我らが行くはガチャポンな戦場

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世界はとっても混沌中

学校は意外と好き

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 この世界が私の前世と同じ世界の未来であるのか分からないが、ほとんど同じような世界観を持っているのであれば、転生という二度目の人生を意外と上手に乗り切る事が出来るものだ。


 ……そんな風に思っていた時がありました。

 いや、前回は単なる普通の子だったから、私には漫画やアニメの事を語り合える親友や類友はそれなりに作れた。
 しかし、今の私は美少女で、町の有名な戦うお兄さんの妹設定だ。
 そして、世界は悪の組織に肩入れする人々の数も多く、子供達を公立に通わせながら政府打倒を唱える親も多いのだ。

 つまり、政府側のヒーローと一緒にいる私は、目立つ政府広報ともいえる。

 だが、やることはいじめってどういうことだ?

 雷光おにいさんに連れられて転校して来てから、私は男女を問わず完全にスポイルされており、教科書と机への落書きはいつもの事だ。
 泣けばいいの?
 泣いたら許してくれるの?

 さて、今日の私の机には、いんらんおんな、と新たな単語がマジックで書き殴られていた。

「あれ?淫乱?雷光と一緒だったんだし、世界の敵、ではないの?でもさ、淫乱ぐらい漢字で書けよ。」

 落書きに対しての一言は、寂しい私の日課にもなっている。
 教師は、そここそいけない!と、なぜか虐められている私に指導して来るが。

「あなた!葉桜さんを世界の敵って酷い事言うわね!何よ!偉いさんの娘だからって葉桜さんに朝から晩まで警護なんて独り占めしちゃって!」

「そうよ!いい気になって!そんな暑苦しい顔のくせに!」

 私を囲んで罵倒してきたのは、クラスでも人気者の 十市美理亜といちみりあのグループ五名だ。
 そして、十市のグループでも、陰険な十市が攻撃手としている訳が無い。
 彼女は煽り動かして、それで出来たパワーバランスで美味しい方につくのである。
 ここでクラスがこの五人につくのならば安心して私を攻撃してくるだろうし、同調が無ければ友人が自分の気持ちを代弁しようとしただけと涙物の友情話にまとめるだろう。

 まあ、どちらにしても私は責められる。

 前者だったらクラス全員に直接的に罵声を喰らい、後者であれば十市のグループをそこまで追い詰めた酷い人間とクラス全員からの冷たい視線だ。

 どちらがいいかなと想像していた私は意外と楽しい気持ちであると気が付き、これは、初めて無視でなく罵倒を受けたからだと思い当たった。
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