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第一章:番外編 等
ラキノモウシヒラキ
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【ヒラキラキside】※視点変更無しです
トークショーをしたいと言ったのは私、ヒラキラキ。
完全セルフプロデュースで地下アイドル活動をしていたけど、20歳を機に前々からお話を頂いていたCANDY STAGEに所属する事になった。
今後もライブ中心の活動をするつもりでいたけれど、事務所のプッシュで地上波に出演させて貰え、しかも曲も歌わせてくれた。その動画の切り抜きもSNSでアップされれば、瞬く間に私のSNSのフォロワー、動画配信チャンネル登録者が増えた。
そんな中、私の周りが少しずつ不穏な動きを見せ始めた。
スキャンダル目当てのパパラッチと言えばいいのかしら?国民的アイドルと比べればこんなドピコな地下アイドル上がり相手に……と少し呆気に取られたけど、こう言うのは何でもいいらしい。
あいにく、異性関係は皆無だしファンとも繋がってない。お酒もタバコもギャンブルも無し。ホストにも嵌ってない。枕営業だって『私は』やった事が無い。そんな清廉潔白な私に何を期待しているのかしら?とも思ったけど、1つ懸念事項があった。
ジュニアアイドル時代の事だ。
私は無所属完全セルフプロデュースでアイドル活動をしていたけど、実は芸能事務所に所属をしていた時期もあった。
3歳の頃の話。
母親が強く芸能界に憧れを持っていたらしく、自分が叶わなかった夢を娘に託した。
よくある話だ。
小学生に上がる前は、CMだったり子供向け番組の子役だったり、名前のない役でたまにメディアに出る程度だった。
小学生に上がると、同じ事務所に所属する小学生を寄せ集めてジュニアアイドルグループが結成された。
そこで、私は最年少ながらセンターを努めていた。
当然だと思っていた。
寄せ集められた中で、容姿は群を抜いていたし、歌もダンスも私が1番上手かった。
……はず。
楽曲やダンスフォーメーションの都合でシンメトリーになる事があれば、組む女の子は毎回違っていたけど、私は必ずセンターのシンメ扱いされていた。
特別扱い依怙贔屓、なんてメンバーから影で言われた事もある。
でも、こう言うのは実力主義でしょ?容姿も歌唱力もダンスも私より劣っているクセに努力もしないで文句だけは言うの?
……なんて思っていた。
私が1番天狗になってた時期。
でも、私は努力だって人一倍していた。歌もダンスも表情管理もイメージもしっかり守った。指摘されたことは次のレッスンまで徹底して直してから挑んだ。
だからこそのセンターだし、ティーンズ雑誌のモデルにも抜擢されたし、女児向け番組の準レギュラーにだって抜擢された。
全ては私の才能と努力の結果だ……
なんて、思ってた時期もありました。
母親が枕営業してた、だなんてね。
気付いたのは私の父。
母の動向に違和感を覚え、色々調べた結果ボロはすぐに出たらしい。
問い詰めれば開き直った態度で「娘のため」と。
そうか、私の努力の結果では無かったのか。
私は一瞬にして今までの活動に対しての意欲を失ってしまった。
父は母の取った行動を不貞行為とし、離婚をつきつけた。
母はプロデューサーとズブズブの関係だったのだろう。あっさりと父の申入れを受け入れた。
親権は自分のモノだと言って。
けれども、父も私も拒否した。
母は、娘は完全に自分についてくると思い込んでいたせいか、かなり錯乱したが最終的には弁護士を介して親権を父親に、私の芸能活動は縮小。事務所も小学5年生修了までの契約で話はついた。その後の母親がどうなったかは知らない。
そんな昔話。
スッパ抜かれるとしたらそこら辺?煽りは「ヒラキラキ・枕営業!?」みたいな感じ?
私自身は事実無根だけど、母親は事実だから、なんとも言えない。
なので、トークショーで話しちゃえば世間の印象としては少々痛手かも知れないけどファンの子たちは下手な煽りで傷つかずに済むかな?って。
嫌だよね、推しのスキャンダルって。
けど事実を知っていれば、変な報道に振り回される事も無いし、振り回されたとしてもトークショーを聞いてくれた子のフォローもあるはず。
そんな魂胆もあってのトークショーだった。
トークショーの結果は……司会に入ってくれた方の聞き方が、とてもやりやすくて、すんなりと話す事が出来た。
客席の反応も気になったけど、みんな神妙な顔して聞いてくれてたし、トークショー後のSNSの反応もポジティブなものが多かった。
……そうでない事もあったけど、私が話した事をそのまま書き込んで意見してくれていたので、それはそれで有難かったかな……みんながみんな受け入れてくれるワケじゃないしね。
なので、懸念事項だったジュニアアイドル時代の母親のスキャンダルは、知ってる人は知ってる事項になった。
このトークショーの内容は、執筆家さん交えて書籍化される予定。
これでもっと認知されるだろうから、スキャンダルネタとしては薄くなるはず。
そしてその書籍は私の初めてのファンブック。
フォトも色々載せるので、今から楽しみ。
何処まで脱げますか?って初っ端に聞かれて思わず笑ってしまったけど、乳首と前のワレメ以外はOKですと伝えた。
今までセクシー路線は一切排除した活動だったけど、今後はそういう私も見せていきたい。
みんなどう思うかな?
皆の期待に応えたいけど、1番は私が楽しいと思う活動でありたいと思うのはワガママかな?
けど、私が楽しくなくちゃ皆にキラキラを届けられない。
だから私の楽しいのその先に、ファンの笑顔があったらもっと幸せ。
トークショーをしたいと言ったのは私、ヒラキラキ。
完全セルフプロデュースで地下アイドル活動をしていたけど、20歳を機に前々からお話を頂いていたCANDY STAGEに所属する事になった。
今後もライブ中心の活動をするつもりでいたけれど、事務所のプッシュで地上波に出演させて貰え、しかも曲も歌わせてくれた。その動画の切り抜きもSNSでアップされれば、瞬く間に私のSNSのフォロワー、動画配信チャンネル登録者が増えた。
そんな中、私の周りが少しずつ不穏な動きを見せ始めた。
スキャンダル目当てのパパラッチと言えばいいのかしら?国民的アイドルと比べればこんなドピコな地下アイドル上がり相手に……と少し呆気に取られたけど、こう言うのは何でもいいらしい。
あいにく、異性関係は皆無だしファンとも繋がってない。お酒もタバコもギャンブルも無し。ホストにも嵌ってない。枕営業だって『私は』やった事が無い。そんな清廉潔白な私に何を期待しているのかしら?とも思ったけど、1つ懸念事項があった。
ジュニアアイドル時代の事だ。
私は無所属完全セルフプロデュースでアイドル活動をしていたけど、実は芸能事務所に所属をしていた時期もあった。
3歳の頃の話。
母親が強く芸能界に憧れを持っていたらしく、自分が叶わなかった夢を娘に託した。
よくある話だ。
小学生に上がる前は、CMだったり子供向け番組の子役だったり、名前のない役でたまにメディアに出る程度だった。
小学生に上がると、同じ事務所に所属する小学生を寄せ集めてジュニアアイドルグループが結成された。
そこで、私は最年少ながらセンターを努めていた。
当然だと思っていた。
寄せ集められた中で、容姿は群を抜いていたし、歌もダンスも私が1番上手かった。
……はず。
楽曲やダンスフォーメーションの都合でシンメトリーになる事があれば、組む女の子は毎回違っていたけど、私は必ずセンターのシンメ扱いされていた。
特別扱い依怙贔屓、なんてメンバーから影で言われた事もある。
でも、こう言うのは実力主義でしょ?容姿も歌唱力もダンスも私より劣っているクセに努力もしないで文句だけは言うの?
……なんて思っていた。
私が1番天狗になってた時期。
でも、私は努力だって人一倍していた。歌もダンスも表情管理もイメージもしっかり守った。指摘されたことは次のレッスンまで徹底して直してから挑んだ。
だからこそのセンターだし、ティーンズ雑誌のモデルにも抜擢されたし、女児向け番組の準レギュラーにだって抜擢された。
全ては私の才能と努力の結果だ……
なんて、思ってた時期もありました。
母親が枕営業してた、だなんてね。
気付いたのは私の父。
母の動向に違和感を覚え、色々調べた結果ボロはすぐに出たらしい。
問い詰めれば開き直った態度で「娘のため」と。
そうか、私の努力の結果では無かったのか。
私は一瞬にして今までの活動に対しての意欲を失ってしまった。
父は母の取った行動を不貞行為とし、離婚をつきつけた。
母はプロデューサーとズブズブの関係だったのだろう。あっさりと父の申入れを受け入れた。
親権は自分のモノだと言って。
けれども、父も私も拒否した。
母は、娘は完全に自分についてくると思い込んでいたせいか、かなり錯乱したが最終的には弁護士を介して親権を父親に、私の芸能活動は縮小。事務所も小学5年生修了までの契約で話はついた。その後の母親がどうなったかは知らない。
そんな昔話。
スッパ抜かれるとしたらそこら辺?煽りは「ヒラキラキ・枕営業!?」みたいな感じ?
私自身は事実無根だけど、母親は事実だから、なんとも言えない。
なので、トークショーで話しちゃえば世間の印象としては少々痛手かも知れないけどファンの子たちは下手な煽りで傷つかずに済むかな?って。
嫌だよね、推しのスキャンダルって。
けど事実を知っていれば、変な報道に振り回される事も無いし、振り回されたとしてもトークショーを聞いてくれた子のフォローもあるはず。
そんな魂胆もあってのトークショーだった。
トークショーの結果は……司会に入ってくれた方の聞き方が、とてもやりやすくて、すんなりと話す事が出来た。
客席の反応も気になったけど、みんな神妙な顔して聞いてくれてたし、トークショー後のSNSの反応もポジティブなものが多かった。
……そうでない事もあったけど、私が話した事をそのまま書き込んで意見してくれていたので、それはそれで有難かったかな……みんながみんな受け入れてくれるワケじゃないしね。
なので、懸念事項だったジュニアアイドル時代の母親のスキャンダルは、知ってる人は知ってる事項になった。
このトークショーの内容は、執筆家さん交えて書籍化される予定。
これでもっと認知されるだろうから、スキャンダルネタとしては薄くなるはず。
そしてその書籍は私の初めてのファンブック。
フォトも色々載せるので、今から楽しみ。
何処まで脱げますか?って初っ端に聞かれて思わず笑ってしまったけど、乳首と前のワレメ以外はOKですと伝えた。
今までセクシー路線は一切排除した活動だったけど、今後はそういう私も見せていきたい。
みんなどう思うかな?
皆の期待に応えたいけど、1番は私が楽しいと思う活動でありたいと思うのはワガママかな?
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