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一章
出会い、そして…… 2
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それにしても、この両手にある柔らかい感触はいったいなんだ?
「悠斗よ、よく触ったな」
……え?
あれ? どうして俺は井上先輩のおっぱいを触ってるの? 気持ちいいけどさ?
ってそうじゃなくて!
けれど、悲しいことに俺の両手は意思とは無関係に井上先輩のおっぱいを揉みしだく。
「して、悠斗にとっておっぱいとは如何なるものだ?」
ちょっと井上先輩真面目な顔してなに言ってるの? それに、俺、未だに井上先輩のおっぱいを揉んでるんだよ? それに対して返事は無いの? 無いの!?
……と、焦っていても仕方が無い、よく考えてみよう。どうしてこうなってしまったのか。
俺は確かに井上先輩のおっぱいを触りたいと思った。そんな時に天使と悪魔が俺に囁いてきたんだ。天使と悪魔の誘惑に立ち向かうため、俺の意識はそっちに集中して……たから本能を抑える理性が……お留守になっていたのか。
一つ分かったことがある。人間はどうやら性には勝てないらしい。
“よくやった悠斗、見直したぜ、どうだ? 感触は”
……最高です。
“よくやったよ悠斗、でもホモじゃなくて残念……”
ええ、そうですよ。俺は女の子とおっぱいが好きです。そしてホモじゃありません。
「悠斗よ、答えはいかに?」
俺にとって、おっぱいとは何か?
揉めば揉むほどえもいえぬ快感を与えてくれる井上先輩のおっぱい。
それにしても、柔らかいな……ましゅまろみたいって言われる意味がこれなら理解できる。まったく手放すことができない。
「俺にとっておっぱいとは……」
全てを包み込んでくれるかのような慈悲深いこの胸。巨乳にも貧乳にもそれぞれ価値がある。大きいおっぱいを全てを受け入れてくれる地蔵菩薩と例えれば。小さいおっぱいは守ってあげたくなるようなどじっ子天使と言える。
おっぱいとは、か。改めて考えると難しいな。
「よく言った悠斗、どうやら他のやつらとは違うようだな」
……はい?
「地蔵菩薩とどじっ子天使と例えるか、私はお前を気に入ったぞ!」
もしかして、もしかしてだけど。
「俺、口走ってました?」
「しかと聞き届けたぞ」
あぁ、恥ずかしい。クラスの人に聞かれたとか最悪だ。もうお婿に行けない。
「お前のこと見直したぞ!」
「そんな考えをもっていたなんて……。ただ揉みたいだなんていった私が恥ずかしい」
「俺なんて何も考えずにただただ揉んだだけだったからなぁ」
「見事なたとえだぞ如月!」
「未だに揉んでいるお前、なんか凄いぞ」
あれあれ? 俺の予想ではキモイとかキモイとかキモイとか罵られると思ってたのに。なにこの拍手の嵐、こんなの……初めてっ!
「悠斗よ、まだ揉み足りないのか?」
そうはいっても先輩……俺の手は意識と無関係に動いているんですよ! 必死で放そうとはしてるんだけど、何でか言うことを聞いてくれない。ありがとう、俺の腕!
「やはりお前は他とは違うようだな」
うんうんと、凛々しい姿で唸っているけどけど、井上先輩は俺におっぱい揉まれてるんですよ? どうしてそんなに堂々としていられるんですか!
俺の手よ……、離れ……ろ!
なんだよこの吸引力、何処かの掃除機よりも強い。例えるなら、ブラックホール。なんて魔乳だっ!
「ふぅ……」
なんとか井上先輩のおっぱいから手を離したけど、なんとも名残惜しい……。
“やっぱお前、変態だな、どこが紳士だよ”
っく……いってくれるな? 悪魔よ!
“変態紳士ね……”
“変態番付に出るなよ?”
どうやら俺は紳士は紳士でも、変態という名の紳士だったらしい。
「悠斗、どこか部活には入っているか?」
部活? そりゃもう帰宅部ですが何か? 帰宅部でもいいじゃない! 委員会にも入らず学校が終われば家に帰り、引きこもる。なんて最高な毎日。
バイト? そんなもの働きたくないでござるよ……。
「帰宅部ですけど」
「よかったら私の立ち上げた部活に入らないか?」
井上先輩が立ち上げた部活? 何だろう、ちょっと気になるな。
「聞いたことは無いか? 「性徒会執行部」の名を」
……ああ、そういえば最初のホームルームで配られた部活動一覧に、真面目な響きのふざけた文字をした部活があったな……。
「え! それ先輩が作ったんですか!?」
なんでこう突っ込んでしまうんだろう。もしかして、俺の中には大阪の血が流れて入るのか!? いや、突っ込むとか突っ込まないとかどうでもいいんだよ。
……突っ込むって、なんかエロいな……。
そうじゃなくて、あー、俺の頭のあほ! バカ!
なんで設立できたんだろうって思わせる表記なんだけど……。
「聞いたことだある、たしか……なんだっけ?」
「性徒会執行部、胸を揉ませる部活だよ!」
「それだそれ! おっぱいの力で争いを無くそうっていうものらしい、実際何件も実績を上げてるらしいぞ」
先輩に聞いたつもりなのに、聞いてもいないクラスの人が部活内容も詳しく? 教えてくれた。
ちょっと考えはおかしいけど、争いを無くすのは言いことだよね♪ 世界平和、なんて良い響きだろう!
って、言うと思った? バカなの? 死ぬの?
そうじゃないだろ! ちょっとどころじゃなくね? おっぱい揉ませて争いを収めるとそれどう考えてもただの変態じゃん、「私の胸を揉め」って言う時点で変態通り越してるけどさ!
それにしても、なんでクラスの人達ってそんなに詳しいんだろう。いや、クラスの人のことはこの際どうでもいい。問題は、そんな部活に俺が誘われているっていう事だ。
入れば俺の胸も……男女構わず揉まれる?
男に……揉まれる……?
アッーーーーーー!
ソンナノゼッタイ二イヤダ。
「心配するでない悠斗、揉ませるのは私の胸だけで十分だ」
何その「死ぬのは俺一人で十分だ」みたいなセリフ、カッコイイんですけど!
先輩の作った部活が、驚異的な吸引力を宿す魔乳を使って争いを無くすための部活ということは分かった。でも、俺の胸を使わないというなら、その部活にはいって俺は何をすれば? いや、こんなひょろい胸を使えって言われたって使わせないけどね!
あ、でも、可愛い女の子に触って貰えるなら……。
「悠斗には庶務をして貰いたい、やってくれるなら私の胸ならいくらでも貸すぞ?」
「やります」
あぁぁぁぁあ。言ってしまったあああああああああ!
貸すって何んのことか分からないけど言ってしまったああああ!
「そうか、やってくれるか!」
やったやったと言って笑顔で飛んで喜ぶとか、なんてギャップ……可愛いな、おい!
あと、おっぱいの揺れ凄いな、おい! 催眠術でもかけれそうだよ。
「では、早速、顧問に乳部届けを出しに行こうか」
「あ、はい」
もしかすると俺は、返事をしてはいけないことに返事をしてしまったのかもしれない。今更な気もするけど。
それにしても顧問……か。
そりゃ部活だから顧問が居るのは分かるけど、胸を揉ませる部活の顧問って誰なんだろう……。
少しだけ期待を膨らませながら、昼休みの中、井上先輩と共に職員室に向かうことになった。
「悠斗よ、よく触ったな」
……え?
あれ? どうして俺は井上先輩のおっぱいを触ってるの? 気持ちいいけどさ?
ってそうじゃなくて!
けれど、悲しいことに俺の両手は意思とは無関係に井上先輩のおっぱいを揉みしだく。
「して、悠斗にとっておっぱいとは如何なるものだ?」
ちょっと井上先輩真面目な顔してなに言ってるの? それに、俺、未だに井上先輩のおっぱいを揉んでるんだよ? それに対して返事は無いの? 無いの!?
……と、焦っていても仕方が無い、よく考えてみよう。どうしてこうなってしまったのか。
俺は確かに井上先輩のおっぱいを触りたいと思った。そんな時に天使と悪魔が俺に囁いてきたんだ。天使と悪魔の誘惑に立ち向かうため、俺の意識はそっちに集中して……たから本能を抑える理性が……お留守になっていたのか。
一つ分かったことがある。人間はどうやら性には勝てないらしい。
“よくやった悠斗、見直したぜ、どうだ? 感触は”
……最高です。
“よくやったよ悠斗、でもホモじゃなくて残念……”
ええ、そうですよ。俺は女の子とおっぱいが好きです。そしてホモじゃありません。
「悠斗よ、答えはいかに?」
俺にとって、おっぱいとは何か?
揉めば揉むほどえもいえぬ快感を与えてくれる井上先輩のおっぱい。
それにしても、柔らかいな……ましゅまろみたいって言われる意味がこれなら理解できる。まったく手放すことができない。
「俺にとっておっぱいとは……」
全てを包み込んでくれるかのような慈悲深いこの胸。巨乳にも貧乳にもそれぞれ価値がある。大きいおっぱいを全てを受け入れてくれる地蔵菩薩と例えれば。小さいおっぱいは守ってあげたくなるようなどじっ子天使と言える。
おっぱいとは、か。改めて考えると難しいな。
「よく言った悠斗、どうやら他のやつらとは違うようだな」
……はい?
「地蔵菩薩とどじっ子天使と例えるか、私はお前を気に入ったぞ!」
もしかして、もしかしてだけど。
「俺、口走ってました?」
「しかと聞き届けたぞ」
あぁ、恥ずかしい。クラスの人に聞かれたとか最悪だ。もうお婿に行けない。
「お前のこと見直したぞ!」
「そんな考えをもっていたなんて……。ただ揉みたいだなんていった私が恥ずかしい」
「俺なんて何も考えずにただただ揉んだだけだったからなぁ」
「見事なたとえだぞ如月!」
「未だに揉んでいるお前、なんか凄いぞ」
あれあれ? 俺の予想ではキモイとかキモイとかキモイとか罵られると思ってたのに。なにこの拍手の嵐、こんなの……初めてっ!
「悠斗よ、まだ揉み足りないのか?」
そうはいっても先輩……俺の手は意識と無関係に動いているんですよ! 必死で放そうとはしてるんだけど、何でか言うことを聞いてくれない。ありがとう、俺の腕!
「やはりお前は他とは違うようだな」
うんうんと、凛々しい姿で唸っているけどけど、井上先輩は俺におっぱい揉まれてるんですよ? どうしてそんなに堂々としていられるんですか!
俺の手よ……、離れ……ろ!
なんだよこの吸引力、何処かの掃除機よりも強い。例えるなら、ブラックホール。なんて魔乳だっ!
「ふぅ……」
なんとか井上先輩のおっぱいから手を離したけど、なんとも名残惜しい……。
“やっぱお前、変態だな、どこが紳士だよ”
っく……いってくれるな? 悪魔よ!
“変態紳士ね……”
“変態番付に出るなよ?”
どうやら俺は紳士は紳士でも、変態という名の紳士だったらしい。
「悠斗、どこか部活には入っているか?」
部活? そりゃもう帰宅部ですが何か? 帰宅部でもいいじゃない! 委員会にも入らず学校が終われば家に帰り、引きこもる。なんて最高な毎日。
バイト? そんなもの働きたくないでござるよ……。
「帰宅部ですけど」
「よかったら私の立ち上げた部活に入らないか?」
井上先輩が立ち上げた部活? 何だろう、ちょっと気になるな。
「聞いたことは無いか? 「性徒会執行部」の名を」
……ああ、そういえば最初のホームルームで配られた部活動一覧に、真面目な響きのふざけた文字をした部活があったな……。
「え! それ先輩が作ったんですか!?」
なんでこう突っ込んでしまうんだろう。もしかして、俺の中には大阪の血が流れて入るのか!? いや、突っ込むとか突っ込まないとかどうでもいいんだよ。
……突っ込むって、なんかエロいな……。
そうじゃなくて、あー、俺の頭のあほ! バカ!
なんで設立できたんだろうって思わせる表記なんだけど……。
「聞いたことだある、たしか……なんだっけ?」
「性徒会執行部、胸を揉ませる部活だよ!」
「それだそれ! おっぱいの力で争いを無くそうっていうものらしい、実際何件も実績を上げてるらしいぞ」
先輩に聞いたつもりなのに、聞いてもいないクラスの人が部活内容も詳しく? 教えてくれた。
ちょっと考えはおかしいけど、争いを無くすのは言いことだよね♪ 世界平和、なんて良い響きだろう!
って、言うと思った? バカなの? 死ぬの?
そうじゃないだろ! ちょっとどころじゃなくね? おっぱい揉ませて争いを収めるとそれどう考えてもただの変態じゃん、「私の胸を揉め」って言う時点で変態通り越してるけどさ!
それにしても、なんでクラスの人達ってそんなに詳しいんだろう。いや、クラスの人のことはこの際どうでもいい。問題は、そんな部活に俺が誘われているっていう事だ。
入れば俺の胸も……男女構わず揉まれる?
男に……揉まれる……?
アッーーーーーー!
ソンナノゼッタイ二イヤダ。
「心配するでない悠斗、揉ませるのは私の胸だけで十分だ」
何その「死ぬのは俺一人で十分だ」みたいなセリフ、カッコイイんですけど!
先輩の作った部活が、驚異的な吸引力を宿す魔乳を使って争いを無くすための部活ということは分かった。でも、俺の胸を使わないというなら、その部活にはいって俺は何をすれば? いや、こんなひょろい胸を使えって言われたって使わせないけどね!
あ、でも、可愛い女の子に触って貰えるなら……。
「悠斗には庶務をして貰いたい、やってくれるなら私の胸ならいくらでも貸すぞ?」
「やります」
あぁぁぁぁあ。言ってしまったあああああああああ!
貸すって何んのことか分からないけど言ってしまったああああ!
「そうか、やってくれるか!」
やったやったと言って笑顔で飛んで喜ぶとか、なんてギャップ……可愛いな、おい!
あと、おっぱいの揺れ凄いな、おい! 催眠術でもかけれそうだよ。
「では、早速、顧問に乳部届けを出しに行こうか」
「あ、はい」
もしかすると俺は、返事をしてはいけないことに返事をしてしまったのかもしれない。今更な気もするけど。
それにしても顧問……か。
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