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群青の時~ロックな人々すべてに捧ぐ!!
# フィーネ
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高梨遊行は、「菊地秀春」と印字されたネームプレートをちらりと眼の端に入れた。ここ数年間だけでも、秀丸の病棟や病室は複数回の移動をくり返している。それが習慣化していて、入室の際には、なんとなく入り口で彼の名前を確認する癖がついてしまった。
広い病室には十床ほどのベッドがあり、そのうちの半分は引きまわしのカーテンで、ぴったりと鎖ざされていた。むろん、室内に薬品臭などまったくなかったし、どこもかしこも埃ひとつなく清潔そのものだった。ただ、それがどこか寒ざむしく殺風景なものに見えるのは、おそらく機能性を重視するあまり、すべてを簡素化しすぎているせいだろうか。
高梨はためらうことなく、もっとも奥まった窓ぎわの病床に足を運んだ。半開きになったカーテンの隙間からなかを覗くと、窓枠に並べられたサボテンの鉢植えやラベンダーの挿してある花いけ、葉肉の厚い観葉植物などに囲まれて、すらりとした長身の菊地秀子が立っていた。
西陽を背にした彼女は、以前ここで会ったときよりも、ずいぶんと老けた印象がある。歳のわりに美しいその顔貌も、息子の看病疲れですっかり衰えてしまっている。
「おばさん、こんにちは……お久しぶりです」
と高梨遊行はやや遠慮がちに声をかけた。
「あら、高梨さん。また、いらしてくれたの。まったく、義理がたいお方ね」
秀丸の母親は何がおかしいのか、貴婦人のように口に手をあてて笑った。
「ご無沙汰してしまって、ほんとに申しわけありません。それで秀春くんの具合は、いかがでしょうか?」
「特になんの変化も、ございませんよ」
そう淋しそうに言って、菊地秀子は窓ぎわからベッド脇の椅子に身を移した。
「いま、起こしてみましょうか?……こんな植物みたいな状態になっても、ヒゲだって爪だってちゃんと伸びるんですよ、不思議なものね。だから、私にはこの子が何でも分かっているように思えてなりませんの。ただ、それを誰にも伝えられないだけで……」
高梨は菊地秀子の背後にまわって、そこからベッドに寝ている秀丸の顔を見下ろした。仰々しい呼吸器こそ装着されていなかったものの、機械的に生命を維持するためか、体じゅうが点滴はじめ鎖みたいなチューブやコードでつながれていた。
それでも彼は温和に口もとをゆるめて、どこか幸せそうな表情を浮かべている。
高梨遊行は、窓越しに陽の傾きかげんを確かめた。そこには何年か前に翼が見舞いに訪れた際に贈ったバラの花束を、そのまま律儀にドライフラワーにして飾ってあった。
彼はスーツの内ポケットから白い封筒をそっと抜いて、
「あの、すいませんが、何も持たずに手ぶらできてしまったものですから、これはお見舞いがわりに……」
とことさら辞を低くして言った。
「あら、嫌ね。毎回、くるたびに困りますよ。どうか勘弁して下さい」
「いや、もとをただせば、秀春くんがこうなったのも、私とまったく無関係ではありません。こちらにも大いに責任がありますから……」
「高梨さん、それは料簡ちがいと言うものでしょう。秀春がこうなったのは自分自身の責任だし、それに秀春はみなさんと好きでバンドをやっていて、結果的にこうなったんですから、あなたに責任なんて、これっぽっちもないんですよ」
「そう言っていただけるとありがたいですが、それでは私の気がすみませんから……」
そんな堂々めぐりの押し問答のようなことをつづけているとき、水場で花を交換してきたらしい妹の夏菜が病室に戻ってきた。
「あれ、遊行ちゃん?!____ごめんさい、高梨さん、お久しぶりですね」
「夏菜ちゃん、あの夏菜ちゃんかえ?……ほんど久しぶりだなぇ。すがも、すっがり別嬪さんさ、なっでぇ」
高梨は大げさに驚くふりをして、その隙にベッド近くの棚のなかに素早く白い封筒を隠した。
「何をおっしゃるの。こう見えても、あたしはもう立派なアラサーよ。お兄ちゃんのおかげで、いまだに独身ですけどね」
夏菜は二十代後半にしては娘々していて、かつてのおきゃんな感じもほとんど変わっていなかった。それに秀丸と同じく、深い切れ長の眼が印象的で、とてもきれいな顔立ちをしている。この兄妹が揃いもそろって美形なのは、やはり母親の遺伝なのだろう。
「夏菜ちゃん、およしなさい。そんなこと聞いたら、お兄ちゃんが悲しむでしょう?!」
「お兄ちゃんが分ってるのか分かってないのか、あたしには全然、わからないわ」
「そうか、あれからずいぶん時が経ったんだなぇ……ある意味、泣げぇる」
と高梨は感慨深げな声をもらして、
「たしか夏菜ちゃんが中学生ぐらいのとき、ステージにいた秀丸にブーケの花束さ、投げつけただろ。あん時はさすがの秀丸さんも面食らってさ、ひどく当惑してだなぁ。夏菜ちゃん、憶えてるかえ?」
「嫌だ、あたし。そんなことしたかしら?……でも、あたしの小さいころの夢は、お兄ちゃんのお嫁さんになることだったから……変でしょ、父親を早くに失くしたせいかも」
と秀丸の妹は独りごとのように呟いて、切れ長の黒い瞳を遠方へ向けた。
「ところで高梨さん、昔のバンド仲間は、いまお元気なの?」
秀丸の母親が話題を変えるためか、唐突にそう訊ねてきた。
「みんな、元気は元気です。ただし、いまごろになってそれぞれ夢の始末書を書かされてるっていうか、過去の精算をさせられてるっていうか、とにかくそんな感じですよ」
そこで高梨はいったん唾を呑み込んで、
「そうそう、ド根性おばさんの翼ちゃんだけはやけに元気で、なんでも近く介護福祉士になるって大騒ぎですよ。若い時ぶん、いつもギターをかついでたから、年寄りの一人や二人持ちあげるの余裕なんですって……ほんとに彼女を見てると、人は挫折する勇気と、そこから再起する気力を持たなければならないと、変に考えさせられます。夢破れたあと、そこからどうやって立ち直ればいいのか? そんなこと、誰も教えちゃくれませんからね」
あの事故以来、翼は首と肩にひどいダメージを受けて、それがもとでギターが弾けなくなってしまった。結局、音楽の道はあきらめて地元に帰って結婚し、いまでは堂々たる二児の母である。
同様に高梨もジャンボも音楽業界を去り、無難に職場結婚をすると共に、いまでは二人とも一児の父親になった。対して、マイク河合だけが独り身のまま、業界ゴロのようなスタジオミュージシャンをつづけながら、辛くも生計を立てている。
音楽で人生を変えられると本気で信じられた時代は、とうの昔に過ぎ去ったのだ。
「あの日から、お兄ちゃん一人だけが、ずっと同じ夢を見つづけているみたいですね。純情なのか、馬鹿なのか?……それはそうと、恋人が亡くなって、おとなしく実家に帰ってくるのかと思った矢先に、これでしょう。家族は、ほんと大迷惑ですよ。そうよね、お母さん?」
「そうかしら、私はこの子がどんな姿になっても、生きてさえいてくれれば、うれしいわ。だって生まれたときから秀春は、まるで天使みたいな子供だったもの……いまでも、天使に変わりはありませんけれど」
「お兄ちゃんは、天使かも知れない。かも知れないけど、羽を失くした飛べない堕天使よ」
「また、そんなひどいこと言う。いい加減になさい」
と菊地秀子は低い声で娘のことをたしなめて、
「ほら、お兄ちゃんが涙を流しているじゃないの? 夏菜ちゃん、拭いてあげてちょうだい」
高梨がその言葉につられてふと眼をやると、たしかにベッドのうえで仰向けに眠っている秀丸の頬に、ひとすじの涙がこぼれていた。
あまりの突然のことにうろたえてしまい、
「秀春くんの意識が戻ったんでしょうか?____彼は長い夢から醒めたんでしょうか?」
と高梨はつい強い詰問調になった。
「まさか……時どきね、こういうことがあるんですよ。きっと眼にゴミが入ったり、瞬きができなかったりすると、反射的に涙が流れるようなんです」
「もしや秀丸が……いや、失礼しました。私は、これで帰えらせていただきます。いずれ、また近いうちに参りますから」
そう早口に弁解するなり、高梨はせかせかと病床を離れた。そして、病室を去りかけたとき、なんとはなしに後ろが気になって振りかえると、窓ガラスから射した落ち陽に照らされている母親と息子の姿が、不意に視界に飛び込んできた。
それはちょうど慈愛に満ちた母性が、今まさに天に召されようとしている我が子を優しく腕に抱きかかえている、あの神聖なるピエタそのもののようだった。
と同時に高梨遊行は、まざまざとこう思い知らされた____かつて追い求めたさまざまな夢や希望はことごとく無に帰し、いまでは二度とこの手に戻らないのだ、と。あの輝いていた、ほんの小さな夢のかけらでさえも……。
しかし、たとえそうであるとしても、もしも叶うものなら、すべての人に祈りをこめて、リバイブ(REVIVE)!!
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高梨はためらうことなく、もっとも奥まった窓ぎわの病床に足を運んだ。半開きになったカーテンの隙間からなかを覗くと、窓枠に並べられたサボテンの鉢植えやラベンダーの挿してある花いけ、葉肉の厚い観葉植物などに囲まれて、すらりとした長身の菊地秀子が立っていた。
西陽を背にした彼女は、以前ここで会ったときよりも、ずいぶんと老けた印象がある。歳のわりに美しいその顔貌も、息子の看病疲れですっかり衰えてしまっている。
「おばさん、こんにちは……お久しぶりです」
と高梨遊行はやや遠慮がちに声をかけた。
「あら、高梨さん。また、いらしてくれたの。まったく、義理がたいお方ね」
秀丸の母親は何がおかしいのか、貴婦人のように口に手をあてて笑った。
「ご無沙汰してしまって、ほんとに申しわけありません。それで秀春くんの具合は、いかがでしょうか?」
「特になんの変化も、ございませんよ」
そう淋しそうに言って、菊地秀子は窓ぎわからベッド脇の椅子に身を移した。
「いま、起こしてみましょうか?……こんな植物みたいな状態になっても、ヒゲだって爪だってちゃんと伸びるんですよ、不思議なものね。だから、私にはこの子が何でも分かっているように思えてなりませんの。ただ、それを誰にも伝えられないだけで……」
高梨は菊地秀子の背後にまわって、そこからベッドに寝ている秀丸の顔を見下ろした。仰々しい呼吸器こそ装着されていなかったものの、機械的に生命を維持するためか、体じゅうが点滴はじめ鎖みたいなチューブやコードでつながれていた。
それでも彼は温和に口もとをゆるめて、どこか幸せそうな表情を浮かべている。
高梨遊行は、窓越しに陽の傾きかげんを確かめた。そこには何年か前に翼が見舞いに訪れた際に贈ったバラの花束を、そのまま律儀にドライフラワーにして飾ってあった。
彼はスーツの内ポケットから白い封筒をそっと抜いて、
「あの、すいませんが、何も持たずに手ぶらできてしまったものですから、これはお見舞いがわりに……」
とことさら辞を低くして言った。
「あら、嫌ね。毎回、くるたびに困りますよ。どうか勘弁して下さい」
「いや、もとをただせば、秀春くんがこうなったのも、私とまったく無関係ではありません。こちらにも大いに責任がありますから……」
「高梨さん、それは料簡ちがいと言うものでしょう。秀春がこうなったのは自分自身の責任だし、それに秀春はみなさんと好きでバンドをやっていて、結果的にこうなったんですから、あなたに責任なんて、これっぽっちもないんですよ」
「そう言っていただけるとありがたいですが、それでは私の気がすみませんから……」
そんな堂々めぐりの押し問答のようなことをつづけているとき、水場で花を交換してきたらしい妹の夏菜が病室に戻ってきた。
「あれ、遊行ちゃん?!____ごめんさい、高梨さん、お久しぶりですね」
「夏菜ちゃん、あの夏菜ちゃんかえ?……ほんど久しぶりだなぇ。すがも、すっがり別嬪さんさ、なっでぇ」
高梨は大げさに驚くふりをして、その隙にベッド近くの棚のなかに素早く白い封筒を隠した。
「何をおっしゃるの。こう見えても、あたしはもう立派なアラサーよ。お兄ちゃんのおかげで、いまだに独身ですけどね」
夏菜は二十代後半にしては娘々していて、かつてのおきゃんな感じもほとんど変わっていなかった。それに秀丸と同じく、深い切れ長の眼が印象的で、とてもきれいな顔立ちをしている。この兄妹が揃いもそろって美形なのは、やはり母親の遺伝なのだろう。
「夏菜ちゃん、およしなさい。そんなこと聞いたら、お兄ちゃんが悲しむでしょう?!」
「お兄ちゃんが分ってるのか分かってないのか、あたしには全然、わからないわ」
「そうか、あれからずいぶん時が経ったんだなぇ……ある意味、泣げぇる」
と高梨は感慨深げな声をもらして、
「たしか夏菜ちゃんが中学生ぐらいのとき、ステージにいた秀丸にブーケの花束さ、投げつけただろ。あん時はさすがの秀丸さんも面食らってさ、ひどく当惑してだなぁ。夏菜ちゃん、憶えてるかえ?」
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と同時に高梨遊行は、まざまざとこう思い知らされた____かつて追い求めたさまざまな夢や希望はことごとく無に帰し、いまでは二度とこの手に戻らないのだ、と。あの輝いていた、ほんの小さな夢のかけらでさえも……。
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