やるかやられるか三日以内に決めてくれ

蔵前

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隠れ家を探す二日目の午後

焼かれる前のローストチキン

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 風呂場で起きたことは言いたくない。
 嫌な事、でもなく、初めての世界に翻弄されたと言っておこう。

 ええ!そこまでしないと男同士は駄目なものなの!
 そこまで頑張ってまでしたいものなの!

 経験した俺としては、そんな感じだ。

 つまり、俺はオーブンで焼かれるローストチキンみたいに、穴という穴に指を突っ込まれて洗われるという前段階が済んで、次は詰め物をされるという状態なのだ。
 チキンではない俺は、キッチンカウンターの天板に乗っているわけではなく、ラブホのいやらしいぐらいに大きなベッドに乗せ上げられているがな。

「空、集中して。」

「何を!お前の指に集中なんか出来ないよ!て、あふ。」

「俺の指に合わせて力を抜いて。まだ一本もしっかり入っていない。」

 俺に嫌われたくないと言っていたはずの男は、風呂場で己のその理性や思いやりなども一緒に流してしまったようだ。
 俺の乳首など俺が感じる所を執拗に責め立てながら、彼のデカブツが目指す最終目標である俺の大事な穴を拡張することに没頭してくれているのである。

「って、きゃあ!そこは嫌だ!」

「ここが感じるんだ。では、ここに集中して。もっと欲しくなるようにするから。」

「悪魔!」

「さあ、力を抜いて。」

「ああ!」

 九曜の指が再び俺が叫んだ場所を正確に探り出した。
 ビリっとした刺激で俺の腰は持ち上がり、だが、その性感で俺の身体に入っていた指の違和感が薄れた。
 俺はほうっと一息ついた。

「って、ああ!」

「二本目。もうすこし頑張ろう、空。」

「って、頑張れない!お前が頑張り過ぎ!や、ちょっと、それは!」

 九曜の唇は俺の猛っているモノを含み始め、俺は初めての人の舌に舐められるという感覚で再び腰が動いた。
 前と後ろを責められている。
 俺は九曜の頭をそこから外そうとするためなのか、もっと自分に刺激を与えて欲しいと押し付けているのか、わからないままに彼の頭を掴んでいた。
 指先は温かい彼の体温を感じ、彼の髪の毛は俺の指に巻き付く。

「ああ、愛している。」

 自然に声が出た。
 九曜の動きがピタリと止まり、俺の下半身がしばし解放されたようだ。
 動きを止めた九曜はこれ以上ないぐらいに俺に愛情のこもった瞳を向けており、俺は九曜のその視線を受けながら九曜の唇を受けたかった。

「キスをして、九曜。それで、もう、もう、俺をお前のものにしてくれよ。」

「君に痛い思いをさせたくない。」

「でも俺はそんな目をした今のお前に貫かれたい。」

 九曜は上半身を持ち上げ、俺の身体を抱き直し、俺の腰をとろけさせる眼つきと顔付を保ったまま俺に口づけて来た。
 俺の思い通りだと九曜の首に俺は両腕をまわした。
 俺が彼の舌で完全に口の中を封じられたその時、俺は体の中に丸太を押し込められた感覚を受けた。
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