【R-18】金曜日は、 貴女を私の淫らな ペットにします

indi子/金色魚々子

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心に触れて ⑥


「あの、かちょう……?」

「良かった」


 その優しくて甘い響きを持つ小さなつぶやきは、私の耳にダイレクトに届いて脳を揺さぶった。心底恥ずかしくなって、思わず私は頬を赤く染めていく。それに気づいていない課長は、軽いリップ音を立てながらこめかみにキスを落とした。
 ほうっと息を吐いて周囲を見渡すと、戸田さんの姿が消えていた。私は課長の胸をそっと押し返して、「ありがとうございます」とぎこちなく告げる。


「すみません、ご迷惑をおかけしました」

「本当ですよ」


 吐き捨てるような冷たい言葉に、ぐっと喉を詰まらせる。課長は私の腰に腕を回したまま、もう一度ゆっくりと抱き寄せた。副島課長の温かい体温が、私にじんわりと伝わる。


「はるが、男と姿を消した時、私がどれだけ心配したか」

「……」


 吐き捨てるような言い草なのに、その奥に見え隠れする優しさが今の私にはうれしく感じられた。お酒に酔っているせいかもしれない。それでも、気のせいだとしても……私は課長の肩におでこを擦りつけて甘えていた。課長が、私を助けてくれたという事実は間違いなく真実だからだったからだ。


「わかってますか?」

「はい……」

「本当に?」


課長が、私の首を撫でる。くすぐったさに身をよじると、課長は私の顎を掴み、上を向かせた。課長の真っ黒な瞳の中で、私の赤く火照った表情が映る。


「頼むから、もう二度と、私以外の男に隙を見せるな」


 その課長の瞳が、真っすぐ射抜く。それに心臓を掴まれた私は、ぎこちなく、ゆっくりと頷いていた。私の様子を見ていた副島課長は、すっと頬を撫で優しく微笑んだ。些細な仕草や表情なのに、私の心は勝手に弾んでいた。


「その顔、誘ってます?」

「そういうつもりは……」


 口では否定したけれど、課長の熱に当てられた私の体は、ここがベッドの上だとすっかり勘違いをしていた。いくら周りを見渡しても、木々に囲まれた公園なのに。


「……はる」


副島課長が耳元で、ねっとりと私の名前を囁く。そのまま、さっき私の口の中をくまなく弄んだ舌で、じゅっと舐めていく。私が腰をくねらせると、課長は耳元で吐息を漏らすように笑った。そして、課長はしゃがんで地面に放ったカバンを開けた。課長はカバンの中から、見覚えのある赤い首輪を取り出した。それを見て、ふっと我に返る。


「あ、あの、ここ公園ですけど!?」

「はる……悪い子には、お仕置きが必要だろ?」


 副島課長は口角をあげ、いやらしく笑う。そして副島課長は、首輪の金具にカチャンと音を立てながら『何か』をつないだ……課長の手には、首輪のように赤い……リードと呼ばれるものがあった。


「ここだと人目につく、おいで」

「あの、課長……!」

「課長じゃない、『ご主人様』だと何回言ったら分かるんですか?」

 課長はリードを強く引きながら、公園の奥に足を進めていく。リードとつながったままの私も、否応なしについて行く他なかった。首元で金具同士が擦れる音が聞こえるたびに、私の羞恥心は煽られていく。……こんな姿、誰かの目に留まったら…・…そんなことを考えていると、また胸がきゅっと高鳴っていく。――ご主人様の『ペット』としての姿は、他人の目から見たらどれだけ淫靡に映るのだろう?
 ご主人様は、公衆トイレの裏で足を止めた。背後は木が生い茂っていて、誰かに見られる心配もない。ほっと長く息を吐くと、ご主人様がまた笑った。


「誰かに見られながら、抱かれたかった?」

「ち、違います!そういう訳じゃ……」


 熱くなってきた頬に、ご主人様は軽く口づけを落とす。そして、耳元でそっと囁いた。


「服、脱いで」

「え……?」

「あの男に何もされていないか、確認させて欲しい」


 ご主人様の余裕ぶった声音の中に、嫉妬や不安が混じっていることに気づいた。私は言葉を詰まらせたまま、抗議の声をぐっと飲みこんでいた。
 カットソーを脱ぎ、地面に落とす。スカートのホックを外し、ジッパーを下ろすと……そのままストンと、同じように落ちていった。下着とストッキングだけになった私の姿を、少し離れたところに立つご主人様は食い入るように見つめていた。


「……下着も、ですよね?」

「もちろん」


 私は背中に腕を回し、ブラのホックを外す。下着からこぼれた白い胸を隠しながら、私はストッキングに手をかけ……。


「後ろを向いて」

「……え?」

「お尻をこちらに向けて」


 ご主人様の強い語気に逆らうことはできず、私は背を向ける。ご主人様が近づいてきて、すっとお尻を撫でた。


「……ひゃっ!」


 ご主人様は、両の手でお尻を掴み、捏ねるように揉んだ。手のひらの熱が、布越しに伝わってくる。私が小さな吐息を漏らすと、ご主人様がクスリと笑ったのが分かった。そのまま、ご主人様の手は私の柔らかな内股をなぞり、指で秘部を擦る。


「んん……!」

「少し、濡れているね?」


 指摘されると、さらに羞恥心が煽られていく。


「どうして?」

「それは……」

「ん?」

「さっき、キス、したからです……」


 先ほどの粘膜同士の触れ合いは、確かに熱情に火をともした。しかし、それはご主人様も同じだったはずだ。私は恨みがましく後ろを振り返ると、ご主人様は軽いリップ音を立てる小さなキスをした。恥ずかしくなってうつむくと、ご主人様は後ろから胸元に手を伸ばし……ふわっと乳房を包み込んだ。ご主人様の指が胸の柔肉に食い込み、根元から絞るように揉まれていく。すでに固くなった乳首に触れられず、乳輪を指先にくすぐるだけだった。それに焦れた私は、お尻をさらに突き出して、ご主人様のスラックス越しに感じる盛り上がった熱に、割れ目でこすりつける。
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