近づいた。
「最後に会ってくれてありがとう」
泉に向かって手を差し出す。握手をしたかったんじゃない。悪あがきだとしても少しでも泉に触れたかった。
「楓」
僕の指先が視界に入ったことで泉が初めて僕を見た。泉の視界に入ったそれだけなのに、嬉しくて視界が滲む。やっと僕を見てくれた。名前を呼んでくれた。
泉の手がゆっくりと僕の手に伸びる。触れ合うのもこれが最後。そっと泉の顔を見ると泉は視線を揺らさず僕の手を見ていた。
泉の指先が僕の指先に触れる。そして僕の手に重なると、泉の中指が微かに僕の手の甲を撫でた。嫌いな相手にこんな触れ方をするだろうか。
どうしても希望を見つけ出したい僕の心は急速に脳を回転させた。
「さぁ、泉さんもう、帰りましょ」
「待って、もう少しだけ。泉に貰ったアンクレットを返したいんだ。僕が持つべきものじゃないから」
佐久田さんは軽くため息をつくと「いいですよ」と言った。僕は鞄の中を漁ると泉に買ったアンクレットの包をこっそりと破り中身を取り出した。
「これ、僕が持っていても仕方ないから」
要らないと突き返されたらどうしようと手が震える。泉は一瞬、ほんの少しだけ目を大きく開くと手のひらを差し出した。泉が僕に買ってくれたのとは明らかに違うプラチナのアンクレット。それを丁寧に泉の手の中に置くと、アンクレットを泉がギュッと握った。
「じゃあ、行こう泉さん。もう会うことはないだろうけどお元気で」
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