地下アイドルを推してたワープアコミュ障陰キャな僕だけど気付いたら執着系ハイスペイケメンに僕が推されて(性的にも)磨かれました?

黒川

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第二章:本編

16- マチナカサガリ は、与えたがる

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キリはスキンシップを好む。
セックスの時も、全裸になると必ず一度は全身が密着する様に抱き締められる事を望む。
なので例に漏れず、肌が触れ合う様にキリを抱き込んだ。
表情を盗み見ればなんとも幸せそうな顔で笑っている。
手の平は俺の肌を確かめるように色々な箇所を撫でまくってて少々擽ったいのだが⋯⋯なんて不満を持ってるなんて向こうは思っちゃ居ないだろう。

「ふふ……」

と、笑みを零し触れるだけのキスを唇にしてきた。
ままごとみたいなキスだが、俺も嫌いじゃない。しばらくキスを堪能していれば、パカっとキリが口を小さく開け始めた。
ディープキスのお誘いだ。
俺から仕掛けても構わないのだが、やはり求められると気分が良い。
俺は求められるがままに、キリの口の中を好き勝手に蹂躙した。

「ん……ん……」

最初の頃に比べると、キリもだいぶキスに慣れてきた感がある。呼吸が無駄に乱れる事も少なくなったし、駆け引きも上手くなっている。俺がリードすればされるがままに快感を追い、かと思えばキリが積極的に動く事もある。
俺の快感のスポットもある程度知られているので、思わず反応してしまう事も今じゃしばしば。
それを誤魔化すように、執拗にキリの体を弄ったりもするのだが、キリもキリで俺の体を弄ってくるので、快感逃しには、あまり意味をなさなかった。

キリはキスが好きなのだろう。
俺がリードしなければ、このままずっとキスだけをしていそうだった。
なので先を促すように、俺は唇耳元に移動し、キリの耳の柔らかさを堪能した。
唇だけで食んだり、耳穴に舌を突っ込んでみたり。されるがままのキリも、擽ったそうに、気持ち良さそうに行為を受け入れている。

「最後まで抱くぞ」

と、低音でキリの耳元で囁けば、キリは期待するように俺の事を見つめていた。


▪▫❑⧉◻︎□◻︎□◻︎⧉❑▫▪


俺もそんなに人のモノを見る機会は無いが、それでもキリのソレは一般的に言っても小ぶりだと思う。色も毛も薄くて仮性、俺のモノと並べると子どもの様にも見える。
それが一所懸命に上を向いているんだから、それはそれで愛おしい。
そんな前を先走りを使って愛撫しつつ、ローションをたっぷり使って後ろも解していく。

「あっ……あ……!サガリ君っ!両方気持ち良過ぎちゃうっっ!!ぅんっ……!!!」

気持ち良い事が大好きなキリは耐える事無く素直に快楽に身を投じている。

「先にイッとけ」

射精を促すように先を抉り、同時に前立腺も強めに刺激する。
コレ、好きだよな?

「ひぅぅぅんっ!!!」

キリは腰を震わせながら勢い良く射精する。
その放たれた液体を目視する。濃度、量、飛距離どれを取っても文句無い。
付き合い始めたばかりの頃、ろくな飯を食ってなかったせいか、放たれる精液は薄く量も少なく、勢いも良くなかった。
今じゃ健康そのものだし、勢い良く飛び出てくると思わず「俺が育てました」なんてスーパーの食材売り場に貼られている酪農家の写真の気分になる。
なぜ酪農家なのか?
察しろ。
なんて搾乳紛いの気分で満足していれば、キリは大胆に足を広げて自分の穴を俺に見せつけてきた。
我慢出来なかったらしい。
早く挿れてくれと催促してきた。
これからされる事を期待している顔と、大胆でエロい格好に、「これも俺が育てました」と心の中で呟き、期待に応えるべくキリの足の間に体を進めた。
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