絶倫騎士さまが離してくれません!

浅岸 久

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番外編(後日談)

番外編2−5 *

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(ほんと、イイ声)

 鈴の鳴るような可愛い嫁の声に、オレの心はうずうずとする。
 彼女の期待に応えないといけない。
 たっぷりとよがらせて、オレしか見られないようにしてやろうと、オレは指先で花芽を前後に擦りはじめた。
 同時に、狭い膣に舌を差し入れてなめ回す。きゅ、きゅ、とぷっくりと熟れた花芽を擦ったり引っ張ったりするたびに、入り口まできゅっと締まるように震える。
 シェリルはオレの愛撫が気持ち良いらしくて、いっそうオレをその気にさせる。

 ぢゅ、ぢゅる、ぢゅ、ぢゅっ……。

 強く力を入れて吸うと、シェリルの可愛い声がたっぷりと漏れ始めた。
 腕を固定してやっているせいで、まともに逃げることもできないシェリルは、感覚もかなり敏感になっているようだった。

「あ……アン、あ……レオ……」
「ん。もっと声聞かせてくれ。ほら、ここ。好きだろ?」
「あ…ンンン、あ、そこ……っ」
「良くなろうな、シェリル?」

 と、ここで爪の先で花芽を擦ると、シェリルの身体が大きく仰け反った。
 可愛い入り口がひくひくと痙攣して、中に溢れていた甘い蜜がこぷりとこぼれ落ちる。
 まだ挿れていないのにびしょびしょになったソコを見るだけで、オレの我慢も限界に近づいていった。

(挿れてえな)

 だが、今日はこいつの仕置きも兼ねている。
 まだ与えてやるのは早いか。
 そう思いながらも、オレの下半身はすでにパンパンで、コイツの中に挿入ったらどんなに気持ち良いかと想像して、気が急いてしまうんだ。
 まったく。結局はオレの方が溺れちまってるんだよな……。


「レオルド……も、もう……」
「んー?」
「あの……」

 オレが頭を起こしてシェリルの方を覗き見ると、コイツは恥ずかしそうに目を泳がせた。頬も、耳まで真っ赤に火照っていて、目が潤んでいる。オレだけじゃなくて、シェリルもまた、我慢の限界なのだろう。

「なんだ?」

 もちろん、コイツの訴えたいことくらいわかっている。けれどもオレは、変わらず手でシェリルのアソコをいじっては、指先で愛撫を続けていた。

 ぷっくりとした芽をいじりながら、穴の方にも指を出し入れする。
 もう三本するりとのみ込まれちまっていて、バラバラに動かしながら奥のざらざらを刺激すると、びくびくとシェリルの身体が反応して、可愛い。

「んっ……レオルドの、いじわる」
「くく、なんのことだ?」
「わかって……んんっ……くせに……」
「さあな? 言ってくれないとわかんないぜ?」

 なんてとぼけながら、オレも余っている方の手で自分のブツをいじり始める。
 だって、シェリルの痴態を見ているだけなんてできるはずもないだろう?
 正直、こうやってちょっと扱いただけでアソコはビンビンになっていて、すぐにでも出ちまいそうだ。

(シェリルんナカ挿入る前に、一回ヌくかな……いや、だがなあ)

 余裕ぶってるけど正直、すぐにでも出せる。というか出したい。
 オレに苛められてアンアンよがるシェリルを見て、コイツにぶっかけたいなどと考えちまうのは悪いクセだ。

 ……オレは元がロクデナシだからなあ。そのうえ、オレは今日までずーっと独り寝に耐えてきたんだ。
 この堪え性のないオレがだぞ? シェリルのためならと、激マズなメシを食って、欲望をひとりで処理してきたんだ。
 うん、少しぐらいオレに付き合ってもらってもいいと思うのは仕方ないだろう?

「ほら、シェリル? ちゃんと、言ってみろ?」

 己の高まりを自覚しながら、それでもオレはシェリルに問いかける。
 シェリルの顔はもうとろっとろで、いつもならその可愛い手でオレに縋ってきやがる頃だな。
 だが、今日はその甘えるための手は使えない。言葉で言ってもらわないと、オレだってわからない。

「シェリル? ん?」

 くちゅくちゅくちゅ、と、シェリルのなかを掻き回す手に緩急をつける。
 ぎゅっと良いところを擦るたびにシェリルは嬌声をあげるが、高まり過ぎる前に少し引く。そうやると、シェリルの顔がますます切なそうになって、瞳がふるふると震えるんだ。

 その顔を見るだけで、背中がゾクゾクして我慢できなくなっちまう。
 ぼんやりとオレの方を眺めるシェリルに見えるようにして、オレはオレのデガブツを扱くと、物欲しそうな目を返して来やがるからたまらない。

「あ……レオルド…………」
「泣きそうな顔をしやがっても、ちゃんと言うまでやらねえぞ?」
「ほしい、ほしいよ……」
「何がだ? ん?」

 なんてわざとらしく問いかけてみる。
 ベッドサイドに腕を引っかけられているせいで少し上半身が持ち上がっているシェリルの身体に寄り添って、オレはオレのブツをシェリルの腹へ押しつけた。

 熱く、ギチギチに硬くなっちまっているそれの存在をシェリルも感じているんだろうな。
 コイツのナカに突っ込んでいた指が、ぎゅっと締められるのを感じながら、オレはもういちど声をかける。

「シェリル。ほんっと、とろっとした顔しやがって。……な? 何がほしいんだ?」

 言わなきゃこのままぶっかけちまうぞ。そう思いながらシェリルに腰を押しつけ、ゆるゆると彼女の肌に擦りあわせた。

(ああ……そのデカいおっぱいでいじってもらうのも良かったな……そんで、咥えこんでもらっても……まあ、時間はあるし、おいおいか)

 オレはこれから先、シェリルにどう甘やかしてもらうかを考えながらも、その動きは止めない。
 シェリルの頬は真っ赤に火照っていて、めちゃくちゃ可愛い。だからもういちど、その小さな唇にたっぷりキスをしてから、オレは問う。

「可愛いこの口で、教えてくれ? な?」
「レオルドの……」
「ん?」
「ちょう、だい……?」
「なにを?」
「なにをって――――」

 口を閉ざすシェリルの頬は、熟れたリンゴみたいに真っ赤だ。そのそばかすの散る頬に擦り寄ると、シェリルは何度か瞬いて、視線を逸らしてからぼそぼそと呟く。

「レオルドの…………アソコ」
「アソコ?」
「ううう、もう、許してよ……っ」
「くくくっ」

 育ちの良いコイツは、どう足掻いてもちんこだのちんちんだの俗な言葉は口にできないらしい。
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