4 / 194
4素材採取
しおりを挟む
素材採取の為に山に来た。宝石の原石は鉱山に入る必要があり、入山料を取られたりする国の管轄で騎士が守っている。魔石は冒険者や貴族が魔獣を買って手に入れるもの。私が使うのは鉱山の川に流れてきたクズ石たちなので川に入り、石をポイポイと回収していく。
山には魔物も出るし、獣も出る。動きやすい服装でエイスを使った戦闘は正当防衛くらいしか使えない。何せミカエラは神聖属性なので回復は多少できても属性魔力を持っていない。身体強化と刃物で立ち向かうしかない。
「熊は避けたい。大型獣は避けたい。」
神頼みではある。獣よけの匂い袋も付けているミカエラは警戒をしながら川の中にザルをツッコミ原石を探して採取用の鞄に石を入れていく。
入れすぎると帰りが辛くなるので程々にするしかない。
「うん、クズ石しかないけどこれは大きい。」
大量大量。試作品もちゃんと機能して身体の疲労が思ったより溜まっていない。
スローライフを夢見たはずなのに大量発注に新規受注を止めている。
「帰ったらどれだけ注文が溜まっているのか考えたくない…」
ミカエラのつぶやきに返事をするものはいない。川に宝石の採取する人間はほとんどいない。原石を見つけても値段がつかないし、数量を集めて叩き売れるかどうか。割に合わないから誰も手を出さない。
空は快晴!
魔物の気配もなし!
採取は大量!!!!
家に帰るまでが採取!!!!
1度どこかの村に宿泊して、心身ともに健康で創作活動しなければならない!!!死ぬ気で働かない!!!!
獣の咆哮が聞こえた。
ミカエラは足を止めて周りを警戒する。近くでは無い???気配もないけれど…
「落ち着け私…」
採取の成果や試作品達が走って落ちないようにしっかりカバンを閉めて落ちないようにする。
「エイス」
ナイフの形になる。何かあれば逃げる事を優先する。身体強化を足だけに掛けて一気に走るんだ。
獣道を歩きながら王都に向かう道に出る。血の匂いと物がやける匂いが鼻腔を突く。
何が起きているのだろう…変なのに巻き込まれずに帰ろう。それが一番いい。
魔物や獣の気配はない。早く帰ろう。不安だけが募る。
ヒュん
風を斬る音。顔の横を何かが通り過ぎた。振り返ると魔獣が撃ち抜かれていた。
「女の子!?大丈夫ですか!?怪我はない!?」
血塗れの騎士数人が駆け寄ってきた。本物???野盗とかでは無いですよね??
正規の鎧なのだろうか。
「ここは危ない!近くで魔物の大量発生が起きているんだ。」
「そんな…山にはいる時に情報はなかったです…」
「昼過ぎに報告が入って我々も中に入った。ここは危ない。」
「我々と近くの村に避難してもらう。上級冒険者なら手伝って欲しいが?」
騎士様。このハイキングに来た格好で上級冒険者に見えるのでしょうか。取り敢えず一息をついて変に逆らわない方がいいだろう。身の安全のために。
「宝飾師です。神聖属性は少しありますがポーションにもなりません。」
「それは助かる!!!神官も足りてない!!」
騎士に抱き上げられた。荷物のように抱き上げて目を丸くした。
「お嬢さん、全速力で走りますので舌噛まないで下さい。」
返事しようとしたらぐっと加速した。舌を噛まないように口を手で抑えて黙って運ばれる。景色が変わるのが早い。こんな悪路を何で身軽に走るんだ。
騎士様達は呼吸も乱さず走っていた。体力お化けなんだ。
山には魔物も出るし、獣も出る。動きやすい服装でエイスを使った戦闘は正当防衛くらいしか使えない。何せミカエラは神聖属性なので回復は多少できても属性魔力を持っていない。身体強化と刃物で立ち向かうしかない。
「熊は避けたい。大型獣は避けたい。」
神頼みではある。獣よけの匂い袋も付けているミカエラは警戒をしながら川の中にザルをツッコミ原石を探して採取用の鞄に石を入れていく。
入れすぎると帰りが辛くなるので程々にするしかない。
「うん、クズ石しかないけどこれは大きい。」
大量大量。試作品もちゃんと機能して身体の疲労が思ったより溜まっていない。
スローライフを夢見たはずなのに大量発注に新規受注を止めている。
「帰ったらどれだけ注文が溜まっているのか考えたくない…」
ミカエラのつぶやきに返事をするものはいない。川に宝石の採取する人間はほとんどいない。原石を見つけても値段がつかないし、数量を集めて叩き売れるかどうか。割に合わないから誰も手を出さない。
空は快晴!
魔物の気配もなし!
採取は大量!!!!
家に帰るまでが採取!!!!
1度どこかの村に宿泊して、心身ともに健康で創作活動しなければならない!!!死ぬ気で働かない!!!!
獣の咆哮が聞こえた。
ミカエラは足を止めて周りを警戒する。近くでは無い???気配もないけれど…
「落ち着け私…」
採取の成果や試作品達が走って落ちないようにしっかりカバンを閉めて落ちないようにする。
「エイス」
ナイフの形になる。何かあれば逃げる事を優先する。身体強化を足だけに掛けて一気に走るんだ。
獣道を歩きながら王都に向かう道に出る。血の匂いと物がやける匂いが鼻腔を突く。
何が起きているのだろう…変なのに巻き込まれずに帰ろう。それが一番いい。
魔物や獣の気配はない。早く帰ろう。不安だけが募る。
ヒュん
風を斬る音。顔の横を何かが通り過ぎた。振り返ると魔獣が撃ち抜かれていた。
「女の子!?大丈夫ですか!?怪我はない!?」
血塗れの騎士数人が駆け寄ってきた。本物???野盗とかでは無いですよね??
正規の鎧なのだろうか。
「ここは危ない!近くで魔物の大量発生が起きているんだ。」
「そんな…山にはいる時に情報はなかったです…」
「昼過ぎに報告が入って我々も中に入った。ここは危ない。」
「我々と近くの村に避難してもらう。上級冒険者なら手伝って欲しいが?」
騎士様。このハイキングに来た格好で上級冒険者に見えるのでしょうか。取り敢えず一息をついて変に逆らわない方がいいだろう。身の安全のために。
「宝飾師です。神聖属性は少しありますがポーションにもなりません。」
「それは助かる!!!神官も足りてない!!」
騎士に抱き上げられた。荷物のように抱き上げて目を丸くした。
「お嬢さん、全速力で走りますので舌噛まないで下さい。」
返事しようとしたらぐっと加速した。舌を噛まないように口を手で抑えて黙って運ばれる。景色が変わるのが早い。こんな悪路を何で身軽に走るんだ。
騎士様達は呼吸も乱さず走っていた。体力お化けなんだ。
0
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
失踪していた姉が財産目当てで戻ってきました。それなら私は家を出ます
天宮有
恋愛
水を聖水に変える魔法道具を、お父様は人々の為に作ろうとしていた。
それには水魔法に長けた私達姉妹の協力が必要なのに、無理だと考えた姉エイダは失踪してしまう。
私サフィラはお父様の夢が叶って欲しいと力になって、魔法道具は完成した。
それから数年後――お父様は亡くなり、私がウォルク家の領主に決まる。
家の繁栄を知ったエイダが婚約者を連れて戻り、家を乗っ取ろうとしていた。
お父様はこうなることを予想し、生前に手続きを済ませている。
私は全てを持ち出すことができて、家を出ることにしていた。
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】男装して会いに行ったら婚約破棄されていたので、近衛として地味に復讐したいと思います。
銀杏鹿
恋愛
次期皇后のアイリスは、婚約者である王に会うついでに驚かせようと、男に変装し近衛として近づく。
しかし、王が自分以外の者と結婚しようとしていると知り、怒りに震えた彼女は、男装を解かないまま、復讐しようと考える。
しかし、男装が完璧過ぎたのか、王の意中の相手やら、王弟殿下やら、その従者に目をつけられてしまい……
誰からも必要とされていないから出て行ったのに、どうして皆追いかけてくるんですか?
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢ミリーシャは、自身が誰からも必要とされていないことを悟った。
故に彼女は、家から出て行くことを決めた。新天地にて、ミリーシャは改めて人生をやり直そうと考えたのである。
しかし彼女の周囲の人々が、それを許さなかった。ミリーシャは気付いていなかったのだ。自身の存在の大きさを。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる