地下アイドルを推してたワープアコミュ障陰キャな僕だけど気付いたら執着系ハイスペイケメンに僕が推されて(性的にも)磨かれました?

黒川

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第一章:番外編 等

マチナカ タケル は、弟。

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【サガリの弟side】※視点変更無しです

彼と初めて会ったのは、自宅。
一人暮らしをしている大学生の兄さんが連れて来た。
あの時は、確か彼のサイズに合いそうな服を選んだんだよね。
俺らが小学校高学年から中学1年くらいに着てた服を着させていたけど、とても良く似合ってたのを覚えてる。

第一印象は、綺麗な男の子。
あとで俺よりも、だいぶ年上だと知ってとてもびっくりした。

そんな語り手の俺、マチナカ タケル。
高校生。
おそらく人生は3度目くらいなんじゃないかな?って思う程度には優秀な高校生をしてると思っている。
兄さんは多分50回くらい転生してる。
すんごいチートだからね。
兄さんがチートな天才だとすると、俺は努力型の秀才。
自分で言うのもなんだけど、俺も頭いいの。
見た目も割と良い方だと思ってる。
だって兄さんの弟だからね。


▪▫❑⧉◻︎□◻︎□◻︎⧉❑▫▪


そんな俺の話はここまでにしておいて、今日は俺から見た兄さんとその恋人の話。

兄さんの今の恋人は、カナタ キリ君と言う。

彼は見た目に反して奥ゆかしくて大人しくて優しくて可愛くて可愛い。
あと兄さんの事が大好き。
いいなぁ、あんな可愛い男の子に愛されてるなんて。
あ、男の子じゃないのか。
大人の男性なんだよね、彼も。

何度か会ってるのに、いつも最初はビックリされてオドオドした態度を取られちゃう。
俺、コミュニケーション能力は高い方だと思ってるから、彼の慣れなささは毎回ちょびっとだけ傷ついてるんだよね。
兄さんに向ける眼差し~とまでは贅沢言わないけどさ、もうちょっと慣れて欲しい。

なので、兄さんのマンションに遊びに行く時は、最近は必ずお菓子を作って持って行ってる。
あ、お菓子作りは俺の趣味ね。
なんでも作るけど、焼き菓子作るのが1番好きかな?
慣れてもらう為の定番手段じゃないけど、餌付け。
キリ君に餌付けして懐いて貰おうっていう作戦。

この前はメレンゲ菓子を焼いて、アーンで食べてもらった。
もちろん、兄さんの居ない時にやったよ。
バレたら絶対怒るからね。
そこはね、俺も弁えてる……つもりだけど、兄さんの反応が面白くてわざとキリ君にくっ付く時もあるから、、うん、弁えて無かった。

えへ。

キリ君、可愛いよね。
全然年上に見えない。
兄さんの恋人が男性である事は、俺にとって些細なことでしか無くて。
お互いが好き合って、お互いを尊重し合っていたら理想だなって思っている。
兄さんは、、、見るからにキリ君の事が大好きだよね。
あんなに執着丸出しな兄さんは初めて見たよ。
恋って人を変えるんだね。
それともアレが本質だったのかな?
愛情が超重たい。
俺は兄さんとは付き合えないな。
もうちょっと自由が欲しい。

キリ君も、兄さんの事が大好きなの良く分かる。
何かあると直ぐに兄さんの事を見るし、全面的に信用してる。兄さんが悪い男じゃなくて本当に良かったよ。悪い男だったら借金作らされて内臓とか売られてる所だよ?
この前、危うく部屋に盗聴器仕掛けられる所だったのに、本人はあまり気にしてないと言うか、仕掛けられても僕は困らないけど?みたいな返しで心配になった。
兄さんになら盗聴器で生活音聞かれてもいいんだって。

でも、そう言う信頼?を置いてくれているからかな。兄さんはデロデロにキリ君を甘やかしてる。
甘やかすと言うか、過保護?
分からなくもないけどね。
俺もキリ君見てると色々お世話したくなる。

うん、キリ君とは付き合えるな。
俺も、もしキリ君と付き合ったらデロデロに甘やかしたい。色んな事をしてあげたい。庇護欲だね、そんな気持ちになる。

なーんて事を考えてるって兄さんにバレたら、きっと兄さんはもうキリ君と会わせてくれなくなるのは目に見えてるから絶対に言わない。

なので、俺はその代わりにキリ君にちょっかい出して、兄さんの反応を見て楽しめればいいかな?


そんな、弟の俺から見た兄さんとその恋人の話。


兄さんが恋人至上主義になってしまって、全然寂しくないと言えば嘘だけど、これはこれで楽しい。
いつまでも2人仲良くしてよね。






じゃないと、俺が奪っちゃうからね?







✂ーーーーーーーーーー✂




どちらを?を、言わない弟君:( ;´꒳`;):


お読み頂きありがとうございます。
不定期ですが今後も番外編を投下していきますので、気長にお付き合いくださいませ。

そして、以下は宣伝です。

現在(2024.7)、新しいお話を投下し始めました。

「騎士団員より屈強な騎士団寮の寮母♂さんのお話。 」

と、言うR15くらいの、剣と魔法の国を舞台にした、ほのぼのハートフルラッキースケベな全力でふざけに行くタイプのお話です。
読む人を選ぶと思うので、大丈夫そうだなと思えましたら、そちらもお立ち寄り頂けると嬉しく思います。
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