【R-18】喪女ですが、魔王の息子×2の花嫁になるため異世界に召喚されました

indi子/金色魚々子

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7 魔王城の波乱。そして……

7 魔王城の波乱。そして…… ⑤

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「こういうの好きとか、着てみたいものってあったりする?」

「いいえ……」

「もう! じゃあ、私勝手に選ぶからね」

 明子は試着室に、淡い色のセーターとスカートごと美咲を押し込んだ。そして、勢いよくカーテンを閉める。美咲はその剣幕に気圧されならがも、明子が選ぶ服を試着していった。カーテンを開ける度に、明子は「いいね」とか「似合う」とか褒めてくれるが……着慣れない服と鏡に映る自分の姿に慣れることも出来ず、こっそりとため息をついた。

 そう言えば、あの世界で着ていたドレスにも……美咲はついに慣れることはなかった。あの可愛らしいドレスと、きらびやかなブランドの服。似ていないのに、今の美咲にはどうしても重なって見える。

「美咲ちゃん、次いい?」

 カーテンの向こう側で、明子がそう声をかけた。美咲が『どうぞ』と言うと、新しい服を持った明子がカーテンを開けた。

「……」

「どう? かわいいでしょ、春物だからまだちょっと早いんだけどね」

 明子が持っていたのは、花柄のワンピースだった。裾には可愛らしいレースが施されていて、いいアクセントになっている。しかし、美咲の視線はある一点に集中していた。

「……これ」

 魔王城の温室で咲いていた、あの薄桃色の花に似た花が、小さくプリントされている。可愛らしい見た目とは異なり、淫靡な香りをもつ。それに惑わされたのは苦い思い出だけれども、アレクセイが花冠を作ってくれようとした思い出の花。

 美咲は小さく震えながら、その花に触れた。そして、きっぱりとした声で「これ、買います」と明子に告げる。

「え? 試着は?」

「いいです、このままください」

「まあ、美咲ちゃん細いからサイズも問題ないと思うけど……今包むから待ってね」

 明子は軽い足取りで、レジに向かった。美咲も、荷物をまとめて同じようにレジに向かった。しかし、美咲の足取りは明子とは異なり重たいままだった。

***

 アパートに戻って、美咲は早速あのワンピースに袖を通した。背中のチャックを閉めるのに四苦八苦して、コートかけになっていた姿見に本来の役割を与える。

 鏡に映る可愛らしい花柄のワンピース姿の自分を見ている内に、美咲はジワジワと悲しさがこみ上げてきた。いくらきれいに着飾っても、これから先にまた誰かを好きになったとしても、今胸にぽっかり空いた空洞が塞がるなんて到底思えない。美咲は痛む胸をおさえながら、ベッドに横になった。

 あの世界にいる間、眠るときはずっとミハイルかアレクセイがそばにいてくれた。その体温を思い出そうとすると……それとはまた違う熱が、美咲の体を襲い始める。それは、あの二人が美咲に植え付けた快楽という浅ましい熱。美咲はぎゅっと唇を噛み、それに抗おうとするが……目を閉じるだけで、ミハイルとアレクセイ、それぞれに抱かれていたときの光景がまぶたの裏に蘇った。

「……んっ」

 美咲は恐る恐る、自分の胸元に手を伸ばす。ワンピースの上から、その奥に潜んでいる双丘に触れ……少しずつ力を込める。柔らかな感触が手のひらに伝わり、美咲は深く息を吐いた。そして、二人の手の動きを思い出す。

 アレクセイは……ぶっきらぼうなように見えて、美咲を抱くときは優しかった。右手でゆっくりと、下から持ち上げるように揉みしだく。ミハイルは、その逆だった。自身の欲望を美咲にぶつけるように、荒々しい。左手にぎゅっと力を込めると、美咲の体は意図せずびくんと震える。自分の手なのに、目を閉じると二人に愛撫されているような錯覚に陥る。

 やわやわと揉みしだいている内に、ブラの奥で胸の頂きが硬く勃起し始めていることが掌に伝わってきた。ブラのレースに擦れるたびに、美咲は静かに甘い吐息を漏らす。右手は、人差し指と中指で挟むように。左手では、ぷっくりと起き上がった乳頭を人差し指でピンッと弾いた。

「んあぁあ……っ!」

 体が欲する甘い刺激は、いくら慣れたとは言え美咲の体をじわじわと追いつめる。乳頭を弾き、指先でコリコリと摘み、きゅっと押しつぶす。ミハイルとアレクセイがしているのだと思い込めば、快楽は一層増した。美咲はさらに強い快楽を求めるように、ねだるように、内もも同士を擦り付け合わせた。頭の中で、アレクセイが美咲に囁く。

『どうして欲しい? ミサキ』

 彼なら、意地悪な笑みを浮かべながらそう聞くだろう。甘い快感に翻弄され、焦れている美咲を見ながら……熱っぽい吐息を吐く。

「さわっ、て……」

 美咲はその言葉に抗うことも出来ず、甘えた声を出しながらねだった。アレクセイの手が美咲の太ももを撫でることを想像しながら、自身の脚を撫で……下着のクロッチに触れる。

『もうこんなに濡れてますよ、ミサキ』

 ミハイルの囁きも聞こえる。とろとろに湿った美咲の秘部に触れ、喜びの声を上げる彼が。クロッチの脇からするりと指を滑り込ませると、じゅん……とソコがすっかり潤っているのが指に伝わった。

「ん、あぁ……だめぇ……」

 美咲は指で、秘裂を何度もなぞる。襞が熱を持ち、乞うように蠢く。少し触れただけで、愛液はさらにとろりと溢れ出す。美咲はそっと、潤い、口が開いた秘部に指を差し込んだ。

「ん、んんぅ……!」

 蜜口はさらに深い快楽を求めるように蠢き、美咲の指を奥へ誘う。ぬるりと濡れた肉の感触が艶めかしく美咲の拙い愛撫を欲していた。

「ふあ、あ……あぁ……」

 美咲は誘われるように、深く指を沈みこませる。秘肉は強くそれを締め付け、少し肉壁をなぞるたびに、快楽に打ち震えた。稚拙なソレにやきもきし始めた美咲は、一旦指を引き抜き、ショーツを脱ぎ捨てた。クロッチに愛液の染みがついたショーツは、ベッドの下に落ちていく。美咲は先ほどよりも大きく、脚を開く。秘肉もそれに応じるように、とろとろの淫液を漏らしながら口を開いた。

『いい子だ』

『貴女のいやらしいところが、良く見えますよ』

 きっと、ミハイルもアレクセイもこの美咲の痴態を見て喜んでくれるに違いない。美咲は、どこにもいない二人に見せるように、自身の秘肉を指で広げる。くちゅり、と蠢く蜜口を見せつけるように。

「ん、んんぅ……っ」

『どうして欲しいんだ?』

『言わないと、ずっとこのままですよ?』

 美咲は唇を噛む。そして、喉を震わせながら甘く囁いた。

「指で、ナカ、シテください……」

 その声は、いつも以上に甘い。美咲の指は、ゆっくりと秘肉に埋まっていく。その指は先ほどとは異なり、中指と薬指の二本をするりと飲み込んだ。そして、ナカでバラバラに動かしていく。

 まるで……アレクセイとミハイル、二人に指を挿入されているみたいに。

「ん、あ、やぁあ……だめ、や、やだぁ」

 美咲は快楽に惑わされながら、身をよじる。ナカに潜む指には淫液が絡みつき、指の滑りを良くさせていく。少し動かすだけで、くちゅくちゅと淫らな音が部屋にひびく。指を動かせば動かすほど、美咲の体に快楽がより一層募る。しかし、達するにはまだ足りないくらいだった。もっと……もっと強い刺激が欲しい。

 美咲は、恐る恐る……自身の花芯に手を伸ばす。二人の男に弄ばれたソコは、ぷっくりと大きく、快楽を求めるように腫れている。美咲は空いている指に蜜を纏わせ、その淫核をそっと撫でた。

「ふあぁあ……っ!」

 体を貫いていく鋭い快感に、美咲は背中を反らした。そして、ふっと力が抜けていく……こんなに簡単に絶頂を迎えてしまう体になっていた。いつの間にか……ミハイルとアレクセイ、二人の男に抱かれている内に。

 それだけでは物足りなかった美咲は、ナカのザラザラとした快感のスポットを擦りながら花芯をコリコリとこねまわす。少し触れるたびに、体が大きく波打つ。そして、指が引っ掻くように淫核を擦った時。

「あ、あぁああ……っ!」

 目の前で、火花が飛び散っていく。体は震え、肉壁はぎゅっと収縮し、美咲の指をきつく締めて付ける。

「あ、あぁ……はあ……」

 絶頂を迎えた美咲の目からは、一筋の生理的な涙がこぼれた。目を開けると、いつもの無機質な天井が映り込む。美咲はその現実から逃れるように、ベッドの上で寝返りを打とうとした。

「え……?」

 しかし、転がり落ちていく先は……本だらけの床ではなく、厚くて薄暗い雲の中だった。
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