もんむすッ!めたもるふぉ~ぜ☆~世界に♂はボク一人!?~

しゃむしぇる

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第三章 終焉を呼ぶ七大天使

第236話 極上のサービス

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 湯あみ姿で行くりとルアのもとへと近づく女将の寧々。彼女はルアの横で膝をついて座ると言った。

「さぁ、お客様お背中をお流しさせていただきますのでどうぞこちらへ……。」

「あ、あのっ……さ、サービスっていうのはわかったんですけど、お母さんたちには?」

「あちらのお客様方にはこの旅館で働いている女中がご奉仕させていただいておりますのでご安心を。」

 そしてルアは寧々に連れられるがまま、ゴムのような材質でできたマットのような物の上に寝っ転がされると、寧々はルアの隣でわしゃわしゃと泡を立て始めた。両手いっぱいに泡立てたふわふわの泡を彼女は掬い取ると、にこりと笑いながら寝そべるルアに笑いかけた。

「それではふわふわの泡で体を綺麗にしていきますね~。」

「はぅっ……。」

 寧々はまるで雲のようにふわふわな触り心地の泡を背中にまんべんなく塗っていく。その心地よさにルアの口から思わず息がこぼれた。

 その様子を見て寧々はクスリと笑う。

「いかがですか?ふわふわの泡で体を包まれるのは心地よいですか?」

「は、はい。」

「ふふふ、それは良かったです。」

 ルアの腰に巻いたタオル以外の部分を全て寧々は泡で覆うと、彼女はおもむろに指をくいっと持ち上げた。するとルアの体がふわりと宙に浮かぶ。

「わぁっ!?」

「驚かないでください。ちょっと魔法で体の上下を入れ替えるだけです。動くと危ないのでじっとしててくださいね~。」

 そうしてルアは寧々の魔法であおむけに寝ころがされると、寧々はルアの胸板やお腹の方にもふわふわの泡を塗りたくっていく。
 敏感な部分に寧々の細い指が触れるたびにルアの体がピクリと震える。そんな反応を楽しみながら、寧々は今度はルアの顔の方にも手を伸ばした。

「今度はお顔の方失礼しますね~。」

 ふんわりと両の頬を包み込むふわふわの泡。そしてルアの顔全体に泡を塗ると彼女は手に付いた泡を洗い流して人差し指を立てる。すると寧々の爪がカマのような刃物のような形に変形していく。

「それではお客様、産毛を剃らせていただきますね~。動くと危ないのでじっとしていてくださいね?」

「わ、わかりました。」

「ふふふ、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。間違っても皮膚を切ったりはしませんから。」

 少し緊張気味のルアにそう語りかけると、寧々は刃物のように変形させた指先でルアの顔の輪郭を優しくなぞっていく。それとともに泡とルアの顔に生えていた細かい産毛が一緒にショリショリと剃られていく。

「いかがですか?意外と心地いい物でしょう?こうしてゆっくりと産毛を剃られるというのは。結構評判なんですよ?」

 そう語りかけながら、寧々はゆっくりとルアの顔の産毛を剃っていく。その感触に少しずつ緊張で固まっていたルアの表情が和らいでいった。

「ふふふ、産毛が無くなって可愛いお顔が少しずつ見えてきましたよ。もう少しで終わりますからね。」

 そしてルアの顔に生えていた細かい産毛を剃り終えると、寧々は泡のついた指先をお湯で洗った。

「はい、お顔の産毛は剃り終わりましたよ。」

「あ、ありがとうございます。」

 そうしてルアが立ち上がろうとすると寧々が引き留めた。

「あっ!!まだ終わっていませんからまだ動かないでください?」

「え?まだどこか剃るんですか?」

「はい。今度は~……。」

 寧々はゆっくりとルアの耳元に口を近づけるとそっと囁いた。

「この小さくて可愛らしいお耳の産毛を剃りましょう。」

 すると寧々は再び泡をつけた指をルアの耳の中ににゅるりと忍び込ませた。

「ふぁっ!?」

「ふふふ、気持ちいですか~?お耳の中でわしゃわしゃ、パチパチって泡が弾けますよね。このまま滑りを良くするために抜き差ししますね~。」

「ぅぁっ!!あぁ……うっ!!」

 ズポズポとルアの耳の中に寧々の指が出入りする。すでにトリトニーなどに開発されつくされたルアの耳はその刺激にあっさりと快楽を感じ始めていた。それに寧々はクスリと笑う。

「おやおや?とってもお耳が敏感なんですね~。ホントはもういい頃合いなんですけど、そんなに気持ちよさそうな顔をされたら……もうちょっと続けましょうか。」

 そうして寧々の極楽(?)なサービスはルアがトロトロになるまで続いたのだった。
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