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しおりを挟む「ロラン……」
身体の奥に渦巻く行き場のない熱をどうしようもできなくて、苦しい。
もう幾度か達したはずなのに、また、達したくなってしまう。でも、これは検査で。自分はこんなに淫らなんかじゃ……なんて、ぐるぐる思考が行ったり来たり、それも苦しくて。
浅く息を吐きながら、ティキはロランの名前を何度も呼んだ。
ティキをこんな風にしているのは彼のせいだけど。
ティキがすがることができるのもまた、彼だけなのだ。
「ん、大丈夫だよ。ティキちゃん、検査ももう終わり」
「ぁ……」
よかった。
これで解放される。そう思うのに。
「これで、思う存分イけるね? たくさん、たくさん気持ちよくなろうね」
――彼は全然、まったくもって、終わってくれる気なんかなかった。
「ティキちゃん、前と後ろ、一緒にいじられるの、すきみたい。よかった。このまま、全部気持ちよくなろ?」
なんて言いながら、彼はちょっと迷ってみせたのち、シャツを適当に脱いでしまう。
やせ形の、ひょろりとした身体。日焼けをしていない肌はとても綺麗だけれども、彼は少しだけ恥ずかしそうに頬を掻いて。――いろいろ覚悟したかのように、ベルトをカチャカチャと外す。
そうしてズボンも下着も脱ぎさると、日焼けしていない白い肌で、赤黒い逸物だけが凶悪に目に映った。
すっかりといきり立った彼の逸物は、長くそそり立っており、先走りなのかローションのついた手で触れたからか、てらてらと光っている。
「ティキちゃん」
後ろの穴にはまだ、うねうねと魔法生物の存在を感じている。
こんなの、ゼッタイ普通の“はじめて”じゃない。そう思うのに。
――それでも、真剣な眼差しで見つめられると、ティキの心が大きく鼓動する。
目があった。
ティキの涙できらきらと輝く銀と虹色の瞳に見つめられ、ロランは唾を飲み込んで。
「――ぼ、ぼぼぼ、ぼくの、はじめても。もらってくれる、ね?」
ここでようやく、なんだか久しぶりに彼がどもって、ティキの頬も少し緩んだ。
前髪の隙間から、彼が両目を見開いたのが見えた。でも、すぐにその表情はくしゃくしゃになり、唇を引き結ぶ。
ぎしっ、とベッドが軋み、彼がティキの両膝を抱え、あいだに割りいる。
彼は覚悟を決めたように、彼自身の鋒を、そっとティキの蜜壷にあてがった。
ぬぷり。
「っ」
「く、うっ……!」
ゆっくり、ゆっくりと彼の逸物が挿入ってくる。
瞬間、すぐにマズいと思った。だって、スライムなんかと全然ちがう。かたくて、芯を持った太いそれは、ティキの粘膜に触れるだけで壮絶な快感を呼び起こす。
「ぁ……ろら…ロラン……」
なにも考えられなくて、ティキはほろほろ涙をこぼしながら呟いていた。
「き、もち……い……」
「!」
瞬間、ティキの膝裏を掴んでいたはずのロランの手に強く力が入り、同時に、ずんっ! と重たい衝撃が走る。
なにかが突き破られる感覚と、彼のモノが奥の奥まで突きたてられたこと。そして――、
「っ! っ、っ、っ……!」
「く……っ!!」
ずっとずっと、達することを我慢していたティキの身体は跳ね、膣のなかに、あたたかいなにかが広がっていく。
どくっどくっ、挿入ったばかりの彼の逸物が激しく脈動し、その精を全部、ティキのなかへと吐き出していった。
その壮絶な快感で、ティキの身体もずっと震えている。ぎゅ、ぎゅ、と、まるで彼の精を全部搾り取るかのように、激しく膣が締まる。
「ぁ……あ……」
なかに。
ぜんぶ、なかに。
ティキのはじめては、彼に。――彼と。これから。ずっと。ずっと。
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