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45 気散じる2人は、共に休む。
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「え!?え!?ゆん君バイトしばらくおやすみ?え?2週間!?」
バイト終わって夜、今日はタットさんの家にお泊まり。食事は、バイトでまかないが出たため別々に済ませている。
共に風呂を済ませ、ソファでダラダラ中だ。
「あ、本当だ。まるっと2週間おやすみマークが付いてる。大丈夫なの?こんなにお店閉めちゃって」
タットさんがスマホでイロトリの予約サイトを見ながら心配をしている。
「ユネさんがそうしたいって言ったので、大丈夫だと思います。イロトリのお客さまは、訓練されたお客さまなので」
「訓練された……お客さま……」
コクっと俺は真顔で頷いた。
「なので、イロトリの休みに合わせて俺も休みが続きます。土日とか、タットさんがお仕事お休みのとき、一緒に丸一日過ごしませんか?」
そうお伺いを立てると、タットさんは両手を顔に当てて「ぱぁぁぁ」と、目をキラキラに輝かせていた。
「俺も……やすむぅ……」
「は?」
「やすむぅ……」
タットさんはフラフラと仕事用のデスクの方へ行き、PCを立ち上げマウスとキーボードをカチャカチャし始めた。
「ちょうど、ゆん君のお休みが続く週に祝日があるでしょ?そこ、うちの会社の有休取得推奨週なんだよ。どうしようか迷っていたんだけど、ゆん君がバイトお休みなら俺も有休使っちゃう」
最後にカチっとマウスをクリックし、タットさんはPCの電源を落とした。
「勤怠の申請が決められた端末からしか出来なくてね……」
いそいそとソファに戻ってくると、隣に密着して座ってくれた。俺も遠慮なく体を擦り付けていると、顎をすくわれてキスが降りてきた。目を閉じてタットさんの唇の感触とか体温を楽しんでると、ヌルっと舌が俺の唇をなぞる。少し口を開くと、タットさんの舌が俺の口の中に侵入してきた。
「んふっ…………」
鼻で息をしながら、タットさんの舌に自分の舌を絡ませる。こう言うキスも、だいぶ慣れてきた様な気がする。どこを擽られたら気持ちが良いか、どうしたらタットさんが喜ぶか、なんて考えながらクチュっと舌に吸い付いたり、タットさんの頬を撫でてみたり。タットさんもキスをしながら、俺の耳を触ったり、首筋を撫でたりして来るので、ゾワゾワとしたモノが背中を上がり、中心も段々と反応してくる。
「ベッド行こうか?」
甘ったるい視線で聞いてくるタットさん。断れる筈が無い。キスには慣れたけど、こう言う事の誘い?とか、ベッドでする事をあからさまに彷彿させるようなやり取りは、未だに恥ずかしい。無言でうなずくと、頬に軽くチュっとキスをされた。
「大丈夫、恥ずかしくないよ」
いつも、何度も言ってくれるのだけど……
「……恥ずかしいです……」
やっぱり恥ずかしいんだよ、俺としては。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「もう少し、先に進んでみようか?」
ベッドの上、密着してタットさんにコスコスと中心を弄ばれている。俺もタットさんのモノを触って刺激を与えている。十分気持ちが良いのだが、先……
「後ろ……ですか?」
「いや?」
実の所、タットさんと俺の関係はお互いのモノを擦り合わせるまでの関係だ。あとは、タットさんが俺の足を閉じさせて足と足の間に入れて擬似セックスをする程度。挿入には至ってない。俺も子どもではないので、男同士の場合どうするのかは知ってる。そして、タットさんは俺に挿入したいと思ってる事も知ってる。俺も、タットさんとするなら……あー……恥ずかしいのだが、……抱かれたいと思っているので、役割としては問題ない……のだが……だが……
「優しくしてくれるなら……」
タットさんの顔は見れず、ギューって胸元に顔を埋めて返事をした。タットさんは、そのまま俺の頭を抱きしめて「もちろんだよ」と優しく答えてくれた。
♡.*・゚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈゚・*.♡
用意されたのは大判のタオルとコンドームとローション。
男同士なのにゴム?と思ったのだが「衛生面の問題かな?」と、タットさんが言ってた。まぁ、出す所に入れるわけだしな。
「はい、脱いで脱いでー」
色気も何も無いテンションで言われたので、俺も何となくスポポーンと着ていたものを勢い良く脱いでしまった。アレ?これ恥ずかしくないか?
タットさんは、俺の全身をくまなく見つめては、「相変わらずいい身体だねぇ……」と、俺の体にツツツツと指を這わせてきた。何気にこそばゆい。触られた所の筋肉がピクピクと収縮してしまう。
「イタズラしないでください」
ペシン、とタットさんの手を軽く払うと、軽く「ごめんね」と謝られて誤魔化すようにキスされた。
「どうしようかな?恥ずかしがり屋のゆん君だから、電気は暗くしておこうか?真っ暗は流石に見えないから、常夜灯でいい?」
ピッとリモコンの音がして、部屋が暗めのオレンジ色の光に包まれる。安心する暗さだ。
「後ろ、向けるかな?四つん這いになるの」
言われるがままに、タットさんにお尻を向けて四つん這いになると、ムキュっと尻たぶを掴まれた。
「ひっ!」
これからされる事を想像してしまって、思わず喉が鳴る。怖いワケではない。怖くはない。相手はタットさんなわけだし、この人が怖い事をする筈がない。
それでも、これから起こりうる未知の世界に不安は隠せない。
「ん……ごめんね、急だったね。あまりにも形の良いオシリだったから、掴んじゃった」
「大丈夫です。少しビックリしただけなので」
尻を挟んで会話ってシュールだなと、どうでもいい事を考えてると、今度はタットさんが優しく撫でてきた。尻……だけど安心する手つきだ。
「少し、ヌルッとするよ。嫌だったり、怖くなったら直ぐに言ってね。我慢したら絶対にダメだよ。……あと……少しでも気持ちいいって思えたら、教えて欲しいな……」
タットさんの指が、俺の穴に侵入してきた……
バイト終わって夜、今日はタットさんの家にお泊まり。食事は、バイトでまかないが出たため別々に済ませている。
共に風呂を済ませ、ソファでダラダラ中だ。
「あ、本当だ。まるっと2週間おやすみマークが付いてる。大丈夫なの?こんなにお店閉めちゃって」
タットさんがスマホでイロトリの予約サイトを見ながら心配をしている。
「ユネさんがそうしたいって言ったので、大丈夫だと思います。イロトリのお客さまは、訓練されたお客さまなので」
「訓練された……お客さま……」
コクっと俺は真顔で頷いた。
「なので、イロトリの休みに合わせて俺も休みが続きます。土日とか、タットさんがお仕事お休みのとき、一緒に丸一日過ごしませんか?」
そうお伺いを立てると、タットさんは両手を顔に当てて「ぱぁぁぁ」と、目をキラキラに輝かせていた。
「俺も……やすむぅ……」
「は?」
「やすむぅ……」
タットさんはフラフラと仕事用のデスクの方へ行き、PCを立ち上げマウスとキーボードをカチャカチャし始めた。
「ちょうど、ゆん君のお休みが続く週に祝日があるでしょ?そこ、うちの会社の有休取得推奨週なんだよ。どうしようか迷っていたんだけど、ゆん君がバイトお休みなら俺も有休使っちゃう」
最後にカチっとマウスをクリックし、タットさんはPCの電源を落とした。
「勤怠の申請が決められた端末からしか出来なくてね……」
いそいそとソファに戻ってくると、隣に密着して座ってくれた。俺も遠慮なく体を擦り付けていると、顎をすくわれてキスが降りてきた。目を閉じてタットさんの唇の感触とか体温を楽しんでると、ヌルっと舌が俺の唇をなぞる。少し口を開くと、タットさんの舌が俺の口の中に侵入してきた。
「んふっ…………」
鼻で息をしながら、タットさんの舌に自分の舌を絡ませる。こう言うキスも、だいぶ慣れてきた様な気がする。どこを擽られたら気持ちが良いか、どうしたらタットさんが喜ぶか、なんて考えながらクチュっと舌に吸い付いたり、タットさんの頬を撫でてみたり。タットさんもキスをしながら、俺の耳を触ったり、首筋を撫でたりして来るので、ゾワゾワとしたモノが背中を上がり、中心も段々と反応してくる。
「ベッド行こうか?」
甘ったるい視線で聞いてくるタットさん。断れる筈が無い。キスには慣れたけど、こう言う事の誘い?とか、ベッドでする事をあからさまに彷彿させるようなやり取りは、未だに恥ずかしい。無言でうなずくと、頬に軽くチュっとキスをされた。
「大丈夫、恥ずかしくないよ」
いつも、何度も言ってくれるのだけど……
「……恥ずかしいです……」
やっぱり恥ずかしいんだよ、俺としては。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「もう少し、先に進んでみようか?」
ベッドの上、密着してタットさんにコスコスと中心を弄ばれている。俺もタットさんのモノを触って刺激を与えている。十分気持ちが良いのだが、先……
「後ろ……ですか?」
「いや?」
実の所、タットさんと俺の関係はお互いのモノを擦り合わせるまでの関係だ。あとは、タットさんが俺の足を閉じさせて足と足の間に入れて擬似セックスをする程度。挿入には至ってない。俺も子どもではないので、男同士の場合どうするのかは知ってる。そして、タットさんは俺に挿入したいと思ってる事も知ってる。俺も、タットさんとするなら……あー……恥ずかしいのだが、……抱かれたいと思っているので、役割としては問題ない……のだが……だが……
「優しくしてくれるなら……」
タットさんの顔は見れず、ギューって胸元に顔を埋めて返事をした。タットさんは、そのまま俺の頭を抱きしめて「もちろんだよ」と優しく答えてくれた。
♡.*・゚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈゚・*.♡
用意されたのは大判のタオルとコンドームとローション。
男同士なのにゴム?と思ったのだが「衛生面の問題かな?」と、タットさんが言ってた。まぁ、出す所に入れるわけだしな。
「はい、脱いで脱いでー」
色気も何も無いテンションで言われたので、俺も何となくスポポーンと着ていたものを勢い良く脱いでしまった。アレ?これ恥ずかしくないか?
タットさんは、俺の全身をくまなく見つめては、「相変わらずいい身体だねぇ……」と、俺の体にツツツツと指を這わせてきた。何気にこそばゆい。触られた所の筋肉がピクピクと収縮してしまう。
「イタズラしないでください」
ペシン、とタットさんの手を軽く払うと、軽く「ごめんね」と謝られて誤魔化すようにキスされた。
「どうしようかな?恥ずかしがり屋のゆん君だから、電気は暗くしておこうか?真っ暗は流石に見えないから、常夜灯でいい?」
ピッとリモコンの音がして、部屋が暗めのオレンジ色の光に包まれる。安心する暗さだ。
「後ろ、向けるかな?四つん這いになるの」
言われるがままに、タットさんにお尻を向けて四つん這いになると、ムキュっと尻たぶを掴まれた。
「ひっ!」
これからされる事を想像してしまって、思わず喉が鳴る。怖いワケではない。怖くはない。相手はタットさんなわけだし、この人が怖い事をする筈がない。
それでも、これから起こりうる未知の世界に不安は隠せない。
「ん……ごめんね、急だったね。あまりにも形の良いオシリだったから、掴んじゃった」
「大丈夫です。少しビックリしただけなので」
尻を挟んで会話ってシュールだなと、どうでもいい事を考えてると、今度はタットさんが優しく撫でてきた。尻……だけど安心する手つきだ。
「少し、ヌルッとするよ。嫌だったり、怖くなったら直ぐに言ってね。我慢したら絶対にダメだよ。……あと……少しでも気持ちいいって思えたら、教えて欲しいな……」
タットさんの指が、俺の穴に侵入してきた……
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