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104 日常?
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最近、枕を変えた訳では無いのだが、上質なモフモフの枕を手に入れた。ミカエラは楽な服装でシーツにくるまっていた。今日は仕事休みの日。アリアにも食事は作り置きだけで良いと言い休みを与えている。朝になってぼんやりと目を覚ました。毛皮じゃない…目の前にシャツ姿の男性が頬杖をついてこちらを見ている。青と紫の瞳…
「何で野郎が隣にいるのです…」
「毛玉でも雄ですが。」
「肌色なんて興味無いです毛玉をモフりたいのです。」
蹴り飛ばしたいが落ちないので1発入れてから背中を向けて枕に移動して二度寝を決める。
「アリアが用意した食事を温めておきます。」
「んぁ…」
「昼食と夕食は外食になりますから。」
「眠ぃ」
「準備できたら叩き起します。」
シーツに潜って逃げてしまった。これでも何事もない健全な朝である。同衾して終わり。寝ただけで何も無い。イザークがパンを温め直したり簡単なものを作り、スープが食べ頃になる頃に彼女の部屋に入るとまだ寝ていた。
「ミカエラ、起きなさい。準備終わりましたよ。」
「んぁ…今日休み…」
「二度寝終わりです。起きないと抱き潰しますよ。既成事実作りますよ。」
嫌々身体を起こすとグラスに水を注いで渡された。お礼を言って受け取る。ピッチャーに氷や柑橘系のスライスが入れてあり風味が付いていて美味しい。
「…美味しい」
「それは良かったです。顔を向けてください」
向けると暖かいフェイスタオルで顔を拭かれて強制的に覚醒させられた。これでは二度寝できない。
「おはようございます…」
「準備できてますから着替えてください。そのままで降りてきたら私が着替えさせます。」
渋々着替えて部屋から出ると朝食の準備が出来ていた。美味しい。
「美味しいです。」
「温めただけですよ。」
「食事が用意されているって贅沢…」
「作り置きじゃなくてちゃんとしたものを用意しますよ。普通。」
「アリアや料理人の負担になるので嫌です。」
朝食を食べて片付けようとした。
「私がしますので。ゴロゴロするなり読書をするなりしたらどうですか?」
相手伯爵家の人間なのだが????ぱちくり。と、見上げると自然に口付けされた。
「私は慣れてますから気にしないでください。」
「いえ、何故口付けしたのですか。」
「したくなったからですが。まぁ、手数料と思ってください。」
安いのか高いのか分からない。耳まで赤くなってリビングに移動して読書をする。着替えと言っても楽な部屋着なのだけど。ミカエラは読書をする。騎士が活躍するおとぎ話。貴族文化という訳でもないけど、本を読んでいるとイザークが当たり前のように隣に座り傍に引き寄せてきた。
「邪魔です。」
「傍にいたいので。なら膝に乗せますよ。」
「出禁にしますよ。」
「…毛玉なら良いのですか。」
「大歓迎です。」
即答する。イザークはボスっ。と、無言で倒れてミカエラの膝を枕にする。毛玉の姿になるのは同衾だけとイザークは決めていた。ミカエラは膝に頭があり、むすっと思いながらも髪に触れる。
「なんですか、そういう日ですか?」
「これ目的ですが。」
「…わかりました。折角犬用のブラシ買ったのに。」
「結婚してからですね。私は好き好んで毛玉姿になっている訳でもないので。ミカエラから口付けをしてくれたら暫く毛玉でも良いですよ?」
交換条件が酷い。そして口付けをすべきなのかどうか今真剣に悩んでいる自分がいる。ミカエラはそこまでしてもふもふしたいのかどうか真剣に悩んだが、今はいいと結論づけた。
「護衛がぐーたらしても良いのですか?」
「核石の防犯がありますし、心配せずとも周囲の音や匂いには気を配っていますよ。アリアが忘れ物をして急に来ても対応できます。」
「そうですか。」
トイレにも行きたくなる。頭を退けて読書をするが、頭をどけるのがめんどくさい。引っ付くのをやめないだろうし。そう思って膝に乗る。
「どうしました?ミカエラ。」
嬉しそうに身体を抱きしめて来た。顔を見ると当然のようにキスをしてくる。恥ずかしいからやめて欲しい。
「毎回頭退けるのめんどくさいんです。」
「それでこれであれば私は問題ありませんよ。」
向かい合わせに座り直す。むす。何故この人はご機嫌なのだろうか。
「何故ご機嫌なのです?」
「ミカエラから他の雄の匂いがしませんから。」
「…理解できないですね。その感覚。狼みたく甘噛みしたいとか言わないでくださいね。」
「…え?」
?????今え??って言いました??この人。
「すごく噛みたいのを我慢してるのですが。」
「じゃあ我慢してください。」
ガブ。首筋を噛まれた。痛くないが歯は当たっている。
「ひゃん////」
「跡は付けませんよ。」
恥ずかしい…服から顕になっている首筋や手首、指を1度は甘噛みをしてから歯型をつけた所を舐めてくる。長椅子に寝かされて押し倒された形になった。楽な格好で丈の短いパンツにかぶるだけのシャツで防御力はほとんどない。
「噛まないでください////」
「……我慢するのも大変だ。」
「は!?出禁しますよ!?」
そろそろそういうのも許して欲しいものだけど…道のりは長そうだ。とりあえず口付けの回数と時間を増やして慣れてもらおう。出禁にならない程度に。
「何で野郎が隣にいるのです…」
「毛玉でも雄ですが。」
「肌色なんて興味無いです毛玉をモフりたいのです。」
蹴り飛ばしたいが落ちないので1発入れてから背中を向けて枕に移動して二度寝を決める。
「アリアが用意した食事を温めておきます。」
「んぁ…」
「昼食と夕食は外食になりますから。」
「眠ぃ」
「準備できたら叩き起します。」
シーツに潜って逃げてしまった。これでも何事もない健全な朝である。同衾して終わり。寝ただけで何も無い。イザークがパンを温め直したり簡単なものを作り、スープが食べ頃になる頃に彼女の部屋に入るとまだ寝ていた。
「ミカエラ、起きなさい。準備終わりましたよ。」
「んぁ…今日休み…」
「二度寝終わりです。起きないと抱き潰しますよ。既成事実作りますよ。」
嫌々身体を起こすとグラスに水を注いで渡された。お礼を言って受け取る。ピッチャーに氷や柑橘系のスライスが入れてあり風味が付いていて美味しい。
「…美味しい」
「それは良かったです。顔を向けてください」
向けると暖かいフェイスタオルで顔を拭かれて強制的に覚醒させられた。これでは二度寝できない。
「おはようございます…」
「準備できてますから着替えてください。そのままで降りてきたら私が着替えさせます。」
渋々着替えて部屋から出ると朝食の準備が出来ていた。美味しい。
「美味しいです。」
「温めただけですよ。」
「食事が用意されているって贅沢…」
「作り置きじゃなくてちゃんとしたものを用意しますよ。普通。」
「アリアや料理人の負担になるので嫌です。」
朝食を食べて片付けようとした。
「私がしますので。ゴロゴロするなり読書をするなりしたらどうですか?」
相手伯爵家の人間なのだが????ぱちくり。と、見上げると自然に口付けされた。
「私は慣れてますから気にしないでください。」
「いえ、何故口付けしたのですか。」
「したくなったからですが。まぁ、手数料と思ってください。」
安いのか高いのか分からない。耳まで赤くなってリビングに移動して読書をする。着替えと言っても楽な部屋着なのだけど。ミカエラは読書をする。騎士が活躍するおとぎ話。貴族文化という訳でもないけど、本を読んでいるとイザークが当たり前のように隣に座り傍に引き寄せてきた。
「邪魔です。」
「傍にいたいので。なら膝に乗せますよ。」
「出禁にしますよ。」
「…毛玉なら良いのですか。」
「大歓迎です。」
即答する。イザークはボスっ。と、無言で倒れてミカエラの膝を枕にする。毛玉の姿になるのは同衾だけとイザークは決めていた。ミカエラは膝に頭があり、むすっと思いながらも髪に触れる。
「なんですか、そういう日ですか?」
「これ目的ですが。」
「…わかりました。折角犬用のブラシ買ったのに。」
「結婚してからですね。私は好き好んで毛玉姿になっている訳でもないので。ミカエラから口付けをしてくれたら暫く毛玉でも良いですよ?」
交換条件が酷い。そして口付けをすべきなのかどうか今真剣に悩んでいる自分がいる。ミカエラはそこまでしてもふもふしたいのかどうか真剣に悩んだが、今はいいと結論づけた。
「護衛がぐーたらしても良いのですか?」
「核石の防犯がありますし、心配せずとも周囲の音や匂いには気を配っていますよ。アリアが忘れ物をして急に来ても対応できます。」
「そうですか。」
トイレにも行きたくなる。頭を退けて読書をするが、頭をどけるのがめんどくさい。引っ付くのをやめないだろうし。そう思って膝に乗る。
「どうしました?ミカエラ。」
嬉しそうに身体を抱きしめて来た。顔を見ると当然のようにキスをしてくる。恥ずかしいからやめて欲しい。
「毎回頭退けるのめんどくさいんです。」
「それでこれであれば私は問題ありませんよ。」
向かい合わせに座り直す。むす。何故この人はご機嫌なのだろうか。
「何故ご機嫌なのです?」
「ミカエラから他の雄の匂いがしませんから。」
「…理解できないですね。その感覚。狼みたく甘噛みしたいとか言わないでくださいね。」
「…え?」
?????今え??って言いました??この人。
「すごく噛みたいのを我慢してるのですが。」
「じゃあ我慢してください。」
ガブ。首筋を噛まれた。痛くないが歯は当たっている。
「ひゃん////」
「跡は付けませんよ。」
恥ずかしい…服から顕になっている首筋や手首、指を1度は甘噛みをしてから歯型をつけた所を舐めてくる。長椅子に寝かされて押し倒された形になった。楽な格好で丈の短いパンツにかぶるだけのシャツで防御力はほとんどない。
「噛まないでください////」
「……我慢するのも大変だ。」
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